王都マグメールの北の丘にある小さな村 地図にも載らない、わずか十数軒の家と六十余人の人々が暮らす、小さな集落 道は細く旅人も滅多に訪れないが、そこには素朴で温かな生活が息衝いている 村の人々は麦を育て、山羊の乳を搾り、森の薬草を摘み、羊の毛を紡いで冬をしのいでいる
ノーシス主教の小さな教会があり、神父は村の相談役 ヤルダバオート信仰とは別に、土地神が古い祠に祀られており、規模は小さいながら季節毎のお祭りなども行われている
若者はみな王都へと出ていくため、殆どは初老から老人達ばかり 少女レナ(1366)はそんな村の看板娘 毎朝水を汲み、畑を耕し、森の縁で小さな歌を口ずさむ 誰にも分け隔てなく接し、笑顔を向けるその姿に村人は日々癒やされている
●麦 石灰質の土地で栽培される淡黄の麦 甘みがあり、石焼きパンや麦酒の材料となる
●ローテチーズ 赤皮チーズ 村の家々が樽ごと保存 保存食であり、王都に降ろす主力の品目でもある
●灰羊の毛織物 丈夫で保温性が高く、冬用の外套に重宝される
●山葡萄のハチミツ酒(ワインミード) 森近くに自生する小粒の黒葡萄と蜜蜂の蜜を使った、香り高い酒
●鈴蘭根の乾燥薬 村の薬師が作る薬 心臓の病に良く効くとあれるが、量を誤れば毒になる 王都では高価に取引される
●朝露のミルクジャム 濃い山羊乳と蜂蜜、木の実を煮詰めた保存食
●泉 石で囲われた泉で、村の水源 澄んだ水が湧き、かつて精霊が現れたという言い伝えが村に残る
●古祠 苔むした石の祠 土地神が祀られ、麦と花が供えられる
●忘れ道 森の奥に続く小道 地元の子供たちが“肝試し”に行く定番スポット 特に何も言い伝えはないが、奥に行くと帰って来れないなどの不穏な噂が子供達の間だけで流行る
●冒険者 稀に村の周辺に現れる害獣やモンスターの討伐依頼に訪れる 宿などの施設はないため村人の家に泊まることなどが必然、多くなるため不人気
●旅人 こんなところに村があったのかと大体は驚く 宿などもないため村人が家に泊めてあげることが多い
●牧師・神父 人口も少なく地図にも載らないため殆ど訪れないレアキャラ レアなので大体は歓迎される
●老後を過ごす者 田舎暮らしにあこがれて現実を見ることになる人達
自由に利用していただいて構いません 襲撃や損壊などについても壊滅にいたらなければ問題ありません |
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