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欲望の街『ナグアル』
Last Update:09/18(水) 23:03

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種別都市
所在地魔族の国
説明魔族の国に在る大都市
利用者利用自由
設定共有歓迎/募集中
損壊・襲撃OK
相談用私書箱Sinma351


 ▼Comment


概要
魔族の国での生活拠点、生活ロールの場としてのロケーションとして想定しています
便宜上12人の魔族に管理されている街、としていますが合わせ以外の方にもたくさん利用していただきたいと思っています
魔族達の街であるため、異形であったりモンスターであったりといったPC様の利用も可能で、開かれた街のためどなたでも利用することができます
人間のPC様であっても『魔族に捕まった』『こっそり侵入した』『通行証を大金で都合した』など適当な理由で利用して頂いて構いません
使用、襲撃、損壊等もご自由に行ってもらって構いませんが、統治する魔族達の領域につきましては各々の私書などにて相談の上でお願いします

外観・生活環境
魔族の国にある『ナグアル』という城壁に囲まれた大都市
人間の国との国境付近からはかなり離れており、争いを嫌う魔族達が平和に暮らしている
(それでも大都市ということで噂を聞きつけた人間がやってくることがないわけではない)
城塞に囲まれた円形の形状をしており、時計に見立てた12時のそれぞれのエリアを12人の悪魔が管理・統治している

人間の国における王国と同等レベルの生活水準とインフラが整備されている
一般生活様式が整えられた中央エリアには武器屋、防具屋、道具屋、宿屋といった基本的な生活施設が在り、行商や交易なども行われている
そのため住人だけでなく、街の外から訪れる魔族も多くいる
小さな集落などから比べればいわゆる「都会」であり、観光目的で訪れる魔族などもいる…かもしれない
各エリアにはそれぞれを統治する魔族の性質が反映された特殊な施設が建造されている
魔族であれ人間であれ、入場を許可された者には小さなタグのような札が渡され、それが正規の方法で街に入った証となる
人間が正規に街に入るには少々敷居が高く相応の金品などを要求されるが、そのタグを持つことで街の中での人間に向けられる視線もいくらかは緩和される

統治する者も生活する者も魔族であるため、個々人なりの差はあれど街全体の倫理観はやや人間の街とは異なり、街の機能を損なわない範囲の色欲や暴力などの氾濫が秩序の範疇で是とされている

【ナグアル祭】
この街にその名がつき、街として成り立った日を祝う祝宴
全てを欲望のまま街中で解き放つことが許される期間
この期間ばかりは秩序もやや揺らぎ、その度合は統治する魔族のエリア毎に異なる
期間はそれなりに長く、大体みんなが満足しきったら終わる、くらいのアバウトなお祭り
それまでは街のあちこちで乱交パーティーなどの乱痴気騒ぎが続く
年に一度の大ナグアル祭(一週間)と週に一度の小ナグアル祭(一日)がある
※ロールフレーバーとして自由に使っていただいて構いません

【通行証】
ナグアルの東西南北に存在する城塞門にて発行される通行証
首にかけられる程度の、ナグアルのエンブレムをあしらった小さなタグの形状をしている
魔族であれば無条件に、人間に対してはナグアルに対して悪意ある侵入でないことを保証するためかなりの大金を積まねばならない
人間の国の金銭に換算して数十万ゴルドにもなるため、偽造通行証なども流通してしまっている
もちろん不法侵入などがバレればただではすまない

中央エリアと施設群
街の中心エリアは序列の悪魔達の共通管理区画となっており、様々な施設が存在する
街に入るための城塞門は東西南北に四箇所あり、そこから中央へと続く道のみ中央エリアと同じく共通管理である

【中央エリア】
市場が広がり、他の魔族の町や集落との交易などが盛んに行われている
時には長く険しい道を渡っていた人間の商人なども訪れることがある

◇宿屋『安息の宿』
至って普通の旅宿。一階は酒場にもなっている。連れ込み部屋在り

◇大衆酒場『叡智の闇』
大変広い大衆食堂兼酒場
魔族でも異形でもモンスターでも気にせず騒ぎ、酒が飲める場所
食材などは魔族の国で調達できるものや、序列管理エリアで栽培されるものなどが殆どであるため、人間にとっては珍しい料理や酒も多々ある
中央エリアでの交易ついでに寄る者も多く、情報交換の場にもなっている
街中で囁かれる噂の出所はだいたい此処

◇総合市場
物品食品嗜好品、あらゆるものが流通する場
武器防具屋魔法屋食材屋に鍛冶屋、露店なども多く並ぶ
人間の国の品も流通するが、人間が持ち込んだものもあれば、国境のタナール砦で回収されたものもある

◇中央広場
総合市場の中心部にある拓けたエリア
魔力を芳醇に含む噴水を忠心とした、平和な生活を営む魔族達の憩いの場ともなっている

◇魔王教会
住人らが各々信望する魔王へと祈りを捧げる教会
大きく荘厳な、圧倒するような外観の巨大施設である
特定の神を崇める人間の国の教会とは違い、住人それぞれが崇める魔王に対して祈りや供物を捧げるための場所

序列の悪魔達と統治区画
各々が特色の強いエリアを支配・統治している
12人の悪魔には序列があり、数字が若い程に力と権力、影響力が強い

【一位:磨羯宮】ネロ(39)
一位区画『ディスタシア』巨大な魔王城を擁する城下町が広がる
怠惰なネロ自身は統治をほとんど行わないため管理は杜撰
その上、全てがネロの我儘と気紛れで支配されているため治安が良いとも言えない
ネロ自身が豪華な献上品を好むため、自然と城下には骨董品や輸入品などの贅沢な品が溢れ、比較的地位の高く自衛の出来る強力な魔族が居を構えている
そういった富裕層をターゲットとした、サキュバスだらけの淫魔大娼館『リリートゥ』が運営されている

【二位:金牛宮】アルデバ(499)
二位区画軍事国家の軍隊のような練兵所
管理されてない一位のエリアを使い、騎乗用の馬、陸竜、飛竜などの放牧管理を行っている
住人達は、傭兵、盗賊、お尋ね者、異端者、力はあるが追い出されたものが多い、魔族人族ミレー、と戦える人種を無節操に集めて、弱きものを抑圧して街を運営している
エリアのルールは一つ、『何らかの力を示せ』であり、金、女、暴力を示したもので、街の機能の維持は金の力を示したものが裏切らぬ奴隷を持って行っている
また、ダンジョンを要しており、人間の冒険者ギルドに近いものが存在し、闇の組織、裏の商人、暴力を生業とするものをアルデバは放置しているが、騎士団は賄賂で動くため
この街は弱きものは糧になるしか無いのである

【三位:天蠍宮】グロウゼル(386)
三位区画中央の巨大な建造物群と、農地の広がる拡張区画で構成したエリア
農地は仮設城壁を除けば見晴らしはよく、様々な作物を生産している
牧歌的なエリアで特に縛りもなく一見平和…ではあるが、城壁の外に当たるため外周ほど襲撃や作物の魔物化など危険もそれなりに多い
種族問わず受け入れてはいるが、主要種族はグロウゼルの配下の巨人系が多め

【四位:宝瓶宮】アビシア(441)
四位区画大理石によく似た色合いの石材で組み上げられた、白亜の町並み
統治者がスライムであるというイメージに反して極めて整然かつ機能的に構築されており、スライムが掃除を行うためか汚れなどもほぼ存在しない美しい街である
統治者の趣味なのか、様々な学術書や芸術に関する店が軒を連ねている
アビシアの居城たる地底湖に繋がる井戸と、それを包むように建てられた巨大な図書館はその最たるものである
領主の美的意識によって作られた街を損耗するような行動を起こさなければどんな行動でも基本的に咎められない
すなわち『街を壊したり汚したり、窃盗を行ったりするようなことがなければ何をしても良い』というレベル
ほぼ娯楽施設のない街ゆえに荒くれ者が集まることはほぼ無いが、その分インテリな魔族にとっては自分の知識欲や好奇心をほぼ合法的に振りかざせる聖地と化している

【五位:人馬宮】サテラ(365)
五位区画魔族の領地にしては珍しく、少数ながら人間が生活している
捕虜にされたものや、攫われてきたものなどから、自らやってきたもの、人の国から離れて来たミレー族なども住んでいる
他のエリア同様、魔物や魔族が主体だが、人間と魔物や魔族に地位的差がないのが最も特筆すべき特徴
その代わり、このエリアに住む人間は、人間からしか採取できないものを税金の代わりに収める義務が生ずる
例えば、様々な体液、生命力、場合によっては体の一部など(再生可能なものに限る)
これらを収めている限り、生活は保障されており、安全に保護されている
また、魔物や魔族も人間に興味や好奇心、好意を抱くものが多く住んでおり、ある種の共生関係を構築している
淫魔や吸血鬼などを代表とする、人間の体液などが生活に必須な存在にとっては、ある意味で住みやすい地区だろう

【六位:処女宮】マーテル(352)

【七位:獅子宮】シンマ(351)
七位区画『レオ・コロセオ』巨大な闘技場『イイルクーン』を擁するエリア
統治するシンマの気性を投影したかのような闘争が好きな魔族のためのエリア
ほぼこの施設のみのエリアであり、生活施設は中央エリアのものを使うことになる
一対一であろうが多対一であろうが魔王であろうが魔獣であろうが、望めば戦うことが出来る場所
武器の仕様も禁じても一切なく、生死すらも闘技者に委ねられる
勝者へのメリットは名声と敗者への支配、敗北者へのペナルティは勝利者に委ねられる

序列八位:ジェイミ・アイニー(358)
八位区画『プレズィール』元は魔物の住処が多いエリアだったが、双子が序列五位:サテラの統治エリアに遊びに行った際に共生関係にあった人間と【仲良く】なり、その話に影響を受けたため、大きく様変わりした
今はどうせなら楽しくやろうと加減を誤った娯楽施設が軒を連ねている
(魔法によるイカサマが公認されている賭場、油断すると金どころか命まで搾りつくされかねない娼館、人間が飲むとほぼ死ぬであろう濃度の酒を出す酒場が主)
そのためか以前より格段に騒がしくなり、酒や雰囲気に呑まれた荒くれも多くなったりと結果的に双子の仕事が増えている
ただ、双子が後悔しているかというとそうではない
むしろもっと過激にやるぞ、とけらけらきゃっきゃと笑いながら更なる改装の計画を練っている
様変わりの影響で住処は少なくったものの、まだその名残はある
鋭すぎる刺激と諸行無常を身近に感じたいなら居住をお勧めする

【九位:双魚宮】ベルハート=ハートナイト(605)
九位区画『ミルピスケス』第五位の区画と同じく、人間系の種族、特にドワーフが一定数存在し、差別が比較的少ない区画。コボルドや巨人族などの亜人種を中心とし、様々な加工場が乱立する区画。
薬品、武具、保存食やマジックアイテムや趣味の工芸品に至るまで、他人のことは決して言えないが享楽的・即物的な気質のものが多い魔族が多数を占める他区画において後回しにされがちな「何かを加工・制作する」ことに関して、錬金術師でもある統治者があれこれ尻ぬぐいしている間に、それらの加工技術を得意とする者たちが集まって現状に至った区画。
他の区画から「原料」を仕入れ、加工し、できたものを他の区画へ卸す役割を担う…ことにいつの間にかなっていた。
種族云々より職人気質が強いものが多く、人間でもそういう技術者としてなら成り上がれる可能性はなくもない。そしてそういう職人たちの憩いの場としての歓楽街も充実しており、それらを生業とする淫魔も多い。

【十位:白羊宮】ユー(357)
十位区画『センティーレ』怠惰を象徴とする街で、主に住んでいるのは悪魔であるが、人間も見受けられる
ただぐーたらしている者が集まっており、仕事している者は趣味でやっていることばかりで、経済というものがない
代わりに欲しい物は何でもいいから対価を貰うのが基本である
他の街で使えるように通貨などが使われることもあるが、基本的には三大欲求を満たすために対価を支払っている
欲しい物があるなら、相手を満たしてあげることからがモットーであり、お互いの欲を交換することがよくある
人間も変わらずで、他の街のように差別することもないのでとても平和な区画である
ただし、暴力にだけは厳しく、ただ奪うだけの者に対しては容赦がない
何もかも対価が必要。それがこの区画のルールである

【十一位:天秤宮】セーレ(530)
十一位区『フェリクス』魔族の住む街並みにしては非常に整った、まるで聖都の類のような外観
住人の大半がセーレと何らかの契約を行ない、願いを叶えた者たちであり、彼らはその魂そのものをセーレに売り渡した者たちでもある。総てを管理される彼ら彼女らに自由意志と言えるものは殆どの場合は存在せず、街の機能の維持、純粋な労働力、即ち都合よく利用される機構の一部となっている。他領へも奴隷扱いとして売られることもあり、そうした『人身売買』がこの街では当然のように行われている
その性質故に争いや諍いは存在せず、最も平穏であり、統率力がある
また、この街において成される契約は絶対であり、反故にすることは決して許されず、領主により強制的にその魂や存在を対価として”請求”される事となる

【十二位:巨蟹宮】タルフ(363)
十二位区画『エンズルート』通称『医療街』と呼ばれ、あらゆる傷病に対応すべく、魔術、医術、シェンヤンの漢方に至るまで様々な診療所、研究所が存在する
医療街の中央には保養施設も兼ねた植物園が存在し、様々な品種の薬草が古今東西、人と魔族の知識や技法関係なしに栽培されて治療に用いられる
中には魔族が己が交わした契約に従い、対象となった人間の治療を依頼することもある
医療街に在住する者は皆『治療すること』と『患者の幸福が保たれる』ことを第一に考えている
統治者のタルフと良く契約を取り決めれば時間や費用の問題はあれど、治らぬ病も傷もないとさえ言われている
契約をおろそかにする者も区別なく治療するだろう
その後少し様子が変わったり、医療街から離れたくなくなったり、奉仕者として全てを捧げることを選んでも、それは些細な問題だ




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