2015/12/05 のログ
ご案内:「ング=ラネク山・チェーンブレイカー所有の鉱脈付近」にヴィクトールさんが現れました。<補足:黒の短髪に金の瞳、黒色の戦装束に身の丈ほどあるクレイモア>
ヴィクトール > (そこは元は魔法銃造兵廠と呼ばれる建物があった場所だ。城が開かれる頃となっては、そこを守っていた部隊はなく、技術者たちももう居ない。多数ある鉱脈の一つの所有権と引き換えに、少女達を王国に送り、ここには自分達しか居ない。ティルヒアという国があるうちに、ここを私有地として手に入れたのは大きい。あとは、王国だろうともならず者だろうとも『私有地』を守るだけだ)
……ったく、雑魚ばっかだな
(男が居たのは建物へ続く唯一の道だ。その手前には荒野が広がっているのだが、『チェーンブレイカー私有地、立ち入りを禁ず。立ち入った場合、命の保証はしない』とご丁寧に注意した看板を無視して入り込もうとした輩は、建物にいる兄の魔法矢の流星群に吹き飛ばされている。その爆撃を切り抜けた輩を、自分がサシで叩き潰す。それは骨がありそうだと期待していたが…遠くで撃ちぬかれ、爆散する敵ばかりだ。退屈そうにあくびをしながら岩に腰を下ろして、その時を待つ)
ヴィクトール > (所々にある背の高い樹木の上や、崖の傍にも仲間達がいる。彼らは単眼鏡で荒野の観察をしており、ターゲットを見つけると光を使ったシグナルを建物にいる兄や仲間に送って、情報を伝達している。それに応じて兄が迎撃の方法、対応を変えていくわけだが…馬鹿でも、兄の手腕の良さは分かる。自分とは違う強さ、こうして一緒に戦うとそれを感じる。光のやり取りを遠目に見やりながら、そんなことを考えていた)
さて…少しは運動しねぇと、体が訛っちまう。
(岩の椅子から腰を上げると、背中に背負った大剣を引き抜く。横薙ぎの構えを取り、意識を集中する。この剣最大の技、人間離れした速度で振りぬき、斬り捨てる力技であり、闇の魔力を乗せれば簡易的な飛び道具も放てる小細工にもなる。魔法の力は乗せずに、大剣を一瞬で振りぬくための素振り。ザンッ! ザンッ! と空気を震わせて、暇つぶしを始めた)
ヴィクトール > しかし…鉱石で取り合いなんか起きるのか…?
(兄曰く、戦争終結後、ティルヒアのめぼしい財産は王国に接収されるだろうという。国の所有となっているものでいえば、軍隊。その装備や人員となる、珍しい道具や技術者はまさにいい報酬だと。そしてこの鉱山、魔導機器を生産、量産するにはまだまだ大変となるが、未来投資の材料となる。戦争が終わってからでは遅い、今のうちにとティルヒアに加担して、技術と人材、そして鉱石と…めぼしい物を今のうちに確保するのだとか。素振りを終えて、一息つきながらそんな説明を思い出す)
……ぉ、一人ぶち抜かれたな。
(青白い魔法の矢が放たれる。建物から飛来するそれは、まるで狙撃銃で撃ちぬいたかのように、無謀な突撃をする敵を撃ちぬいた。ぱたりと倒れる敵、3人組だった敵は恐れをなして逃げていく)
ヴィクトール > (こうして防衛戦は続いていく…)
ご案内:「ング=ラネク山・チェーンブレイカー所有の鉱脈付近」からヴィクトールさんが去りました。<補足:黒の短髪に金の瞳、黒色の戦装束に身の丈ほどあるクレイモア>