◆設定共有と関係者は可能/募集中(要連絡)ですが、他PL様の組織強化案は募集しておらず募集する予定もありません。
※本記事で使用される用語は本記事のみのオリジナル設定です。
血盟家<けつめいけ>
【沿革】 かつてはマグメール市民の経済活動を裏で支える自治のための集団であった。 主に揉め事の仲裁や荒っぽい日雇い人足を管理統制することで権力と名を得てきたが本来は義理人情を重んじる義侠心の高い男たちの集まりであった。 「血盟家」の名のもとに組織立てたのが現会長アンドレイ・ビストカインから数えて3代前の当主である。 当時は日雇い労働力の派遣と斡旋、商業地区の治安維持への報酬としてのみかじめ料徴収と祝祭日に催する娯楽的賭場での収入をシノギ(収入源)としていた。 時代と共にシノギは変化し、現在では主に売春、賭博、金融が血盟家を支えている。 旧来よりのシノギや道理を重んじる前会長時代からの構成員と、金額の大きさを重んじ太い集金業務のシステム化を進める現会長派との間で密かに対立があるが表面上の均衡は辛うじて保たれているのが現状である。
【本家と構成員】 血盟家の構成は以下の通り。 後述の親子盃、兄弟盃という絆で結ばれた男たちで構成されており血縁関係になぞらえて目上の者を兄貴、親父、叔父貴と呼ぶ。 また、構成員の間で「血の契りに忠実であれ」という独特の挨拶を交わし合うことで知られている。 血盟家本家では現会長が執務を行っている。現在は富裕地区に存在し、外観は堅牢な門扉が特徴的な石造りの館である。 現会長と親子盃並びに戸籍上の養子縁組を交した若衆頭、古参とも呼ばれる会長直下の舎弟はまとめて幹部と呼ばれる。 幹部クラスはそれぞれに舎弟や子分を集めて集団を率い、本家の下でそれぞれに独立した業務を行っている。 幹部はそれぞれに事務所やアジトと呼ばれる場所がある。貧民地区に構えられることが多く機密保持の為に定期的に移転をする団体も珍しくはない。 現在および過去において幹部以上の女性構成員は存在しない。 幹部それぞれがヒットマンや便利屋として召し抱えることは稀にあるが盃を交し代紋を与えることはない。 無論血盟家の男も結婚することは許されており影日向でそれぞれを支える妻の存在は大きいが、大っぴらに語られることはない。
【伝承】 組織を後援する神族と同世界線の上位破壊神と上位創造神が手法《Five-minute hypothesis》に従って任意の地点より世界の立て直しを行う際、組織の代表またはその直系跡目の持つ遺伝情報が人類再生の設計図として用いられる。 故に組織の中枢に近いほど婚姻の相手は人間に限定され、他種族や同性との長期継続的な性行為は『不毛の地へ胤を撒く行為』として厳しく禁じられる。 その為に組織の婚姻適齢期の男は左手の薬指に透明の外石の指輪を嵌め、『同じグレードの指輪を作りたい』と申し出させる態を取り近家を募るがこの場合は相手を純血の人間と限る。これを表の婚姻と呼び、組織では血脈の存続の為とする。 他方では裏石のある指輪を贈った相手とも婚姻は成立するとされ、こちらは種族を選ばないが裏の婚姻とされ嫡子を遺してはならないとされている。
【盃と代紋”黒と金”】 血盟家は半グレの子供たちが自然的に為す愚連隊に目をかけ、時には金銭的な支援を行い事実上の下部団体としている。 愚連隊の少年はそれなりに落ち着き、いずれ卒業するのが常だが中に将来性があると構成員から見込まれた少年は血盟家本家や幹部の舎弟として抜擢されることがある。 舎弟や子分を成人として扱うのは満14歳になった日からで、幹部格が新たな舎弟を取る時は『兄弟盃』という儀式を交して血盟家管理下の娼館での『筆下ろし』、新舎弟が幹事として開催される名目上の初仕事『宴会』の儀式が1日かけて行われる。 事情により兄弟杯の間では儀式は省略されることもあるが、親子杯の場合はだいたい盛大に行われる。 また血盟家構成員の徴とされ代紋とも呼ばれるのはオニキスを嵌めた印台型をした金の指輪である。 黒と金とも呼ばれ引退者から正式に相続するか盃の儀礼の際に親側や兄貴側が用意する物であり、石や地金のグレードの良さは将来への期待度に比例する。 この指輪は常に右か左の中指に嵌めているのが良しとされ、幹部会の必須ドレスコードである。 血盟家を裏切った、親分の顔に泥を塗ったなどとして組を追放されるときはこの指輪は指ごと回収される。
◇現在のシノギについて◇ ※初代が鍛冶ギルドと取り交わした制約のために武器の流通、ならびに市民の経済活動を停滞させるものとして麻薬の流通は禁止されている。 みかじめ料:平民地区や貧民地区の古い店からの惰性的な徴収が主で全シノギに占める割合は全体の1割以下である 労働者斡旋:みかじめ料と同等に低い 祝祭の賭博:香具師という形で形式的に残っているのみ 売春:各都市に存在する直営の娼館の他に縁故のある街娼からの上納を得るが、売春業者が乱立しやすい状況故に他の娼館からは取りそびれることもある状況 全シノギの2〜3割を占める 賭博:レートの高低と規模も大小其々のカードゲーム場を運営している他、博徒と呼ばれる特殊な構成員がゲーム大会の賞金を得ている シノギにおける割合は最も変動が大きいが全体の3割前後 金融:近年シノギに加わった部門で賭博部門との連携もあり、安定したシノギを得ている
【PL向け情報】 マグメール王国で生活しているPCは以上の情報を知ることができます。 お使いのキャラクターの設定により(普通に知っている)(詳しい人に聞いた)ものとして取り扱い可能です。 シノギの徴収などはNPC経営の店舗を対象にしています。
構成員、懐具合などより詳しい情報については本項目作成者ビョルン(名簿No.2023)PLまで私書箱(ID:Bjorn)に ・誰がどんな手段を使って何を調べたか ・その情報を得たら公表するか否か をお知らせください。 例:(PC名)が探偵を雇い本家から出てきたビョルンを尾行させた、現在彼に妻子がいるか知りたい 公表はしないが噂話として今後話題にするかもしれない。 → 返答例:本家からの帰り道は時折背後を気にするがプロの探偵に頼んだなら以下の結果が出るだろう。 この日、ビョルンが戻った家には他に家族が生活している痕跡はなかった。 独身である可能性が高い。 情報を公開する、意図的に流すなどの選択がありましたら調査で得られた情報をここに追記し、公然のものとします。
【関係者の追加について】 下部団体『愚連隊』については誰でも名乗ったり、NPCとしてロール使用してくれて構いません。 PCと血盟家を関係づけたい場合互いの設定を活かせる場合のみ、利用可能としますが必ずご一報ください。 (設定可能の例:対立団体、共存団体、外部出先機関、ヒットマンや情報屋などの外部顧問 設定利用不可の例:上記の情報は公向けで組織の収入を全て吸い上げているPC設定、血盟家構成員が絶対に逆らえないという体質を持っているPC設定) ※何らかの形で関わりたい、設定共有したPCを作りたいという場合なるべく柔軟に対応したいので本項目作成者ビョルン(名簿No.2023)PLまで私書箱(ID:Bjorn)へご連絡下さい。
【歴史的な部分について】 設定上血盟家は魔王と土地神それぞれ1名ずつ(名は明かされることのないNPC)の後見を得て初代会長が立ち上げた団体となっておりますが、初代から現在に至るまでの会長の経歴は公に残っていないものとします。 ですのでたとえ長命の種族PCであっても過去のNPCとの接点を語らないでください。「組長はかつての弟子である」等もしPCとして耳にした場合は受け流す、感心するなど反応はお任せしますが血盟家公式設定としては【デマである】【冗談だろう】ということになります。 また歴代会長と幹部の亡骸は『聖地』と呼ばれる場所で正式に弔われているため、身体及び魂は蘇生ならびに召喚が不可能なものとします。
【設定の有効期限について】 作成したPLがもう使っていないのに強めの組織設定が有名無実で存在するという状況を避けるため、作成者のPCの名簿(ビョルン:名簿No.2023)に1年間以上の更新がないときは「解散した」「構成員はカタギの職についたり冒険者になり市井に分散した」ものとして扱ってください。 組織設定管理の後継を他の方に頼む場合は本記事の管理パスを譲渡し、この項目は消えます。
共有可能な設定を考えるにあたり、アカサギPL様には多大な協力を頂きましたお礼もここで申し上げます。 |
|