2015/11/13 のログ
■ティネ > 「ふーん……まあ、いいや。
別にさらいたきゃさらったっていいよ。
この通り、ボクは非力で抵抗できない」
取り繕われるとなんか怪しい。
少なくとも今自分を害する気がないなら、どうでもいいけれど。
「よろしくね、カレリア。
冒険者なんだ。きみみたいな小さな女の子が?
あんまりそうは見えないね」
樽の上でころころと転がりながら返事。
豪奢なドレスは、ティネのいだく荒事に親しい冒険者のイメージとは遠い。
おそらくは魔術師か何かなのだろう。
■カレリア > 「…鳥籠の中の貴方とお話してもつまらなさそうですわ?」
攫ってもいいと言われればそう言って頭を撫でようとする
「えぇ、人よりも若干魔法等に精通していますので…それに生きていくにはお金が必要なんですの♪」
夢も希望もない生々しい理由を告げる
身なりから一応それなりに稼いでいるというのは見て取れる
■ティネ > 「そう。カレリアが悪趣味じゃなくて助かったよ」
なでられると、表情を緩めて、カレリアの手の動きに沿うように身体を丸める。
こうされるのは嫌いではない。
「ああ、やっぱり魔術師なんだね。なるほど。
気品がある子だし、最初貴族様かと思ったぐらいだよ
お金かー。ボクもお金ほしいなー。持ち運べないんだけど。」
この体躯で財産を保有するというのはひどく難しいのだ。
そうやってしばらく話していれば、やがて身体の調子も回復し、
再び飛んで移動できるようになるだろう。
■カレリア > 「あら、お褒めに預かり光栄ですわ♪」
やっぱり可愛らしい…そんな風に思いながらゆっくりと撫でる
「貴族…まぁ一応は貴族でしたわね。でも今はただの平民ですわ♪
…ふふ♪」
お金…大きな財布を必死に運ぶティネを想像し小さく笑ってしまう
「あら、もう羽は大丈夫そうですね?」
自然に羽を動かしているのを見て尋ねる
■ティネ > 「あ、そ、そうなんだ……」
元貴族だったと聞いてちょっと気まずそうな表情をする。
貴族が平民に落ちるというのはただごとではない。
とはいえカレリアはあっけらかんとしているために、それ以上尋ねることもしなかった。
「もう大丈夫みたい。
お話付き合ってくれてありがと、カレリア。
またねえ」
お礼とばかりに、カレリアの指の付け根に小さく口づけする。
そして、へろへろと不安定な軌道で飛び去っていく。
まだ完全に癒えていないのか、もともと飛ぶのが下手なのか、それはわからない。
■カレリア > 「ふふ、私こそお話しありがとうございます。楽しかったですわ♪」
指元にキスをされ飛んでいくティネを見送る
…何だか不安な飛び方をしているが大丈夫と信じよう
「…私も早く宿を決めてしまいませんとね。」
そう呟きまた通りの方へ歩いて行った
ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」からカレリアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」からティネさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にレティシアさんが現れました。
■レティシア > (穏やかな日差しが差し込む昼下がり、平民地区の活気ある市場を歩いてゆく女。さすがに、人間の街を出歩く為か、本来の魔族の姿ではなく、薄金の髪に空色の瞳の人間の娘の姿に擬態しており…。そんな女の姿に、周囲の人間は気づいた様子もなく、果物や飲み物を販売している露店の店主が、しきりに声をかけて、商品を薦めてくる。女が市場を歩けば、いつの間にか、その手には甘い林檎と瓶に入った冷たい飲み物や、甘い菓子の包みが乗せられていて。途中にある噴水の傍までやってくると、その縁へと腰を下ろして) …皆、親切ねぇ…(金を払うと言っても、「いいよいいよ、また来てくれれば」という店主達を思い出し、ひとりでクスクスと笑っていて)
■レティシア > (手にしている瓶へと口を付ければ、甘い果実酒が喉を潤す。後から追いかけてくるような酸味に瞳を細めつつ、辺りをゆるりと見回した。市場を行き交う人間達は、取り立てて裕福といった訳ではないのだろうけど、皆、生き生きとした表情を浮かべている。露店で飼われているのであろう犬達も日当たりの良い場所で昼寝している姿も見えて) ……ここは…平和ねぇ…。諍いがあるなんて信じられない程に……。(毎日のように行われているであろう、砦での戦を思い浮かべながら、独り言を零す。空を見れば、抜けるような青空に、溜息も一つ、零して)
■レティシア > (ふと視線を下ろせば、己の目の前で立ち止まる幼子と目が合った。女は、おいでとばかりに手招きすると、その小さな手に、菓子の包みを手渡して) …皆で食べるといいわ…。(ぽかんとしている子供を残し、ふらりとその場から立ち去って。喧噪の中へと身を紛らせてゆき――)
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からレティシアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」にスヴェンさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」にプラセルさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」からプラセルさんが去りました。
■スヴェン > 平民や商人、職人といった客層の店のカウンター席
申し訳程度の獣肉と野菜をクタクタになるまで煮込んだシチューに硬い黒パンをひたして口に運び安酒で流しこむ
部下を連れていないのは部下は各々に短い休暇を楽しむため、ある者は色街に、ある者はもう少しランクの高い酒場に
繰り出していったからである
傭兵にしては、酒は殆どやらず、女に傾倒する事もなく
部下からは少々変わり者だと思われているが、そんな事、全く気にも止めていなかった
食うは不味かろうが腹一杯になれば良い、女は毎日抱くものでもない、となれば何を楽しみに生きているのだ?
と部下によく聞かれるがその都度、生きてりゃそれでいい、と応えてきた
「すまん、同じものをもう一杯。器になみなみ頼む」
通りかかったウェイターにシチューのおかわりを頼めば、騒がしい客達の声に耳を傾けながらジョッキを傾ける
仕事の種になりそうな話なんて言うのはどこに転がっているかわからない
■スヴェン > 酒精が入れば、白い肌が僅かに赤く染まる
今宵の客達のうわさ話は、仕事の種にはなりそうではなく、
運ばれてきたシチューに入った芋をスプーンで崩しながら息を吐く
ぼんやりとシチューを口に運びながら、部隊編成の事を考えた
少し弓の扱いに長けたものを増やそうか?或いは、歩兵の装備を少し更新しようか?
叩き上げの部隊長としては、部下を如何に食わせ、如何に女を宛てがい、如何に戦場で働かせるか、等と考えぬ日はない
部下からの信頼を失えば、戦場で後ろから撃たれる
彼らを如何に生かし、如何に殺すか、というのは頭の痛い問題であるがそれを考えるのが楽しくて仕方がない