2015/11/27 のログ
魔王レヴィアタン > 「船旅がいいなら、今日び船が沢山出てっからね」

ティルヒアに兵を運ぶ為の船多数。
冗談めかして言っていれば―――

眼前で起こった偶然の出来事。走ってきた青年はそのまま走り去ったのだろうか。
ナイフは狙われていた筈の男を超え、はるか先に金属音を立てて着地した。

「――――なんと、まぁ」

驚いた。瞬き、瞳を丸くする。

ドルクス > 「痛たた…もう、何なの?」

見た目以上に強くぶつかられたのか痛そうに腕をさする

「おー俺の勝ちかな?……あ、財布抜かれた…」

懐に手を入れればさっきまで有った物がない
どうやらあの青年はスリだったようで

「………なんだろ、勝ったには勝ったけど泣きそう…」

喜びきれずに少し凹んでいる
通りの真ん中でバンザイをしていたのもそれをいいカモと青年が目を着けたのも2人ともにナイフが当たらなかったのも…

「まぁいっか、運はよかったんだろうし?」

赤い瞳の男はニヤリと笑う

魔王レヴィアタン > 「……あらあら。風来坊にとって致命的じゃないかい?」

負けたことを悔しがってはいなかった。
そんなこともあるものかと、そんな認識だっただけで。

「……ふふ。ま、賭けには勝ったんだ。それは喜びな」
「デート、だったね。アタシの名前はレヴィア。兄さんは?」

名ばかりはお互い知った方が良いだろう、と。
自ら自己紹介を申し出る。口元には変わらず笑み。

ドルクス > 「…あの野郎…後で絶対しばく!」

一応顔は覚えたのか探し出す気である様子

「ん?あぁ…勝負に勝てたのは確かにね。
俺はドルクス…風に流れての風来坊
とくに有名じゃないけど魔族さ」

右手を胸に当て一礼、浅すぎず深すぎずの正義正しい所作で

魔王レヴィアタン > 探し出す気満々な様子を可笑しげに眺めていたが――

「……ドルクス。成る程ね、覚えたよ」
「おや、魔族か。お仲間じゃないか、奇遇にも」

礼儀正しい所作に返さないのは性分。
顎を指先でなぞるように撫でながら。

ドルクス > 「よろしく~レヴィアちゃん」

へらへらと笑いながら答える

「まぁ、抑えてても分かっちゃうよ。君みたいに大きい存在だとさ?」

その分俺はコンパクトだからバレにくいよ!
と親指を立てる、が…顎に伝わる感触がこそばゆく…おぉぅ!と妙な声を出してしまう

魔王レヴィアタン > 「……大きいと来たか。アタシが何者かわかってる?」

戯れに問いかける。
顎を撫でていた指先がゆるりと頬に移り、優しく撫でて――離れた。

「さて。それじゃ、デートと洒落込もうか」

ドルクス > 「いや、ものすごく強い魔族ってぐらい?」

肩をすくめながら答える
どうやらまだ魔王とは分かっていないのか恐れる様子はない

「おー良いねぇ。……ものすごくかっこ悪いけど、支払いは…」

言いたくはないけど…と苦笑する
今現在あの青年を取り押さえない限り男の所持金は…0である

魔王レヴィアタン > 「……そうかい。ま、そんなとこだよ」

魔王とわかっているかと思ったが、違ったようだ。
特に此方から素性を明かす気などなかった。知られずとも一向に構わない。

「……あぁ、なるほど。仕方ないねぇ」

そういえばスられたのだ、彼は。それに気づいて思わず笑ってしまう。

ドルクス > 「おー、かっこいいねぇ上位魔族様。」

調子に乗ってよいしょを一つ

「わ、笑わなくてもいいんじゃないかなぁ…?」

流石に言い返せず苦笑を浮かべる
だが気を持ち直す…何せ今から美女とデートである

「よし、気分切り替えて楽しもう!夜が明けるまで!!」

レヴィアの手を取り歩き出す
そしてそのまま2人で路地を抜け華やかな表通りに向かっていった

魔王レヴィアタン > 「そうそう。上位魔族様はカッコイイんだよ」

よく覚えておきな、なんてカッコつける。
よいしょだろうと遠慮なく乗る姿勢は、自分に自信を持っているからとも。

「……おや、笑われないよりはいいだろうさ。アタシ、湿っぽいの苦手でねぇ」
「はいはい。ま、どこまでもお付き合いいたしますよ…ってね」

手を取られれば此方からも握り返し、歩き出した。
路地を抜け華やかな通りへと。
以降、如何なことがあったかは――二人のみぞ知ることか。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からドルクスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」から魔王レヴィアタンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にフーゴさんが現れました。
フーゴ > 「くかー...すぴー...。」

最近、街ではこんな噂が流行っているらしい。
銀髪の幼女の姿を見ると幸運が訪れる。というものだ。
...この街の人間が幼女趣味ということではなく。だ。
なんでも、少しでも目を離すと消えるだとか。
そんな噂が転じて、見ると幸運が訪れるようになるなんて広まったようで。

「............ぐー。」
件の幼女は、屋根の上で睡眠をとっていた。
名前は「フーゴ」。各地を観光がてらふらふらしている。
...年齢は、16だ。幼女ではない。
未成熟な肉体でそう見えるだけだ。そう見えるだけなのだ。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にロトさんが現れました。
ロト > 「…これが噂の街伝説…の主で御座いますか??」

街に住んで久しいので、何処からか流れてきた噂話が 銀髪の幼女を見ると幸せか何かが訪れるらしい、というお話。
どこぞの屋根にそれが 寝て転がっているのですが、これは一体 これが噂の代物なのかどうなのか 

外見的に?同じ年代の様な気がしないでもない、少女を見下ろして もうちょっと観察してみますか、と
ごそごそと能力で取り出したのは 汁の味次第で味も変わるみたらし団子 3串が入った入れ物。

匂いと見た目が美味しそうなものを少女の近くに置いて 起きるかどうかを試したくなってきた。

フーゴ > 「...くかー...すぴー...んー.....?」
突如漂う、甘い匂い。
「能力」でいつもツンと来る臭いを嗅いでるからか、甘いものに目はない...目を閉じているが。

少し手を伸ばせば届くような距離だ。
起き上がって、ちょこっと動くだけで済む。

「...んー」
むくり、とおきあがり
「ふぁぁ...んーっ」
起きてあくびして背伸び
そして断りも得ずに、団子の方に手を伸ばし。

ばたん。
「ぐー.......」
眠った。
彼女にとっては、動くのは億劫だったらしい。

ロト > 「起きる…起きない。」

銀髪の少女の至近距離にまずはみたらし団子を置いて 経過観察。
あまーい匂いのそれで結果は…眼は少しだけ身動ぎした位で終わった。

…おしい。

「駄目でしたか。こう 口元まで持って行けば 食べるでしょうか?」

ゆっくりとその場にしゃがみ込んで 皿を持つと 串を指で摘まむように持ち 彼女の口元までそっと団子を食べさせようとー

是で駄目だったら 違うものを、用意するつもりだ。
異次元収納にはお菓子とか食べ物は一杯収納してる。

フーゴ > 「...んっ!」
例えるなら、餌に吊りあげられる魚だろうか。
飛び起きるように身体を跳ねさせて、1個目の団子を咥える。
口の周りについたタレの色によっては、性的な何かを感じたかもしれない。

「んー...んふー。」
甘いものを食べてしあわせそうな表情を浮かべて固まる。
そう、固まる。
もし彼女が覚醒していたら「咀嚼するのが面倒くさい」と宣うだろう。
...まずは、彼女を起こす方が優先だろう。

ロト > 「…お、食べました」

喰いつきは宜しい。一個目を食べた寝ている伝説の少女(仮)
(仮)なのは これが本当の噂の主かどうか確信がないから。
意識があるのかないのか分らないが よく半場寝ながら食べられ…観察をしていたメイド思った。

「…寝ていませんか?固まりましたね、しかもその動きが止まってる…」

喉詰りませんか?いや、人外や魔族にありがちの不老不死とかだったら問題はない、筈。

寝ている人をいかに効率よく起こすか。
数分程考えた挙句 口は開くのであれば―
口を如何こう ではなく 彼女の顔に再び近づき さわさわと睫毛を触ろうと 指を近づけよう。

フーゴ > もぐもぐ、咥えていた団子を咀嚼せずに未だに寝る幼女。
と思いきや...流石に顔に近づく気配は感じ取ったらしい。

カッと開かれる血のような赤い眼。
と同時に、口から団子が落ちるが何とか素手でキャッチ。

「(なんなんだよさっきから甘い匂いプンプン漂わせてさー!)」
「(テメエ、この私の睡眠を邪魔する相当な理由があるんだろう!?)」
「(さもないと、私の能力でこの団子諸共腐らせるぞコラア!)」
的な言葉が頭の中がグルグル渦巻いていた...が。

「..........何?」
もぐもぐ
「何か用事があるんならさ」
もぐもぐ
「まずは...あー、面倒くさい。」
もぐもぐ、ごっきゅん。
「ごちそうさまでした」
...説明を放棄して、完食。

ロト > 団子を食べ乍ら よくもまぁ寝られる彼女。
真似は全く出来ません、少なくとも食べながら寝るのは。
顔に指を近づけさせ睫毛を触る作戦は 触る以前に失敗した。
作戦自体は失敗したが 眼が見開いたので起こす事自体?は成功したと思いたい。

「…心は読めませんけど。」
「言って居る事は何となく…面倒くさいで終わってます」

会話にすらなってません。用事は確かに合った、が
寝ている限り これは用事すら出来ない。団子は完食された。ので空になった皿を収納しよう。

刺激物で起こすか 酒を飲ませるか…
どちらにしろ 通常交渉ではなく 戦時交渉に為りそうな気がするが、もう暫く 観察するべく見てる。

フーゴ > 「...なんか言えよ、おい。」
自分の事を棚に上げ、更に自分にお菓子をくれた人にこの態度である。
...彼女にだしてもらったことを理解してるのか怪しいが。

「...許さん。『不可解な腐海』。」
せめて能力名くらいきちんと言えと。
とは言え、能力自体はちゃんと発動したらしい。
完成された陶器のような白い手は瞬時毒々しい紫色に染まる。
今回は「空気」を腐らせた。
どんよりとくぐもった空気が、鼻が曲がるような悪臭がたちまちと彼女を襲う。


風下にいた、フーゴの方向へ。
嗅ぎ慣れているとはいえ、刺激臭は刺激臭だ。
先ほどまでオロオロしていたとは思えない俊敏なバックステップ。
...屋根の上で。

ロト > 「では申し上げますが 貴女様が出逢ったら幸運がやって来ると言う街伝説の主かどうか伺います」

用件は以上ですが?とこちらにケンカ売って居そうな態度は気にしないが、どちらかというと普段から冷酷な声だ、
この声で気分を害されたら それはそれで仕方ない。

「…能力 腐海? 白いのが紫色に…」

辺りが淀んできた、刺激臭だ、至近距離に居たメイドは 詠唱も仕草も全くせずに 
よっこいしょと立ち上がる要領で屋根の上から さっと中空に立った。
もう一度言おう 宙に立って居る。

「発酵ではなく それは 腐らせる能力ですか、厄介な。」

目が覚めたら 襲い掛かるタイプですか?彼女。
非常に厄介な、と徐々に宙を地面の様に後退し始めて

フーゴ > 「はぁ...?なにそれ...?」
刺激臭でクラクラした上、不安定な屋根の上でバックステップなんかしたせいでコケるフーゴ。
息も絶え絶え...いや、喋るのがめんどくさいのか、寝っ転がったまま会話の応酬続ける。

「(私ただ観光してるだけだし...なんだよ幸運って)」
「(と言うかあれ浮いてない?え?)」
「(どういう原理なの?いや原理とか言われたら私の『腐海』もアレなんだけど)」
「うわぁめんどくさい...」
どうやらここだけはちゃんと口に出すらしい。

刺激臭で完全に覚醒したのだろう。
ここは何処?あなたは誰?目的は?
ってか敵意向けられるとかめんどくさいんですけど
なんて言葉を全部「何なの?」で片付けるあたり、相当のめんどくさがり屋だろう。

ロト > 逃走経路は…ここは街の中だ幾らでもある。…さっと見渡して確保。
そうしてから 彼女を改めて見つめ返そう。

「街の噂になってますよ 確か…『銀髪赤目の幼女を見つけてみよ、見つけし者には幸運が齎されるぞよ 正し、目を離せば居ない』と。」

寝っ転がった彼女にきちんと説明はしつつも 寄らない。原因は一つしかない 刺激臭だろう。

宙に浮いている原理諸々は説明する事はない。
一つのマジックだと思っておいてほしい、まぁ 原理とか術式はあるけど 無詠唱だった。

「面倒ですか、そうですか。」

敵意?これだけで。まだ敵意しか向けてません。
が、急に敵意そのものが消えると、彼女から「面倒」しか聞けないので
はぁ、と溜息をあからさまに吐き出して、やる気が折れてしまったらしく

「言いたい事仰ったらどうです?」

フーゴ > 「...幼女じゃないし。」
突っ込むところはそこじゃない。
...とは言え、おっかけなんて引っ付かれるのも面倒くさくなるのは仕方がない。

「...めんどくさいなあ。」
両の手を紫に染めて
「私はただ静かに過ごしたいだけなんだ。」
周りの空気を禍々しい緑に染める
「それを邪魔するってのなら...」
赤い眼を吊り上げ威嚇。
「容赦はしない。」
毒の両の手を彼女に向けて、いつでも能力発動する準備。





なお、全て寝っ転がって、視線すら向けていない上での口上である。

ロト > 「幼女ではないですね 確かに」

街の噂は噂でしかない。それを確かめに来ただけなので 既に用件は終わっている。

次に寝ていたので起こしたまでだが それからが面倒だった。
長居は本当に無用だ これ以上付き合ってもメリットが見出せない。デメリットしかない。

「そうですか では 私はこれにて」

あっさり さらばです、と告げると
言葉通りに 戦略的撤退をすべく テレポートして 姿と気配が瞬時に無くなったー。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からロトさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からフーゴさんが去りました。