通称ルミナスの森
九頭龍山脈の南側にある領地。 月の女神の加護を受けた森。 その殆どが広大な深い森に覆われている。神代から受け継がれているこの森には、樹齢何百年と生きる大樹や珍しい動植物が非常に多く確認されている。 森の中心に大きな湖がありそこから領地を二分するように大きな川とその支流が流れ金や、鉱石、霊石の類が産出され非常に高品質であり市場では人気が高い。川は森からセレネルの海に流れ込む 九頭龍山脈から伸びる霊脈があり、この場所では精霊や小さき神々の力も他の場所よりも強い為非常に豊かな土地。 領地の境目には結界が施されており、悪意のあるものは同じところをぐるぐると迷い森に入ることはできない。 (明確な森の民や資源の略奪の意思や、森に対する害意がある者。 その他の曖昧な悪意については、加護をしている女神のさじ加減次第) 悪意がなければ、魔族なども拒むことはない 森の中には、エルフをはじめミレー族やその他人外の種族が森と共存して暮らしている。排他的なものから、他種族に対して友好的なものまで様々な小規模な集落が点在する。 またこの場所に限り精霊族はその力を大幅に増力することができる。
自然を破壊するような行為は禁止されているため、王都等に比べると道などの整備はされておらず、街灯もない為生活水準が低く見られがちではあるが、それは人間から見た場合であり森とともに暮らす人外種にとっては問題ではない。
ルーアの湖を一望できる高台に、御伽噺に出てくるような水晶の城が建っている。 レンガの代わりに、魔晄水晶とよばれる特殊な鉱石が使われておりあらゆる魔法攻撃を無効にすると共に、金剛石以上の硬度をもつ。また、継ぎ目は見えず一枚の氷、もしくはガラスでできているような外観。 有事(災害、戦争)の際の拠点、避難場所となる。 基本的に普段は、領主の私室(プライベート用のフロアが上階にある)と執務室、武器庫などの立ち入り禁止区域以外は領民に開放されており、子供達の遊び場となっている。 また、九頭龍山脈から湧き出す源泉を使った温泉、非常に広い大浴場も完備されており領民に人気。 奥にいくほど入り組んで迷路のようになっている。 迷子になった子供の話では、シルクを纏った綺麗な女性に案内され出口まで送り届けられたとか…。 管理全般は、妖精のシルキーやブラウニーが行っている。
・エルフの村 ・ミレー族の村 ・ドワーフの鉱山、工房 ・その他必要に応じて人外の村の設定、施設の設定可。またエルフ、ミレー族の村も一つではなく様々な村がある。 ・ルーアの湖(森の中心にある湖) ・ルナ川(森を二分するセレネルの海に流れ込む大きな川) ・ルーアの湖を見渡せる高台に立つ城
特産品 ・独自の生態系で育った様々な効能を持つ薬草 ・他では見ることのない珍しい動物 ・金、鉱石、宝石、霊石
自警団 ・争うためではなく、降りかかる火の粉を払いのけるための力。 各種族の戦士で構成され、個々人の高い実力と連携により 森といったフィールドに限定されるが、圧倒的多数の軍相手にも対応可能。 結界を盾とするなら、守るための剣である。 所属する殆どが、他の職との兼務である。常日頃より訓練は欠かさず行われており高い水準を維持している。 また、街道などの警備や商隊の警護も持ち回りで自衛団により行われている。
関係 友好 ・ドラゴンフィート: 人材:チェーンブレイカーにより解放、教育されたミレー族の何人かが森の城で働いている。 主に事務関係。財務管理や領主の秘書等。 森からも、人数は少ないが外の世界に出たいという者があれば まずチェーンブレイカーの世話になるよう勧められる。 基本的には本人の意思に任せているが大半は、 そこでワンクッションを置きそのまま所属する者、そこよりも別の場所へと流れていく者と別れる。 ミレー族が比率としては多くみられる。
協力:山賊の被害が大きくなってきている事を受け、 ドラゴンフィートと協力し街道の警戒、商隊の警護を行っている。 ドラゴンフィートが魔族などと大規模な戦闘状態になった場合、後方支援や難民の受け入れを行う。 その他
オルカモント:羽を退化させ走ることに特化した草食の鳥。 二足歩行と身軽な体で、様々な地形を疾走できる。 全身を羽毛に覆われ、色は青みがかった黒が多い。 他にも、金、銀、白、鶯色などが羽色としてみられる。 その他の色の報告もよく聞かれる。 体高は最大のもので250cm、重さは150kg 首が長く、大きな頭部と嘴をもつ。 その速度を支える脚は太く、長く二本の鉤爪で地面をしっかりと掴む。 また、後ろに一本鋭い爪をもち、後ろ足に繰り出される蹴りの殺傷能力も高い。 気難しい性格とバランスのとりにくさから騎乗するのは非常に難しいが、 馬の二.五倍ほどの速度が出て、地形を選ばない。 遥か昔は、国の様々な所に生息していたが、 現在では限られた地域でのみ生息している。 代表的な場所が、ルミナスの森となる。 設定、ロール利用 ・行商人の行商先、人外種の出身地、精霊の休息場所、拠点など自由にご利用ください。
注意事項 ・前述したように石畳の道や、街灯などの設備のない場所ですのでロールの際はご注意ください。
森に住むエルフの一族に伝わる伝承
『むかし むかし まだ夜の空と海の境界が曖昧な頃
夜の空を照らす月の女神様がいらっしゃいました
女神様は、大層美しく光り輝いておりましたが、いつも夜の空に一人ぼっち
さみしくて さみしくて 月の女神様は星の涙を流されました
きらきら きらきら とめどなく流れる涙は 夜の空にあふれて 空と海の境界が生まれました
あるとき 女神様は森に住む一人のエルフの青年と恋に落ちました
夜の間だけ 女神様とエルフの青年は会うことを許されます。
月が昇り、沈むまで女神様とエルフの青年はユグドラの木の下で愛を育みます。
その間、森は月の光に満ち溢れいつしかルミナスの森と呼ばれるようになりました。
月日は流れ、女神様とエルフの青年の間に子供が生まれました。
月の女神と、エルフの血を引くルアの一族の始まりです。
それから、幾度も幾度も太陽と月は追いかけっこを繰り返し
エルフの青年は、月の女神様の元へと昇りひとつに溶け合います。
そして、森に残した彼らの血を受け継ぐ一族をやさしくやさしく見守ります。
けれど、平穏であった森があるとき血に染まりました。
たくさん たくさん 彼らの血を引く一族の者、森に住む者達が死んでしまいました。
女神様は、それはそれは悲しまれ大層嘆かれました。
愛子たちが、これ以上血を流すことのないように、悲しい思いをしないようにと
女神様は、森に結界をはりました。
悪しきものが森にはいれぬように、森の民が安らかに過ごせるように
刻から切り離された、月の女神の箱庭
私たちは、今も月の女神様の加護を受けたこの森で生を育んでいるのです。』
4/5 悪意について追記 6/6 6/11 城について追記 7/1 伝承について追記 8/31 自警団、オルカモント、関係集落について追記 |
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