BACK
魔法の工房『ハオマ』
Last Update:11/23(金) 02:30

[←Back]   [No.116]   [Next→]
種別施設
所在地マグメール王都 平民地区
説明大体なんでも作れるお店
利用者利用自由
設定共有要相談
損壊・襲撃NG
その他特記事項通称『魔女のお薬屋さん』
相談用私書箱Elina


 ▼Comment
魔法の工房『ハオマ』

主な業務
【素材生成】【エンチャント】【薬品精製】

●説明

平民区画にて営業している、分類するのなら「何でも作る屋さん」。
通称『魔女のお薬屋さん』。
店主の、錬金術のような合成魔法のようなヘンテコ流派により作った品を扱う。
ギルボード式錬金術という流派によって作られた錬成炉に材料を入れて
流派の秘術でその炉を操作することで様々なことが可能。

1Fの表側が店舗。裏側が工房・倉庫。2Fが住居・危険物倉庫。

●1
製造依頼を店主自ら冒険者ギルドに出向いて取りに行ったり
鍛冶系の製造業ギルドから発注を請けたり
素材生成の殆どはこれらである。
悪天候などにより鉱山からの輸送ラインが止まった時などには大繁盛で眠る暇もない。
鉱石なしに金属を生み出すことができるというインチキ魔法の部類なので大変重宝される。
別に金属でなくとも、木材だって布だって油だって作ることもできる。
というか、剣や服、鎧のような完成品を作ることもできる。

貴金属やミスリルのような希少金属も材料さえあれば生成が可能。
とは言えこちらは元々の需要が少ない。

店の利益の3〜4割ほどはこのような「様々な素材の生成」で成り立っている。
店舗カウンターからの生成依頼も可能。

●2
また、武器や防具、装飾品。身につけるものならなんでも、材料から抽出する「要素」を付与することにより
永続的なエンチャントとすることができる。
ただし、これに必要な「要素」を持つ材料は特殊なものが多いため、高額な商品となる。
主に客の持ち込み品にエンチャントを行うが、倉庫にもエンチャントを施された武具が多く眠る。

元々の出来が良い武具ほどエンチャントしやすく、また、エンチャントの限界量も多くなる。
様々なエンチャント要素があるが
『耐毒』『強靭』『鋭利』『対腐食』『軽量化』『吸魔』
と名称される要素が人気どころ。高貴な人々には『耐毒』が特に売れ筋である。
懐に余裕のできたベテラン冒険者、ベテラン傭兵。流通品に満足できなくなった騎士などがメインの客層である。

依頼そのものが少ないため、単価は大きいが、利益の1〜2割ほどである。
(店主シートにある「思い出の品」関連の商売は完全に趣味であり、金銭的な利益は産まない)


●3
一般的に多く売れるのは、薬品である。
その殆どが医薬品であり、この店は街の陽気な薬屋さんとしての側面が大きい。

傷薬、火傷薬、鎮痛薬、解熱剤、胃薬、虫下し、風邪薬、栄養剤、滋養剤etc
などなど、非常に多くの薬を扱っており、特定疾患に関する薬も店の奥にある。
依頼があれば依頼主にあわせた薬品を作ることもある。
ただ、店主は「医者ではない」。
命に関わるレベルの重病ともなれば、ちゃんとした医者の診断がなければ
『不確定なものに大金を出させるわけにはいかない』と販売を断ることもある。
……反面、自分の知識が及ぶ範囲で特定できる疾患で危険な状態にある者がいたとして
その者の財政では定価での購入が難しい、とあった場合……店主は身銭を切ってでも
この病人を救おうとする。自分の力が及ぶのに、知った人間がそれで死ぬのは嫌だ、と。
あまちゃん。ひよっこ。尻の青い考え。商売に向いていないし、この国にも向いていない。
購入者には強く『他言無用』を言い含める。『貧乏人に纏わり付かれちゃ商売上がったりだよ』と。
しかし、事実ありのままを言わずとも、店主の人となりは少しだが漏れていく。
店主の特徴的な格好もあり『魔女のお薬屋さん』は、熱烈な固定客を有する。

薬品は利益の4〜5割である。

●4
裏メニューにあたるが、幻獣の体組織……竜鱗やグリフォンの爪などの生成。
竜牙の剣、竜鱗の鎧、竜鱗の盾など、幻獣装備一揃えを作ろうと思えば
「一生、贅沢放蕩不道徳まみれの生活が送れる」ほどの金が必要であるため、一度しか請けたことはない。
それほどの金はかかるが、実際に最上位幻獣の討伐を繰り返し素材を厳選する綱渡りよりは遥かに安い。
2F倉庫の奥に各種、修行のために渾身で作り上げたものが眠っている。

他の目立った裏メニューは、要素を抽出した素材が魔力に還るのを封じ込めて作ったポーション。
「液化させた純粋魔力」である。
これを飲めば見る間に枯渇した魔力が回復するし、散らしながら魔法を使えば効力が別物となる。
なので、魔力が生命線を握る者からは、切り札として持っておきたいという依頼がある。
店主本人も、鉄火場にあたってはこれを常用する。

売上は後者はたまにあるが前者はない。規格の外のものなので懐にそのまま入る利益。
これ以外の裏メニューは基本的に「これ作れない?」という無茶の類だが
店主が面白がりなので、可能な範囲で張り切ってしまう。

●端書
エンチャントの種類と効果をちらりと。これ以外にも様々なものがある。
なお、最高級品質でも1つの品に3つのエンチャントが限度と見ていい。
とてもお高い。
思い出の品からは唯一性の高い要素を抽出できる可能性が高い。

『強靭』強度が増す。
『鋭利』切れ味が増す。
『粉砕』打撃力が増す。
『射手』射撃の命中率が増す。
『魔力』魔法の効果が増す。
『対腐食』錆にくくなり、腐食液などにも耐性を持つ。
『耐毒』体に有害な物質の影響を受けにくくなる。
『視力』魔法や存在の特徴で姿を隠しているものが見えるようになる。
『軽量化』着用者の感じる重量が軽減される。
『翼』武器になら攻撃速度が、防具になら移動速度が増す。
『解呪』魔力・属性の耐性をある程度貫通する。
『吸魔』魔力使用時、周辺から術者の総魔力量の3%程の魔力を吸収する。
『各属性名』1度の付与で「実感ある威力。耐性」。2度で「明確な威力。耐性」。3度で「半ば物質でなくなる」。
『無言』「武具どちらでも」1度のみ可能。魔法の詠唱を付与品が肩代わりしてくれる。
『処刑』「武器に」1度のみ可能。相手が隙きを見せると、体感時間が長くなる。
『影』「防具に」1度のみ可能。暗所に居る限り「強く意識されない限り」認識されない。
『意志』「防具に」1度のみ可能。常識的な範囲で気絶することがほぼ無くなり、判断力が鈍らない。

[←Back]   [No.116]   [Next→]
Pass:
Miniりすと v4.01