【見た目】 レ=ディポは、食虫植物として有名な『ウツボカズラ』をそのまま巨大にしたような見た目をした植物である。 袋部分は人間の大人がギリギリ2人収まってしまうほどの容積。内部には無数の触手がびっしりと生えており、獲物の代謝を促進する液体が分泌されている。 蓋状の葉の部分はウツボカズラと同じく丸い大きな葉であるが、後述する能力によりさまざまな形状に変形させることが可能。
【能力・習性】 ◇次元潜伏 レ=ディポは袋部分を別次元の空間に転移させ、潜ませることができる。 この能力により、ダンジョンなどの硬い床、あるいは薄い板でできた橋の真ん中でさえも容易に『落とし穴』を作ることができ、近づいたものを己の袋の中に落とし込むことができる。 潜伏したレ=ディポのすぐそばまで近づいた者は、よほど鋭い勘の持ち主でもないかぎり、突然開いた穴に足をとられ、そのまま呑み込まれてしまうだろう。
◇捕食 レ=ディポは袋に呑み込んだ生物が分泌する各種老廃物を糧とする。分泌を促すため、代謝を促進する液体を袋に満たし、触手を用いてさまざまな責めを行う。呑み込んだ者をみずから殺害するような事は原則行わず、長時間呑み込んでいてもなぜか窒息しない。 多くの場合、1〜3日程度で『味に飽きて』獲物を解放する。このとき、ビー玉大の種子を獲物に喰わせることがある。排泄物を通して自らの種を広げるためである。
◇触手 袋の内部には無数の触手が蠢いている。長いもの短いもの、細いもの太いもの様々。いずれも粘膜のようにヌメる表皮と肉のような弾力性を有しており、刃物を使わずに千切ることは極めて難しい。
◇記憶除去 捕食した獲物を解放する際、過去数日の記憶を除去する特殊な毒液を注入する。これにより、被害者は丸呑みにされていた間のおぞましい記憶を思い出しにくくなる。漠然とした記憶(トラウマ)として残ることはあり、似たような体験(再び丸呑みにされるなど)が契機になって鮮明に思い出すこともあるようだ。
◇擬態 葉の部分を用いて、人間や財宝などさまざまな姿に擬態することができる。一度丸呑みしたことがあれば特定個人の似姿すらもとらせることができ、単純な言葉を発することもできる。 さすがに近くで観察すれば作りの粗さが目につくだろう。
◇知能 人間の子供なみの知能を有する。
【来歴】 もともとは、はるか昔にこの世界とは違うどこかから来訪した『異星生物』であった。生態や体のつくりはほとんど植物なのだが、厳密には植物ではない、常識の埒外の存在。 遠い昔に絶滅していたのだが、魔族の国にて古い種子からの再発芽に成功し、いまではそこそこの数が魔族の国や«まれびとの国»に散らばっている。 困難ではあるが飼いならすこともでき、拷問器具の一種として、あるいは風呂代わりとして使役されている例もある。
【ロール】 地面に潜んで葉の部分だけを露出させ、擬態により人間を誘引、袋に落とし込んで丸呑み、というのが常套手段。それ以外の手管もあるかも。 基本10分、描写が複雑になると20分ちかくかかることが多いです。 ささやきによる相談は大歓迎です。 基本的に先入り主体としますが、『触手○』の方に後入りする可能性もあります。アブノーマルなロールが主になる想定のキャラですので、合わないと思われましたら遠慮なくささやきで伝えてください。こちらから抜けます。 個体レベルでレ=ディポを殺害することは可能です。根絶などはご勘弁を。 |
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