シェンヤンからやってきたシノという少女の住まう邸宅。 壁に囲まれた広大な敷地を有し、居住建築物、庭園、倉庫、作業場が存在する。 建築物は廊下で繋がっている形に。 倉庫には財や商売に必要な素材や繊維が置かれている。
惑わせの穴場(No.51)と同じ結界が張り巡らされている。 その為、入り込めるのは正門からのみ。 その正門には、交代制で雇った門番が立たされている。 以外の進入経路を試しても、正門前に転移させられてしまう。 結界は敷地を覆うように張り巡らされているが、高台や上空から壁内の目視は可能。
貧民地区等の場所で目を付けたり、奴隷商から安く買い付けた少年少女を共に住まわせている。 決めた時間に作業場にて裁縫作業を行わせているが、それ以外の時間は基本的に自由にさせている(敷地内に限るが)。 望めばやりたい事の手助けも行う。 各々の希望を聞き、先を考えた技術等を学ばせていたりも。 書物を買い与え、時に人を雇ったりと惜しみ無しに。 今のところは何人かの使用人等を雇っているが、いずれはその手の技術を得る者が現れるなら任そうと考えている。
【裏の姿】 シノの正体は女郎蜘蛛。 己の生み出す糸を自由自在に操り、蜘蛛を従わせたり意識を共有させる。 更に式神としての力、精神操作も行使してくる。
普段は何の力も感じられぬ無色無感触の糸を張り巡らせている。 その範囲は、今のところは邸宅内のみ。 それを領域とし、領域内においてはどこに誰が居るか等を感知可能。 下手に領域内に忍び込む者が居るならば、簡単にそれを把握されてしまう。 そして、その中でのシノの動きは非常に機敏であり、一瞬で領域内の端から端へと移動してくる程。 何かを盗んだり奪ったりと考えようものなら、その毒牙に掛かる事だろう。
捕らえられた賊の運命は…死なぬ程度に精を吸い取られ、何も無かったのだと記憶操作をされて戻される。 気に入った相手に関してのみ、不思議とまた忍び込もうと考えてしまうようにする。 再び餌として捕らえられるように…
※ ちなみに、子蜘蛛との共有範囲は王都内全域とそれなりに広め。 それらの子蜘蛛達が、王都内監視に一役買っている。 子蜘蛛達自体は変哲も無いただの蜘蛛の為、排除は安易。 但し、排除の経由や目的の次第では、その者の運命は…
※気が向いたら何か変わってたりするかもしれません |
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