王都マグ・メールの中央部のはずれに存在する、ノーシス教会の修道女。 ベールから覗く輝く銀髪と、紫の瞳が印象的で、それなりに整った顔立ちに常に優しげな笑みをたたえて居る。
教会には孤児院が併設されており、特権階級の慈善活動による寄付や、信徒の寄進。子供達とともに作成した、アロマキャンドルや石鹸、ハーブティーなどを頒布し、運営費を稼いでいる。 孤児院の庭で育てたハーブや花の精油を使用した上記商品はなかなかに人気がある。
おっとりとした性格で、笑顔を絶やさず困っている人に手を差し伸べる姿から、近隣住民にはそれなりに好意を持って接していられているよう。
神父が不在の時や、指名されたときは懺悔や告解を聞いたりする。
――以上が一般的に知られている彼女の姿である、が…。
一つの噂がある。夜も更けた頃、教会を訪れ「ジャスミンのアロマキャンドル」を求めると気持ちばかりの寄付金程度で彼女を抱けるとか…。 噂の真相を確かめに訪れたものを彼女は微笑んで迎えるだろう。
「ジャスミンをお求めですか? よろしければ、あなた様の告解もお聞きいたしますよ…?」 |
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