古の女魔術師が趣味と実益を兼ねて作った生きた媚薬塊であり、人型生物の女性体の愛液や潮を餌として生存成長する魔法生物。特に相性が良い女性に遭遇した場合、その胎を借りて繁殖することもある。 女性の夜伽用に作られた怪物であるにもかかわらず女性のメンタリティを備えているのは、創造主が同性愛者だったため。 魔女の老衰まで仕えきった彼女は、現在新たな生き方を探す流浪の旅の最中にある。 分類上は魔族に属するが、ゴーレムなどと同じコンストラクトモンスター(魔法被造物)なので魔王族や魔神族といった魔の権威には影響されない。創造者と同じ高位魔術師には基本的に畏敬の念を抱く。
本来の姿は直径2mほどの無色透明な高粘度ゲル球だが、不定形体ゆえにどんな姿でも取ることができ、創造主たる魔女によって教えられた染色魔法により普通の人型生物に見える外見になれる。イメージとしては透明なT1000。 ちなみに人間社会に出歩く時はたいてい母親(苗床となった16歳のハーフエルフの冒険者)の姿を模しており、容姿欄の記述はこの際のもの。
魔法を覚え使いこなせる事実が示すとおり、見た目に反して非常に頭が良く、しかも元来が液体なので魔法の力を帯びていない武器では全く傷つかない。 さらに、体積を縮め内圧を上げることで高い強度と硬度を持つ固体状になることもでき、今ではすっかり多種多彩になった使用可能魔法とも相まって、侮れない戦闘能力を有している。 なお、人の大きさと姿を取っている際の武器や衣服や鎧のように見えるものは、特に入手ロールを経ていないものは全てこの要領で変形や凝縮硬化を施した自身の一部。矢などの離脱物も体の一部を切り離して形成することが可能(もちろん後で回収はするし、未回収のまま連射していると体が多少縮んだりもする)。 |
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