ヒトは好きだよ。だってキモチイイをたくさん知ってるから。
原型は鉱石を主とする精霊に近い生き物だったが
数多くの物質を捕食し記憶し、模倣しながら急激に進化する悪食の魔物。
記憶と記録を喰らう情報の悪魔。
自然発生的に発生した魔物の一種で
その性質からスライムやウーズの一種と思われがちだが
それらを取り込んで模倣しているだけで本質とは程遠く、核なども存在しない。
生物の形を模しているときはその身体構造を割と正確に模しているため
形式上は死亡させることが可能だが本人的にはそれはお遊びの一環に過ぎず、
何度でも別の形で生き返るため非常に厄介。
ちなみにエイリアンでもないし極寒の地で氷漬けで眠っていたりもしない。
犬には時々化ける。
分類上は魔族に類するものの仲間意識はなく平気で捕食する。
捕食したモノの記憶や構造を再現するうちに
キモチイイをたくさん体感できるヒト型へとたどり着いている。
ある程度応用も可能なようで壮齢の男性でも年端も行かぬ幼女にもなれるが
幾つか共通点がある所からそれの記憶の深い場所にある人物がベースとなっているようだ。
性格
三大欲求に実に忠実な快楽至上主義。
タノシイ、キモチイイの為ならどんな手段も辞さない上に
それ以外の基準が希薄な為基本的に人に通じる倫理観などは気にもかけない。
……が、知識欲も旺盛でありそれらを知らないという訳ではなく、
それを逆手にとって獲物を罠にはめることすらしばしばある。
一方で再現する生物の性質を模倣する一環でそれらの感情や性格すらも模倣することがある。
その際はまるで生きているかのように振舞い、泣き、笑い、怒りすらする。
万華鏡のように人格を、体を切り替えるまさに変幻自在の様を指して
「悪食の千世」と呼ばれたためそれを気に入ってチヨと名乗っているが
元々別で与えられた名前があるらしい。
チヨという名前を与えた人物とは浅からぬ関係があったようで、
とある地域出身者に反応する傾向がある。
特記事項
背後は長文、長考型なのでのんびりお相手していただければ幸いです。
ちょくちょく日本語が怪しいのはご愛嬌ということで。
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