2015/12/12 のログ
■ヴァイル > まだまだいっぱい残っている瓶の蓋を再び閉める。
猫は飼うのには向いていない。
けして過度に近寄らない距離感こそがおそらくは最も適しているのだろう。
それとは逆に犬は野良には向いていない。
犬は飼われるための動物だからだ。
そんなことをぼんやりと考えながら、路地を後に。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/路地裏」からヴァイルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 大通り」にタマモさんが現れました。
■タマモ > ここへ足を運ぶ事、何度目になったのか。
ある露店を前に立ち止まった少女、その露店に並ぶ商品にぱっと輝くような明るい表情を浮かべていた。
その露店が並べている商品は…いわゆる遠い東の地から流通したもの、らしい。
探していた扇子、唐傘だけでない、ここでいう東方の…自分にとっては馴染みのある道具やらなにやらがあった。
「お、おぉ…おおおぉっ…!これじゃ、これこそ妾が探しておった物なのじゃ!」
びしり、指差して声を張り上げる。
普段向けられる好奇の視線どころか、余計な視線まで向けられているがそんなものは気にしない。
■タマモ > 当然、店員からも何か変な客が来たとか思われているか、訝しげな表情を向けられていた。
だから、そんなものはどうでも良いのだ。
そう言わんが如く、並べられた商品へとじーっと視線を向けて品定め。
さすがに種類はそこまで多種多様とは言えないが、そこは目を瞑ろう。
一つ一つ手にし、感触を確かめる。
…まぁ、はっきりとこれが良いというほどの物は無いが、そこは馴染んでいけばなんとかなるだろう。
後は…柄である。これ、重要。
「ふぅむ…こっちか…?それとも、こちらが良いか…?」
手にしては広げて、角度を変えて眺める。
こうして馴染み深い道具の品定めをするのも久々で楽しいか、ゆらゆらと耳や尻尾が揺れていた。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 大通り」にロトさんが現れました。
■ロト > 焼酎と清酒の大瓶を持って 平民地区を通りかかった少女。
とある露店にふと視線が向いた。…アレはいったい何者デスカ? 狐耳と尾が揺れております、ねと
自身も大概 角とエルフ耳という何を混ぜたらそんな外見になるの、と問われているが、
其れよりもとある露店で品定めをしているような少女の方へと瓶を片手にさくさくと近寄って声をかけてみたい。
「…あのう。」
いきなり声をかけて どうしたものかと声をかけて即己にセルフツッコミをし、何か見比べている節のある少女を見下ろそう。
■タマモ > 「やはり、着物に合わせたこの黒か…それとも、この輝く金色や白…いや、ここは意外性を見るべきか…?」
ぶつくさ呟きながら、まだ決めかねているのか、あれやこれやと何度も手にしていた。
もう周りが見えないくらいに…いや、見えてない。
もちろん、後ろからかかった声さえ自分に向けられているものだとは思ってなかった。
…そもそも、自分に声をかける理由とか無いというのもある訳だが。
■ロト > 気づいて貰えていない。…ここは配達品だが酒瓶で叩―妖怪大決戦になってしまう。
それは即却下。…一心不乱に見比べている様子の彼女は、
露店の主人の傍迷惑そうな視線や他の客達の訝しげな視線 気付いていないらしい。
何となくだが 店員たちはその少女をどうにかしたいっぽいが視線を向けるだけで何もしないようだ。
現に 自分も声をかけてみたが 気づいて貰えていない。…瓶を異次元収納にするんとしまうと手ぶらとなり。
『ちょっと そこの狐耳の童子 店が迷惑がっておりますわ 聞いておりますの??』
遥か彼方の東の術式でもある言霊を使い 言葉に魔力か何かを含ませて、彼女に問いかけをしつつ
徐にとんとんと冷静に?肩を叩いて気付かせようと行動を開始し。
■タマモ > 「いや待て?何も一つに絞る事は無いのではないかのぅ…?
そうじゃ、予備として持つと考えれば二つか三つは持ってもよかろうか…!?
うむ、そうじゃな、そうするのじゃ!ならば…」
扇子一つ選ぶのに色々と考えを巡らせているようだが…それが全部口に出ている。
相変わらず視線には気付いてない、声は気にしてない、そんな状態。
ちなみに、魔力などを用いた発言に対し、魔力やらを感知する能力が無い少女には実に普通の発言に聞こえた。
そして発言内容の『狐耳の童子』の単語、あぁ、ミレー族とやらが何かしておるのか。なんて勘違いをしている。
童子という呼ばれ方が慣れてないゆえに…であった。
「…よし、この一つを主とし、この二つを予備にすれば完璧じゃ!
のぅ、店主や、これ………なんじゃお主は?」
そんな事をしている内にやっと決まったらしい、三つの扇子と一本の唐傘を手に振り返って…
そこでやっとこちらに声をかけていた相手と顔が合った。
明らかにこっちに視線が向いているし、今まさに伸ばした手が肩に触れようとしていた。
不思議そうにかくん?と首を傾げてみせる。
■ロト > 思考が漏れております。この目の前の九尾の子。妖狐の頂点に君臨しているらしいと聞くが、
その偉大さは微塵にも感じられない、思って居る事ほぼ口から出ているのではあるまいか、と感じ取れる。
どうやら 扇子か何かー体の向きをずらして何を一心不乱に見比べたりしていたのか 判明した。
ああ、遥か東の果てから船舶品なり回ってきたものを吟味しているっぽいと。
気づいて貰えれば言霊だろうが何だろうが 経過はどうでもいいと思っている節のある少女は
此方を振り向いた彼女―肩を触る前に振り向かれた為に 出した手が宙を捉え 致し方なく下す事に。
「長い時間 永延と商品の前に陣取って、いつ買うのか分らないとお店の方が迷惑がっておりましたわ。…漸く買うようですね??
…扇子と唐傘…東の果ての方でしょうか 九つの尾を持つのは 九尾でしょうけど…
私?魔王アスタルテ様に仕えるメイドです。」
ごきげんよう、と淡々と声をかけた理由とささやかながらの名乗りをして、スカートの端を摘まむ淑女の礼をしてみせて。
■タマモ > 振り返れば目の前の女性、その感じからどう見ても平民Aとかには見えない。
こちらを向いている事と手を伸ばしているところから、何か用事があるのだろう…分かるのはこれくらいか?
「おぉ…そうかそうか、それは悪い事をしたかのぅ?
なにぶん、元の手持ちを失ってしもうて必死に探していた一品だったのじゃ。
長々と使うものじゃからな、選ぶのに時間をかけるのは仕方ない。
…む?あぁ…そうそう、東の方じゃったっけか?そこの九尾…なんじゃ、お主、妾の事を知っておるのか?
おぉ、アスタルテ!?なるほどのぅ…お主はアスタルテのメイドじゃったか」
店員に手にした扇子と唐傘を渡し、代金を払いながら言葉を返す。
とりあえず、東の国の出身であるのだとしておき、九尾の名が出れば、やはりそこにも同種が居るか…そう思っていた。
まぁ、同じ九尾とはいえ異世界のそれにはあんまり関わらぬ方が良いだろう…そう考えながら。
そして出るのは聞き覚えのある名前。
礼儀正しい目の前の女性に、あぁ…メイドってこういう感じだったっけか?とか、頭の隅で考えていた。
あんまり堅苦しいのが好きではない少女だ、なんとなく、こう…やり難そうな相手か、と何とも面倒そうに…
………うん、表情に出てる。
■ロト > 元貴族にして今は…平民というか立場的には何に該当するのか。
職人兼領主だとやはり 後者で名乗った方が良いのか。店の商品の前で永延と見比べていた貴女に用事が…もう気づいて貰えたのでいい。
「…そう、でしたか。ご購入なされるようでしたら、私からはとやかく言う資格が喪失致しましたので、
最早何も申しませんが…。手持ちをお無くしに?その目に留まられた品々は 扇子に唐傘。。
九尾の狐 叉を妖狐の女王と聞く、妖狐の中の妖狐。…この地で妖狐は珍しい方ですが。
霊山や聖域に引きこもりの方が多いと耳にしますのに…居りますわね。
ご主人様に使えるしがないメイドに御座います、…尚 私の口調は地ですので、お気になさらないよう。
堅苦しいのは 苦手なご様子、致し方ありませんが…、何とも顔色に出て 読み取れるのは面白き子。
態度など崩した方が良いでしょうか?」
東の国は広い、然し九尾に至っては 今が初めての遭遇だ 本当に要るとは!
異世界の方とは全く知らない為に 『人の世界に降り立っても大丈夫ですか?』などとちょっとずれた事を聞くかもしれず。
尚 元々が爵位持ちの少女の為 振る舞いはメイドのようではなく令嬢の様な仕草であった。でも振る舞いは付け焼刃的な物ではない。
首を傾げて どう反応するでしょうかと 薄く微笑んで様子見を。
■タマモ > なんだかんだで袋やらに包まれた購入品を手にすれば、うむ、と満足そうに頷いた。
相手が何者であるのかは、すでに今聞いたので分かった。
後は別にどうと気にかけた事もなかったので、のんびりと相手と向き合っている形だ。
と、ふと気になった事があったので、1度店員へと顔を向けた。
「…それにしても、店員ではなく無関係なこの者に声をかけさせるとはのぅ。
これ、お主等は一体何をしておったのじゃ?まったく…」
やれやれ、と肩を竦める仕草。それだけを言うと、改めて女性へと向き直る。
「まぁ、ちょっと荒事があってのぅ?その時に全部駄目にしてしまったのじゃ。
お主、よく分かっておるのぅ………いや、ちょっと待つのじゃ、引き篭もりとはどういう事じゃ?
せめて、もうちょっと言い方をじゃな…?…うむ、妾はそういう事はせんのでのぅ。
とはいえ、ただのメイド…という風には見えんのじゃが…お主、少なくとも鬼か何かじゃろ?
………妾は隠し事は好まぬのじゃ。
そうじゃな、出来れば普通っぽく頼めるかのぅ?」
こう、まずは引き篭もりについては、本当に言い方を変えて貰いたいと思う。
…いや、ほら、だって引き篭もりとか言われると…変な方向で考えてしまいそうだから。
そして、目の前の女性の事になれば…指摘をしたのは頭にあからさまに見える角。
それをちょいちょいと指差し、聞いてみる。
顔色とか、それで読み取れるとか、そんな話があがれば、言い誤魔化してみた。
これに関しては、何か隠したい事が話題にあがればあっさりと答えが出るだろう。
好まない、ではなくて、隠すのが苦手、なのだから。
最後の態度に関しては、これはもうきっぱりと言い放った。
だた丁寧な口調とかならなんとか耐えれるが…態度とか、それが加わるともう…なんか自分も出来ないと悪い気がしてくるから。
■ロト > 王都においても正体を全く隠そうとしない、寧ろ妙なメイド服を着こなして王都を堂々と闊歩している。
露店の前で喋っているのもなんだと思ったのでさりげなくだが 店前から少し身を引いて立ちなおした節。
「荒事と言えば 王国軍と王国より離反されたティルヒア軍との戦乱が開始されて既に佳境も過ぎ、
終わりが見えて居る様な気がしないでおりますが…その際に?
私 父が 世界を渡った鬼ですので 異世界も大体… 引き籠りとはそのままですわ。
強大な力をお持ちの九尾の狐の方々は大抵 自分の領域から出る事を面倒臭がり…。
宅配と通販と下からの貢ぎ物、上納で生活を為さっておられますわ。
…メイドは趣味に御座いますわ、…夜叉鬼神で御座いますれば。
…普通。…ですか。はぁ。
メンドイです。普通とは何ですか。フツーって。」
口調 最後らへんであっさりと崩れた。引き籠り 別世界ではニート、寄生 パサライト ヒモ…これは違うか。
全く隠していないのは角にエルフ耳。鬼としては耳は普通尖らない。
そしてメイドは趣味だ メイド道を極めたいからやって居る事も告ぎ
あと、意外と普通の喋りは苦手だった、普通を知らない為に。