変身や魅了などの魔術を得意とする、魔族の国に数多ある不死の種族の一つ。 外見はそう人間と変わりはしないが、屍人のように青白く冷たい肌が特徴的。 人の血や精を啜って力を得、また吸血によって眷属を増やすことから、 他種族には『吸血鬼』『吸精鬼』と呼ばれることもあるが、 そう呼ばれることを好みはしない。 名称の由来は、昼の陽光を嫌うことから。
人間のような交接は可能だが、それによって子を成すことは基本的にできない。 あくまでも娯楽である。 繁殖を行う場合、これと見定めた者(人間であることが多い)にその意志を以って噛みつき、 吸血するプロセスで同族へと作り変えてしまう。
人界に破壊、殺戮、背徳、無惨を振りまくことを種の使命と自認する本質的な邪悪。 基本的にミレー含む人間のことは弄ぶための家畜程度としか考えていないが、 有用と認めた者に対しては柔軟な姿勢を見せる。
保守的かつ好戦的でプライドが高く、魔族とすらも協調することはあまりない。 強大な《夜歩く者》である古の魔王『グリム・グロット』(PCNo.116に関係するNPC)が そのカリスマで以って一族をまとめていたが、数年前に彼が 魔族間の勢力争いのさなか消滅したことで《夜歩く者》は散り散りとなった。
以上のことは、何らかの手段で調べれば一般の者でも知ることは可能。
■ グリム・グロット
多くの眷属を持つ、非常に強大な魔族。傲慢にして冷酷。 正確な姿を知る者は少ない。 いつから生きていたかも定かではなく 『最初の一人』ではないかとまことしやかに囁かれていたが、 あっさりと滅びたことでその説は信憑性を大きく減じた。
■ PL向け情報
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