【概要】 魔族の国より移り住んできた吸血鬼、リラの拠点。 原型となったのは荒廃した遺跡なのだが、 彼女の手によって数多の改造・修繕・補強が為されている。 主の素性については出回って居ないものの、 突如湧出した稼ぎ場として一部冒険者の間で噂が流れている。
【住人】 《主》 リラ 《従者》NPC魔物
【場所】 無名遺跡の近隣にあった、元々は採掘されきった枯れ遺跡。 入り口の位置は時折変わるものの、一定の範囲内から逸れる事は無い。 稀に廃坑道等と偶然繋がってしまう事があるが、事故の範疇として移動される。 ―――入り口の位置が変わる事そのものが、この遺跡の自衛反応である。 しかし、ある程度進むと土の匂いの中に薔薇の香りが混ざる事で判別が可能。 そんな経緯から[リ・ルーラ]と固有名を持つダンジョンと成った。 尚、現在進行形で幾らかの改良・改築・増築が為されている。
【詳細】 主の魔力供給を受けて内部構造・番兵等が良く入れ替わる。 しかし階層毎に出現する傾向は存在し、探索の目安とされる事もある。
◆低層階 地肌が剥き出しになっている箇所が多く、薔薇の香りもまだ薄い。 野生の獣や付近を寝床にしていたモンスターが紛れ込む事もある。 上手く探索すれば危険度としては及第点程度の財貨を発見出来る。 《プライズ》 換金可能な旧貨幣(金属的な価値) 鉱石類 ☆レア☆織物(刺繍的な価値) 魔法的な品は見当たらない。 《モンスター》 ゾンビ・スケルトン等が中心、野生混入はその限りでは無い。
◆中層階 ※この階層以下に進むには「女性」である必要がある。「女性ベース両性」も可。 ※この制限は人間・魔族を問わず引っかかる結界が原因になっている。 地肌がある程度整えられ、やや人工的な雰囲気を伴い薔薇の香気もそれと判る程。 野生動物・野生モンスターは(結界の影響で)存在せず、此処から下が純粋に主の領域となる。 足場が急に粘性のプールになる、人体に影響が無いが装備(着衣)を損壊させるガスが出る等、 探索すればする程、装備や衣服は失われて行く羽目になる。 また、壁面が稀に丁寧に磨かれている箇所があり、鏡代わりに自分の姿を確認する事も可能。 良く見れば天井付近に水晶球が埋没しており、其処を経由して侵入者の痴態が記録されて行く。 ―――要するに、進めば進む程、裸、ないしはそれに近い格好を強いられる羽目になる。 《プライズ》 指輪・ネックレス等の装飾品(宝石的な価値) ☆レア☆簡易的な魔法の掛かった装飾品(灯りになる、方角を示す、等) この辺りのプライズを換金すれば失った装備を買いなおしても儲けが期待できる。 《モンスター》 小型スライム・床や壁から伸びる触手・低級淫魔(女性・両性型)が中心。 総じて殺傷の意図は薄く、所持品の破壊、略奪を目的とする。 稀に誘拐行為を行う事もある(ロールのお誘い等にお使いください)
◆最下層 簡潔に言えば『洞窟の中に作られた屋敷』 天井や壁面には発光性の鉱石が埋め込まれており、明度には困らない。 奥へと進めば薔薇を中心とした花が植えられた庭園があり、 透明度の高い泉も存在する……が、稀に浴びる・飲む等、粘膜吸収式の媚毒入りの箇所もある。 最奥には上等、と言って支障の無い屋敷が存在する。 魔法的な鍵が掛かっており、基本的には招かれない限り進入不能。 内装・調度品共に中堅貴族程度の水準は維持されており、 主の部屋からは庭園を望むバルコニーまで存在する。 《モンスター》 淫魔(女性型)・快楽堕ちした妖精・下級吸血鬼(従者)
―――このエリアは、主の家、である。 [12/5] 最下層エリア外輪に宿屋を模した来客用の離れを固定建造。 概観・内装共に富裕層にある宿には及ばないものの、 中の上程度の内装、及び柔らかな寝床が数室存在する。 受付カウンターには下級吸血鬼がおり、荷物管理等を行う。 裏手には柔らかな下草に囲まれた泉……のような露天風呂付き。 脱衣所等は無く、利用する場合も正面から出てぐるりと回りこむ必要がある。 一応胸元程度の高さに薔薇の生垣が存在する。 |
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