◆設定詳細◆
王都の裏路地で、ひっそりと営まれる古びた書店。 『花園書房』と記された看板は朽ちかけており、扉は重く軋む。 薄暗く、窓も見当たらず、壁を天井近くまで覆う書架には、 様々な装丁の古びた、あるいは真新しい書物が並ぶ。 店内には黴臭さよりも、甘く蠱惑的な花の香りが満ちている。
清廉潔白な人物が入店した場合は、特に何事も起こらない。 戯れに書物を手に取れば、どれも悪趣味な凌辱劇を綴った小説ばかり。 嫌悪に顔を顰め、あるいは恐怖に慄きながら、店を出ることになるだろう。
しかし、胸の内に歪んだ欲望を宿した客人が訪れた場合は、 正面奥の壁に一枚の扉が現れる。 『執筆室』と書かれたプレートの掛かるその扉を開くと、 奥の部屋は一見、清掃の行き届いた貴族の書斎。 大きな机と座り心地の良い椅子、そして壁を埋め尽くす書物。 椅子に腰かけてみれば、目の前の机に白いノートが現れる。
『貴方の心に巣食う欲望を、ここで吐き出してしまいなさい』 『貴方が犯したいと思っている罪、汚したいと思っている女の名を、ここへ』 『誰にも見つからず、咎める者も無い場所で』 『思いのままに、女を貪り、食らい、汚してしまいなさい』
誘いの言葉はノートの表面に、あるいは客の頭の中に。 傍らに置かれたペンを手に取れば―――悲劇の執筆者は、貴方となる。
◆補足◆
『花園書房』の執筆室へ入れるのは、女に歪んだ欲を抱く者のみ。 身分違い、血縁者、他人の妻―――どんな女であっても、 執筆室のノートにその名を書けば、彼女を悲劇の主人公とした、 残酷な凌辱劇を思うままに執筆することが出来る。
自らの分身を登場させて強引に奪うも良し、 化け物に襲わせるも良し、 散華も破滅も隷属も蹂躙も、人生の終焉すら望みのままに。 綴られ始めた書は、完成、未完成を問わず、店の書架に並ぶ。 執筆の意志を持って手にすれば、いつでも続きを書ける。
また、漠然と『女を汚したい』という欲望に対しては、 文字通りまっさらな女が『登場人物』として宛がわれる。 以下はその『登場人物』のデフォルトデータである。
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名前→カイエ(Cahier) (上記はデフォルト名、名前変更可能)
年齢→15〜16歳(可変)
外見→白いストレートロングヘア、血色の大きな瞳、 抜けるような白い肌をした薄幸そうな美少女。 華奢な体躯を花嫁のような白いドレスに包んでいる。 デフォルトのスリーサイズは上から、82/48/80。 (髪の色、瞳の色、体型なども可変)
内面→清楚な外見に見合う、強固な貞操観念を抱く。 言葉遣いも物腰も柔らかく、嫋やかで脆弱。 処女、未開発、如何様にも染まる無垢。
◆背後より◆
望まぬ散華から残酷な蹂躙、悲劇的結末へと続く物語を、 お相手様と紡いでゆくことを目的としたCです。 ご相談、お誘いは私書箱へどうぞ。 背後は長文長考、濃厚嗜好ですので、同じ傾向の方を希望します。
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