加筆あり
冷却系の術を利用して凍らせた果実やシャーベット、冷えた果実の搾りたてのジュース、酒類が評判になりつつある。
〇設定〇 まれびとの道と山賊街道の交わる辺りに築かれた緑が多い都市。 交易が盛んであり様々な品物や人種も行きかう。 商人達で構成されるギルドの力が強く、衛兵も存在し治安は悪くはない。 中継地点として利用している商会が多数あり、本店や支部が多く存在する。 街の住人は、主に一般市民となる。
〇領地内部〇 領地内に入る為の関所が設けられ、そこで入領税徴収後、滞在身分証となる手形を発行される。 幾つかの村や町が点在しており、領地の要として都市が存在。 都市を横切る形で川が流れており、主要な通りとして大きな石橋が3つかけられている他、渡し船もあり客や荷を運搬する光景が見られる。 幾つか大きな水路が築かれ運河としても利用されている。 街の外では果樹園や田園を多く見かける。
都市内は大まかに居住区画、職人街区画、商店街区画、歓楽街区画、行商市場区画、闇市街特区に分かれており、中央付近には商工ギルドの本部がある。 商工ギルド本部では各種相場、両替、鑑定、様々な手続き、許可書の発行、紹介、交渉の仲介の他、各地方の情勢、戦場の動向からダンジョン等の情報の売買まで行われている。
行商市場区画では各々が場所代を支払い露店を建て賑わいを見せて活気があり、大道芸人達が個人の芸を披露していたりもする。 手に入らない物は無いと言われている闇市街区画ではオークションが催されており、一定額以上の金額をギルドに収めると数日間限定の通行証や参加権を得られる。
商工ギルドの長は幹部の持ち回り制。 領主直属の監査組織が存在する。 正当な取引を推奨しており交渉や契約の場には、その度、監査役が立ち会う為、ラディスファーンで発行された証書は信用度が高い。 円滑に進ませる為の1割未満の手数料は黙認するが、癒着や汚職に関しては厳しく罰せられる。 それは腐敗の温床のなり易く、内部からの崩壊を招きかねない為の措置の一環。
最近は領主の意向により、優秀な人材確保のために学院も建てられている。 学部は武術、魔術、芸術、各学問、医術薬学、諜報斥候、軍事兵法、経済経営、農学、職人と多岐に渡る。が…まだ学生は少ない。
〇経緯〇 数百年前、かつて地上の楽園と名高い王国を魔族でありながら楽しんでみようという酔狂な思惑を持った者がいた。 尤も、楽しむというのは己が気の向くままにという意味合いである。 不意に戦場に赴いて殺戮を楽しんだかと思えば、力を隠して人の都市へ赴き文化や音楽を愛で、美食や色事、賭博に勤しみ、気の向くままに土地を巡り海や山、温泉など自然の恩恵を満喫した。 そんな事にも飽き始めた頃、気紛れに露店を始めた事が切っ掛けとなり、そこに人が集まり始めやがて村になり街になり現在の都市へと発展し成長していった。
一儲けしようと襲来する野盗や山賊などは領主自ら返討ちとしたうえで、生き残りに対して領主の配下として領地の衛兵として雇われるか、死ぬかの選択肢を与え、治安維持の手段を手に入れる事を定期的に繰り返す。 元賊でも市民権を与え、衛兵としての報酬を支払い、働きによっては役職を与える事は約束しているせいか、賊であった頃よりも生き生きしている者が多いとか。 結果的に領地内の治安維持に成り得ており、それなりの防衛力を生み出すに至る。
〇衛兵〇 領主直轄の組織。 元賊であったせいか、斥候能力と戦闘力、機動力はそれなりに。 交代制で領地内を7〜10人の小隊が定期的に巡回している。 様々な出身者が存在する為か領地周辺の地理に詳しい者が多く、領地の守りは硬い。 装備に関しては統一性はなく、各々が好きな装備を支給される為、見分ける方法として腕章を付けさせている。 緊急時の際は腕章を裏返す事で、ある程度の特権(一時的な指揮権、飲食、寝所の無償提供、食料、馬の接収)が許される。
〇冒険者〇 様々なスキルを保有する冒険者は有能な職業としてギルドを都市へ誘致。 都市からの依頼としては、遊撃士として目の届きにくい案件への対処、衛兵に対する技術指導の他、学院の補助講師などが主な仕事となる。 尚、冒険者は傭兵ではない為、直接的な軍事に利用するのは禁止としている。 その他は通常の冒険者ギルドと同様に一般からの依頼も引き受けている。
〇ミレー族に対して〇 建前として身分は奴隷扱いとなるが、保護対象としており領地内では一般市民と同等の扱いを保証。 高い身体能力と魔力を有している為、職としては主に職人や学院の講師として実戦、座学を依頼。 能力に応じてにはなるが、報酬は高めである。 |
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