「禍いを征す、真なる光たらん」
ヴァエルフィード王家。 数多くあるマグメール王国の王家の一つ。
【概要】 “諸王”の子孫であるかは定かではないが、歴史上にも存在を刻み付けるだけの一定の知名度がある。
先王亡き今、王位争奪に激烈な執念を燃やす血の気の多い王家。 始祖についての詳細な記録は残っていないが、同家からは魔術師および研究者を多数輩出しており、魔術の名門としても有名。 かつての影響力は失って久しく、民からもカルネテル王家のその他大勢の王家の一つ、程度の知名度しかない。 一方で王国内部では魔術の発展に多大なる貢献を果たしており、軍部にも波紋を残す事から表と違いそれなりに知られている。 ……血生臭さと共に。
【過去】 先王が存命であった頃からカルネテル王家を敵視していたとも、または協力・臣従関係にあったともされる。 が、現在の王位争奪に燃える実情から面従腹背の姿勢であったとも噂されるが真相は定かではない。
一般的に知られているヴァエルフィード王家の役割としては、魔術・および邪悪なる存在への反攻手段の追究とされていた。 その名残は今も根強く残っており、ヴァエルフィード王家が築いたとされる魔術理論も多い。 また、卓越した魔術の才能から宮廷魔術師や研究機関に縁の深い家系であり、これらは今なお健在とされている。
一方で野心家としての一面から脅威への反攻手段だけに留まらず、時には非人道的行為や倫理観を欠くのも辞さない 「兵器」や魔術の開発にも多くの血族が関わっていたという説がある。
【現在】 空位となった王の座を巡り、かねてより燃え滾らせていた野望を実現すべく暗躍を続ける。 だが、その血の気の激しさは同家の人間にも向けられており、カルネテル王家に徒党を組んで牙を剥くには至らず血族間でも争うに至ってしまう。
主に禁術や軍部と連携した「兵器」開発で一定の需要と影響力を保っており、魔族の脅威も高まった現在は直接的な「武力」に焦点を当てて勢力拡大を目指す。 また、力への執着からか対魔族・悪魔を主としていたはずの研究・開発は影で他者を害し、滅する為の忌まわしい力の探究に堕ちているとも噂される。
上記の王位争奪に燃える一派は「過激派」と称されるが、ヴァエルフィード王家の人間全てがそうではない。 本来の役割から逸脱すべきでないと考える者や単に王位に興味のない者も一定数存在しており、同家で殺し合いや欺き合いが続いている。
【関係者】
オルフェウス=アルム=ヴァエルフィード(NPC) ヴァエルフィード王家の中でも特に派手な動向を示している王位争奪に燃える過激派筆頭。 才能や教養は中の上だが、妹には大きく水をあけられ、才能で妹を選ぼうとした父母を暗殺。 ある意味ヴァエルフィード王家のプライドの高さや血の気の激しさをまんま体現する存在。
王宮内では一定の評価はされているがそれ以上に苛烈な性格から敵が多く、特に妹エリシエールが絡むとコンプレックスから冷静さを欠いた行動に出る事も少なくない。 妹や政敵に与する(しうる)と判断すれば有能な臣下でさえ弁明の余地も与えず私情で処刑してしまい、暗君としての気質を覗かせている。
エリシエール=シア=ヴァエルフィード(PC No.3250) ヴァエルフィード王家の王女。 王位争奪からは身を引いた姿勢を一貫しており、それ以上に「狂王女」とさえ噂される程の奇行で腫れ物扱いされている。
【損壊・襲撃について】 同族でさえ殺し合う程の血の気の多い王家なので襲撃等は歓迎です。 が、曲がりなりにも王家として影響力を残してるのは確かなので壊滅にまでは至りません。
【設定共有】 歓迎です。ご自由にお使いください。 ヴァエルフィード王家の王族または従者、関係者など。連絡も不要です。 設定への何かしらの反映事項等、ご相談があれば私書でご相談の上ご対応いたします。
よろしくお願いいたします。
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