淫魔女王を母に持ち、妖美な容姿と無邪気かつ残虐な気性を併せ持つ、若くして邪悪な魔王としての素質に溢れた大悪魔。 父王に溺愛され、甘やかされて育ったため我慢を知らず、典型的な我儘姫君。 性格も悪ければ口も悪く、見下し罵る蔑むは当たり前。 強欲で加減を知らず自身の欲望に素直な姿を『悪魔として素晴らしい資質』として父王に評される。
私生活では自分は専ら何もせず、配下の悪魔に身の回りの世話から何から全てを任せるぐうたらで自堕落の極み。 自分から動くのは配下が好みの獲物を捕らえてきた時に遊ぶ程度で、気紛れに自ら散歩に出た時ですらすぐに移動が面倒になる堪え性なしの飽き性。 父王はそんな様子すらも「堕落は悪魔の本領」と相変わらずだだ甘い評価をされている。
人間を虫けら同然と見ているため、人間の国と魔族の国の境界の膠着した様子に苛立ちを覚え、 人間の国へ侵略をしようとしない他の魔王達ですら、それが情けないという理由で見下している。
魔王の娘ということもあり、その圧倒的な魔力から欲望の街での序列は磨羯宮・一位を預かる。
【エカルラート城】 父王にねだってもらった自分のお城。 権威を示すような巨大な城壁と、バロック調の内装美しい魔王城。 巨大な私室には玩具として飼い殺す人間を入れておく牢屋も併設されている。 無数の悪魔や召喚された魔神によって守られ、招かれざる者が姫の私室にまで辿り着くことは至難の業。 魔族の国に在る欲望の街ナグアルに居を構え、街全体を見下ろすように鎮座する。
【魔王ナルヴァート】 ネロの父王、武勇を誇り自らの力のみで魔王にまで登りつめた大悪魔 幾度も人間に討伐隊を向けられるもその全てを駆逐し生き残り、やがて姿を消した その後は幾人かの妻を持ち、それぞれにネロにとっての兄弟姉妹を授かる 現在は落ち着いた物腰で大局を見ることの出来る名君となって自らの領土の内政に注力している 絵に描いたような王の器であるが、あまりにもストイックが過ぎるためか自分の子供を溺愛しすぎ、それだけが玉に瑕と言われる
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