ダンジョンで彷徨う影に要注意!!! 正体不明のモンスターを目撃した冒険者が何の前触れもなく失踪、そのまま行方不明となる事案が多発しています。
該当地域における活動では極力単独行動を控えるようご注意ください。
(冒険者ギルドの環境レポートの見出しより抜粋)
【生態】 全身が触手状の器官で構成された不気味な生物。 普段は光の届きにくい場所を徘徊して小動物や下級の魔物を捕食している。
しかし繁殖能力が非常に強く、生命力の強い種族は捕獲した後種付けを行う習性がある。 もとは人間とのかかわりは少なかったが、何らかの影響を受けて人間を積極的にターゲットとして襲うようになる。
普段は色素の沈着した青黒い色で人間の頭髪や衣服をかたどった擬態を行うが、興奮状態になると毒々しい青紫の触手群に変化する。
全長は擬態時では1.5〜1.8m程だが本来の姿では数mを超える。 その姿は巨大なクラゲやイソギンチャク、または植物にも喩えられる。
知性にも優れ、小さな隙間にも容易く侵入し複雑な構造の地形での奇襲・捕食を得意とする。 ただし人間の言葉までを完全に模擬するのは難しく、水音混じりの不自然な発音でモロバレ。
【繁殖方法】 雌雄同体であり、自己生殖が可能だが人間を好んで襲い、全身に無数の卵を産み付けて苗床化する。 産卵管である触手は人間の男性器を上回り太く長い。丈夫で伸縮性に優れ、膣内へ直接卵を排出する。 一度の産卵では人間の腹が臨月のように膨らむまで大量の卵を放つ。 排出した卵は受精させる必要があり、細い触手群を合わせて侵入させた後射精を行う。 受精から孵化までは短く、個体の栄養状態次第では1日以内に幼体を産み落とすことが可能。 また、急激な産卵に耐えうるため母体のホルモンバランスは急激な変化を遂げ、人間の子を産む時と同じく乳房の発達や母乳の分泌を促す作用もある。
交尾中は麻酔・幻覚作用のある特殊な成分を分泌することで対象の個体を鎮静化させるため苦痛は抑えられる傾向にあるが筋弛緩成分が強く、徒歩もままならなくなる。
絶賛加筆、修正中…… |
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