2015/11/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 路地裏」にレティシアさんが現れました。
レティシア > (人気のない深夜の路地裏に、女の歌声が微かに響いている。人通りもまばらの路地裏にある階段に腰を下ろして、小さな歌声を披露している女の正体は魔族。しかし、今は人間に擬態しており、薄金の髪の空色の瞳、魔族の尖った耳は人間のように丸いそれでいて。時折、唄声を聞きつけた人間が女の前で足を止める。しかし、女はチラリと見やるだけで、相手もせず、ただただ唄うだけ――)
レティシア > (一曲歌い終われば、傍で聞いていたのであろう、パチパチというまばらな拍手が起こる。女は値踏みするように瞳を細めて、そちらへと見やるが、気に入る獲物がいないとばかりに、薄金の髪を揺らしてかぶり振る。そのまま、スっと立ち上がると、コツコツとヒールの音をたてながら、路地裏を歩き出す。もしかしたら、先程の女の歌声を聴き、後をつけてくる者もいるかもしれないが、女は気にする様子も見せずに、歩いてゆく――)