無銘遺跡群の地下に築かれた名もなき魔物の王国を統べるオークの王。 幾千のオークやゴブリンを従え、人間の砦や村落を蹂躙しては物資を奪い、恐怖を刻みつける暴虐の支配者。 ただの怪力の化身ではなく、人語を解し、魔術書を読み解き、時には軍略をもって敵を翻弄する知恵ある王である。
配下を使うだけでなく、己自身が矢面に立つことも多く、無銘遺跡の比較的浅い階層や洞窟などで遭遇し犠牲となる若い冒険者などは後を絶たない。 冒険者ギルドにおいても注意喚起がなされ、同時に討伐対象として扱われている。 そのため幾人ものベテランの冒険者が討伐を試みたが地下の王国に至るまでの無銘遺跡の複雑な構造、そしてオークの王であるズールの戦闘力の前に未だに討伐は成し遂げられていない。
タナール砦において山間から崖を下り、あるいは登り、横槍を入れることでも知られる。 その時に人間が占領していようが、魔族が占領していようが、それぞれが交戦中であろうがお構いなし。 不器用ながら屈強なオーク戦士は壁として突撃させ、手先の器用なゴブリンに火矢を射掛けさせる。そして己自身が中央を突き破る戦法がよく見られる。
《容貌》 身長:4.1m 体重:820kg 人間の雄の二倍以上にも達する巨躯。 緑肌に無数の戦傷が刻まれ、鋼鉄の城壁の如く隆起した筋肉の塊。 魔獣の毛皮を加工した外套、剥ぎ取った火竜の鱗を纏う。 腰元には巨大な双剣を二対、携える。 ただでさえ剛力を誇る己の巨腕を四本腕に増やす魔法を会得しており、同時に四本の剣を扱うことが出来る。
《性格》 苛烈、豪放、そして冷徹。 容赦なく嗜虐を楽しむ一方、緻密な計略を好む冷酷な戦略家でもある。 巨大な牙により発音はやや異なるが、人語を操り、自身に固有の名をつけ、人間の魔術者を読み解き、行使する程に知能が高い。 己を王たる器と自覚し、誇りと尊大さを隠さず恐怖による支配を己の宿命としている。 その暴虐の対象は人間、ミレー族、果てには魔族や魔王すらも含まれる。
《性交》 人間のモノを遥かに超える巨根。 いくつもの肉瘤と血管が浮かび上がり、返しがついているかにエラの張ったカリ首、先端から濃密な雄臭を放つ異形の魔羅。 並の人間の雌の胎では到底収まりきらずに壊してしまうことが殆ど。 しかし前述の通りオークには屈強な雌種がいるため、繁殖目的に人間を使うことは殆どない。 故に彼にとって人間の雌とは加虐、嗜虐、そして凌辱と蹂躙の欲求を満たすための使い捨ての玩具である。 四ツ腕の魔術は雌を凌辱する為にも使用され、特に頑強・屈強な雌を力任せに屈服させることに用いる。
脆いものは早々に使い捨て、頑強なものは壊れるまで加減なく玩ぶ。 使い物にならなくなれば己が配下へと投棄し、後はさらなる凌辱を受けるか、あるいは魔物の生餌となるかは捕まった娘の運次第となる。 |
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