2015/10/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエステルさんが現れました。
エステル > 昼下がりにはまだ早い冒険者ギルドの酒場。あり大抵に言うと、エステルは退屈していた。
元気は有り余っているというのに、今日という日に限ってろくに仕事が見つからない。
丸机に顔をうつ伏せ、ぶーっと柔らかな頬を膨らませ口を尖らせては、空になったコップを転がすことでただ刻々と過ぎる時間を潰していた。

「ぶー。たっくもー…。なんで今日に限って仕事が無いのさー」

こういう日は非常に珍しいのだろう。すでに多くの仕事が受注され、人も出払っている始末。
自分以外に残っているのといえば、難しそうな本を読みふけっている女性や、精悍な酒豪が肩を並べて飲みあっているくらい。
興味のある魔術や学術にも、お酒を呑むことが苦手なエステルにとって、退屈な気持ちは一層大きくなる。
読書愛好家に話しかければ、訝しげに煙たがられ、酒呑みに付き合えばものの数分で潰れてしまうだろう。
この有り余った気力と、時間。それをどう費やすか、悩んでも答えが出ずに鬱屈な気持ちはますばかり。
誰か依頼の一つでも、話し相手にでもなってくれる相手はいないだろうか。
そんな期待を胸にただ緩慢に時間は過ぎていく。

エステル > 持て余した暇な時間は簡単には埋まってはくれない。
いっそ街やメグ・メールへ繰り出してしまおうかとも考えたけれど、どうせなら身のあることがしたかった。
こういう休息もきっと必要なのだろう。しかし、そうとわかっていても、退屈という不満は心のなかで増すばかり。
安楽椅子のように椅子を漕いでも、空になったコップの水が滴る経過を見つめても、性に合わないことをしているせいか過ぎていく時間はただただ遅く感じてしまう

「あー…もう…ッ! 暇だよーっ!」

嘆いて、泣き喚いても、解決するわけでもないのはエステルは重々承知していた。
突っ伏した机の痕が頬に残り、ぐっと伸ばした腕は気怠げに垂れ下がる。
このまま退屈で死んでしまうのだろうかと思えるほど、暇な時間が恨めしい。
誰かこないだろうかという期待は、沸々と胸の内で湧き上がり、渦巻いていた。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にスーさんが現れました。
スー > 今日は、ギルドの酒場に。
珍しく入った酒と、金属器。
それっぽいグラスとかを届けに、やってきた。
まだ昼。賑わうには早い。
というのに、大きな声がして――

その言葉を聞けば、ふむと、頷いて。
届けた品物の対価をもらって、手を振り

「やぁ、お嬢ちゃん。暇なのかい?」

しゃがれた声を投げかける。
壊れた鈴のような声。
振り向けば、しわしわな、干からびた肌。
がさがさな、白髪が黒いローブから覗く。
黒ずくめのドレスを着た、老婆がそこに――

「……仕事、探してるのかい?」

エステル > 退屈のぬるま湯に浸かっていた時、後ろから聞こえた嗄れた声。
突然のことで不意に身体に力が入れば、軽いとはいえ少女の体重を支えるには頼りない、傾けた椅子の脚に負担がかかる。
ぐらっと椅子が揺れ、倒れそうになる寸でのところで慌ただしげに姿勢を直し、四本の脚と革靴の底が床を大きく鳴らして、くるっと振り返る。
藍色のポニーテイルを振り、爛々と期待を孕んだ紫色の真っ直ぐな視線は相手を見つめた。
黒尽くめで白髪の、でも綺麗な金色の瞳をしたお婆さんだった。

「わっ……とっと。ーーはいっ!探してます…仕事! お婆さん、もしかして困ってるの!?」

元気のいい綺麗な声色を弾ませて、エステルは立ち上がる。
遠慮のない、然し分別をしない物言いでにこやかに表情を緩ませた。

スー >  
元気な声だ。非常に良い声。
そして、結構お転婆なのかもしれない。
期待を込められた瞳を向けられれば、その期待に答えられるかはわからないというように肩をすくめて。

「ああ、ほんの少し人手を探しててね? できたら手伝ってほしいことがあるんだ
 女の子なら都合が良い。手伝ってくれれば2000ゴルド、支払うよ」

こっくりと、ゆっくり頷き
糸目にシて、じぃっと見つめた

エステル > どこか遠慮しがちなお婆さんの言葉。
なんだっていい。体を動かすのでも、なんでも。
彼女が都合がいいというのなら、頷いて、にっと八重歯を見せて笑みを浮かべる。
お転婆で溌剌で、同時に疑うことを知らないような危うげな笑顔だ。

「2000ゴルドでもなんでも! うんうん!アタシ暇してたから、なんだって頑張っちゃうよ!
アタシはエステル!よろしくねお婆さん!」

それで、どんなお仕事なの? と首を傾げる。
女の子なら都合がいいというお仕事。一体どんなものなのだろうかと眉根を寄せる。
まぁ、なんでもいっか。とすぐに考えを改めて、もう一度花が咲いたような笑顔を浮かべよう。

スー > ふむ、っとひとつ頷けば。
どうやらなかなか世間知らず――というわけではないが。
持て余した暇から、どこか止まる部分やら何やらがなくなっているらしい。
――若さゆえの過ちって言うやつかねぇ

「んぅ? 今何でもって――ふむ。なんでも。二言はなさそうだ」

こっくりこっくりと頷きながら。

「いやね、私は骨董屋という名の、まぁ買い取りや、物を売る仕事をしてるんだけどね?
 最近、とある薬と道具を仕入れてね? それの効能を知りたくて
 雇われてくれる人を探してたんだよ」

何はともかく、騙すことはせず。真面目に話をしていく。
まぁ、ある部分は隠して、だが。

「変な薬じゃないし、身体のどこか悪くなったらそのお金もこちらで支払おう。保証付きってやつだ
 身体に傷つけたりもしないということも、約束しよう。なんでも頑張るという言葉が本当なら、手伝ってくれるかね?」

片目だけ開けて、金色を光らせながら。
様子をうかがって

エステル > 一体どんな仕事なのだろう。
2000ゴルドといえば、普通に暮らして10日は不自由なく暮らせるいい値段だ。
破格というわけではないにしろ、結構なお仕事になりそうだ。
期待に胸踊り瞳を輝かせながら、彼女の言葉に首を縦へ振って話を聞いていく。
冒険者であるからこそ、どんな依頼なのかはきっちりと知らなければならない。
疑うことのない眼差しはきっと、様子を窺う金色の瞳に優しさと、偽りがないことを感じ取っていたのかもしれない。
ーーたとえそれが表面上では、あれ。

「へぇ、お婆さん骨董屋さんしてるんだ。アタシ、そーいうの詳しくないけど…お薬を飲めばいいってことかな? うん。どんな仕事でも請け負うのが、冒険者エステルちゃんだよ! 何かあったらちゃんというからっ」

にへーっ。と、人懐っこい笑顔を笑顔を浮かべて、エステルは彼女の言葉を信用する。

スー >  
「ふむ。ならここじゃなんだから、私の店まで来てくれるかい? 今はお昼時だし。そうだね、ご飯を食べて、少しゆっくりしてからがいい。まだ用事も残っていてね」

そう口にすると。骨董屋”影の国”の場所を口にしていく。
そんなに入り組んだ場所にあるわけでもなく、普通の場所にある
普通のお店のようで――

「ではお願いするよ。冒険者様」

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からスーさんが去りました。
エステル > 「はーい! わかったよお婆さん! うん、じゃあきっちりと腹拵えしてから伺っちゃうよっ!」

果報は寝て待て、ということわざがあるらしいが、事実待ってみてよかったとはにかんだ。
お婆さんの伝えた骨董屋の場所を頭のなかに叩きこみ、反復してから、頷いた。
どうやら、危なっかしいところでもなさそうだし、そもそも信用しているのだから、問題ないと。
お婆さんが去っていくのを見てから、意気揚々とエステルは立ち上がり、足取り軽くギルドを後にして。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエステルさんが去りました。
ご案内:「骨董屋”影の国”」にスーさんが現れました。
ご案内:「骨董屋”影の国”」にエステルさんが現れました。
スー > そんなこんなで、昼時は過ぎて、夕方間近。
朝だろうと、昼だろうと。もちろん夜だろうと。
店内は暗い闇の中。ある明かりは、所々にあるランプの灯りだけ。

そんな中で、静かに。椅子に腰を下ろして。
依頼をした冒険者を待つ老婆が一人。

「さて、そろそろ、かね?」

エステル > 「えーっと確か……あのおばあさんが言ってたのはっと。――あ、あったあった!ここだここ!」

冷えだした季節は陽が傾くのが少し早い。
日差しの色が変わりだした頃、約束の時間丁度にエステルは店の前へ訪れた。
しかし曇ったようなガラスの向こう側、ぼんやりとした明かりが覗くのが精一杯で、人の気配を余り感じられない。
本当にいるのかな。と難しそうに首を傾げるけれど、もし居なかったら外で待てばいいだけ。
単純な話だと、エステルは昼間と変わらない期待に胸を躍らせながら骨董品屋の扉を開けた。

「お婆さーんっ!お邪魔するよーっ!」

ハキハキとした声が静寂の店内に響く。薄く明かりが照らされている不気味さに、僅かな寒気を感じたものの、
ローブを身にまとったエステルは依頼主を探すためにキョロキョロとあたりを見渡して、開いた扉から差し込んだ光を閉ざした。

スー > すると、暗い店内に光る文字が浮かび。ゆらゆらと奥に進んでいく。
そうすれば、やはり。いた……
闇に同化するような、黒いドレスに身を包んだ老婆が。

「いらっしゃい。さ、そこに座っておくれ。今、契約書、持ってくるから」

椅子から立ち上がり、自分の対面にある椅子を示して。
少し離れたかと思えば、持ってきたのは一枚の契約書。
簡単に内容をまとめた契約。
特に騙そうとか変なことが書いてあることもなく。
身体に不調が出たら必ず連絡することなど
むしろ保証してくれる部分がたくさんあって。
ここまでは、聞いてた話と同じ。
しかし――その試す薬と、道具というのが――……

『発情する媚薬と逢瀬のときに使う玩具』

そう記されている点を除いては。

「さ、内容に異議がなければ名前を書いておくれ」

エステル > 一歩ずつ歩く度に、窓から差し込む光が遠退いた。
歩みを進める度に闇の中に紛れたようで、ほんの少しの不安と心細さを覚えてしまいそう。
顔こそ気丈に笑顔を浮かべていたけれど、内心少し薄気味の悪さを感じていた。
ーーが、それも依頼主である彼女の姿を見れば安堵したように表情が弛む。

「あ、よかった。お婆さん居ないかと思って不安だったよっ。うん、ここで待ってればいいんだねっ」

まとったローブを脱げば、身軽さを重視した、露出の高い黒のベアトップとベージュのホットパンツを身に纏った健康的な少女の柔肌。
程よく腕と足についた肉付きと張りは冒険者の、括れと少し強調された胸元は幼さに反して女性らしさを伺わせる。
軋んだ音を鳴らす椅子に座ってから暫く、彼女が持ってきた契約書へ目を通した。
内容はやはり基本的にギルドで聞いた内容と何ら変わらない。
ただ唯一、違っていた面はその薬の内容。

「あ、えっと……これって」

思わず言葉が濁ってしまう。経験が皆無に等しいエステルでも書かれている内容の意味がわからないわけではない。
思っていた仕事の内容と違っていた分、躊躇を覚えてしまうけれど、すぐに自分の入った言葉を思い出す。

『なんだって頑張っちゃうよ!』

冒険者たるもの二言を並べては信用は落ちるし、何より相手は信用のできそうなお婆さんだ。
ちらりと、彼女を視線で伺ってから、迷いを断ち切るように首を左右にふる。
不調が出たら、保証してくれると書いてあるし、きっと大丈夫。
そんな安易な考えで、彼女はポーチから羽ペンを取り出すと、インクにつけてその契約書に名前を記す。

『Estelle Marlowe』

幼さの割には綺麗で少し丸まった事態をそこへ刻んで、真っ直ぐな視線と笑顔を浮かべて、その書類を彼女の手元へ。
ただやはり、ほんの少しの不安を残したように細めた瞳は、嘘のつけない純粋さを表しているようだった。

「ーーうん、大丈夫。これでよかった?」

スー >  
――おや、やはりサインしたね

予想通りといえば予想通りだが、この反応を見る限り
あまり、ここちよくすんなりといった感じではない。
ということは、見た目通りと、また先ほど抱いた感想が正しかったと見える。
また――こちらへのもまた伺える。

商いとは信用が第一である。であれば、だ

「まぁ、処女なら膜を破ったりするような荒いことはシないし、男と性交してこいとも言わないから安心しておくれ」

シワシワの手で、その契約書を受け取りながら。
やんわりと微笑む。
そして、ことりと置いたのは一本の小瓶。

「独特な味だが、ちゃんとしっかり飲み干すこと
 飲むと子宮と膣などあんたの性感が全部高まるようになってるらしい
 弱いところが顕著に出てくるよ。あと身体がすごく熱くなる。あとは、そうだね――どこがどう熱くなったとか
 どこがきもちいいとかの実況も頼むよ」

そう説明していけば、下にシーツを敷いて水浸しになってもいいようにしていく。

「音は漏れないように遮断しておくよ。人払いの魔術も敷いてる。よほどのことがなければ、ここのことが漏れることはないさ」

エステル > 心地よくすんなりといかないのもまた当然だった。
エステルは一人前の冒険者を目指している、そのためにどんな仕事でも、曲がったことでなければ、小さなことから大きなものまで常に全力だった。
しかし、それでもまだ15歳の少女。それなりの貞操も、羞恥も持っている年頃だ。
それでも一度言ったことは曲げない、真っ直ぐな正しさのように、
彼女へ向ける笑顔は作ったものではあるけれど、信頼している証拠だった。

「あはは。大丈夫だよ。お婆さんのこと信頼してるもんっ」

幼さのある掌から、老婆の手へ書類が渡され、代わりに受け止めた小さな小瓶。
ガラスの擦れる音と栓の抜けた音が、妙に耳に残る。

「うん、それくらいなら……平気っ。
 ありがとう、やっぱり流石にほかの人に見られるのは恥ずかしいから……。
 じゃ、じゃあ…えっと。飲むからね……っ」

お婆さんに見られているという点に関しても恥ずかしい気持ちは強く、やや動悸が激しくなるのを覚えるけれど、
言った手前、引き下がれない。ごくりと余分な水分を飲み込んでから、渇いた口腔へ。みずみずしい唇へ、意を決して瓶の中身を飲み干した。

スー >  
頬が赤みを帯びているのを、この暗がりでも老婆は見逃さない。
が、少女からしてみればこの暗がりはほんの少しの和らぎになるかもしれない。
なにせ、自分のこれからの姿を少しは隠してくれるかもという
そんな想像ができるからだ。こくりという音が耳朶に届けば。
静かに、静かに告げていく。

「さっきあったばかりなのに、信頼というけどねぇ。悪い人に捕まったら、あんた大変そうだよ」

苦笑交じりにそんなことをつぶやくが、少女の耳に届くかどうか。

媚薬――効果時間は短いが、その感度上昇がその辺のものより
格段に高いことを一回目の試運転で実感している。
即効性と、効力の高さ。
それが売りだ。

「さ、どこが気持ちよくなってきた? 特にどこが、熱い?」

さぁ、試運転の始まりだ。

エステル > 「へーきだよ。アタシだって…人の目を見るくら……ッ!?」

一気に薬を飲み干した後、全てを言い切る余裕もなく異変が訪れた。
少し甘ったるく青臭いような苦味が駆け抜けたかと思うと、まるでその染みこんだ所が
焼けるように熱かった。
それだけじゃない。身体全身、頭の毛先から、爪先まで火を灯されたように熱い。
身を焦がすような熱に、声が引っ込んでしまう。
もう、相手の声が届いていないくらいに火照る身体に、エステルはどさりとシーツの上に腹ばいになる。
のたうつように身体を捩らせ、悶て、仰向けになる。
ほんの少し表情が見えなかっただけなのに、その頬は紅潮で染まりきり
発熱したように大量の汗を吹き出して、荒い吐息。

「ーーな、ァ……は、ァ、あ…ッ、ひゅ、ぁ、ア、ン……ッ
 な、に…これ……身体、あつ、ゥ……ッ♡」

力の篭っていた声色は、艶の色に染まり、か細くなる。
血を送り出す心臓は疾く、酸素を求める度、大きめの膨らみが揺れて、
異常への訴え。自分が自分でないような錯覚に、どうにかなってしまいそうだった。
そんなエステルの頭のなかへ漸く染みこんでくる老婆の言葉。
酩酊してしまったような頭のなかで、約束のことを思い出して、熱っぽい声が囀った。

「お、なか…お腹のとこ……ッ 奥が、ァ、ジンジンして……ッ 変、なの……ッ
 えっちな、とこ…も、キュンキュンして……ェ、ン、ぁ……ァ♡」

スー >  
「ふむ、やっぱり子宮のところが響くんだね」

男の場合は前立腺と肉棒。そしてアヌスだった。
なら女ならば、子宮。膣と読んでいたが、大当たりだったようで。
それを、そのまま見下ろしながら。

「ところでさっきも聞いたけど、あんた処女? 性交の経験は、あるかい?」

しゃがみこんで、目線を合わせながら
そっと話しかける。たまに、ふーっと息をかけて
感度の確認をすると、ミントの香りが鼻腔をくすぐり――

「自慰の経験は? したことあるなら、週に何度だい?」

エステル > 「あ、ァ……あと、この…ォ…へ、ん……ッ、ふ、ぁ、ァ、は…ここ、も…ッ」

もどかしげに動かした手が示したところは臍の間近、膀胱の位置する所。
その奥、熱を持った膣内の中で特に熱を覚えた場所への疼きは、紛れもなく、自分自身ですら知らないエステルの弱い処だった。

「ふぁ、ァ、あ……は、ァ、ん、ぅ、ンぁ…ッ、は、は、ァ……
 そーい、うの…した、ことな…ァ、は、ァ……アタシ、ひ、ぅ…ン、ぅ…ッ♡」

鼻腔をくすぐるミントの香り。耳元すらその囁きに支配されて、ゾクッとエステルの身体が弓なりに弾ける。
熱と疼きを覚える場所だけじゃない、まるで直接内臓に触れられたかのような過敏な反応は、まるで全身を性感帯に変えられているような気分だった。
気持ちよくなってしまう場所。エッチな処。
以前、出て行った兄のことを想い、してしまい。それ以来怖くなって、しなくなってしまったこと。
その衝動が蘇って、不安と快楽への葛藤に頭の中を掻き回されてしまっていてーー

「いっか、ぁ…しか、ァ、ッ、ン…した、こと…な、ァ…ンぅ♡」

スー >  
やはりこの薬は、飲んだものの弱い場所を自然と敏感にしてしまうらしい。
まだ推測の域を出ないが、試運転のデータが取れれば確信となって、セールスポイントとしてあげることもできるだろう。

「ふむ、そうか。一回か」

なら、都合が良いというように。

「じゃあ、その一回を思い出しながら――自分で弄ってイッてご覧」

見てるからと、付け足して。

「あぁ、実況も忘れずにね。ちゃんと疼く場所を自分でいじるようにね。ごまかしちゃダメだよ」

エステル > 「ふぇ……、おもぃ、だし……て……?」

弱々しい声音。真っ直ぐだった瞳も緩み、潤んで、彼女の言葉を繰り返す。
初めてした時。怖くてしなくなった時をエステルは思い出して自分の臍の周りに触れた掌を、恐る恐る滑らせていく。
優しくて、頼りになる自分の目標である兄。
憧れで、同時に兄妹という関係でありながら、幼さ故に恋心に似たものを覚えてしまったこともあった。
だから、その兄が遠くへ新たな地へ冒険者として離れてしまった晩、初めてエステルは自分を慰めた。
その出来事が、封印したはずの扉が軋んだ音を立てて開いて、
焦がれそうな衝動を抑えきれず、ベルトを緩め、ボタンを外したホットパンツの中へと手を忍ばせる。
指先が触れると、そこは自分でも知らないくらいに湿っていて、月に一度訪れて暫く続くものよりかは少ないけれど、それよりも鉄臭くない湿った感触が指と、恥丘を刺激した。

「ァ、は…おに、ぃちゃ…ァ、さみし、ぃ、よ、ァ……ハ、ァ…
 そばに、いて…くれな、ァ、ン、ゥ、ふ…ァ、あ…ひぁ、ァッ♡」

ぐっと自ら指を下着越しに恥丘へ押し付ける。
未だ熟していない幼い少女の器官、ぴたりと閉じた割れ目を押し込み、
痺れるような駆け抜ける刺激にガクッと腰が跳ねて、淫靡なソプラノを響かせて、彼女の耳に届かせる。
動き出した指は止まらない。その染みを広げていくように指を押し付け、
出会ったばかりの老婆の前で、一人で悶え、随喜に狂いだしてしまう。

スー >  
「そぅ……思い出して――……」

一回きりということは、きっとこの少女にとって
それは大きな出来事だろう。
辛いのか楽しいのか、悲しいのか――
感情までは知り得ないが、だがその事実は官能を引き出すに十分。
少しずつ漏れだした水音。
パンツににじむ、湿り気。
香る、メスの匂い。

十二分に薬が入っているのを確認した時。
寂しいという言葉が響いて――

――初恋か何かか。本当に慰みをしたのかな?

推測が、少しずつ立っていく。
少年のときもそうだったが、この試運転は思いの外
人の中身を見る術となるらしい。新しい発見だ。
これは薬の効果なのだろうか、なんて思いつつも――

「自分だけじゃ、物足りないかい?」

囁く。
まるで、もっと良くなる方法があるよ、というように

エステル > 「は、ァ…ひゅ、ン、ぅ、ふ、ァ…お兄ちゃ……ン、ぅ♡
 ひとり、に…し、ちゃ…や、ァ…ン、ぁ、あ、ァは、ァッ♡」

喜悦の声に混じって、淫靡な水音がにちゃりと響く。
初めてそうした時よりもずっと強い刺激に指が追いつかない。
あれ以来、そうなってしまう自分が、このまま弱くなってしまいそうな自分が怖くて、
求めることをやめてしまった。
押し付けるだけじゃ物足りなくなった刺激は、脳内で分泌する快楽の感情のままに指を擦らせる。
拙い行為、拙い声。
読みがってくる記憶を後押しするように聞こえた、嗄れた甘い囁き。
悪魔のような、甘い囁きに、正常の思考が、理性が働かないエステルは彼女の瞳を覗き込んだ。
ーー欲しい、もっと欲しいと強請る、快楽にとろけた瞳で

「もの、たりな…ァ、欲しい、よ……ッ
 もっと変に……えっちに、なりた、ァ、ぁ、ン、ふ、ゥ、ア……ッ♡」

だから求めてしまう。声に出して、その術を。
欲望のままに。

スー >  
「そぅ、それじゃあ……」

一つの道具を取り出す。
夜の玩具。魔道具……
手の形をした、細長いステッキ。
マジックアイテム”猫の手ならぬ孫の手―マジックハンド―”

効果は――……

「子宮と、クリトリス、膀胱、乳首、膣、耳穴、菊座……後一個は、どうしようかね? まぁ――9個使う必要はないか」

魔法の手を、指定した場所に出現させて。
性感のように活性化、またもみほぐしながら振動する。
ネコの命は9つあるという、なにかの格言を元に作られ、限界数は9個までというマジックアイテム。

「せっかくだから試しに使ってみよう? まぁほんの少し強すぎるかもしれないが」

ぎゅむっと、子供の袋が揉まれる。
処女膜は破らずに、じっくりとねっとりともみくちゃにしながら、弱いと自白した膀胱と、浅い部分もまた同時に刺激して。
剥かれていないであろう皮を被った陰核を向きながら、シゴキ。
お尻の穴にも、変な違和感。きゅうっと服の上から胸の先にとがる物が引っ張られ。また、脳に一番近い穴をちゅくちゅくといじられる――

「さて、効果はどうだい? 実況してね」

エステル > 「ーー……ッ!?
 んぁ、ふ、ァ、ァ、ひぅ、ぐ、ン、ゥ、ひゅ、ァ、ぁあ、ッ♡ 
 にゅぁ、ァ…、ふァ♡ ひゃ、に、これ、ェ、ン、ぁ、ぁン、あ、ァ、ィッ♡
 ダ、め、ェ♡ ァ、か、ハッ、ごわ、れ…ッ♡ ン、ァ……ッ♡」

唐突な刺激だった。狂ってしまいそうなほどの刺激。
見えざる何かに全てを掴まれるその感覚。
一瞬のことで何がなんだかわからずに、ただ受けたこともない刺激が頭の中を真っ白にした。
鷲掴みにする五本の指。柔らかな粘膜を直接掴まれて、過敏になったそれは直ぐ様、脳天を焼きつくした。
子宮の側にある卵巣が排卵を強要させられて、潰れてしまいそうなほどの圧迫に、悲鳴に似た嬌声が止まらない。
抑えられない衝動。理性なんてとっくに砕けてしまった。
過敏な肉芽を摘まれ、
充血したたわわに実った果実の蕾を引っ張られ、
ヒクヒクと疼く窄みの入り口を穿られて、
脳を溶かす耳元で這いまわる刺激、
膣の浅い場所も、波を打つ膀胱の中も、
その全てを支配され、刺激され、堪えることなんて快楽をろくにしらないエステルには不可能だった。

「ダ、め、ダメェッ♡ 壊れ、こわ、ァ、ぎ、ひィッ、ふ、ぅ、ァ、あッ…ン、ァ、あ、ァああッ♡
 ひ、ぬゥッ♡ おかひくな、って、死ンじゃ、ァ、ァ、ィ、ァ、あ、ァ…ッ♡


 ーー……ァああああアあ……〜〜ッッ♡♡」

打ち寄せ続ける波は休ませることを教えてくれない。
それなのに、それよりも遥かに高い、快楽という名の津波が、全身を奪っていった。
頭をしたたかに床に打ち付け、押さえつけられた蛇のようにのたうち回り、全身の筋肉が伸びきり、指を開いて、大きな痙攣。
空洞である膣内を、腸内を執拗に圧迫し、
瞳には理性は宿っておらず、頬を涙で濡らし、
下着とアンダーは、最早なんの汁かもわからないほどにぐしょぐしょに湿り、粗相をし、老婆の杞憂通り、シートの上は大きな水たまりを作っていく。
最早人間としての尊厳を失ってしまう有様。
それなのに、打ち寄せ続ける高波に抗えず、絶頂と痙攣をエステルはひたすらに繰り返し、
決して意識を手放させてはくれなかった。

スー >  
「おや、死なれるのは困るね」

薬との併用。思いの外、これも中々強力らしい。
だが8コはやり過ぎか。せめて3個位がちょうどいいかもしれない。
メモを書きながら――急激な快楽から緩慢な刺激にシフトする。
揉むから、撫でる程度にしながら。腸と耳、膀胱をカット。
子宮とクリトリスと胸の突起だけにしておく。

「随分、盛大にイッたね。もしかしたら変態で淫乱さんなのかもね、アンタも」

突然やめてしまうとぷっつり意識が堕ちてしまうのを考慮してか
ゆっくりゆっくり、慎重に快楽をひいていかせる。

「私も使うの初めてだからさ。悪かったね」

なんて言いながら、ぐっと外側から干からびた手で子宮を押してみた。

「もしかして、子宮の開発とかできるのかねぇ。処女のまま」

一応確認。
これでできるとしたら、奴隷商人、調教者に売ってもいいかもしれない

エステル > 「ァ、ひぅッ…ひゅ、ぅ…、く、ゥ、ン、ィ♡
 ィ、ぁ、ふ、ァ…ァ♡ ーーァあ、は、ァ…ァ、は…ァッ♡」

ガク、ガクッと小刻みに震える身体。幼い体躯。
ここまでの快楽をしかも、正常の思考ではない状態で受けてしまえば、
常軌を逸したような絶頂をしてもおかしくはなかった。
緩慢していく刺激に、のたうち回るエステルの身体は、徐々に弛緩していく。
伸びきった掌が緩み、伸ばしきった膝に折り目がつき、瞳孔が開いてしまいそうなほどに見開いた紫色は、
未だ随喜の色に染まっているものの、大人しさを覚えていく。
ほとんど初めてに近い少女にはあまりにも過激すぎる刺激。
しかし、もしかしたら。そういう才能を秘めている可能性も、少女の身体には秘められていた。
ーーなにせ、兄のことなんてもう既に頭から抜けていて、得体のしれぬ気持ちよさに、
その泥沼に飲み込まれているのだから。

「ァ、は……ッ♡ ひゅ、ぁ…ァ…… ンぅッ!?♡ ィ、ひゅ、ァッ♡
 そ、こ…ぎゅッぅ、ってェ♡ し、ひ、ぃな、ァッ♡」

甘い声は既に呂律が回っていない。ただ快楽に咽び泣いて、狂ったように悶てしまうだけ。
もしこれを記憶に焼き付けてしまっては、最早廃人に等しくなるほどに、
既にエステルの頭の中は壊れ始めてしまっていた。
最初に出会った頃の溌剌とした笑顔も、気がつけば、壊れてしまった人形のように。

スー > 子宮の感度上昇――
なるほど、十二分な刺激ともに、ふつふつと
知ってしまった感触に、女として、メスとして開花しつつある少女。

「ほんとうに? しなくて、いいの?」

ゆっくりと、ゆっくりと。押すから、撫でるに。
胸の刺激をカット。あとは、クリトリスと、子宮だけ。

「そんなに、よだれ垂らして、声を出しているのに……」

少しずつ、刺激が消えていく。
ゆっくりと、遠のいてく。

「でも、シないでと言われたらしかたがないね?」

エステル > 「あ、ハ…ァ、あ……ァッ♡
 ァッ……ン、ぁ、は……は、ァ♡」

薄れていく刺激。
高みに登らせてくれる筈の刺激は徐々に遠退いていく。
刺激的な快楽が弛緩したものに変わり、彼女の声が段々と遠のいていくのを覚えて、
エステルの脳内に漸く思考が蘇る。

ーーアタシなに、してるんだろう。なんで、こんな…気持よく

打ち寄せる快楽の波が引いていき、余韻に浸りながら、か細くも荒い吐息は未だ艶を帯びて鳴いていた。
押し込まれた子宮の中は疼いている。見知らぬ何かを求めて疼き続けている。
どうしたらいいのかわからなくて、不安で、もっと欲しく、なっていて
漸く少女は、媚薬に後押しされながらも自らの意志で口にしてしまう。

「ーーや、ァ……ッ、ぁ、は……も、もう…すこ、し……ァ、は……ァ
 ほしぃ…ッ♡ もっと、ォ…ッ、きもち、よく…ン、ァ、は……は、ァ
 気持よく……し、て……ッ♡」

後戻りできないほどにエステルは知ってしまった。
女性としての悦びを、快楽を、メスとしての在り方を。
処女のまま、知ってしまう。

スー >  
甘くとろける声。
やはり、少年のときと同様。ある程度、性的な抵抗を和らげる効果が
この薬にはあるらしい。おねだりをされるが――
これ以上するのは危ないと判断して……

「仕方ないね。なら、もう少しだけ、ね?」

ゆっくりとマジックアイテムの効果を切っていく。
クリトリスを落とした後――

「これは薬のせいだからね。薬が切れたら、アンタは元通りだ。
ほら、ゆっくり、息を、はいて?」

息を吸い、吐いて。息を吸い、吐いてと。
誘導しながら、子宮を揉むのを再開する。激しくはなく、呼吸と心臓の……命の営みと合わせた、もみ方。
それに合わせて、お腹を。ぐっぐっと押されて――
薬が抜けきるまで、そんな緩慢のような……
けれど、少女にとってはえげつない悦楽が、時間いっぱいまで続けられて――
薬を抜き、イキきらせるマッサージが終われば。
少女の体は、思考は。元に――

エステル > 「ン、ぁ……は、ァ……こ、れ……♡
 しゅ、ご……ァッ♡ は、ァ、ひゃ、ンぅッ♡ きもち、ィ♡」

蕩けきった甘い声で喘ぐ。
思考を壊してしまうような刺激から、それは漸く肌で甘さを感じることができる至福のような悦楽。
随喜に染まった様相。
彼女の手ほどきを受けながら、和らぐような呼吸を繰り返し、子宮に与えられる
生命の営みを意識した心地。安堵と淫声が交じり合い、弛緩した快楽を注がれて、少女は悦楽を知り続ける。
処女を失わぬまま、無意識の中に快楽を刷り込まれ、やがて媚薬の効果が切れる頃には、
浮世離れした快楽の記憶は奥深くに眠るだろう。
目が覚めた頃には変わらぬ日常が戻る。
ーーその身体にメスという本能の蕾を咲かせながら。

スー > そっと、目が覚め、日常に戻っていった少女を見送った老婆は……

「一度じゃ、刷り込みは出来ないけど何度もやれば
 その筋にも受けるそれには出来そうだ。過剰摂取注意、だね」

注意書きに追加する文を考えながら
少年の時と同じように、後始末をしていく。
学んだせいか、シーツを取り替えるのと――

「水拭きくらいはしておこうか」

それくらいの作業だけで済み。
後始末だけで営業時間を終えてしまうなんてことはなかったそうな

ご案内:「骨董屋”影の国”」からエステルさんが去りました。
ご案内:「骨董屋”影の国”」からスーさんが去りました。
ご案内:「平民地区 夜市」にリーシャさんが現れました。
ご案内:「平民地区 夜市」に魔王アスタルテさんが現れました。
リーシャ > 「ぁー、そうだねぇ……初めてあった時も酷い目にあったし。正直、気持ちいいので心臓止まっちゃったのは前にも後にもあれっきりだよ、もう」

(そういえばこの子に一度殺されてるんだよなぁ、なんて考えながらも、やっぱり憎める気がしない。何より少女が無邪気すぎるのが原因な気がする。――自分を痛めつけるときも肉汁そばを食べる時も同じ表情で笑うのだ。――無論前者のほうが発情の色混じりになるが、基本同じ、楽しさが浮かんでいるのがよく分かる。全く、とは思いながらも、色んな意味で勝てる気がしなくて)

「ん、覚悟決める時はあるね。好きな人を守る時とかは特に。――自分の命より大事なものを見つけると覚悟が勝手に決まっちゃう感じかも。アスタルテにもそういうのあるような気がするけど」

(肉汁そばは好評だった様子。犬食いについては顔を真赤にしながら敢えて聞き流すも、蜜のアイスの話には、流石に顔を真赤にしながら口をふさごうとして手を伸ばす。)

「待った待った待ったーっ!それいつまでも言われるとボク恥ずかしさで死ぬから!――あと、その……アスタルテのような可愛い子にはもっと優しく抱いて欲しかったなぁ、なんて」

(可愛い子は嫌いじゃないどころかむしろ好きな方だから、ちょっとばかり拗ねたような物言いで告げる。尻尾はその態度に反して、アスタルテの反応を待ちわびるかのようにゆらゆらしていた)

魔王アスタルテ > 「あの時のリーシャちゃんはえっちくて、すっごく可愛かったんだよ!
 乳首や陰核、お尻の穴をいじられたリーシャちゃんが何度もイってねー、あはっ♪ 心臓まで止まっちゃってたね」
(あの凌辱を思い返すように、無邪気に、そして楽しそうに語る。
 一足先に肉汁そばを平らげたリーシャだが、アスタルテの方が食べるペースは遅い)

「そっかぁ。リーシャちゃんには、命を賭けてもいいだけの好きな人、素敵な人がいるわけだねー」
(その時、アスタルテの眼つきは一瞬だけ真剣なものに変わる)
「あたしもね、あるよ。
 どうしても成し遂げたい野望はあるんだよ。
 そのためなら、覚悟を決められるね」
(それは数多の魔族や魔物を従え導く、魔王の野望だ。
 束の間のシリアスな雰囲気だったが、アスタルテはすぐに陽気な子供の笑顔に戻る。

 アスタルテよりも先に、四天王の面々が肉汁そばを完食していく。
 四天王は『中々においしかったな。ご馳走になった』などと、感想を述べていた。
 もぉ~、顔を赤くするリーシャはほんとにかわゆいよー。
 顔がどんどん蕩けていっちゃうよ♪)
「あはっ♪ あはは♪
 恥ずかしがるリーシャちゃんも、とっても可愛い♪
 そっかぁ、優しく抱いて欲しいんだねー。
 分かったよー、だからそんなに拗ねないでよー」
(尻尾は、すっごく正直だね!
 いいよ! ちゃんと抱いてあげるからね!
 アスタルテはまだ肉汁そばを食べ終わっていないが、リーシャの背後に歩いて回り込む。
 そして優しい手つきで、リーシャを抱擁した)
「リーシャちゃって……抱き心地いいよね。
 抱き枕にしておねんねしたいぐらいだよー」
(リーシャを抱きながら、『よしよし』と頭をゆったりと撫でる)

リーシャ > 「だからぁ、もう、そういうの言われるの恥ずかしいんだってっ!――うぅ、アスタルテは意地悪だー……」

(顔を真赤にしながらもじもじと反論。思い出してしまったからか、お尻がひくひくむずむずと疼いてしまうような気がして。それをどうにか振り切るように頭を振ると、深呼吸して調子を戻す。――それにしても彼女は自分の痴態を凄く嬉しそうに話すなぁ、なんて考えながら)

「ん、居るよ。お嫁さん。――流石にアスタルテに頼まれてもあの子はあげないよ?――で、そっか。アスタルテにもやっぱりあるんだ。ま、どうしてもボクの手が借りたくなったら貸してあげるよ?流石にそこらの女の子を斬り殺せとか言われたら断るけど、しょんぼりだから抱枕にさせてとかそのくらいならね」

(見た目通りとはいかない、魔王である彼女の片鱗に触れる。こうした姿が様になるから、彼女とともに彼女の道を往く魔族も増えるのだろう。――それになんだかんだで四天王?の彼らも悪い奴じゃないみたいだし、と偏見を持たない少女はすんなり受け入れきっていた。お礼には素直にいえいえと返しつつ)

「う、ぇぅ……い、今のは言葉の綾っていうか、その――んむっ……」

(慌てて訂正しようとするも、彼女に抱きしめられてしまうとその言葉が止まる。頭を撫でられると、その気持ちよさと暖かさに、根付いた衝動を抑えられなくなって)

「……アスタルテ、その、首輪、魔力込めて、命令、してよぅ……その、し、死なない程度に、無理やり、アスタルテに、されたくて――だ、だめ、かな……?」

(小さな声で、そっとおねだりしてしまう。――少女が下手に出る相手など今のところは1人だけ。幼き魔王であるアスタルテにしか見せない――最愛の恋人にすら見せない姿がそこにはあった。)

魔王アスタルテ > 「そのリーシャちゃんの赤くなっている顔がそそるからね、余計に言いたくなっちゃうんだよ♪
 そうだよ、あたしはリーシャちゃんに意地悪したくなっちゃうの。
 だって、リーシャちゃんがこんなにも愛らしいからね。
 あたしをゾクゾクさせるぐらいに、リーシャちゃんが愛らしいのがいけないんだよ?」
(羞恥を煽りながらも、アスタルテのその言葉は優しいものだった。
 可愛いからいじめたくなっちゃう。気持ちよくしてあげたくなっちゃう。
 リーシャがね、アスタルテを興奮させるの)

「リーシャちゃんはまだ幼いのに、お嫁さんがいるんだね。
 ちょっとびっくりだよー。
 それで、リーシャちゃんの嫁って事は、すっごく可愛い女の子なんだよね?
 あたしの脳が勝手に、可愛い娘で補完されていっちゃってるよ!
 えぇ~、くれないの!?
 そもそも、リーシャちゃんと婚約しているなんて、そのお嫁ちゃんもすっごくうらやましいよ!」
(そこまで興奮気味に述べていたが、落ちついてきた頃に柔らかく微笑んでみせる)
「そっかぁ。お嫁ちゃんと幸せに過ごせるといいね。
 これから、いっぱいいっぱい幸せな事が待っているかもしれないよ」

(そして、手を貸してくれるとリーシャに言われると、アスタルテはにこりと笑った)
「わぁ~、リーシャちゃんありがとー♪
 さすがにそこらの女の子を殺せ、なんて頼みは言えないよー。
 だって、人間の女の子って可愛いもんね!
 どう考えても、もったいないよ!
 それにね……。
 本当に嫌がる事を頼んじゃったら、リーシャちゃんも困るもんね」
(リーシャにはお嫁ちゃんがいるし、王都で暮らす住民だからね。
 そこらの女の子を殺せなんて頼めないよー。
 あと、可愛い女の子を殺しちゃうなんてもったいない!

 真剣な話をするなら、適材適所という言葉もある。
 そこら辺の住民を斬るのが嫌だという人はいるし、逆に喜んで斬れる非道な者もいる。
 もしそういう事が必要になった場合は、後者にお願いすればいいわけだよ)
「なら、あたしがしょんぼりしちゃった時は、優しいリーシャちゃんを抱き枕にして寝るよー」

(背後から抱きつき、そして頭なでなで)
「リーシャちゃん……いいよね……?」
(そして服の中に両手を入れて、胸に近づけていく)
「それとも、ここではない密室に行く?」

(リーシャに、首輪に魔力を込めてと言われると、嬉しそうに頷く。
 そして、小さな声で返した)
「分かったよー。
 それではお望み通り、首輪に魔力を注ぐね。
 そうだねー、今日は優しく可愛がっちゃうからね♪」
(アスタルテは背後より、首輪に甘噛みする。
 すると、魔王の口をつたって、大量の魔力が首輪に流れていく)

リーシャ > 「……むぅ――そうやって他の女の子も口説いてるくせにぃ……ん、でも、良いよ。ボクと一緒にいる時にボクを見てくれるのならそれだけで。――なんて言うとこう、爛れた関係な気配がするのだけれどね。こう、婚姻より主従っぽい気がするけども」

(優しげなその言葉には、顔を赤くしながらも満足そうで。尻尾は嬉しそうにゆらゆらしているし、猫耳もひくひくと蠢いている。ポーカーフェイスを気取る割に、その様子は、気分は、尻尾や耳によく出て、実を言えばわかりやすいのだった。)

「ん、いるんだよー……可愛いよ?可愛くて、ぎゅってすると赤くなってくれそうで、ね?――だって、ボクのお嫁さんあげたら、ボクのこと見てくれる時間減っちゃうし――ふふ、アスタルテを独り占めー、なんだよ?」

(最初のあれですっかり屈服しているものだから、従順に、独占欲を示す。恋とは違う、もっと淫猥で爛れた、情欲を満たし合うような関係。勿論、好意はある。けれどそれは、結婚という形ではなく、彼女の玩具になるという歪んだ形になって現れていた)

「――ん、ありがと。魔族に祝福されるなんて普通の人じゃ考えられないけど、アスタルテやアスタルテを支えてる皆に祝ってもらえるなら嬉しいかなぁ……♪ふふ、アスタルテにもいい子ができると良いなぁとかちょっぴり思ってたりするけど」

(まだ早いかな?でも、案外考え方とか大人だしなぁなんて。それがカリスマってやつなのかな?とか考えながら)

「あはは、でもそれだと男はオッケーって感じになっちゃうから、こう、魔物や悪者以外を殺すのはなしって感じで。代わりにそう言うの相手な時は、全力出させてもらうからっ!あの場じゃアスタルテに刃が立たなかったけど、ちゃんと刀を抜けば――いや、うん、アスタルテが怪我しちゃうのはダメだね」

(一度抱かれる前ならばその小さな体に刃を突き立てることも考えられたはずなのに、今じゃもうそれをしたくない自分がいる。――きっとそれが、負けを認めたということなのだろう。故に勝者である彼女がたまらなく愛しくて、心の底から仕えたくなってしまうのだった。いいよね?と問われると、頭より先に体が反応して、頷くと同時に、周りには見えないようにやわらかな布のスカートをめくり上げる。秘所を覆う下着は蜜でぐっしょりと濡れており、濃密な雌の匂いを溢れさせていて)

「――あ、アスタルテが、望むなら、どこでも……ボクはアスタルテの、玩具、なんだよ、ね?それなら、その、玩具に遠慮なんてしない、はずだし……」

(濃い魔力による酩酊を感じながら、呟く。彼女が望むならこの場で粗相すらしよう。――最早首輪による縛りがなくても、少女は命令を聞くつもりで居る。だから首輪は、結局のところ言い訳でしかない。しかしその、言い訳こそが今は重要だった)

魔王アスタルテ > 「可愛い女の子は、愛したくなる性分なの。
 あはっ♪ リーシャちゃんの寛大さにあたしも感謝しなくちゃだね。
 だからその分、リーシャちゃんといる時は、リーシャちゃんだけを見て、愛でちゃうよ。
 そうだねー、主従だね。
 あたしはリーシャちゃんのような愛らしい従者がいて、幸せ者だよー」
(嬉しそうに尻尾をふり、耳を動かすリーシャを見て微笑む。
 リーシャの猫耳と尻尾が他の人には見えてないのが、残念なぐらいだよー)

「そんなに可愛いお嫁ちゃんなんだぁ~。
 聞いているとますます欲しくなっちゃうよー。
 もぉ~、心配しなくても、リーシャちゃんの事は見てるよ。
 きゃはっ♪
 リーシャちゃん、それは破壊力が高すぎるよ!
 あたしね、リーシャちゃんに独り占めされて、心臓が止まりそうな程にドキっとしちゃった♪
 こうなったら、もうあたし、この欲情を抑えられないよ……。
 リーシャちゃんを独り占めして、狂おしい程愛すからね……」
(アスタルテもまた、リーシャを可愛がりたいという思いをさらに強めていた。
 リーシャの言葉に、独占欲も刺激される。
 リーシャからの好意を感じるけど、それは恋ではない)

「魔族でも、祝福ぐらいさせてよー。
 幸せを願うのは、多くの生物に当てはまる事だよね」
(最も、幸せがなんたるかを知る術がない可哀想な者達も、世の中にはいるもだ……悲しい事だけどね。
「あたしは実のところ、そーいう事はまだあまり考えてないかなぁ。
 可愛い女の子を存分に可愛がりたいというところもあるからね。
 だけど、それはとっても素敵な事になるね」
(もしアスタルテにそんな子ができたら、他の女の子にも手を出しちゃって嫉妬されちゃうよね)

「分かったよー。リーシャちゃんは、正義感が強いからね。
 なら、悪者を倒す時とかはリーシャちゃんに頼んじゃう事もあるかもしれないから、その時はお願いね。
 そっかぁ。リーシャちゃんは、刃を抜けばとっても強いんだね。
 あたしも、何かリーシャちゃんの頼みを聞いちゃおうかな♪」
(リーシャは、布のスカートをめくり上げる。
 そんなリーシャ蜜の匂いは、アスタルテをさらにゾクゾクとさせた。
 とっても、良い雌の匂いだよー。
 リーシャちゃんの匂いだよ!
 ずっと嗅いでいたくもなるね!
 彼女の下着は既に、蜜によりぐちょぐちょに濡れているのだ)

「なら、リーシャちゃんのお部屋にいっちゃおっか?
 密室の方が、リーシャちゃんも安心できるよね?
 それにそこなら遠慮せずに、リーシャちゃんをおもいっきりいじめちゃえるね」
(この場で、みんなで見られている前でえっちぃ事をしちゃうのもいいんだけどねー。
 リーシャと密室で、二人きりでえっちな事をしちゃうのも捨てがたいよね。
 どちらにしても、リーシャを可愛がっちゃうけどね♪
 そういう事で、密室への移動を提案してみる)

リーシャ > 「んー、ほら、ボクと同じような境遇の子を見たらさ、ボクが我儘言ってその子が恩恵を受けられないのもあれかなって思うし――だから、ちゃんとボクを見ててくれるなら許すし、その……そもそもボクはアスタルテの玩具なんだから、許すとか許さないとかそんなこと言ってる生意気な子にはお仕置きしても、いいんだよ?」

(段々被虐の欲求が燃え上がってくるのを感じると、言葉の端々に虐めて欲しいという言外の意味がこもり始める。もう一度死にたいかといえばいやだが、かと言って死にそうなほどの快楽に溺れたいのも事実。ただ前と違って、もっと愛に満ちた泥沼に落ちたいのだ。結婚とは違う意味の鎖に縛られて、どことなくご満悦だった)

「ん、可愛いし、一途になってくれてとっても嬉しいんだ。だからボクも真心込めて愛を返さなきゃって思うのだけども。んぅ、もしかしたら、ボクはアスタルテのことを、ボクの欲求を満たすために利用しているかもよ?――今だって、その……アスタルテに虐められたくて、お尻一杯穿られて、その、目隠しとか縛られたりとか、お腹の中を触手やスライムの苗床にされちゃったりとか……あ、えと、これは、その、お店で働いてる時に読まされた本に書いてあったんだけど、ね?」

(酒場の宴会で無理やり読まされる官能小説の朗読会。女の子に読ませるのが良いのだとか言って、好評なものだから困る。お陰で余計な知識と疼きを得る日々で。そんな、恥ずかしい知識をうっかり披露しながら、もじもじと彼女を上目遣いに眺めていて)

「ん、アスタルテはお友達として、仲良くしたいなって思うから、アスタルテにそういうのができたらボクも目一杯祝福するね?でも、その時は流石に、その子を大事にしてあげるんだよ?」

(じゃないと泣いちゃうかもだからね、なんて笑顔を作ると、次第に疼きを抑えられなくなって、顔を真赤にしたまま縋り付く。発情すると対処法を知らないものだから、感情に流されるしかなくて、それ故に少女は、彼女の玩具になるべく提案に頷いて)

「……その、ボクのお部屋だと、お嫁さんがいるかもだから……その、えっちする、宿屋さんに、行ってみたいなって。行ったことないから、その、アスタルテに教えて、欲しくて。……し、四天王の皆も来たいなら来てくれていいし……ね?」

(自らの好奇心を満たす意味でも、もう我慢できないほどに情欲が高まっているからでもある誘い。彼女が乗ってくれるならそのまま性行為用の宿へと歩いて行く。その間も蜜はお漏らしのようにこぼれっぱなしで、石畳が濃く湿っていた。誰が見ても明らかに発情しきったその表情は、すっかり蕩けきっていた)

ご案内:「平民地区 夜市」からリーシャさんが去りました。