【身分、背景、設定】 遥か遠き山岳の地、槍の穂先の如く鋭い山が連なり、 その岩肌へ蟻のように家々がへばり付く高き国の僧院にて、 翼持つ魔を打ち祓うために生まれた、『羅喉震拳』なる武術。 齢二十歳にて免許皆伝を認められ、有力な後継者と目されるも、 僧院の閉塞的な環境に嫌気が差し、三十を過ぎた頃に突如して出奔。 以来、十数年に渡って各地を放浪し、まれびとの国へ辿り着く。
【外見、体型】 分厚い筋肉を全身に纏った、山の如き褐色の巨体。 腕や脚の太さは、痩せた女子の腹回りほどはあろうかというほど。 肌にはあちこちに傷跡が残っている。 幼少の頃より頭髪を剃る習慣で過ごしてきたが、 出奔した現在ではその習慣を忘れ、金雷色の無造作に伸びた髪を後ろに流している。 また口元と顎にも同じ色のヒゲを蓄えている。 眉、目、鼻、口など顔のパーツひとつずつが大きめ。 特に目は年齢に反して、悪戯小僧のように爛々と光っている。
【服装】 上半身は裸、下半身は麻の道着に脚絆というのが修行中の正装。 現在もその姿で過ごすことが最も落ち着くのだが、 旅人になってからは簡素な上着を身につけるよう、なるべく心がけている。
【性格】 豪胆で大雑把。 かの国の訓えは理を重んじており、 無条件に「弱きを助け強気を挫く」とはせず、 理のある側に味方をする傾向がある。 巨躯ではあるが、修行の成果により、食は並の男性程度しかない。 ただし酒には滅法強く、樽1つぐらいならば水同然に飲み干せる。
【性癖】 女人との接触を禁じられている修行時代から女性との交友があり、 出奔した原因のひとつに、禁欲的な生活に耐えられなかったことがある。 成熟した体の女性、特に胸や尻の豊かな女性が好みであり、 スケベ心を隠そうともせず声をかける。 基本的にノーマルな性癖だが、体格に見合ってモノ自体が大きく、 荒々しく貪るような行為になりがち。 枯れた記憶がなく、止めるのは女が失神するから、と豪語する絶倫。
【補足設定】 ▼羅喉震拳 いわゆる拳法のひとつであるが、その真髄は魔を打ち祓う力にある。 長年の修行によって体得できる特殊な「息吹」で 大気に漂う魔力を「気」に換えて両腕両脚に蓄え、 震動させた「気」を打撃と共に相手の体へ一気に流し込む。 「気」は相手が体に蓄えていた魔力を吹き飛ばし、行動不能に陥らせる。 行動の多くを魔力に頼っている者であれば、 即座の昏倒や、四肢断裂にまで及ぶこともある。 露出した肌同士が接触しないと「気」を伝えられないと思われがちだが、 卓越した者ならば鎧越しだろうと、あるいは木製の棒を使っても、 「気」を流し込むことができる。
【ロール傾向】 中文〜長文。 わりと長くなりがちな傾向があります。 「〜だろうか」等の、描写中の曖昧な確定表現が少し苦手です。 淫語、記号は大好物です。セリフでも描写でも存分にお使いください。 こちらも頻度高めに使います。
▼戦闘 一般人としては相当に強い部類になるかと思われますが、 チート級の能力や装備は持ち合わせていません。 体得している武術は魔物/魔族の類に有効という設定ですが、 それは低級〜中級のありふれた相手に対してのことであり、 上級や規格外の相手に対する効果は未知数です。 つまり無効とするか有効とするかは、お相手様が判断してくださって構いません。 |
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