【経歴・特性】▼

魔族に孕まされた人間の肉奴隷から産まれ落ちた。
母は出産後死亡。長い歳月を父親である魔族の肉玩具として弄ばれ過ごす。因みに、男児のような可愛らしいサイズにして底無しの射精量を誇るペニスも、娘を辱め、より淫蕩な身体にするために胎児の頃、父親より受肉を施されたもの。
そして或る日、逃亡。人とも魔とも距離をおきながら行商の薬師として生計をたてる。売るのは、ごく少量の己が血肉と生薬とを混ぜた調合薬。よく効く。

人間よりも成長が遅く長命。単身での放浪に困らない程度には優秀な身体能力も有すが、戦闘知識はあくまで護身用であり、本職には遠く及ばない。
毒を孕んだ血液等を媒介にした魔術を得意とし、慎重かつ器用に立ち回るが決定打に欠ける器用貧乏タイプ。基本的には積極的に戦闘離脱へと動く。

・毒蜜の血
血肉や体液に毒を孕み、蜜酒にスパイスが混じったような馥郁たる甘い馨りと酩酊を誘う風味が仄かに感じられる。魔の眷属には殊更に美味を感じる傾向。肉を噛み、血肉を啜ったときの舌が痺れるような感覚が癖になる、らしい。
本人の興奮度合いや体調により毒の程度は異なるも、大概、相手に何かしらの「副作用」を残す（即効性の催淫・強壮作用や酩酊、翌日以降の二日酔い症状や身体能力低下などご自由に。適宜ロールスパイスとして御利用ください）。
なお、本人が大怪我をしたり命の危険が及ぶと、血肉や体液の毒性は致死性を孕む程に強くなり、香味も蜂蜜の如く甘く芳醇になるとか。
この血のお陰で一般的な毒や媚薬等、薬物及び酒の酩酊に対しては耐性あり。

・朔月の呪い
新月を挟む3日間、発情に加えて隷属欲求・被虐欲求に苛まれる呪い。性行為への忌避は希薄になり、平常時の拒絶が嘘のように反転する。
もとは娘の所持者であった父親が、肉玩具である娘が逃亡しても帰属するようにと仕掛けた呪いであり、その時々により症状の重さの程度は異なる。
特に酷い時には自らを枷で拘束して監禁状態におき、精気を練った錠剤のみを過剰摂取することで誰にも知られず衝動を遣り過ごす。