2015/10/28 のログ
アルフレイド > 素気無い答えが返ってくる事は何となく予想していた。
しかし、人の身で魔力も決して多く無く、頼みの防御魔術は1発限りの使い勝手の悪さ。
避ける事を主軸にしたスタイルではあるが、高位魔族や、現実的な所1対多の状況だとやはり多少は防御力の補正が欲しい所であり。

「……ま、他当ってみるわ。あんがとよ、おっさん。」

流石に当りも闇が深くなり、人通りも次第に数が減り始める。
無論、今日の営業を終了する露店もちらほら見受けられるが、とりあえず物色出来るだけして回ろうと
店主に声を掛けると、次の露店目指して男の両脚は通りへと戻り歩み出した。

アルフレイド > 次第に今日の商売を終えて店仕舞いする露店の方が多くなり、物色する店舗自体少なくなってきた。
とは言え、数件の露店を渡り歩き軽物色した内容も
やはり対外戦争での需要を意識したのか、重量感のある金属鎧などを並べる店の方が多い。
逆に冒険者向きとなると革鎧や、逸れに鉄板を打ちつけたハーフアーマーのような物か。
店仕舞いした露店の前、男は立ち尽くしたまま両腕を腕組み、双眸を閉じて頭の中思案を巡らし

「……やっぱ素材当って仕立てる方向で考えた方がいいかもな。」

ゆるり閉じた双眸を開ければオーダーメイドする方向に思考をシフトさせた。
【軽くて丈夫である事】
やはりこれは外せない。
既製品よりは多少高くなるかもしれないが、この際多少の出費には目を瞑ろう。
とりあえず一張羅を仕立てるにしても、素材の知識は魔術的なものも含めて皆無。

再度瞑想しばし沈黙し

「…とりあえずギルドだな。」

冒険者に仕事を斡旋するのなら魔物についての情報もあるだろう。
という事は、それから取れる素材の使い道なんかも知っているはず、と結論付けた。

アルフレイド > 気が付けば大通りを行き交う人は何時しか
仕事終わりの飲んだくれやらの姿もチラホラと
懐には十分と金も有るし、ボトル傾け酒を煽る様には
凄く惹かれる物があると、ゴクリ喉鳴らし

「とりあえず明日だ明日。まずは酒場で酒をだな…。」

明日から頑張る、と駄目な子の考えで切り替えれば
踵を返しその脚は、夜の通りでも景気良さそうな明かりと笑い声のする酒場へと足取り軽く駆け出して言った。
財布の中身は一夜にて、予算ギリギリまでその中身を減らした。

ご案内:「王都マグメール 平民地区大通り」からアルフレイドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にプラセルさんが現れました。
プラセル > (夜に差し掛かり俄かに活気付くこの区画は、市場の中でも奴隷の購入を目的としない者も多く訪れる場所。娼館やら飲食店やら雑貨屋などと様々な店が並びはするものの、その何れもが猥雑だ。娼館の入口の両脇に吊るされたランプの下――その前に置かれた樽の上に座り、客引きをするでもなく通りを行きかう人々を眺めている姿がひとつあった。)――――…。(時折吹く風に棚引く長い金糸を押さえては直し、押さえては直しを繰り返す。)
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアーヴァイン・ルグゼンブルグさんが現れました。
アーヴァイン・ルグゼンブルグ > (賑わう奴隷市場を進む男は、そこらに商品として並べられた女の姿を見やりながら歩いていた。本音としてはひと暴れして首輪をふっ飛ばしてやりたいところだが、正しいと思うことが否定されるここでは自滅行為そのもの。苦笑いを浮かべつつ歩き続けると、金髪の少女が目に留まる)……お仕事か?(やる気の無さそうな少女の様子を、うっすらと笑みを浮かべて眺めつつ声をかければ、そちらへと歩いて行く)
プラセル > (長い髪を切り落としてしまいたくもなるが、髪の毛とて己の自由にはならぬ身。目に入らぬようにと気を付けるばかりだ。不意、掛けられた声に緩慢な動作でそちらへと視線を遣る。それからこくり、と小さく頷き)そう。――今晩の共寝の相手がまだ決まっていないのなら、どう?私がお気に召さないなら、お店にはもっと可愛い子がいるわ。(情の乗らない声音が定型めいて言葉を連ねた。)
アーヴァイン・ルグゼンブルグ > (頷く少女を見つめる。返事の言葉はそっけなく、とても事務的で、思わず笑みを零す)そんなことはないが……不機嫌そうだな?(楽しげに答えると、すっと片手を伸ばす。届けば優しく頬を撫でようとするだろう)共寝と言わず、全部買い取らせてもらえると仕事も終わって一石二鳥なんだがな(どうだろうか?と言いたげに軽く首を傾げる)
プラセル > (不機嫌そう、と指摘されれば痛い程に身に染みた躾を知らず知らず思い起こしてひやりとしたものが背筋を伝う。が、それを告げた男の様子は気分を害した、と言う様子は無い。それ所か楽し気だ。怪訝と困惑が入り混じった表情を浮かべたのも束の間、伸ばされた手に反射的にぎゅう、と双眸を瞑り)――…?(予期した衝撃はなく、代わりに与えられたのは柔らかく触れる掌。恐る恐ると言った様子で目を開き)…?…私は商品だもの。買うも買わないもあなたの自由よ…?(男の言葉の意図する所が分からない。困ったような顔の儘に告げ)
アーヴァイン・ルグゼンブルグ > (頬に触れようとするとぎゅっと目をつぶる仕草、それで何となく察しが付いてきた。頬をなでた後、笑みのまま掌を頭へ移し、優しく撫でようとする)乱暴は趣味じゃないんでね、嬉し泣き以外は見てて辛くなる(笑みのままに告げると、困った様子に、分かりづらかったと苦笑いに変わり、失礼したと一言)うちの宿で働く娘を探していたんでな、権利そのまま全部買い取りたいって意味だ。Collar less という宿をしている、アーヴァインだ(意図を答え、名前を告げるとその表情は再び笑みへと戻っていた)
プラセル > (自分の様な者など、きっと何人も見た事があるのだろう、と男の言葉から推測するのは容易い。改めて――否、漸く目の前の青年を見詰めた。短い黒髪に、茶色の瞳。引き締まった体躯と浮かべる穏やかそうな表情。ふ、と気が抜けたように微かに強張っていた体が弛み、柔らかく唇を弧に歪め)…変なひとね。(それから、続けられた台詞にはつりと瞳を瞬かせ)やど。(思わず同じ言葉を繰り返した。やどって宿だろうか。己のしらないやどが存在するのではないだろうか、と)……アーヴァイン、さん。――ええと、ちょっと待っていてね。(頭が追いつかない。が、それでも分かるのは自分には自分をどうするかを決定する権利は無いと言う事だ。申し訳なさそうに告げるや否や、座っていた樽の上から降りて一度娼館の中へと引っ込んだ。数分もしない内に出て来たのは少女ではなく人の良さそうな笑みを浮かべた男。青年の姿を見れば娼館の中へと招き、その儘館の主と少女が控える小部屋へと案内するだろう。)
アーヴァイン・ルグゼンブルグ > (見つめる視線、そして口元の動きを見逃すことはなく)…その顔のほうがいい、可愛い(微笑みのまま、ストレートな気持ちを伝える)よく言われる、お偉方には嫌われてるしな(困ったように笑いつつ、小さく頷いた。宿の言葉を繰り返すの様子になんだろうかと、きょとんとしているも、提案の言葉の後、娼館へ戻っていく彼女を見送る。別の男を確かめれば、商談をしようというところか? 促されるまま小部屋へと案内される、少女にうっすらと微笑んでから、男へと視線を戻し)商談 と、捉えていいのか?(密室に呼び出した理由を問いつつ、男の様子を窺う)
プラセル > (青年を案内した男へ部屋の外へ。室内は簡素な造りになっており、広くはないが狭くもないと言った所。木製のテーブルを挟んで椅子が二脚あり、内一つに白金色の髪を後ろへと撫でつけた、齢五十を超えた程の細身の中年男性が座っている。少女はその男の傍らに瞳を伏せるようにして控え――『そうですねぇ。なんでもこの娘を買い取りたいだとか。』薄く枯れた館の主の声が響き、青年に椅子を勧め)
アーヴァイン・ルグゼンブルグ > (促されるまま椅子に腰を下ろすと、男性の言葉に頷く)あぁ、ひと目みて気に入ったんでな(見た目で気に入ったとそれらしい嘘を紡ぐと、居心地悪そうにする少女を一瞥し、男へ視線を戻す)少し青い歳頃の娘だ、奴隷だとしても高い買い物だっただろう? ……だが、それだけの稼ぎは作れてないと見える。あんな無愛想じゃ、男をいらっとさせることもあるだろうしな(価値はあるが稼ぎには繋げづらいだろうと見ていた、質素だが小綺麗されているのも、おそらくは見た目でその穴を埋める為と思うところ。うっすらと笑みを浮かべたまま言葉を続ける)俺は無愛想でも構わない。売った金で、愛想を振りまける奴隷でも買えば悪い話ではないと思うが(どうだろうか?と男の様子を窺う)
プラセル > (青年が椅子へと腰を落ち着け、告げる言葉へと耳を傾ける館の主は一見は穏やかそうに見えなくもない。が、少女の客への対応を聞くや否や、柔らかく下げていた眦を吊り上げる。儘、凍える様な色を持ってじろりと少女を睨みつけた。小さく肩を揺らしはするものの、吐息と共に上げかけた悲鳴を飲み込む。『――少々跳ねっ返りでしてねぇ…ですが、この娘のそう言う反応が良いと仰るお客様もいらっしゃいましてね。』館の主が告げる言葉には笑う音が含まれていた。事実、加虐趣味の客が回される事も少なくはない。それと治療に掛かる諸経費の釣り合いが取れているかは別ではあるが。『プラセル。』と、些か鋭い声で少女を呼びつけ――)…はい、(ばさり、と翼が空を切る音が響き、少女の背中へと現れた薄金色の翼。『こう見えてミレー族でしてね。』にたりと笑む男が言外に告げるのは安くはないぞ、と言う駆け引きで)
アーヴァイン・ルグゼンブルグ > (男の内心を隠す様相、少女の怯え方。待遇は最悪だろうと用意に想像がつく)……なるほど、気の強い娘をへし折るのがいいという輩もいるのも事実だ。それで…一晩で休みを入れても採算が取れる稼ぎはあるのか?(乱暴に扱えば傷がつく。抱くには良くとも、青あざだらけの娘を抱きたがる輩も少なかろう。抱きたいとすれば自分でつけて、独占欲や嗜虐心を満たしてからなのだから。足跡だらけの雪原に高揚感はないのと同じだ)……ほぉ(翼が広がると目を少し見開いて驚いた。綺麗な羽の色合いに天使みたいだと、心の中で呟くも、顔には驚きだけに)だろうとは思っていたがな、高い買い物だっただろう(そういうと傍らに置いたバッグからゴルドの詰まった袋を取り出す。その大きさ、テーブルに置く音の重たさ。ミレー族の奴隷を買うに十分な金額に色を添えたぐらいはある)それで利回りのいい奴を買うか、在庫処分するか決断してもらおうか…?(驚きから一転、怜悧な瞳が突き刺すように男を見やる。静かな声は男の予想を裏切るように強い。そして再び少女をみやり)…その翼、へし折れて欠けたら価値がだだ下がりだな。まさに鑑賞向けだ(酷使すれば価値は下がる一方と、この提案の安全性に拍車をかけようとした)
プラセル > (にこりと音の付きそうな笑みを貼り付ける男の表情の端々が、青年の言葉に時折引き攣る様に微細ながらも震えを見せる。弱みを突かれて堪えられぬとばかりの反射反応のようなそれは、男自身でもどうしようも出来ぬ物なのだろう。『お分かり頂けますか。』と愛想の良い返事をしたのも束の間、鈍い音を発てて机の上へと置かれた袋と、貨幣の擦れ合う音に思わずと言った調子で館の主の表情が驚きへと変わった。少女の表情もまた然りだ。)―――…、(男は数秒、押し黙ったかと思えば柔和な笑みを浮かべ『お譲り致しましょう。』と、存外に早い決断を下した。いずれ使い物にならなくなる奴隷が高く売れるのであればそれに越したことはない、そんな所だろう。手近の戸棚に据えられた簡素な装飾の施された宝箱の元へと歩みより、何事か呪文めいた言語を紡ぎながら手順を踏み、開いた其処から液体の入った小さなガラス瓶を取り出して青年へと手渡し)
アーヴァイン・ルグゼンブルグ > (どうやら図星だったらしい、端に浮かぶ変化に笑みをこぼさぬように相変わらずの落ち着いた表情を装う。金の音に驚くのを見れば、確信に至る。これで手に入ると)…ありがとう、いい買い物をさせてもらった(こちらもやわらかな笑みを浮かべ、にこやかに商談成立だ。下手に値切らず、手放す気持ちを誘導できたのは幸いだ。手に入ったとなれば怖いところに居させる必要もなく、おいでというように、少女へ優しくて招きをした)…?(そして、男の呪文と共に差し出されたガラス瓶を受け取ると、それに視線を落とし)これは…?(首輪や拘束具の鍵を受け取ったことはあったが、瓶を渡されたのは初めてのことだ。再び男へ視線を戻せば、視線でも問いかける)