【鎧都市グレイゼル】
魔族領屈指の防衛力を誇った軍事都市 過去形で在るのは、当時の領主である魔族が討たれ 現領主であるラスト(No.44)の手中に堕ちた事による評価の低下による物 其れでもかつての防衛力が落ちた訳では無く、堅固さは変わらない
マグメール王国との境界に近く、タナール砦を抜け、山脈を超えた直ぐ先に位置する 人間側が進行して来た際、真っ先に侵略の恐れが在る領地で 其れ故に堅固な防衛力を築かなければ為らなかった事情が在る
都市の周囲を強固な城壁が囲い、バリスタや魔砲台、防衛用の設備が設置されて居る また、障害物を無視する類の魔法や異能への対策として、王城には阻害魔法が展開されて居る (テレポート、すり抜け等による内部侵入が出来ない)
領民や軍兵の種族は、獣人やデーモン、夜魔等が多く 次いでオーガ、トロール等の巨人型が、主な肉体労働に従事して居る
実質的には強権体制での統治だが、独裁では無い 領主が不在でも実質的な裁量や決定権は、任命された担当幹部が持つため 都市活動は問題無く循環し、停滞する事は無い
また、都市内では「被支配者が、小さな支配をするなど聞いて呆れる」と言う理由で 市民による奴隷制度を許容せず、自らが労働力として貸し与えている形を取り 領土における全ての奴隷の支配権は、自らに在る よって他都市に比べると、奴隷の待遇は一定の水準を保たれ、決して悪くはない
所属者
◆ネヴェド(No.30) 実質のNo.2であり、『生ける魔王の宝冠』としての契約者 内政、外交、軍事の何れにも関わる権限を持ち 与えられて居る軍力も最も多い
◆ユンジェン(No.74) 本隊からあぶれた粗暴兵の部隊を与える 本人の私兵も合流して居り、略奪に関しては自由裁量を与えている
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