2015/11/29 のログ
■タマモ > 撫でれば頭を寄せてくる。
まるで小動物のようではないか、そう思えば、気の済むまで撫でてやる。
自分も撫でられるのは好きだったから、分かる。
「うむ、周りに見えぬのならばそんなところじゃろ?
いちいち面倒に考えるだけ無駄じゃ、そういう事にしておくが良い」
こちらも曖昧な返事にそれで良しとした。
いやほら、だってそうしておけば自分が心清く思われるから、そんな事を考えて。
スプーンを抱えグラタンを食べ始める様子に、あ、やっぱり妖精でも熱かったか…そう思ったが今更だ。
それでも少しずつ食べていくのを見ると…熱くてもそれなりに食べれるのをちょっと羨ましそうに見てたりする。
自分は結構冷ましておかないと食べれないからだ。
「礼には及ばぬ、妾は小食じゃからな、どうせ全部は平らげれんのじゃ。
妾か?妾の名はタマモ、覚えておいて得も損も無い、覚えておくかどうかはお主次第じゃ。
うむ、妖精じゃの。それは見て分かったからのぅ」
なんとも好奇心に満ちた綺麗な瞳だ、きっと昔の自分もこうだったのかもしれないとかどうとか、ふと思い出す。
あ、うん、でもその頃から色々とあったんだ、と…そんな余計な事まで思い出していた。
「おっと、汚れてしまっておるのぅ………これで大丈夫か…?」
ふと口元や衣服の汚れに気付く。
また指を伸ばすと、ちょいちょいと口元と、汚れてるだろう胸元を擦ってみたりする。
…が、口元はともかく、衣服の汚れは…広がるような気がするが、少女は気付かずにやるだろう。
■ティネ > 「ワラワはタマモさんね。覚えたよー。
奇遇だなあ、ボクも少食なんだ。スプーン一杯ですむぐらいに」
グラタンを食べさせてもらったお礼を何かしたいなあ、とぼんやり考えていたら
口元や衣服に指が伸ばされる。
口元はともかく、不意打ちに胸元をさすられると、ひう、と甘い声をあげて身を折ってしまう。
「も、もう、なにすんのさぁ……」
弱々しく抗議の声。
スプーンのそばで頬を朱に染めてうずくまってしまった。
■タマモ > 「いやいや、名前がタマモじゃぞ?
あれじゃ、妾というのはお主達でいう…わたし?とか、自分をいう時の言葉じゃな。
それだけ小さいんじゃから仕方ないじゃろう…むしろ、その体で並に食べたら驚きじゃ」
なんか勘違いのありそうな発音だったので、説明してみた。
食事の量に関しては、自分で言ってて本当にそんなに食べたらある意味凄いだろうと考えていた。
胃袋どうなってるんだ、そう絶対に思うだろうと。
「ん?いや、汚れておったからのぅ?
………ふむ、そのなりでもやはり感じてしまうものじゃろか?」
ぴくん、その声に反応するように耳が揺れる。
蹲る妖精…ティネの顔は赤い、ふと何かを思い視線を上げ、戻す。
そんな言葉をかけながら、今度は逆にこちらが興味を持ったかのように、じーっと見詰めたりして。
■ティネ > 「わかってるわかってるー。
結構いい加減な身体みたいだから食べようと思えばお腹には詰め込めるよ。
……あんまり試したくはないけど」
いいかげんな口調で答える。
逐一説明を入れるあたりにタマモという少女は振る舞いに反して真面目なのかもしれない。
「気持ちはうれしいけど、むしろ汚れ広がってるしぃ……
か、感じるに決まってるじゃん。おっぱいだってあるんだよ、こう見えたって。
……な、なに見てるの。ボクの身体に……興味あるの?」
大きな金色の瞳に見据えられて、居心地悪そうにますます身を縮める。
トマトの赤いソースがべっとりと広がった服をひたひたと指で引っ張っては元に戻す。
ひどく恥ずかしく感じている様子で、顔はますます赤い。
伏し目がちの潤んだ瞳。いじめられっこの顔だ。
■タマモ > 「そうか、分かっておるのならば良いのじゃがな?
………うむ、試したくない気持ち、妾にも何と無く分かるのじゃ」
それはそれで興味はあるのだが、後を考えると…止めた方が良いとはさすがに分かる。
そんな事を目の前の妖精が考えているのは知る事もないが、もし知ったりしたら全力で否定をするかもしれない。
あんまり自分が真面目だと思ってないし、思われるのは何となく嫌なところがあるから。
「お、おぉ…本当じゃ…すまんのぅ。
ほほぅ、やはり妖精とは言うても感じるものは感じるか…
………まぁ、妖精なんてものは妾のところでは見る事も無いでな?
興味が無いといえば嘘になる、そんなところじゃ」
じっと見詰められれば、恥ずかしいのか小さい体をより小さく縮める妖精。
衣服の広がってしまった汚れも気になるか、指で弄っているのを見て…ふと何か思い付いた。
…主によろしくない方向に。
スプーンを見れば、まだ少し残っているか。
すっと顔を寄せると、いちいち小声でいう必要もないのにその唇が、声も小さく呟いた。
「そのまま食べれば、更に服が汚れてしまうじゃろう?
ならば…ほれ、いっそ皆に見えないならば脱いで食べてしまえばどうじゃ?」
衣服の事を考えれば確かに間違いではないが、それはつまり裸で食べろという事だ。
見られるかどうか、それに関しても現に周りからは見られていない。
じっと見詰める瞳、そこまでしか言葉としては出さないが…
その瞳を見詰め返すならば、やってくれ、と言わんばかりなのが分かるかもしれない。
■ティネ > 視界がタマモの顔でいっぱいになり、さらに囁かれれば、どきりと胸を跳ねさせる。
ぎゅっと胸の前で拳を合わせる。
そして告げられる内容に、わなわなと声を震わせる。
「え、ええっ……。
そんなの、……だって、タマモには見えてるわけだし……」
いくら見る者がいないとしても、食事をする場所で脱ぐだなんて、あまりにもふしだらだ。
そう思えるぐらいの倫理観はあるし、ティネは別に露出狂ではない。
しかし、自分を見つめる金色の瞳から、目をそらすことができない。魂をとらわれてしまったように。
……こうして見つけてもらって、食事を食べさせてもらって、お話してもらって。
逆らわない理由としては、それで十分だった。
やがて、意を決した様子で自身の服に手をかけ、モタモタと脱ぐ。
ぱさりとテーブルの上に置かれたティネの服は、よく見なければ布クズとしか思えない。
簡素な服一枚の下には肌着はない。
きれいな肌、華奢な四肢があらわとなる。生まれたままの姿になった。
狐の娘に比べれば、起伏の薄い体つき。その違いが羞恥をさらに強くし、全身を真っ赤にさせる。
秘部や胸は見えないように手や姿勢でがんばって隠そうとしていた。
「こ、これで、いい……?」
食べるために脱いだ、ということを思い出す。
くるり背を向け、スプーンに残るグラタンにかがみ込み、食べ始めようとする。
こぶりな尻をタマモの目の前につきだして。
■タマモ > 「うむ、妾だけには見えておるな?
だが逆に考えるのじゃ、妾にしか見えておらぬ、とな?」
言葉をかけた時の反応、そして仕草。
妖精とはいってもやはり人並みの羞恥心はあるのだろうか?
じっと見詰め続ければ、小さな妖精の瞳も背けられずに真っ直ぐに見詰めてくる。
…間をおいて、言葉に従うように服を脱ぎ始める。
脱いでいる間も、脱いでからその肢体を隠そうとしている様子も、ただただ無言で見詰めているだけで。
なるほど、確かに思ったのと違って僅かにその場所は膨らみを主張しているか。
「そう、それならば食べるのに服を汚さずに済むじゃろ?
ささ、ゆっくりと食べると良いぞ」
背を向けて、残ったグラタンを食べようと屈められる小さな体。
そのお尻がこちらへと突き出されるようになっている。
そのお尻へと指を伸ばし…ちょんっとお尻を小突いてみた。
「しかし、あれじゃな?
これが実際に人による行動ならば、とんでもなく恥ずかしい行為じゃのぅ?
可愛らしい小さな女子が、素っ裸になって誘うように尻を突き出して食べておる。
まぁ…さすがにティネはそうではないじゃろうが、こうして食べながら、恥ずかしい事を考えておるなんて、無いじゃろうな?」
ゆっくりと聞かせるように囁き続ける言葉。
こうして声をかけている間、ゆっくりと指先でお尻を撫で続けていき。
■ティネ > 「あひっ」
食べている最中、不意に尻を小突かれる。びくりと身を震わせた。
「は、……はずかしい……こうい」
恥ずかしい行為、その言葉を震える声で、思わず反復する。
実際にそう仕向けた本人にそう言葉にされると、自分の状況を否応なしに自覚させられてしまう。
胸の鼓動が早くなる。グラタンによるもの以外の熱が、お腹の底で疼きはじめた。
見られている。こんな破廉恥な姿を。
「さっ……さそって、ませんっ……。
はずかしぃ、あんっ、ことなんて、はぅっ、かんがえて、ない、です……っ、ふぅっ」
囁く言葉が、耳朶を犯す。
我知らず言葉に嬌声が混じり、敬語になる。
尻にあてがわれた指が、ほんの少し動くだけで、大げさとも思える反応を示す。
へなへなと姿勢を崩し、疼きに耐えるべくスプーンに抱きつくような体勢を取る。
恥ずかしいことなんてなにもないことを証明しようとするように、
あくまで食事を継続しようとするが、もはや満足に食べられはしない。
冷め始めたグラタンのソースが、ティネの身体を汚してしまう。
■タマモ > 「うむ、恥ずかしい行為じゃ。
…もしかしてよくは分からなかったかのぅ?」
言葉にはそう出しているが、分からないという反応ではないだろう。
それは、言葉を復唱しているその言葉の感じから、なんとなく分かる。
「そうじゃろう、そうじゃろう。
恥ずかしい事なんぞ考えておらんから、尻を撫でられようと、何とも無いんじゃよな?
まさか感じてしまい、その頭の中で先の行為なんぞ考えておる訳もないじゃろう。
………妾ならば、周りの見えぬ連中と違いティネを愛でてやる事も出来るんじゃろうがのぅ?」
くすくすと笑いながら、言葉を続け、指の動きも続ける。
どう指が動けば、どう反応するかを確かめるように…
次第にその体がスプーンへと抱き付くようになれば、くんっとお尻浮かせるように指を押し付ける。
それでお尻が浮くようならば、指でお尻を撫でるだけに留まらず、つま先でお尻から股間の方にまで擦り付け始めるだろう。
言葉で、指で、じわじわと体の疼きを大きくさせていく。
そうしたところで、一言言ってやるのだ。
言っている言葉が本心と違うと認めるならば、この先に進める事が出来るのだぞ、と。
■ティネ > 「そ、そう、です……っ。
ふぁっ、くっ、ひぃっ、ぃぃっ」
言葉と指に、ティネの吐く息が熱く、荒く、湿っていく。
愛撫から身を守るようにスプーンにかたく抱きついていたが、
タマモの指の動きには逆らえない。
股間に潜り込む指に伝わるのは、ささやかな茂みのやわらかい感触と、
くちゅ、という湿った水音。
愛撫されるうち、スプーンから身が解かれ、テーブルの上、仰向けにころんと、転がる。
両腿の間からは透明に光るものがこぼれる。
ほうほうの体。犬が恭順を示すような、ひどくはしたない無防備な姿勢。
「……。
つ、つづき、し、して……
こんなにした、せきにんとってよぉ……」
タマモの見下ろす中、やっとそれだけ言って、ふたたびきゅっと身を丸めてしまう。
しかしその瞳はまちがいなく期待に濡れていた。
■タマモ > 「ほれほれ、グラタンが減っておらぬぞ?
そのままでは冷めてしまう…うん?」
指の動きに逆らう事もなく、つま先が触れる場所には確かな湿り気が感じられた。
当然、まだちゃんとした答えが出てないから指は止めない。
そうしているうちに、スプーンから離れテーブルに転がってしまえば、不思議そうに首を傾げる…ふりなのだが。
「ふふ、そう言われてしまうと、してやらねば悪いんじゃろう。
さて…続きというと、ティネならばどういうものを想像するのか、参考までに妾に教えてくれぬか?」
身を丸めた小さな体に手を伸ばし、右の手の平の上へと仰向けに寝かせる。
そう声をかけながら、左手を今度は寄せていく。
左足を、右足を、ゆっくりと広げるようにさせていき…抵抗がないならば、大きくM字開脚をさせるだろう。
そして顔を近付けると、まずは、といった感じに舌を伸ばす。
ぬらり、ぬらりとグラタンによって汚れた体を綺麗にするように舐めていく…
そのついでに、広げられた股間などにも舌が這い、唾液で体中を濡らしていくようにしていき。
■ティネ > 熱を孕み、触れればじんわりと温かいティネの身体が、掌に持ち上げられる。
脚を開こうとする指の動きに、うぅぅ、と唸り声をあげるも、抗うにはティネは非力すぎる。
何をしたって、逆らうことはないだろう。
逆らえるだけの力があったとしても、それはきっと変わらない。
開かれた脚の間を観察すれば、指先ほどの大きさだが人間の女性と変わらない秘部と、
赤みがかった金色の茂みが存在することがわかるだろう。
「どういう……って。
どんなふうでもいいけど。……
……その……、突っ込んでもらったり、とか……」
もじもじとそう答える。
そういった行為で最初に想像するのは、そういったことだろうか。
きっと、何をされたって満足してしまうだろうけど。
顔が近づき、舌が伸ばされると、反射的に腕で身体をかばってしまうが、
もちろんそんな行為に意味は無い。
枝のように細い腕ごと、全身が舌に舐られ、触手のように絡みつき、慰撫される。
「はぁ、ふっ、ふぅぅ……
ぼ、ボク……なめられるの、すき……ひゃうっ」
火照りきった身体に付着した、グラタンのソース、汗、そして淫らな雫の味。
少女の唾液に、全身が包まれ、上書きされていく。自分が食べ物になってしまったように錯覚する。
はじめはなすがままだったティネの身体が、次第に舌に添わせて身体を動かし、表面に押し付けるように。
もっと味わってほしい、そう思い始めていた。
■タマモ > 逆らおうとしたならば、間違いなくそれは止める事は出来た。
そんな素振りも、意識も無い。
唸るような声はあったも、ただそれだけだ。
ふと何か思ったか、亭主にミルクを頼んだ。
人肌の温かさで頼むと、細かな注文をして。
「ふむ、突っ込んで貰う、か?
ほうほう、突っ込むのぅ…で、それはティネのどこに突っ込むんじゃ?
その突っ込むものの大きさは、どんなものが良いんじゃ?
ティネがされて、一番満足できた大きさ…ほれ、想像してみるのじゃ」
なるほど、そこまではこの体でも出来るものか、その答えを聞いて一つ頷く。
ならばと、次はその場所、そして…今までの中でどんな大きさの物までもを突っ込まれたのか、それを聞く。
答えはのんびりと待つつもりだ、すぐに答えれるほど、羞恥に慣れているとは思えないから。
そうしている間にミルクの入ったコップが到着する。
受け取って、手元で嬲る小さな体の下に来るようにそれを置いた。
その間に頭の中に問いの答えが出ているのならば、コップからゆっくりとミルクが生き物のように動き出し、それを再現するだろう…目の前で。
「これも良いのか、なるほど、ならもっとじゃな?」
何度も這わされていく舌に、汚していたソースも、汗も、溢れ出す雫も舐め取られ、唾液塗れになる。
そうなろうとも更に舐める。
何度も何度も舐めていき、体中をすっかりと唾液で濡らせば、今度は顔へと這わせていって。
唇へ塗り付け、その味を覚えさせる。
鼻へ塗りつけ、その匂いを覚えさせる。
この刺激を与えている主を刻み込むように。
■ティネ > 「ど、どこに……って。
そ、その、ボクの大事なところに、だけど……」
そんな細かく告げなければいけないのか、と、若干非難混じりの視線。
どんな大きさかまでは、とっさに答えられない。
なぜか注文され届いたミルクを不思議そうに見下ろした。
……ひとりでに何やら動いているように見えた。
舌が執拗に体中を這いまわる。
自分の身体が溶け出して、それを摂取されているのではないかと勘違いするぐらいに。
胡桃ほどの大きさの顔が、舌に包まれる。呼吸もまともにできなくなる。五感が舌と唾液に支配される。
やがて自分から舌に顔を押し付けて、じゅうじゅうと啜る。
「おいし……。たまもの、もっと、のみたい……」
離した顔は、甘く蕩けている。ねだるようにタマモを見上げる。
この人の出すものだったら、なんだっておいしく飲めそうだ。
そうしていると、ミルクがティネの想像してしまったそれの形を作る。
それは紛れも無く男性の持つ肉の茎のかたちだった。
若々しくハリがあるが標準よりは小ぶりで、恐らく子供のものであることがうかがえる。
といってもそれは人間大換算のはなしで、ティネに挿れるにはあまりにも大きすぎるように見える。
なにしろティネ自身が膣へと入りかねない大きさだからだ。
「わ……!?」
それを視界に収めたティネは、小さく声を漏らす。表情にはとまどい、恐怖、そして喜色がうかんでいた。
■タマモ > 「ふむ…大体の事は分かったのじゃ、これで良しとしておこうかのぅ?」
さすがに場所としては分かるが、その名称までは分からないか。
でも、それはそれで良い、そう思った。
頭の先から足の先まで唾液塗れになった小さな体。
1度顔から離せば、その表情はすっかりと蕩けているようだ。
少しだけ待つのじゃぞ?と一言、再び体へと這わせ始める。
今度は舌先で、胸の先や、股間、左手の指で腰を浮かさせ、お尻をと嬲っていく。
そうしていくと、塗りこまれた唾液が舐め上げたその場所でうねうねと蠢き始める。
それはまるで体に合わせた小さな手で弄るような、そんな刺激を与え始めた。
「待たせたのぅ?ほれ、もっと飲むが良いぞ?」
再びその舌が顔を覆う、たっぷりと顔中に塗りこみ…その舌先を細めると、小さな口の中へと押し込んだ。
そこから流し込むように、とろとろとティネからすれば大量の唾液が流し込まれるだろう。
「ティネはこれも待っておったのじゃろう?
ほれ…遠慮せずに、受け入れるのじゃ」
左手の指が腰をしっかりと押さえつける。
ミルクによって作り上げられた男性器、それが膣口へと宛がわれ…ぐ、ぐぐっと押し付けられ始める。
きっとこれを想像したのなら、少なくとも挿入経験はあるだろう。
そう思ったからこそ、先が少し入り込めば…そのまま、ずぶぅっと奥まで一気に捻じ込まれてしまった。
■ティネ > 「あ、な、なにこれっ……はぁ、ひぃ、ひぁぁっ、ふぁぁん!」
唾液が意思を持つ生き物のように蠢き始める。
この身体では味わうことの難しい、つまり不慣れな、繊細な刺激。
抑えきれない嬌声が上がる。
ひぃひぃと酸素を求めてだらしなく開いた口に、細められた舌先がねじ込まれる。
そうして注がれるのは、生暖かくねばりけのある液体。
んぐ、んぐ、と、溺れそうになりながらもそれを貪るように飲み下す。
飲みきれない唾液がとろとろと胸元へ溢れる。
お腹の中が狐の少女のもので満たされていく。
苦しげでありながらもその表情はひどく幸せそうだ。
もっともっと、タマモのもので満たしてほしい。
「ん、あっ、」
ミルク製の男根が、秘部へと押し当てられる。
ただそれだけで、期待にティネの背筋が反る。
やがてそれが小さな小さな膣口を歪め、こじ開け。
「あ、ああ――っッ!」
ぐにゅり。
すんなりと言っていいほどに、それは侵入してしまう。
全身が裂けてしまいそうだが、決してそうはならない。
腹と腰が、肉棒の形にぽっこりと歪む。ひどく滑稽な様だ。
挿入の衝撃だけで、果てて失神してしまいそうになるのを、こらえた。
■タマモ > 『ふむ…同じ水であればと思うたが、なかなかどうして、上手くいっているものじゃのぅ。
分かるか?今、ティネの体中が妾によって満たされておるのじゃ』
ずるりと少女の舌が伸びる、さすがにこうしては普通に会話は出来ないのだが、その声はティネの頭の中に直接響いてきた。
伸びた舌はずるずると口の中から更に細まっていき、奥へ奥へと唾液を塗りこむように入り込んでいく。
まさしく、体の中まで満たしていく感じ、である。
『ほれ、ティネ、せっかくの機会じゃな…こちらもしてやろう』
入り込んだミルクの男性器、それはゆっくりと突き上げるように動き始める。
そして再び響く声、もう抑える必要もないと離した左の指。
その先が、唾液の蠢く場所の一つ、お尻へと触れる。
ゆっくりと指の先がお尻を弄り、蠢いていた唾液が、その谷間にある穴をぐぐっと広げる。
その広がった穴へと指の先が触れれば、ずぶずぶと、その穴に指が捻じ込まれていってしまう。
根元まで捻じ込んでしまえば、前と同じようにゆっくりとピストン運動を始めていって。
『おぉ、そうじゃそうじゃ、忘れておった。
ティネ、ちと横を見てみるのじゃ…皆が見ておるぞ?』
次の声は、ティネへと指示を与えるものだった。
その声の通りに横を向くのならば…気付いていないはずだった客達、その視線がティネへと向けられているのが見える。
…正確には、ティネにだけそう見えている。
強い快楽の中で響かせる言葉によって認識力を鈍らせ、まるでその言葉が本当であるように感じさせてしまうようにしていた。
■ティネ > (えへへ……うれしい……)
タマモの念話に頷こうとするが、それも満足にかなわずがくがくと身体を揺らすだけとなった。
そのかわりに緩んだ思考が漏れ伝わるかもしれない。
彼女のもので満たされるということは、つまり、この肉体は彼女のものであるということだ。
自分自身を譲渡してしまうことは、どうしようもなく快楽だった。
(あっ、そんな、とこ、までっ……!)
腹を突き破りそうなほどの、巨大な男根の抽送。
それに加えて、後ろの孔に指がネジ入れられる。
二つが同時に動けば、今にもちぎれ飛びそうな玩具のようにがくがくと
全身が快楽と衝撃にシェイクされる。
もう、ティネには自分の身体がどうなっているのかわからない。
ひとりに三つの孔を同時に責められることなど、
このような小さな身体でなければ実現し得なかったことだろう。
ふいに、指示され、そのとおりに横を向く。
(あ、――!)
見られている。
ギラギラとした欲望の視線。
こんなはしたなく淫れている姿が。
……玩具のように手の中で蹂躙されている姿が。
ばち、ばちと頭のなかで何かが弾けて飛ぶ。
(タマモぉ……、
ぼ、ボク、タマモのものだよぉ……!)
哀願するような思念。
みんなの目の前で、もっと、それを見せつけてほしい。
バラバラになるぐらい、めちゃくちゃにしてほしい。
本当にバラバラになってもかまわない。
そう、心から強く願った。
■タマモ > 『無理に頷かずとも意識をすれば妾に伝わっておる、良いぞ?
ふむふむ…こうもされるのは初めてじゃったか。
では、更に増やしてやろう…こうまでされておる感想はどうじゃ、ん?』
普通に見れば、どう考えても異常な光景だ。
それでも止めるつもりはない、容赦などはせず、前と後ろを交互に突き上げ責め立て続ける。
と、言葉に反応するように、今度は体を覆う唾液の尿道辺りのものが震え始めた。
ぐりぐりと穿るような刺激、そして、ず、ずずっと少しずつ奥へと入り込み始めた。
膀胱までも達すれば、その場所さえも犯され始める。
その次は耳から、更に鼻から、中へと侵入できる穴という穴が唾液によって次々と犯される事となる。
『分かったようじゃな?
ふふ、ティネは今や、この場所の者達にとっては皆が妾のものと認識しておるじゃろう。
ティネも、そう認めたようじゃな?
ならば…ほれ、本当に壊れてしまえ』
視線でさえも、それが感じられるようになった。
そして、少女のものだと哀願さえ始める意識。
入り込むミルクや唾液の動き、その激しさがその思考が始まったと同時に一気に増せば…
次の瞬間、ぱぁんっ!と犯し抜いていた液体の全てが、中で一斉に爆ぜた。
■ティネ > (あ……!)
分泌する体液が逆流するような感覚。
孔という孔が蹂躙されていく。
(ん――っ! ん――ッ!!)
舌先と唾液に犯された喉では、苦しい、と悲鳴を上げることも出来ない。
呼吸をするための口や鼻も塞がれている。
身体のすべてが自分以外のものへと置き換えられて、
自分の意思が何一つ反映されない。
五感が暗闇へと近づく中、残った理性がタマモの思念を拾い上げる。
今のティネにとってはそれがすべてだった。
(タマモ……タマモ、さまっ。タマモさまっ)
縋るように心の中で彼女の名をさけぶ。
彼女が自分を弄んで、楽しそうにしている。それだけがすべてなのだ。
愛しい彼女のものが遠慮容赦なしに侵入し突き上げてくる、
その事実が苦しみを悦びにかえる。
ティネの快楽が頂点に達し、心がほどけてしまいそうになったその瞬間、
それは爆ぜた。
(あ……あ、ああああ――)
狐の少女に注がれたミルク、そして唾液を各所の穴から噴出させる。
それが尽きれば、涙、鼻水、愛液、尿……あらゆる体液を、ぼだぼだと垂れ流す。
ほんとうに、身体が千千にはじけ飛んでしまった、一瞬そう錯覚するほどだった。
(たま、も、さまぁ……)
ぐったりとした身体。
だらしない笑みを浮かべた。
■タマモ > 『ふふ…』
少女はただ笑みを浮かべる、右の手の平の上で、己の与えている快楽に身悶える小さな姿に。
腹がミルクによって歪に形を変え、更に指によって中からかき回される。
それ以外では見た目は唾液にただ塗れているだけに見えるが、その中でさえまったくの異質な世界。
ただ1人それを知るのは少女だけだ。
己の名前をただ叫び続けている声にならぬ声。
それを聞きながら、応えるように、むしろそれを押し潰すかのように強くなる快楽を与えた。
そして全てが爆ぜ、今はその手の中で身動き一つしていないか。
ずるりと、ゆっくりと小さな唇から舌を引き抜く。
さて、思ったよりも頑丈であったのだが、どうなってしまっただろう?
とん、と指先を額に当てて、加減が分からないから少しだけ力を吹き込んでみる。
一応、これで意識と、少しくらいなら動ける体力は戻るだろう。
改めて、唾液とミルクで汚れた体に舌を這わせ、今度はちゃんと舐め取っていく。
舐め取り終わるくらいには、間に合うだろうか?
■ティネ > 自分の口腔を満たしていた舌が離れるのを、霞がかった意識の中
名残惜しそうに見ていた。
額からなにかしらの力が送り込まれると、失われた精力が少しずつ回復していく。
汚れた身体を舌で丁寧に掃除されれば、ん、と、弱く身じろぎして反応する。
すっかり綺麗になった頃、ティネの意識は明晰さを取り戻していた。
五指をふにふにと動かして、自身が五体満足であることを確認する。
それと同時に、今まで自分が浸っていた、激しい行為と快楽を思い出す。
恥ずかしそうに顔を伏せて、妖精は少女の手指に裸体をぎゅうと押し付ける。
「すごく、よかった……」
とだけ、ぽつりと。
自分の存在ごと押しつぶしてしまいそうな快楽を与えたものを賛辞するには
到底それだけでは足りなかったが、それぐらいしか言えなかった。
■タマモ > 「さてはて、ちゃんと戻るかのぅ?」
体の汚れも落ち、舌が離れるのに合わせるように、手の中のティネの意識が戻ったか。
どうやら手足を動かし、確認をしている。
まぁ、あれだけの感覚を受けていたのだから、それはやるだろうと思っていたが。
と、指に体を寄せて呟く一言。
少女は笑みを浮かべたまま、空いた手の指で頭を撫でる。
「ふむ、どうやら無事であったようじゃ。
そうなると、思ったよりも本当に頑丈なんじゃのぅ?
ともあれ…それは良かった、満足は出来たようじゃな?」
そう声をかけ、となると、次はもっと激しくしても良さそうじゃな?などと呟いてみた。
その言葉に、どんな反応を見せるのかも見てみたいから。
■ティネ > 頭を撫でられれば、最初に見せたようなふやけた笑みをまた再び。
満足したか、という言葉にも小さく頷く。
タマモの感じたとおり、見かけよりは丈夫で柔軟と言ってよい。
指や男根をねじ込まれた程度では、少なくとも千切れることはないのだ。
「も、もっと……激しく!?」
しかし続く言葉には、流石に目を白黒させる。
あれ以上激しい責めを受けた経験はない。あれ以上、激しくすることなど可能なのだろうか?
ティネの小さな脳みそをいくらこね回しても思いつくことすらできない。
そして、本当にそれに自分が耐えることなど――
「う、うん。してっ……」
気がついたら、どぎまぎと胸を高鳴らせながらそう答えてしまっていた。
その表情は切なげですらあった。
■タマモ > 出会った時に見せた笑顔、それが戻れば、満足そうに頷いた。
出来ない事はないが、冗談を混ぜた言葉に驚く様子。
あれでもそれなりに危ない感じはあったから、まぁ、そう反応はするだろうな、とは思う。
だが…その答えは、それを求めるものだった。
さすがに今ので満足し切ると思ってたか、一瞬きょとんとしてしまう。
「おやおや、本当に壊れるやもしれぬのに求めるとはのぅ…
じゃが、そう答えてしまったからには…次はどうなるか知らぬぞ?
…もう違うなんぞとは言わさぬが、厭らしい女子になってしもうて、次にどうしてやろうか考えると妾は楽しみじゃ」
そういう少女の表情は、悪戯っ子のそれであった。
そしてふと何かに気付いたか、視線がテーブルの上に向いた。
その先には…いまだに汚れたままのティネの衣服。
「これはさすがに洗わねばならぬかのぅ?
一張羅でない事を祈るがどうじゃろう?でないと洗ってる間は…」
頭から指を離し、その衣服をひょいと摘む。
まじまじとそれを見て、呟きながらティネを見て、衣服に戻す。
つまりは予備とかないと着れるようになるまで裸のままだ、という意味で。
■ティネ > きょとんとした表情を返されれば、逆に不安を覚えてしまう。
自分の発言の重大さを、遅れて思い知ったというのもある。
「そっちこそ、するからには、ちゃんとしてよね。
ボク、タマモに壊されるなら……いいから」
ぼそぼそとそう告げる。
心臓が早鐘を打っているのは、タマモにも伝わるだろう。
壊れてしまうかもしれないとは言うが、その実、それを求めているのかもしれない。
どうしようもない悦楽の中、好き放題にされて、取り返せないほどに壊されてしまうことを。
タマモの指に挟まれた自分の服を見て、あー、と間抜けな声を出す。
ああして見ると、随分小さく、粗末なものを着ていたとわかる。
「……一張羅だよぉ。
別にいいけどー、裸で過ごすの慣れてるから」
くしゅん、と小さくくしゃみ。
この季節に裸でいたら風邪を引くどころの騒ぎではなさそうだが、あまり真剣味はない。
暖を求めるように、タマモの肌か服かにへばりつこうとした。
■タマモ > 「妾としては、こう、上手く壊れる寸前でとかやれると良いんじゃがのぅ…?」
ぽつりと呟いた。
こういった事を専門にする輩は、そういった加減に慣れているだろう。
だが自分はまだその領域までは辿り着いてない。
そういってくれるのはやはり嬉しいものだが、そういう者だからこそ本当に壊してしまうのは躊躇われる。
なので、とりあえずは…
「まぁ、求めるならば、妾は与えるまでじゃ。うむ」
そう答えるのであった。
頑丈とはいえ、病気にならないとは限らない。
裸でも良いとか言ってくれるその小さな体を手の平からひょいと左手で掴み上げる。
そして、そのままぽすんっと尻尾の中へ放り込んだ。ぬくぬくしてて暖かい。
「ティネが良くても見ている妾が寒いのじゃ。ちと何か考えるから待っておれ」
とはいえ、自分で洗うとか、そんな事は出来ない。
と、何かを思いついてぽんっと手を叩いた。
だがその前に、と…すっかりと頭から抜けていたグラタン、スプーンで掬ってぱくりと一口。
「…冷たいのぅ」
あれだけ時間をかけて弄んでいたのだ、当然である。
それでも勿体無いので頑張って平らげる。
…平らげようとした。
やっぱり量が思ったよりあった上に、冷たくなったグラタンを食べきるには無理があったようだ。
■ティネ > 身体がつまみ上げられる。
どこへ運ばれるのかと思ったらふさふさのボリュームある尻尾の中だった。
「あ、ここすごくあったかい……
住んでいい? ねー、住んでいい?」
遠慮無く毛並みに頬ずり。
かなり勝手なことを言いつつ奥の方へと身体を潜りこませる。
こんな楽土がこの世にあったとは。
彼女が何か妙案を思いつくまでは、もふもふ天国に浸る。
「あー……」
グラタンを食べた様子のタマモにまた間延びした声を上げた。
責任を感じなくもない。若干うしろめたい。
グラタンをほかほかの状態に戻す魔法とかはあいにくと覚えてなかった。
■タマモ > 「………本当はあんまりよろしくないのじゃ、ずっとは勘弁しておくれの?
というか、ティネ、お主はどこに住んでおるのじゃ?」
言葉の通り本当に住まわせたりなんてしたら、きっと尻尾の中を動き回られるだろう。
そうなると…下手をしたら弱い部分に触れられてしまう、それは大変困るのだ。
ここで出会った訳だが、住んでいるのなら空腹で困る事は無い、と思う。
そんな事を聞きながら、亭主に料理の代金を払い立ち上がる。
ちなみに、無くしてたと思っていた財布、それは尻尾の中に入っていた。
■ティネ > 「は~い」
粛々と返事する。さすがに本気で考えていたわけではない。
今はまだいても大丈夫っぽいので身体を埋めて尻尾を堪能する。
このふかふかさを全身で味わえるのは、きっと身体が小さいことの利点だろう。
スプーン一杯でお腹いっぱいになれることとか。
「えーと、なんかいろいろ。決まったところには住んでないよ。
そのへんのおうちの屋根裏とか、厩とかかな……」
ホームレスであった。
■タマモ > 「うむ、分かれば良いのじゃ」
尻尾の中で大人しくしているのを確認する。
なんだかんだで、この小ささは羨ましいかもしれない。
「むむむ…つまりは、決まっておらぬのじゃな?
やはりこのままはいかん、少々店を回るからのぅ?」
さすがに裸でそれはまずいだろう、間違いなく。
ティルヒアへと戻る前に、済ませる用事。
まずは人形に着せる衣服を売っている店探し、そこでティネの衣服を買う。
それから安全そうな場所へと置いて別れるのだろう。
きっと、また次に会う約束をして。
では向かうぞ、と一言。扉を開いて酒場を後にするのだろう。
■ティネ > 「え、買ってくれるの、わざわざ」
タマモの言葉に少し焦る。
どうせすぐにダメにしてしまうからだ。
なんだか、お話してもらったり、えっちなことをしてもらったり、
いたせりつくせりで申し訳なくなってくるぐらいだ。
それでも、買ってくれるのであれば、大事にしよう、とは思う。
再会の約束を交わし、ふたりは別れる。
指切りげんまんができる大きさではなかったけれど。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/黒猫のあくび亭」からティネさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/黒猫のあくび亭」からタマモさんが去りました。
ご案内:「酒場 ”巨人の槍”亭」にパトリックさんが現れました。
■パトリック > ”戦争やってるから、みんなティルヒアに目がいってる。
その隙を狙って、マグメールに魔族や国賊が忍びこむ可能性は高い。
各員注意せよ…” といっても、困ったなあ。
(酒場で一人首をひねって、本日師団からくだされた命令を復唱する。
具体的にどうしろとは言われていないし、魔族の全てが国にとって
害悪というわけでもない。 そして忍び込んでくる相手を検知するのは難しい。
どうしたらいいものやら、ともう一度唸る。 目の前のエールはすっかりぬるくなっていた。)
■パトリック > まあでも、大事なのはあやしいやつを見つけることだよな。
あからさまに”あやしい―!!”っておでこに書いてあるやつがいりゃあいいけど、
そうもいかないし… まあ戦争やってるから、ある程度は出入りが厳しくなってるだろうけどさー。
(机に頬杖をつく。 フォークでつんつんとつつく肉は、冷えて固くなっていた。
自分はただの斥候であるけれど、取り立てて武力に長けたり、
魔術に長けているわけではない。 そのためにマグメール居残り組になっているわけだ。
もちろんそういった外患がなければ、それはそれでよい。
魔族たちだってティルヒアに夢中になってるかもしれない。
だからといって国防をおろそかにするわけにはいかない。 難しいなあ。
ため息が一つ漏れる。)
ご案内:「酒場 ”巨人の槍”亭」にロトさんが現れました。
■ロト > 酒場の裏口が きぃっと開いた。入り口ではない裏口の扉が開いた。
『…酒1ダース、エール1樽 …毎度あり。隅っこで飲むので宜しく…』
裏で酒屋のマスターと話し 妙なやり取りをした後、裏口から酒屋“巨人の槍”亭に入り込んだ
見た目が既に怪しい事この上ない魔族的な角を生やした女が一人席空いていた席にするんと座り込んだのだ。
席に座りつつ 納品書の束を取り出すと 指で束を捌き乍ら 口元に笑みが零れ
「…特需 万歳。戦は儲けますねぇ…」
聞くからに 胡散臭いセリフだった。と慌てて辺りを見渡す素振りもやはり胡散臭さと怪しさとが満載気味。
■パトリック > 『ふふふ、この戦争で大儲けだ』みたいな奴とかいたら、間違いなく話を聞くんだけどな。
まあそんなどうどうと話をするような奴が……いたあ…!?
(半ば愚痴みたいな形でぶつぶつとつぶやいていたところに、
なにやら小さな話し声が聞こえる。 三角形の大きな耳をそちらに向ける。
ついでにチラリと視線をやった。 あからさまに怪しすぎる人物だ。
角も生えてる。 しかもめっちゃ…めっちゃ儲かる話してた。
自然と尻尾が左右に振れる。 エールを持ってそっと席を立ち、
不審人物のところへ。)
お嬢さん、お暇ですか? よろしければすこーしお話を聞かせて頂きたいんですけど……。
(ナンパみたいな調子で語りかけるけれど、瞳はキラキラと輝いており、
女の人をどうこうしたそうというよりも、遊んでほしそうといったほうが適切な表情。)
■ロト > 戦争が始まる以前より 堂々と王都で酒を売っている魔族…いやもう鬼。分類上は鬼族になるのか。
納品書の束を指で捌いてから 怪しげな笑みを浮かべて 『ヒヒヒ、毎度あり…』と嗤ってたりする。
戦がどっちが勝とうが負けようが知った事でない 興味があるのはそんな勝負ではなく 酒が売れる事。
然し 此度の戦争は 戦地にさえ酒が売れている始末だから もう笑が止まらない。
「もう半年 延々とや… 何かしら?」
途中まで相当にやけ顔で呟いていたが、近づいてくるケモミミの男性の姿を捉えると
にやけ顔が瞬時に真面目な さも真面目にしていました的な表情と振る舞いに為り
席は空いているので どうぞ、と席を勧める事だろう。
納品書の束は ごそごそっと何処にしまう空間があったか 既に手元から無かった。
■パトリック > ああ、僕はパトリックって言います。 素敵な人が嬉しそうにしてるし、
なんだか羽振りが良さそうな話がちらーっと聞こえちゃったんで、
ついつい声をかけてしまったわけなんですよ。
(ぴたりとマジメモードにシフトするあたり、相手も手馴れている。
とはいえ、自分だって斥候をやって給料をもらっているのだ。
相手に取り合ってもらう術は学んでいる。 まずは褒めることだ。
納品書をさらっと格納するのは見逃さない…が、追求するのは後だ。
お礼をして席についてから、すみません、と柔和な表情で告げる。)
■ロト > 「お耳がケモミミのパトリック君ね、ふむ、私は しがない杜氏よ。ここ近辺で 酒売っているから分ると思うわ。
ええ、酒の売り上げがここ最近 上がっているのよ 生産が追い付かない位に! 嬉しいわ…ヒッヒッヒ』
やはり 嗤い方が胡散臭いというか怪しい。
魔女の三角唾広帽子をかぶせた方が違和感がない程、妙な笑い方が止まらない。
真面目になってみたが 嗤い方が怪しいままだ。この、初対面に近いケモミミの彼は 何者ですか、と
名前は分かったが 如何にも訳ありで近づいてきましたね、と
褒められて気を良くした
怪しい不審者を演じ続けようと暫く気付かない振りを続行する。
名前は名乗ろうとしたが 思い留まって 王都で酒を売っているのと 職業名である杜氏のみを名乗って置こう。
『マスターぁ、エール ちょーだい』
まずは 飲むんだぁ、です とマスターに向けて酒を注文。『あいよ』とどーんとエール入りのジョッキを受け取ろう。
■パトリック > ああ、杜氏さんなんですね。 たしかにそりゃあ儲かりますよねー!
ティルヒア、そろそろ片付きそうですし、稼げるときに稼いどかないとですよね。
(お酒はただの生水より保存が効く。 彼女が大儲けだというのもそれだろう。
なにしろ国軍はすごい勢いでティルヒアを殴りつけているわけで、
兵站も莫大な量になる。 あればあるほどよいにちがいない。
相手を見るに、どうも笑い方以外に妙なところはない気がする…
相手がエールを注文するのをみて、おや、といった表情。)
こっちもお願いします!エール、彼女と同じやつ!
(ぐい、と今持ってたぬるいエールを飲み干した。
ふすんと小さく鼻を鳴らす。
目の前の相手と同じ事をするのも大事だ。)
■ロト > 「もう 一年中戦やって欲しいわ、そうなるともうウハウハよ。
ただもうすぐ終わってしまうのが 哀しいけど。仕方ないわねこればっかりは」
酒を造っては造った端から売れていく。これはこれで嬉しい。
王国とティルヒア双方に売っているのだ、中立にしてこれ以上な事は無い。
エールは自身で卸している品種ではない 普通のエールを注文して受けとっている。
自分で作っているのはアルコールが弱いか極端に強いかどちらかしかない。
こう飲んでエールとは何ぞ、を味わう為に飲むのだ、と半分ほど 飲んだ すんなりした顔 変わってない。
「良い飲みっぷりねぇ。お酒 強いの?」
エールのアルコール度数は高くはない筈、血液が酒で出来ているんじゃないのかと、と言われた事がある女は、
彼がエールをもう一度頼む様子に 思わず聴いて見たり。
■パトリック > まあ一年中やられたら、僕忙しすぎて死んじゃいますよー。
適度に忙しい方がいいですけど、一年中は辛いなあー。
(ゆるーい感じに無理無理!って手を振りながら笑う。
そりゃあ彼女からすれば大儲けチャンスなんだろうけど、
国は疲弊するし国防の警戒レベルは上がるし、こっちは大変だ。)
ああ、お酒ですか? 飲みますよー。ぜんっぜん飲みます。
すごいんすよ、こう見えてもですねぜんっぜん飲みまして…えへへ…
(徐々に雰囲気とか表情が緩み始める。 頬が赤くそまり、
耳と尻尾が不定期にゆらゆらと動く。
相好を崩すといえば聞こえがいいが、酔い始めていた。)
いやあー、お姉さんも飲みっぷりすごくいいじゃないですか。
男として負けるわけにもいかんって思っちゃうんですよねー。
(テーブルに届けられたエールを、3分の1ほど飲む。
ゆっくり、じわじわとアルコールが頭のなかに回る。)
■ロト > 「暇で飼い殺しになるよりはいいんじゃない?
何の仕事をしているの?騎士さん?軍人さん?…商隊さん?」
(運よく?戦が始まってしまい それに乗じて酒を売っているのは此方だが、
戦が始まって一年中だとだめらしい彼。何の仕事をしているのか気になって 薄ーく触り程度に 聴いて見たり。)
「焼酎とか洋酒とかガンガン飲める?おねえさんと呑みかわし大会始める?酒を一献から浴びる様に飲めるわよ?」
(もうエールは…飲みきってしまった、ぺろり 水を飲む様にあっさりした顔。
彼は…酔い始めている風にも見えるが 仮に演技だとしたら恐ろしい。
置かれているメニューをひょいっと手に取ると 『此処から此処までの酒一つずつ』と注文し始め…すべて強い度数の酒を。)
「じゃあ じゃんじゃん 飲みましょー 飲んで朝を迎えるのよ!ウフフフ」
(目指せ 午前様!然し 朝帰りは極力出来そうにない。すると同棲相手に迷惑がかかる気がしている。言葉では言うが 恐らく あと2,3ひっかけて 会計に持っていこうとするの味方を考えてるー)