【簡易設定】 中性的な相貌と長い金色の髪、青い瞳を持つ。 体格そのものは年齢相応の少年の物よりもやや鍛えられている程度であるが、それを体の線を隠す様な性別のわかりづらい服装で身に包んでいる。 お人よしの類ではあるが、案外ちゃっかりとした性格もしており、自分のその中性的な外見を利用して商店でのおまけを得たりもしている。
生まれは父親も知れぬ娼婦の子。娼館にて出産され、禿として育てられた。 本来であれば男娼とという“商品”して売りに出される運命であったのだろうが、物心付く頃から才覚を示し始めた事で変革が訪れ始める。 所謂神童の類であり、言葉や計算を初めとした物覚えもよく、精霊術の類も誰に習うことなく発露し始めた。 年相応以上の愛嬌などもあり、娼婦の姐達のみならず常連の客たちからも可愛がられるようになっていく様子などから、娼館主はこの才能の芽をただの男娼として使い潰すのは勿体ない、という判断を下した。
結果として、本来であれば与えられるはずのない物事を学ぶ環境と機会を与えられることとなり、王立コクマー・ラジエル学院への入学を許されることとなる。
エミールに与えられた条件は複数ある。 その内の一つは、自身の“商品価値”を高めること。 要するに、通わせるからにはしっかりとサボることなく学んで来いと言う事だ。 そしてもう一つは、高めた商品価値を売りつける相手を見定めること。 つまるところ、学院へと通わせるのは少年を「買い取る」相手を自分の目で見定めさせるため――というのも目的であるのだ。
身に着けている技術は精霊術と剣術、他一般教養など。興味を持った授業には積極的に参加し、身に着けようと努めている。 授業などで身に着けた技術を基礎として、技量としては駆け出しの冒険者よりはよほど様になる、という程度には戦えると思われるが、実戦経験はまだ薄い。
【装備】 ・〈エーテリアル・タクト〉 “霊妙なる指揮棒”と名付けられた細剣。 細剣としての性能は数打ちのそれらと大差はなく。精々が柔軟性が高く、破壊や損傷への耐性が増しているという程度。 この装備の特徴的な性能は武器そのものとしての用途ではなく、素材と造りとが魔力を徹し易く、また纏わせ易く出来ているという点である。 これにより、精霊への意思の伝達を容易にし、また疑似的な魔法剣の類の行使も難易度を引き下げる。遠近どちらの用途としても扱える、よく言えば万能の、悪く言えば中途半端な武器。
【性格】 人当たりが良く、相手の息を読んで態度を決める。 可能な限り他人との軋轢や諍いは避けようとするが、それは軟弱からではなく。己の意思を表す必要がある場面であれば、引く事もなく正面から意見を言うことも出来る。 己の立場は理解しているが決して絶望などはしておらず、現在の環境を与えて貰えた事には感謝すら抱いている。 それはそれとして、折角だからより良い相手に“買って”貰えたら良いとは思っている。
【詳細】 名前:エミール 身長:173cm 体重:52kg 髪型:ロングヘア
【PL】 文章量は中長文。筆の速さはまちまちですが、遅筆寄りかと。 ……、──、!、?などの記号を使用。お相手様の記号使用はご自由に。
ゆる募)生まれた娼館の主、娼婦、関係者など。お誘いあれば喜びますのでお気軽に。 |
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