年齢：10歳前後〜／背景：人さらい・孤児売買
ルスキニアは、元々小さな辺境の村の出身。
貧しい家の生まれで、食べるものにも困る暮らしの中、村ごと盗賊に襲われ、彼女は「商品」として連れ去られた。

怖がりで小さな体、従順な気質が「扱いやすい奴隷」として目を付けられ、名前も無く、番号で呼ばれる生活。言葉を覚えるのも遅く、よく叱られ、殴られた。
この時期に「臆病さ」「気弱さ」「人に怯える」性格が形成され、幼いながらに「人に尽くすことで価値を見出す」意識が芽生える。


年齢：13〜17歳／背景：貴族や商人に買われては捨てられる日々
料理係、掃除係、侍女、慰み者――。
様々な「持ち主」の元を転々としながら、ルニは「失敗したら捨てられる」ことを学んでいく。媚び方や言葉遣いを少しずつ覚えるも、いつもそこそこで捨てられる。「自分には価値がない」「ご主人様がすべて」という思想が染みついてしまう。

ここで「無垢」「健気」「尽くしすぎる」性格や拒絶されないよう、最初から心を閉ざす癖も身につく。一方で優しくされると嬉しさが爆発してちょろい・甘えたに変化する土台ができる。


年齢：18歳〜20歳現在／背景：とある誰かに「買われた」のではなく「助けられた」
とある誰か(例・騎士など)によって偶然救出されたルスキニア。
傷と泥だらけだった彼女に、初めて同情ではなく思いやりを向けてくれた人だった。
売られるのではなく、助けられること。怒鳴られないこと。暴力のない生活。
それら全てが信じられず、最初はビクビクして近寄れなかった。

やがて心を少しずつ溶かしていき、甘え方を知らないからこそ、溢れ出した感情が「初心だけど襲い受け」という形に。