◆ 概要 ◆
近年魔族の国やマグメールで密やかに存在を囁かれる、 《灰色の男》(NPC)に率いられる魔族の秘密結社。 その多くがマグメール王国に様々な形で潜入、潜伏している。 所属を隠す人員がほとんどのため、規模は不明。
組織の主たる活動は、マグメールの征服……ではなく、 マグメールを侵攻、征服しようとする魔族勢力を有形無形に妨害、 またはマグメール国民を手助けすることによって、支配を防ぐこと。
「人のものでも魔族のものでもない国――《無の世界帝国》を建設する」 「人間と魔族の恒久の戦争状態を保つことで発生する利を貪る」 「高潔な選ばれた魔族による低劣な魔族の粛清」 ……等のいずれかもしくは複数が目的と言われているが、はっきりとはしない。 所属員は大抵の場合いずれかの目的を持って所属し、《無の世界帝国》を利用している。
人間に対し友好的というわけでもなく、 所属員は楽しみと欲のために人間を殺し、辱めることもある。 マグメールに敵対する魔族の妨害を行うという理念さえ守れば 《灰色の男》から潤沢な活動資金が供給されるため、面従腹背に徹するだけの者も。
実のところ組織の秘密の遵守は義務ではないが、公言することにメリットはない。 共同作戦を《灰色の男》に指示される、などといったきっかけで、 お互いが《無の世界帝国》所属であることが判明することはある。
◆ 参加 ◆
『見込みのある』魔族に対して、ある日 《灰色の男》の署名の入ったメッセージが送られてくる。 内容は『無の世界帝国を築きあげないか?』 『逃げ出すか、闘うか?』と言った意味不明なことが多い。 どうあれなんらかの返事を出すと、《無の世界帝国》の 一員として見做され、以後指示とそれに必要な物品が送られてくる。 それに従うことがなければ、脱退したとみなされる。 従えば次なる指示が届く。この繰り返し。 指示書には必ず人狼をモチーフとした独自の判が押されている。 これは《灰色の男》、つまり《無の世界帝国》の署名でもある。
基本的には魔族のみが勧誘される。
◆ 《灰色の男》 ◆
書面にのみ存在をほのめかす謎の存在。 あらゆる所属員がその姿を確認したことがないという。 その正体の解明に成功したものはいない。
◆ 損壊・襲撃について ◆
本拠がなく、所属員同士のつながりの薄い組織であるため、 組織自体をどうにかするのは不可能です。 所属員に対しての襲撃は各メンバーに準拠します。
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