その姿は実在しない夢の世界の住人なのかもしれない。
夢の世界を渡り歩く夢魔としてのインプ 使役されるだけのはずの小悪魔がある時よりも長生きした結果 魔王とも異なる意味で人間の脅威に昇華した悪魔としてのインプ 雄として雌を貪る醜悪で下劣な精神を持つ、夜魔としてのインプ。
どれもが彼の本性であり、拡散していく自分の存在に歯止めが掛からない。 現世より夢の世界を渡り歩くのは「喰いでのある雌を探しやすい」から。
【魔名】Date Lost 記憶にも該当領域無し。 古悪魔インプという通称で押し通している。
【容姿】体全体が黒いコールタールで覆われたように黒い皮膚。 光沢をもちながらも頑丈性と柔軟性はゴムとダマスカスを複合したような皮膚。 背中には悪魔。正確には眷属としての名残として蝙蝠の翼が申し訳程度に生えている。
爪は長く、鋭く、伸縮はある程度自在。 爪と皮膚の継ぎ目に僅かに浮かぶ赤い色合いが目印。
ぎょろりとした目玉が赤く輝き、中心に鎮座する瞳は金色。 魔力を込めた催眠や催淫。認識の改変を自分の領域内では高い確率で成功させる。 口は耳元まで裂け、牙が生える口は並の鉄をかみ砕く。 最低でも鋼以上の高度で、なおかつ魔力を帯びてようやく牙を破壊、貫通出来るかもしれない。 舌はヘビの様に赤く、長い。
特徴的なのはその尾。 3本の尾を持つ。鞭のように扱う事も、先端の強度を増すことで刃金の鞭として振るうことも。 そして第二の生殖器としての役割も果たす――。 |
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