〜本のタイトル〜
現在は本のタイトルは「リーシャ・エヴァンス」と書いてあり、 中身は全て彼女が是から味わう享楽と苦痛により埋められていく 事になるだろう
〜完結した物語〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 奇妙な花と哀れな少女
花は鮮やかな色合いをしているが花も蕾も どれもが大きく華やかで、緑色の蔦は少女に絡みつき この世に二つと無いヤドリギとなろうと……。
哀れ少女は花となった。 その瞳に大輪の花を咲かせ、その蜜は虫を喜ばせる甘露となる。
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1冊の魔法書
何の生物の皮なのか不明な黒い革で装丁された本
魔力が宿っている為に魔導書や呪われた本の類だとわかるが
その正体は不明である。
ページを捲ると最初の数ページは目次で、目次が終わるとオムニバス形式で妙に生々しい文体で卑猥な物語が綴られている。
犠牲者の名前、訪れた不幸、その終末、といった感じで1章ごとにタイトルが記載されていて、目的の話を探すのにわかりやすくなっている。
後半は白紙、だが白紙のページ数が日に日に少なくなっている。 もし、この書から全ての白紙のページが無くなったなら……。
現在までに書かれている物語はどれもが悲しい終わり方をしている、どれもが人間以外の存在に犯された少女の話となっている。
本を手に取ったのが女性であれば本は新たな物語を夢の中で綴るだろう、男性が手に取ればそれは極上の夢物語を読めるだろう。
今は1人の家の本棚に紛れ込んでいる。
[書き綴り終えた物語] 現在なし、少女の全てが書き終わるまで、書は消えることは無い。 |
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