【本名】笠木 影時(カサギ・カゲトキ)
【容姿】 身長185cm、体重77kg、実年齢48歳(外見年齢:30歳程度) 無造作に伸びた鴉羽色の蓬髪。 背中まで届く後髪を首の後ろで紐で結わえ、束ねる。 黒に近い暗赤色の双眸。目付きは悪く、三白眼気味。氣を高めた時は強い眼光が宿る。 たまに不精髭が目立つ容貌、肌色は黄色人種系。 上背のある体躯はしなやかに鍛えられ、引き締まっている。
【服装】 着流し姿。裾に金糸で流水模様が刺繍された白い着物、茶色の帯。 腰に刀を差し、強靭な魔獣の皮革から作られた草履、足袋を合わせる。
袖を通す着物は、魔族の国での冒険で入手したローブを作り替えたもの。 生地を織り成す特殊繊維は強度に優れ、魔力収奪を遮断する性質を有する。
冒険に赴く際は、黒色基調の忍装束と表地を柿渋色に染めた羽織を纏う。 忍装束は丈を縮めた着物、脚絆で裾を絞ったズボン状の袴の一式。 履物は魔獣の皮革を足底部に重ね、足音を抑える工夫を凝らした地下足袋状の靴。 忍装束の上に鈍色の胴鎧と手甲を装着し、左腰に刀を差す。 羽織で隠れる腰裏に付けた雑嚢には、様々な忍具や道具が入っている。
【性格】 飄然とした無頼の徒。 請けた任務の実行、契約の達成に関係ない場面では色と酔狂を好み、戦いの愉悦を嗜む。 伝法な口振りと礼儀を心得た言葉遣いを使い分け、目的のためには手段を択ばない。
【能力】 シェンヤンの道術、仙術に類似する、練氣術を基礎とした“忍術”を使う者。 呼吸と共に生じる氣を練り、巡らせることで人外や魔族等とも渡り合える力を引き出す。
氣を媒介に森羅万象を操る術と共に、様々な技と知恵を体得した忍術の練達者。 剣術や格闘術、縄術から、経験に基づいた自然科学や薬物の調合等、その幅は広い。 忍者特有の隠身の術に於いては、魔法的な探査、感知をも掻い潜る程の冴えを見せる。 他、奥の手として実体を持った分身の生成や幻術等、幾つかの奥義を使いこなす。 毒を受けた際は氣を五体に通わせ、安静にすることで自力で浄化、解毒が可能。 氣力を全て出し尽くすような域の著しい消耗には、常人同様に回復に時間を要する。 総じて、一人の人間、個人としては逸出したレベルの力量を持つ。
※竜姫の加護 トゥルネソル商会三姉妹の長女・リスより、念話/魔力供給を受けるためのパスを繋ぐ。 自己の肉体能力、氣力に魔力供給を上乗せすることで、さらなる強さを発揮する。
【装備】 ▽『朱蓮刀・屠龍』▽ 刀(太刀)。無名遺跡で発見した大小の刀、そのうちの大刀側。刃長約85cm。 姫武者と思しい骸の傍らに在ったものを骸共々回収し、弔った後に己の得物とした。 残る片割れは弟子が携える。
刀身全体の姿形が整った、武用一辺倒ではなく優美と言える造り込みの一品。 きめ細かな木目の如き刃金に、細かく波打ち、所によって緩やかに乱れた刃文が映える。 切れ味鋭く、強い魔力や氣の奔流に晒されても劣化しない耐久性を併せ持つ大業物。 呼称は無銘の茎に施された蓮華の線刻に朱を入れた紋、並びにその素性、由来に縁る。
元々は女鍛冶師・布津が鍛え、災いをもたらす龍を討たんする姫武者に与えた祭器。 その刃金には圧力めいた気配を発する、強力な龍/竜殺しの特性を秘めている。 対となる小太刀が揃った場合、逆鱗などの急所を察知し、刃を導く補正が加わる。 また、元所有者の霊が宿っているためか、龍や竜の存在を察知すると震えることがある。
拵は黒い柄巻に同色の鞘、四角い板鍔を誂え、忍者刀めいた外観に仕立てた打刀拵。 利便性等を考慮し、太刀ではなく打刀として扱えるように拵を変えている。 不用意に注意を引かないよう、刃が放つ気配を封じる呪索を下緒として鞘に巻く。
▽苦無/手裏剣▽ 苦無、手裏剣を複数本携える。身に忍ばせる投具の多くは、自身で鍛造した自作品。 携える苦無の一つは過去に魔族の将と戦った際、 愛用していた刀の破壊と引き換えに、叩き折った敵の魔剣の破片を打ち直したもの。 黒く輝く刃は非常に鋭利かつ硬質に仕上がり、使い手が籠める氣力の負荷にも耐えうる。 ----------------------------------------------------------
〔※忍具・その他装備〕 ▽忍具▽ フック付きロープや鎖鎌、火薬、薬毒類等の道具や術の媒体とする符、巻物等。 作成、入手に手間取らないものから、思い付きの産物、使い惜しむものまで多種多様。
▽魔骸鋼石製の武具▽ 魔骸鋼石とは、魔族の国で発見した希少素材。いわゆる魔法金属の一種。 白銀に輝く金属とも水晶ともつかぬものであり、魔力を吸い上げ、蓄積する性質を持つ。 氣に対しても同じ性質を示し、魔力や氣の蓄積が多ければ多いほど、より硬度が増す。 この素材をドワーフの工匠が加工した特注品として、以下の二つの武具を保有する。
なお、短刀と防具を作成後、僅かに余った魔骸鋼石を微粒子状に加工、 黒色の刃の苦無を再度打ち直す際に添加したことで、刃の氣力許容限界を高めている。
->『金剛刃』 鎧や装甲の隙間を貫くため、身幅狭く肉厚に造り込まれた鎧通しの短刀。 刃長約23cm。細い直線状の刃文が浮かぶ、金剛石めいた白銀色の刃金。 強い光に翳すと、鍛造過程で折り重なった積層が透けて見える。 刃を突き立てた対象の魔力や氣を奪い、循環を乱す材質由来の特性を有する。 拵は漆で固めた黒い柄巻と小振りな楕円形の鍔、飾り気のない黒染めの革巻き鞘。
->『忍び具足』 胴鎧型の板金鎧と手甲。忍者が使う前提で特化した軽鎧装備。 素体は魔族の国での冒険にて入手した遺物の鎧。 修復過程で無用な部位を省き、軽快に作り替えた鎧は装着者の忍びの技を阻害しない。 その鎧を魔骸鋼石を用いて強化し、同時に鎧の仕様に準じた手甲を新造した。 装甲は使用者の氣に感応し、本来の白銀色から鈍色へとその色を変化させている。
---------------------------------------------------------- 【経歴/補足】 異邦からの旅人。マグメールよりさらに東方の地からの来訪者にして冒険者。 国同士の群雄割拠の戦乱が続く中、多くの忍びの者たちの間で少なからず名を馳せ、 「影喰らい」「鬼面衆」等といった異名、二つ名を持っていたのも今は昔。 戦の世が終息し、訪れた平穏に浸ることを厭って属する一党より出奔。抜け忍となる。 放たれた追手を退けつつ、各地を転々とした末にマグメール王国に辿り着く。
過去に王国の或る貴族に食客として抱えられ、政敵の暗殺や諜報に従事した経歴を持つ。 今はトゥルネソル家の三姉妹の三女・ラファルの家庭教師として雇われている。 即ち、――忍者の家庭教師。 一定の収入と宿の支援を得つつ、家庭教師と並行して冒険者生活を続ける。
所属する冒険者ギルドでは、 「前衛」「斥候」「野伏」の技能者として登録している。
また、王立コクマー・ラジエル学院の非常勤講師としての籍も取得している。 不定期に受け持つ講義は主に武術、少数編成での戦術・生存術、他国の歴史・文化。 実地授業、校外演習に赴く生徒が居れば、現地での監督や補助を行うこともある。
酒豪にして精豪。実年齢と肉体年齢の相違は服用した秘薬と練氣術による影響のため。 忍びの修行にて、試練として与えられた秘薬は致死率の高い仙薬の如きもの。 永劫に続くような苦しみの末に、不老に近い体質への変化と莫大な氣力を獲得している。
【毛玉コンビ:スクナマルとヒテンマル】 茶色と黒の毛並みをした栗鼠とモモンガの小動物コンビ。 栗鼠の方がスクナマル、モモンガの方がヒテンマル。 生まれと育ちはマグメール王国北方、魔族の国に近い山岳地帯に広がる森。 出生地での冒険で飼い主と出会い、森の外へと連れ帰って今に至る。 飼い主に対し、飼われて(やって)いる側は気ままな生き物。空気も読める。 カレンデュラの花の香りと、大粒のナッツがあると幸せ。 手紙の配達をやったり、草花を絞って毛を染めてみる等と、非常にフリーダム。 ―――――――――――――――――――――――――――― 【PLより】 中文〜長文。雑談戦闘等、相互の忌避・NG事項に抵触しない限りでアバウトに。
※設定は随時変更、調整あり。 |
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