2015/11/27 のログ
アルバトロス > 「………そう思うか。 …人間だ、一応はな。」

真面目、と評価をした相手に男は聞き返すような言葉を口にする。
唇を弄る相手の鎧の中身についての追求には、籠手を片方外して生身の手を見せる。無骨で傷痕の多く残る大きな手だった。
一応人間と答えるのは、混血であることを言外に告げるためのものでもあった。

「………知らないことを知れば、満たされるかもしれないから、知ろうとしている。」

座りこんだ相手の言う通り、知識では空腹を満たせないし、出世も出来ない。
尤も過ぎる言葉を聞いて、男は淡々とした言葉を返した。知りたいから知るだけだと、自己満足の一種なのだと。
口にしながらも、掘り続ける速度は早くなってくる。

「俺は満たされたい。戦いでも飯でも…女でも。何でもいいから満たされたい。それしかない。」

ヘレボルス > 「ふうん。じゃ僕と一緒だァ。“一応人間”」

聴覚が聡いらしい。
ツルハシの音が響くたび、アルバトロスの声を拾うたび、エルフに似て尖った耳がぴくぴくと動く。
相手の頑健な手から、兜の隙間へ目を移す。まるでそこに、素顔の双眸を見ているかのように。

「イヒッ。『満たされたい』かァ。いいねえお兄さん、冷血してるね」

イヒ、イヒヒヒ、と、楽しげに引き攣った笑い声が坑内に響く。

「人殺してもケモノ食っても女抱いてもまだまだ満たされないなんて、踏み躙られたものたちがカーイソウ」

可哀想と評しながらに、この若者も随分と軽薄そうに見える。
鼻を啜る音。

「一度でも満たされたことはある?」

アルバトロス > 「…そうか、お前もそうなのか。」

相手の言葉に、興味を示すように反応する。相手も一応は人間…つまり、魔族なり何なりの人外の血が混じっている。
もしも、相手の視線が兜の奥に隠れた瞳まで見えるならば、赤と黒の眼が見えるだろう。特に、赤い瞳は光を反射しているから。
冷血と口にし、楽しげに笑う相手の言葉にツルハシを振るう手を止める。

「………自己弁護をするつもりはない。お前の言う通り、俺は冷血なのだろうからな。」

自己嫌悪に陥る事がないのだから、まさしくその通りなのだろうと答える。
鼻を啜った音の後に続く問いかけに、しばしの沈黙を挟む。

「……………分からん。だが、あったのかもしれないな。」

ツルハシを振るう。何か、先ほどまでと違う手ごたえを感じた。

ヘレボルス > 「ちょっとだけ魔族が入ってんだってさ。お綺麗なツラに産まれついたお陰で何も言われねーし、トクばっかり」

言葉のわりに淡々とした口調だった。
兜の奥の赤い眼差しを見る瞳に、ブラックオパールのような光が走る。

地面の上に両足を投げ出して、後ろに手を突いた格好で座り直す。
目を細め、闘技場の退屈な試合でも観るかのようにツルハシの動きを見ている。

「満たされたいって言う奴にはァ、いつまで経ってもゴールがねんだ。
 ナニかをどんだけ手に入れても、これじゃねえ、これじゃあねえって言いやがる。

 クッソ楽だよォ、何も探さない人生……
 ……おッ?」

ツルハシの先が立てた異音に、言葉を切って瞬く。
四つん這いになって、アルバトロスの隣まで這い寄った。

アルバトロス > 「………そうか。」

自分と似た生まれながらも、自分とは違った生き方をしてきたらしいと察する。
だが、それを羨ましいとは思うようなことはない。生まれや育ちを嘆いたところで何も変わらないのは分かり切っていることだから。
相手の淡々とした言葉に、また短く返事をする。振り向きすらもせずに、ツルハシを振り続けていた。

「…確かに、その通りなのだろうな。終わりなどないのだろう。だが…今更な話だ。それに、何も求めないまま生きることに、俺は価値を見出せない。」

確かに楽だろうけれど、恐らくそれでは退屈に殺される。結局は、終わりの無いことを延々と繰り返すだけの人生だとしても、
そう生きてきた男は、これからもそうやって繰り返して生きて行くしかない。
手に感じた違和感。何かがあるだろう場所を掘り出すように岩を削っていけば、やがて鉱石が姿を見せる。
それを手に取って眺めては、大きく息を吐いた。

ヘレボルス > 「好奇心は猫をも殺すってかァ。
 にしても、鎧着込んでツルハシ振ってるくらいじゃあ、そーいうこともなさそうだけど。
 お前が武器の素人じゃねーし童貞でもねーのは、腰見りゃ判る」

何とも無防備な姿勢でぼんやりと座ったまま、細めた横目で笑う。
アルバトロスが掘り出した鉱石に、うわ言めいて弛んだ笑い声を上げる。

「えはァ……いッはははは!これまたデカいの掘ったなァ!」

膝を突きながら立ち上がる。千鳥足がふらついて、岩肌に手を突く。
アルバトロスの手元の石を、子どものようにぐるぐると眺め回す。

「僕のよか大っきいぞ。
 売りゃあちょっとした金にはなんだろうに――どうすんだ、それ。
 どっかの魔術師んとこにでも持ち込むのか?」

アルバトロス > 「満たされたままで死ぬなら、それも悪くは無い。腰、か…そういうものか。」

過ぎた好奇心は身を滅ぼすと口にする相手に満たされるなら、それでも良いと答える。
渇きを満たす途中で安らかに死ぬよりは、満たされた瞬間に凄惨な死のほうが良いと考える男だった。
腰を見れば分かるという発言には、初耳だと言いたげな反応を返した。

「…そうだな。こういうものか、魔力を秘めた鉱石というのは。」

岩壁に手を突きながら立ち上がる相手と一緒になって、初めて手にするソレをまじまじを観察する。
どうするのか、という問いかけには鉱石を仕舞いこみながら

「決めていない。後で考える。」

保留、とだけ答えた。

ヘレボルス > 「うふッ。討ち死にか食あたりか腹上死……いちばん華々しーのはどれかなァ。
 僕はいいや。何でも。どうせなら、人にメーワクかけて死にたいね。ハデなやつ」

そういうものか、という呟きには、肩で小さく笑う。
知らなかったの、とでも言いたげに。

「なんだ、決めてなかったのかよ?
 ここまで掘り進めるまでに何も考えてねーなんて、妙ちきりんな行動力してやがるなァ」

可笑しげな笑い声。
明るみを含むと、その声は随分と女っぽかった。

「んふッ。具体的な目標も計画も、心当たりもないなんて。
 僕は亡霊とでも話してるのかしらん」

けたけたと腹を抱えて笑った末に、息をつく。

「人間と幽霊が出くわすのはよくある話だが、どうやら僕らは、亡霊同士が鉢合わせたらしい。
 揃いも揃ってカラッポだ」

アルバトロス > 「どうせなら、強敵と限界まで闘って死ぬのがいい。 ………それも一つの死に方か。」

派手に人に迷惑をかけて死ぬ。
どのような死に方なのか男には想像できなかったけれど、それも一つの形なのだろうと男は思う。
一方で、男は強敵と闘って死ぬことを選んだ。戦いの充実感を感じながら死ねれば良いと淡々と口にした。

「どういうものかを知りたかっただけだからな。これから、何かに使えるか調べようと思う。」

相手の笑い声がやや女の声に聞こえる。女か、と其処で相手の性別に目星をつけた。

「………亡霊か。言い得て妙だな。」

女の言う通り、自分は亡霊のようなものなのかもしれない。
だが、それでも構わない。悲観する様子もなく、男はツルハシを置いて、入口へと歩き始めた。

ヘレボルス > 「強敵ね。
 マグメールは、どうせ戦争ばっかりだァ。人がバカスカ死んで、強い奴ばかりが生き残る。
 そのうちお前と相対するのが、その『強敵』って奴なんだろうよ。
 満足、出来るといーなァ」

期待でもなく、願うでもなく。卑しい笑い方。
拾った剣を杖代わりに立ち、自分の鉱石を後ろ腰の鞄に突っ込む。
アルバトロスが石を掘り出した跡に近付いて、残りの鉱脈でも埋まっていないかと岩肌にへばりつく。
その姿勢のまま、踵を返すアルバトロスへ振り返った。

「ヒヒッ……、ただ売るよりイイ使い道が見つかったら、僕にも教えてくれよなァ」

壁へ背中を凭せ掛けながら、粘っこい笑みを浮かべる。

アルバトロス > 「………あぁ、その時は存分にな。」

女からの言葉に、その時が来れば存分に満たされるだろうことを期待すると、短い言葉で答える。
どうやら、まだ鉱石が眠っているのではないかと思っているらしい女が岩壁にへばりつくのを顔だけ振り返って確認すれば、
後はもう好きにすればいいと言いたげに歩みを早める。

「………見つかればな。」

振り返ることもせず、仮に見つかればとだけ答えて、そのまま歩いていく。
やがて、男の姿は見えなくなれば、女独りだけを残す形となった。

ヘレボルス > 言葉少ななアルバトロスの返答にも、小洒落た冗句でも口にされたようにへらへらと笑い続ける。
客のない街娼が待ち惚けでもするような体勢のまま、脱力して手を振った。

「結構結構、……だけど覚えておけよなァ。
 亡霊は、いつまで経っても亡霊のままだってことを……ヒッ。くひッ。イヒヒヒッ」

アルバトロスが外界の光を浴びたのちも――下卑た笑い声は、いつまでも坑道の奥に木霊していた。

ご案内:「オリアーブ島 ング=ラネク山」からヘレボルスさんが去りました。<補足:20代後半/173cm/軽装/革の胴当て、小手、脛当て、腿丈のブーツ>
ご案内:「オリアーブ島 ング=ラネク山」からアルバトロスさんが去りました。<補足:全身を覆う黒い鎧。 中は最低限身体を覆うような布の服。>
ご案内:「主戦場近く 王国軍駐留基地跡地」にレウラさんが現れました。<補足:緑髪のセミロング・軽装の鎧にスカート>
ご案内:「主戦場近く 王国軍駐留基地跡地」にハスタさんが現れました。<補足:イカしてない服装の貴族風ながたいの良いおっさん。>
レウラ > 「あんたが対価に見合った仕事をしたなら…戦争が終わった後にティルヒアでもどこでも一緒に散歩してやるよ…」

ハスタの言葉に精一杯の虚勢で答える、いやティルヒアのためになるならそれくらいしてもいいという覚悟は本物である

「…いいぜ…ちんこを舐めるくらい…そんなもの軍の訓練と比べればどうってことはない…」

訓練過程にあったゲテモノ生物を食べる課題。それをおもえばこれくらい大したことはなかった
蛇か何かを口にふくむようなもんだと心に言い聞かせハスタから逃げずその場にたつ

顔はなんとか怯えをおさえつつも体の震えを抑えることはできずに…

ハスタ > 「だー、やめろやめろぉ!レウラたぁん、そいつは駄目だ!
戦争が終わったら、ナニナニするんだ!って…それなんていうか知ってる?」

腕組みしながらにやけ顔でおっさんは手と首をぶんぶん横に振って彼女の言葉を揶揄する。

「フ・ラ・グ、って言うんだよ。おぅけい?ま、戦争が終わった後はタップリかんわいいレウラたんで楽しませて頂きますよ。えぇ、そりゃもうね。」

人差し指を立てて、一文字一文字強調しながら、指で虚空に半弧を三つ描いて、にやける。
それから、彼女の綺麗なリボンで括られた緑色の髪を撫で梳く。意外と手慣れているのである。

「おうなんだ。ビビっちゃってんのぉ?かんわいいなぁ。」

初々しい少女の反応を見れば、おっさんはまたにやける。
終始にやけることしかしていないおっさんだが、このおっさんはそういう男である。
ほっぺたを突っつきながら、渇いた寒い風に裸体で震える少女をからかう。
最も、震えている要因が寒いからだけでない事は明白だが。

「んじゃあ…練習ってか口慣らしにもう一回口で激しくキッスしましょうか。
今度はそっちからも舌を絡めちゃったりしてー!…どう?」

頭と顎、それらに自身の大きな手を添えようと持っていけば、足を折って、少女と同じ目線、
顔を近づけて、何かキザっぽくニッタリと笑って、問った。

レウラ > 「別に戦争で死ぬことなんか怖くない…私はそのために生きて来た、故郷のために散るのならそれは誉だ」

(そうだからこんな戦争と何の関係無いところでは死ねない、犬死なんてゴメンだ
だから嫌でも…今は従う、悔しいけど先ほどの戦いで勝てないことはわかってしまったから…
逃げるのは…可能かもしれないでもあの転移魔法の範囲がわからない…やはり素直に従うしか…)

屈辱に苦虫を噛み潰したような顔を見せ男の言うことに従った
ゆっくりと震えながら顔を近づけて唇を重ねる

「…チュ……チュ」

(さっき見たいにってどうすれば……とりあえず舌を出す?…うぅ嫌だ…でも耐えろ!!)

そのまま恐る恐る舌を出して口内に侵入させるがその後は何をすればいいのかよくわからないと固まってしまう

ハスタ > もっと大胆に、と言いたげなおっさんは、少女にかぶりつくが如く口を広げて、舌を動かす。
ただ、そこに最初のどう猛さはあんまりない。

「…んふっ…ほーあ。…ふっ。」

たどたどしい。躊躇いがちな舌を、零距離にて接触した口内にて受け入れれば、
舌と舌を触れあわせて、離してを繰り返そうか。ちょびちょびと触れあわせて、添えては、離して。
少量の唾液交換を幾度か繰り返して、焦らしを続ける。

舌で舌を這い、舐め回して、やっとの事で本格的に唾液と唾液の交換を始める。
ビックリして逃げたなら、彼女の口まで追いかけるだろうし、このまま居座るなら、
自身の口の中で彼女の舌を存分に舐り回すのみで。
緑色の頭をしっかりと手でつかんで、顔の密着を離してが逃げられぬようにと束縛しながら、
あくまでもおっさんは口や舌に力を入れない。
筋骨隆々で硬そうなガタイとは裏腹、意外に繊細な焦らしで脳内を痺れさせようとしていた。
貪る様なディープキスでも少し興奮する少女だ、意外と折るのは容易いかもしれないし、そうでないのかもしれない。
おっさんはこれでも、女の扱いは割と上手い。
ただ、本格的に焦らしてその気にさせるならもっとやりようはあったが、
息がつまる感じに苦しめながら甚振るのもおっさんのやり方。
あくまでも、これは強姦なので逃げられない様にある程度工夫するのは致し方あるまい。

「…うっはぁ…んまいわぁ、レウラたん…初々しくて。」

そういって、また互いの間で銀色の糸が引いた舌と唇を離した。

「どうっすか。気持ち良かったかい?」

顎元に手を添えながら、にやけて大袈裟に首を傾げる。

「ところで、レウラたんに聞きたいんだけどさぁ。そんなにまでしてこのティルヒアの為に戦うのは、ナゼ?」

レウラ > 先ほどのキスと違い何やら優しい空気のキスに少し混乱してしまう
こちらのたどたどしい動きに合わせするキスは悔しいけど

(…あれ…これ気持ちいい…かも……
くそ…なんで…今度はこんな優しいキスなんだよ……嫌なのに…嫌だったのに………)

「…んッ…ふぅ……くちゅ…ふは……ぁう…」

今度は完全に舌と舌が触れ合って、それが認めたくは無いけど気持ちよくて
怖さよりも気持ちよさの方が大きくなってくる、それに合わせ呼吸も少しずつ乱れてくる
さっきよりも頭がぼーっとなって来たところで口を開放されて、上手いと褒められる
キスで思考の鈍くなった頭のせいでちょっと嬉しくなって少しだけ口の端をあげて微笑みそうになってしまう

「……悪くはなかった……さっきみたく怖くなかったし……」

顔を赤くして恥ずかしそうな顔をしながら素直に答えた、別にここで意地をはる必要もないかと

「なぜって武人の家に生まれて育ち軍に入った人間が故郷のために戦うのは当然のことだろ
…あえて理由を言うのであればティルヒアが美しい国だからだ、そこで育ちいい仲間や家族に恵まれてそれを守るためかな?
ここ数年は何やらよろしくない空気も出てきたが…今回の戦争で勝てばきっとそんな問題も解決するはずだ」

ハスタ > 「…んっふっふ。なぁんだ、気に入っちゃったのぉ?」

笑いかけである。女の子には笑顔が一番だと女の子から笑顔を奪い取るクソの様なおっさんは思った。
ウリウリとひじを当てながらからかえば、おっさんはいつも通りにやける。
別段虜になったわけじゃあなさそうだが、然して結構気持ち良く出来たのも事実。

「じゃあ、あれだわ。もっと気持ち良くしてあげましょうか。キスだけで。オクチだけで。
おじさんは最初に言った通りマジヤバチョーテクニシャンですからね。
まぁ、お話し通りレウラたんの処女は前も後ろも口も全部もらいますけど。」

もうちょっと上手いこと焦らせれば、ただ貪るだけでなく、自分でももっと可愛い仕草とか見せてくれそうだと、
赤色の顔に染まった少女を見遣って満足気に鼻を鳴らした。
強姦紛いに苦しめながら唇を吸うのも出来るが、割とそんな雰囲気のディープキスも出来る。
これであれば、割と普通のいい男なのかもしれんのだが―――

「脇ペロ。」

おっさんは唐突だが少女の脇を舐めた。何の前触れも躊躇いもなく。
半ば超人的な速度にて少女に接近しその脇に舌を這わせて、擽りながら舐めとる。

「うむ。走り回った後の女の子の生脇は美味しいね。」

―――このおっさん、紛れもなく変態なのだ。

「…ほうほう。成程ねぇ。当然の事、ねぇ。ふぅーん。
キミみたいなかんわいい子が、…ねー…へーぇ。レウラたんはそれに疑問を感じないんだねぇ。
そっかそっかー…。ま、仲間や家族が大切だってのには同意するけどね。
もっと美しい国なんて、あるんです!」

頻りに頷きながらも、何やら一抹の憐みの様なものを滲ませるものいい。

レウラ > 「わ、悪くなかったって言っただけで…別に気に入ったなんて言ってないだろ!」

目の前におっさんに一瞬でも気を許したことを認めたくなくて少し強めに否定した
強姦する気で襲って来た人間に気を許すべきではないと気を引き締める…
(…あれでもコレってもう強姦じゃなくて交渉になったんだし…少しは気を許しても…
いやまだこいつがティルヒアのために戦ったわけじゃない…まぁでも本当にこちらの側で戦ったら少しは……)

「あぁ、何度も言うけどこちらの為に戦ったのなら後ろの処女もくれてやるよ…でも今は前だけだ」

そんな風に気丈に振る舞って見せたところで急に脇を舐められた

「はぁ!ちょっとなんで急に…くすぐったいって!…あはははあはっ、本当に脇やめっ」

脇を舐められるくすぐったさに絶えれず声を出して笑う、性感が育っていない体ではそれで快楽よりもくすぐったさの方が勝ってしてまう

「くふはははははっ…はぁ…はぁ…ほんとうにちょっと…やめ……ふっふふ…苦しいってば…変態!」

青空のした全裸で声を上げ笑う情けない姿を晒しながら先ほどハスタが見せた憐れみの表情が奥歯につまった

(何だったんだ…こいつのさっきの表情……ていうかいつまで脇舐めてるんだよ!笑いすぎてお腹痛くなってきた!)

ハスタ > 「アッハッハッハ。ヘンタイかぁ、おじさん悲ちいなぁ。」

走り回った後の女の子は当然発汗している。
白い肌は既に脱げと命令して脱がせてあって。おっさんは好きなだけ少女の塩分を舐めとった。

「下手なポテトチップスより美味しいよ、これ。」

要らん感想を言いながら脇下を美味しく頂戴しつつ。
何やら正直になれていないっぽいのでおっさんももうちょっと頑張ろうと思った。
理由は特にない。強いて言うなら享楽の為である。

「んんん?そーりゃ残念だ。もうちょっと気持ち良くしてあげようと思ったんだけどなぁ。
…前とか後とかわかんの?ふぅん。…そう。今は、ねぇ?んっふっふ。
残念だなぁ。あーあー。そーれ、んちゅっ。」

ディープキスは、焦らしが肝心なのである。
フレンチなキスを紅潮したほっぺに触れる程度にちょん、と一瞬、一度。
ほっぺへのキスの意味は「親愛」を示すらしい。彼女からすればこの腐れ外道に「親」も「愛」もないように見えるだろうが。
貪る様に吸い付くでもいいのだが、やはり雰囲気や、その気にさせるということが大切だとおっさんは語る。
気持ち良くキスするためにと、おっさんはこのイケてない服装だが口内はスッキリ爽やか、
仄かに透き通るミントの味のハミガキ粉を使用して毎晩丁寧に歯を磨いている。虫歯は一本もない。

「ほれほれ、脱いじゃって寒いでしょう?おじさんがあっためてあげますからネ~。」

飴と鞭の法則である。女の子は愛でるものでも犯す物でもあるわけで。
おっさんのでかく豪胆な身体ながら、寄り添う程度に裸を晒す少女の肩に手を回して、
片一方のおっさんの手と比べれば大分小さい手を取って握れば、空いた方の手で頭を撫でる。
セクハラマスターは、セクハラとスキンシップの境界をマスターしているのである。
ディープキスの雰囲気作りには、後者が欠かせないのである。
また、髪を撫でることや手を握ってあげることでも雰囲気は増長するらしい。

「ねー、可哀想だねー。女の子なのにね。恋とかしたことないんでしょー。
毎日毎日、武家の為ってねー。戦場に出てきて死にかけて犯されて。哀しいねー。」

見つめ合う事も重要である。
おっさんは口調こそふざけてはいるものの、割合憐みを隠さない口ぶりで、
少女の目を真っ直ぐ見つめて逸らさずに、宥める様に穏やかな口調で撫でながら語りかける。

「あー、綺麗な緑色の髪の毛なのにねー。宝石みたいに可愛い目ぇしてんのにねー。
良い脇持ってるし。ああー、なんて勿体ないんだろうねぇ!アッハッハッハ!」

褒める事も結構重要である。実際彼女は可愛いと思うし、可愛いからこそ変態行為に及んだわけで。
上玉、なんて言葉もつかった。この際は上玉等と言う漠然とした言葉を使うよりも、もっと具体的に褒めると良いらしい。
一応強姦なんだが、何をどうしてこうなったのか。憐み半分ニヤけ半分である。

レウラ > 「あは…はぁはぁ……ポテトチップス?ってなんだそれポテトはわかるけど…チップス?」

脇舐めから開放されて息も絶え絶えに疑問を口にした
芋料理と比べられるのはどうなんだ?と思いながらも深くは考えない

「…くっ…さっき指入れたくせに…そんなことされたらいやでもわかるにきまってるだろ」

お尻に意識が向かってしまいアナルがきゅうと締まった、戦場に出る戦士なので当然食べるものは食べるわけで…
それに今日はまだしてなかったから綺麗なわけもなく、
さっき汚れて無かったのはたまたま運が良かっただけなんだと思うとまた急激に恥ずかしくなってきて眉をしかめて顔を横に向けた

「…脱がしたのは…ハスタのくせに……」

頬にキスをされ抱きしめられれば全裸になって冷えた体に熱が伝わり、認めたくはないけどその温かさが心地よかった
撫でられ子供扱いするなと突っぱねたかったが、その温かさでできずにいた

「可愛い…そんなお世辞いらない……私には関係のない言葉だ
それに家の為に戦うのは自分の意志だし……というかその人を死なせかけて犯そうとしてる犯人が何を言う!」

全裸で見つめ合うのは恥ずかしかったが憐れみ半分の目が気になって目をそらせずにいた

(私の何が憐れだって言うんだ、誇りのため故郷の為に戦うことの何が!)

ハスタ > 「おやおや、ポテトチップスも知らんのか。可哀想な子だなぁ。
よーちよち、おじさんがたっぷり美味しいものも食べさせてあげますからねぇ。」

赤ん坊を愛でるというか、なんというか。
五本指に緑色の髪を絡めて、ごわつかないように、流れる様に梳いて下ろす。

「こっち向いてー?ちゅっ。可愛いお顔見せてくれなきゃおじさんやぁよ?
アッハッハッハ!何言ってんのさ?尻の穴の中の物全部見せてくれるんでしょうが?ねぇ?」

朗らかにニヤけて見せながら、横に逃げて行った少女の横顔にまた唇で触れる程度にフレンチなキス。
それから彼女の顔を覗き込んで、イヤらしく笑う。

「んっふっふ。そうだねぇ、脱げないとヤれないからなぁ。
ま、レウラたんの可愛い所も見放題なんだよね、胸もおまんこも。
ああ…そうだなぁ。何だかおじさんそろそろ雌犬が手に入りそうだし、
いっそレウラたんはおじさんの兎さんにしようかね?うふふー。」

彼女の前にと小さな足音と共に出てくれば、その全貌を視界に捉えて、口ではああだこうだ言いながら、眼はしっかりと相手の目に向ける。
強引でも乱暴でもなく、あくまで自然的に力を感じさせない具合にて、手を回して、少女の身体を抱き寄せようとしながら、
耳たぶにキスして、そのまま甘く歯を立てる。

「んー。じゃあこの際はっきり言うけどさぁ。おじさんは本気でレウラたんの事可愛いと思ってるよ?
自分のものにしたいくらいね。だからこうやってレウラたんを必死で手に入れようとしてるのさ。
ブサイクな女の子だったらおじさんは見向きもしないよ?性悪な女だったらもっとひどい目に遭わせて犯してると思うよ?
可愛くて真っ直ぐで素敵なレウラたんだからこそ、こうして愛でてるんだけど…なぁ?」

思わせぶりな言葉を吐けば、唇の端に口を付けて、またチュッとフレンチなキスの音を一つ。

「家の為に戦うのが自分の意思って言うのは分かるけどぉ。
…死なせかけて、ねぇ?ありゃ自分で木にぶつかっていったんでしょうが。
おじさんこれでも素直で欲張りな男の子なんでね、レウラたんみたいな可愛い子が転がってたら我慢できないの。
これで良いね?」

ほっぺたを撫でやりながら、少々お茶目さを感じさせる様に首を傾げて、片目を閉じて聞いた。

「何が憐れか?」

ところでおっさんは占い師である。
故にかどうか知らないが心を読む術も使える。意外と強制的なものであって、魔法防御の意味がなさない。

「答えてあげようか?」

耳元で妙にイカした声で囁いた。
おっさんは、歌も上手い。

レウラ > 「………まぁ兎さんは可愛いから悪く…………いやいやいやいや!だれがペットになんかなるか!雌犬とか本当にいい趣味してるなあんた」

兎は可愛いから好きだったけどこの男が言う言葉がろくなもんじゃないのはよくわかる
だからなんか普通の反応しそうになった自分の目を覚まさせる為に首をぶんぶんとふる

「その可愛いと思うならなんでこんな…どういう行動基準なんだよ……
そもそも襲って来なければあんなことしなかったよ!どう考えても悪いのはハスタだろ…
…て、もうそれはいいよ……もう…やめよう今は一応取引でやってるんだから…とっとと前金を受け取ったらいいだろ…」

そう諦めた顔をしてみせる、本当に交渉に応じる気があるのかは後になってみないとわからないことだから

「なんで、考えが!?」

顔をうつむかせ無抵抗にハスタのなすことに身を任せている所に急に予想外なことを言われはっ顔を上げる

「いいさ言うだけ言うといい、どうせ私をからかうためのでまかせなんだろ?」

そんなものに耳を傾けないとという顔をして答えた

ハスタ > 「…ん?おやおやぁ。まぁ拒否権はありませんよ。ティルヒアの戦後はレウラたんはおじさんに何でもしてくれるんですからね。
白くてカワユイウサの耳を付けましょうねー。バニーガールにしてあげましょう。」

何か可愛いウサミミと網タイツが出てきた。
何処から出てきたのは不明だが、このおっさんは錬金術により、
割と何でもすぐ手に入るのである。

「女の子がボロッボロの廃墟同然の戦場で一人歩き。襲って食べちゃうには最高のタイミングでしょう?
じゃあなんだい?ナンパでもすりゃあ良かったのかな。おじさんはこれでも魔王様でねぇ。
欲しいと思ったものはすぐほしくなっちゃう我儘症なんだよね。」

抵抗されないらしいので、ほっぺたと耳たぶをおっさんの爽やかなる口で弄ぶ。
耳は結構性感帯であるらしいから、知らず知らずのうちに、良い雰囲気になってくれると嬉しい。
まぁならないならおっさんは飽きたって無理矢理犯したりもするだろう。
割とその場で行動するのがこのおっさんである。

「取引だとかねぇ。言うけどさぁ。別にそれに応じる気はないのよー?
無理矢理犯しても良いけどね。まぁ、レウラたんに好かれてもいいかなーって好感度あげるためにああだこうだ画策してるんだけど。」

耳にいきをふっと吹きかけてニヤければ、

「おや?…ほう。なんだぁ。気にしてたのか。おじさんはこれで占いも出来るしね。」

鼻を鳴らしながら、彼女の唇に指をやって、弄ぶ手を止めた。

「質問には答えるけど。レウラたんは何歳なんだい?あとスリーサイズと好きな食べ物、嫌いな食べ物、
それから好きなスポーツと、日課と趣味と初恋の経験を、教えてほしいなぁ。」

おっさんの真っ黒な瞳が、半弧を描いて少女に絡み付く。
逸らしたところでおっさんは追っかけるだろう。傍らで少女宥める様に髪を梳きながら、
楽しそうな享楽に狂っていながらも、穏やかな目がじぃっと向けられる。
魔法の様で、魔法でない。冥い星のような吸い付く泥濘の眼差し。
人は、エロオヤジの笑みの頂点とも捉えられるだろうし、なんだアイツ気持ち悪いとも捉えるだろう。
…残念ながらおっさんはイケメンではないのである。

レウラ > 「…どこからだしたんだよそれ……………………………………………まぁウサ耳だけなら…悪くないかも…」

どこからとも無く出た衣装を半分呆れながら眺める
網タイツはどうかと思うけど兎は可愛いから、まぁウサ耳ならいいなかと思ったり
実はウサギはかなり大好きで似合わないと思いながらも部屋にウサギさんのぬいぐるみが複数あったりする

「そんな常識は人の世界にはない…本当になんで魔族がこんなところに……昔はこんなことなかったのに…」

違和感と疑問を感じながら考えるのをやめる、今はまず王国軍に勝ってその他の問題はその後だと頭を振る

「別に応じなくてもいいよ…その好感度上げのためにでもこちら側で戦ってくれれば…理由なんでなんだっていい」

なすがままにされ続けお腹の辺りが熱を帯びてくる
それを表に出すまいとするが息はどんどんあれ顔はどうしようもなく赤みを帯びていく
すぐに犯されるものだと思っていたのにそんな気配もなくて、始めてへの覚悟が薄れそうになってしまう

「なんだよその質問…おちょくってるのかよ…
……いいよ答えてやるよ、年は18。スリーサイズは知らない興味ないからいちいち覚えてないというか自分のスリーサイズなんていちいち覚えるもんなのか?
食べ物は肉が好きだ、嫌いなもの……ヘビだなあれは臭くて食えない、スポーツはしない、日課は剣術の特訓、初恋そんなものはないいらない
ほら答えたぞ次はハスタの番だ」

見つめてくる瞳を睨み返しながら答えた
享楽に付き合ったならそちらも答えろと、どうせはぐらかすんだろと挑発しながら