*パーソナルデータ*
Luciano "Volpe" Montefeltro(ルチャーノ・ヴォルペ・モンテフェルトロ)
年齢36歳。 身長178cm、体重69kg。肌の色は、白色人種の象牙色。 服を着ている時は枯れ木然とした印象だが、脱ぐと拳闘家の様に絞り抜いた肉体だと知れる。 全身、尋常のものではない過去を窺わせる多種多様な古傷だらけ。
髪はくすんだ色合いの金髪、僅かな癖有り、さっぱりした印象を与える長さにカットしている。 瞳は碧眼。幼少期、継続的に殴られていたせいで目蓋が腫れて重たくなり、眠っている様にさえ見える細い切れ長一重となった。
服装は、どんな季節でも芥子色ジュストコールに暗色のクラヴァットというスタイル。 先端に、両腕代わりに翼を生やした首の無い女神をあしらった黒いステッキがトレードマーク。 このステッキは、内に良くしなる刃が仕込まれた、いわゆる仕込み杖。
全体的な雰囲気は、貴族の様でもあるが何処か崩れており、大店の洒脱な若旦那といったイメージ。 だが、見る者が見れば、裏社会の人間が発するキナ臭さ、或いは血腥さを嗅ぎ取る事が出来る。
*モンテフェルトロ家について*
元々は、所有する山から伐り出した材木を売り捌く林業経営者に過ぎなかった。 ひょんな事から上質な金鉱脈が山で発見され、一躍、一帯でも名だたる資産家となる。 巨大金山のオーナーとなったモンテフェルトロ夫妻は、分不相応な富に毒され、退廃的生活に耽溺する様になっていった。 そんな夫妻に、孤児院から養子として引き取られたのがルチャーノ。無論の事、篤志からの行動ではない。 夫妻は歪んだ娯楽を欲していた。そして、養子という体裁を取るのであれば、玩具はタダである。 結論から言えば、ルチャーノは地獄を潜り抜けた先で夫妻とその子息を謀殺し、家督を継いだ。 ルチャーノの手によって、モンテフェルトロ家は金融業で有名な一大商家へと転身を遂げる。 市場・飲食店・娼館・賭場なども手広く経営しており、今では組織犯罪集団(所謂ギャングやマフィア)の側面も持つ。 メインである金融業の主立った顧客は各地の王侯貴族で、融資を行う代わりに様々な利権を融通させている。 多くの王侯貴族から見れば卑しい成金だが、暴力的なまでの資金力のみで実質対等の力関係を構築した。
*性格*
一見飄々とした、柳に風を地で行く青年実業家。 その内面は煮沸するコールタールの如く黒々としており、狡猾にして非情。 商いのやり口にその性格が現れており、付いたあだ名は"金貸しの狐(ヴォルペ)"。 現在進行形で蓄財を続ける資産家でありながら、内心では富裕層の人間を激しく憎悪している。 商いの相手が富裕層の人間であった場合、ほんの僅かでも隙を見せたならば、必ず陥れ骨までしゃぶり尽くす。 特にそれが女性だった場合は、交渉の席で一服盛る程度の事は平気でやってのける。 屈折した欲望の持ち主であり普段は完全に性的不能。機能を取り戻すのは、憎悪する対象を前にした時のみ。 今まで食い物にしてきた相手は数知れないものの、確たる証拠を一つも残していないのが狐の狐たる所以。
*戦闘能力*
街の喧嘩自慢と同レベル。魔術魔法の類の才能は皆無。 自分に戦いの才能が無い事は重々承知している為、道具でそれを補う道を選んだ。 マジックアイテムの取り扱いに習熟し、何時如何なる時でも様々なマジックアイテムを隠し持つ。 これらのマジックアイテムは戦闘以外の場面でも役に立つ事が多い。 基本的には自分で動くより、優秀な人材を目的に応じて動かす方が得意である。
*PL情報他*
短文から長文まで対応可能。 特殊な記号は使用しません。ハートマーク等を使用されるのは問題有りませんが、代替記号は苦手です。 三人以上でのロールを想定していませんので、お相手様ごとにパラレル展開となります。 設定に関しても、お相手ごとに変化して構いませんので、遠慮無くアドリブを振って頂いて構いません。 既知等の関係性についてはアドリブでも対応可能ですが、ささやきや私書箱を利用しての擦り合わせも可能。 双方が快適にロール出来る事が一番ですので、遠慮なくご質問やご要望、ネタ振りをどうぞ。 後日への継続も可能です。ご都合はなるべく此方が合わせる方向で。 |
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