2015/12/23 のログ
アシュトン > (自分で余り見覚えが無いモノ、というだけでそれなりに価値があると踏んでもいいだろう。
それ位思う程度には、色々な物を見てきている。
万が一ハズレだった場合には、自分の眼が節穴だったと言う事だ)

はっはっはっはっは
(ジト目に対して笑って誤魔化した。
男であるし、仕方がないね)

そっと、つってもな。
こうやらないと、汚れや血が落ちないしなぁ。
(なんて言いつつ、遠慮なくドバっと。
自分が何時もこうやって慣れてるせいもあって、まさに非情な一撃であった)

おぉぉう!?
(耳にきーんっとくる叫び声。
頭を突き抜けるような悲鳴にややとくらくら体を揺らし。
そんなこんなとしている間に、相手がなんか凄くぐったりしていた)

おーい、あんまり無防備にしてると、そのまま突っ込んで犯しちゃうぞー
(本気か冗談かはさておいて。
ぬりぬりぬりぬり)

……………
(反応が無いのをいいことに、殆ど怪我もないであろう胸の辺りも、何故だか丹念に塗り込めてゆく。
少々の役得、という事でご勘弁願いたい)

で、最後の仕上げに、っと。
(比較的大きな傷に清潔な布を宛がえば、包帯を巻きつけて固定して。
その作業を数か所と、繰り返す。
暫くとすれば、それなりにしっかりとした形になっていく)

よし、っと。
一先ず、応急処置としてはこれで十分だろう。
ほれ、お疲れさん。
(手に残った軟膏を布でふき取れば、パンパンとまた手を打ち鳴らした)

タマモ > 動きがない少女には、何をしようが反応が無い。
それはもう、その言葉の通りに実際にやろうと思えば犯す事も可能だっただろう。
それに比べれば、触れたい場所に触れた程度、たいした事もない。
なんだかんだで処置が終われば、そこにあるのはぐったりとした包帯姿の少女。
意識をはっきりと戻すのは、それから少し後の事。

「おぬ…っ!?…お…………お…おのれ…こ、このような…事を…!」
意識を戻した少女がまず発したのはこの言葉だった。
がばっと起き上がって何かを言おうとし…当然無理だ、響く痛みに声が詰まる。
痛みに涙目になったまま、むすっとした表情を浮かべ搾り出すように呟いた。
とはいえ、体が妙に温かい。
微妙に引いた痛みは声を出すだけならば痛まずに済んでいるのに気付いたか?
「む…?…いや、これは…少しはマシになったのかのぅ…?」
それに気付けば、その表情は元に戻る。
どうやら怒りは収まっているようだ。

アシュトン > 全処置を終えたのだが、全くと動く様子がない。
どうやら、よっぽどと痛かったのだろう、完全に気を失ってしまっている様だ。
まぁ、お陰で余計な事をされず、治療は滞りなく終えた訳であるが)

(ひとまず起きる様子がないので、その間にたき火の用意。
適当な枯れ枝を集め、中央に固形燃料を一つ。
火打石で点火すると、火がともってゆく。
脱がせたままの状態だが、正直着せ方が分からない。
ので、とりあえずたき火だけ灯しておこうとう心積りである)

お、やっと起きたか?
って、このような事って、何さ。
……あぁ、消毒か。
(少々悪戯はしたが)治療をしただけだぜ、俺は?
(くくっと、小さな笑い声を喉元で鳴らせば、木切れを一つ火に投げ込む。
塗った薬の効果もあって、少なくとも寒いと言う事ないだろう)

そりゃそうだ。
体中丹念にじっくりと、良い薬を塗ってやったんだからな。
貰った代金の分位は、ちゃんとやるさ。
とりあえずまだ元気に動き回るには早いからな、大人しく座ってこれでも食べとけ。
(パタパタと片手を振った後。
コートの内ポケットから砂糖菓子を一つ取り出して、相手へと放り投げる)

タマモ > 「む、むむむ…!」
己の問いにさらりと治療をしただけと答える男性。
本当の事を答えているだけなのだから、それ以外は言い様がないか。
そう言われてしまえば、少女は唸る事しか出来ずにいて。

「そうなのか、良薬は口に苦しと言うが………本当に、痛いのだけは勘弁して欲しかったのじゃが…
…?…う、うむ、分かったのじゃ」
心底そう思っているのだろう、しみじみと語る。
大人しく座れと言われれば、ちょこんとその場に言われた通りに座る。
…下手な事をして、また痛い思いをするのが嫌だ、というのが理由の大半である。
放り投げられた砂糖菓子を、その手に…ぽろり、取り損ねて落ちた。
…と思いきや、地面に落ちるぎりぎりで、その落下は止まる。
誤魔化すようにそれを手に取り、何事も無かったかのように。

両手で持ち直すと、はむ、と口に咥えた。
もくもく、食べる…うん、甘い、砂糖なんだから当然だが。

アシュトン > その傷を見るに、戦場に突っ込んでいったんじゃないか?
痛いのが嫌いという割には、随分と無茶をするんだな。
まぁ、戦場に立つ戦士が、皆痛み好きという訳でもないんだろうが。
(小瓶の中身を、ちびりちびりと口に含む。
度数の高い、ウィスキーの一種だ。
叫んだ後にしおらしくとなった姿を見れば、かみ殺すような笑い声と共に、肩が揺れた)

………
(落ちたのはしっかり見ていたが、見ないふり。
――なんてする訳もなく、口元は分かりやすく弧を描いて。
砂糖菓子を口に含んだ辺りで、水筒をコロコロと足元へと転がしてやる。
中身は普通の水だ)

で、これから。
の前に名乗っておこうか。
俺はアシュトンだ、今やってるのはさっきに言った通りだな。
んでだ。ティルヒアは兵士であふれかえって、皆さま忙しくお仕事中。
魔族が入り込むのはお勧めできんのだが、どうする心算だ。
(同じ菓子を自分の口に放り込むと、首を微かに傾け問いかける)

タマモ > 「えーっと…ま、まぁ、そんなところかのぅ?
最後に物凄い光の雨霰が降り注いでおってな、その…余波みたいなもので酷い目にあったのじゃ。
それが無ければ、妾とてこんな傷は…
…何がおかしいのじゃ、何がっ!?」
もくもくと砂糖菓子を食べながら、どうにも答え難い感じに言葉を返す。
…が、笑われたのを見れば、がーっと再び怒り出す。
まぁ、見た目は怖くないのだが。

砂糖菓子を食べていれば、足元に転がる水筒。
確かに、これを食べているだけでは喉が渇くか…手に取ると、こくんと一口。

「アシュトンか…ふむ、妾はタマモじゃ。
覚えて得がある訳でも無い、覚えるも忘れるもお主次第じゃろう。
今は…まぁ、こんな状況になってしもうたからな、一度は落ち着いた場所に向かおうと思うておる。
………一応言うておくが、妾は魔族ではないからのぅ?」
いつもの調子で名乗り上げ、はむ、ともう一口。
適当に含みのある言い方だが、まぁ、この戦に関わった何かだとは受け取ってくれるだろう。
そして、どうも今の物言いから魔族と勘違いしていると受けられる。
なので、最後にぽつりとそこは否定しておいた。

なんとも普通の砂糖菓子と水なのだが、こうして落ち着いての飲食は美味しく感じられる。
機嫌自体は良いものか、ゆらゆらと尻尾は揺れている。

アシュトン > なんかびみょうーな言いよどみがあった気がするんだが。
まぁいいさ、そこまで根掘り葉掘りと聞く心算はないしな。
しかし、余波か。
俺は中心から外れた場所にいたから、どうという事もなかったがな。
(或いは、タダの人間だからかも知れないが。
そういうモノなのかなと思いつつ、甘ったるくなった口にまたウィスキーを含んでいたのだが)

はは、なんだ随分と元気そうじゃないか。
その調子なら、割と早く治るかもしれんな。
(怒りの抗議をさらりと受け流しながら、また笑い声を零していた)

タマモね、聞きなれない響きだな。
その辺は、お互い様だな。
生きてりゃこの先また会うかも知れんし、会わんかも知れんしな。
魔族ではない、と言われてもな。
正直見分けが付かんし、大方の人間はそうだろうな。
言われればそんなモンか、位には思うが。
(片目を閉じて、相手の様子を眺める。
服をまだ着ていないのなら、裸の状態だろうが。
……正直、魔族にも似た様な奴がいて、やっぱり分からなかった)

ふむ、しかし落ち着いた場所、ねぇ……
ティルヒアの市街から少し離れた場所に、俺が目をつけていた空家がある。
住民も殺されてて、中は随分と荒れていたがな。
寝泊まりするには困らない位に、しておいた。
場所柄、兵士もやってこないだろう。
あの辺に手が付けられるのは、もっと落ち着いてからだ。
(唐突と話を始めれば、頭を少しとばかり横に傾けた。
何となく分かるとは思うが、取引だ。
とはいえコレは急ぎでどうにかしないといけない物でもないだろう。
つまり、乗るか反るかも自由だ)

タマモ > 「それは運が良かったみたいじゃのぅ?
妾はすぐ側だったんじゃ、たまったものではなかったぞ?」
話が逸れればうむ、と頷く。
自分はあれの直撃を避けるので手一杯だった、なのでどれほどの範囲に降り注いだか分からない。
今の言葉から考えると…どうやら都の外は安全だったようか?

「元気というのは、体も満足に動く状態を言うのじゃ。
さすがに…まだ体はあんまり動かせれんようじゃな」
また笑った!みたいな感じに、こう、頬を膨らませたままじろりと睨み続けた。

「それはまぁ…ほれ、あれじゃ、妾は遥か東の国の出という事らしいから仕方ないのじゃ。
妾からしてみれば、この国の者達の名の方が馴染みがないのじゃぞ?
…人でなければ、それでは皆魔族になってしまうぞ…?」
やれやれ、といった感じに肩を竦ませる。
着物に関しては…どうやら1度脱いでしまえばそこまで気にならないらしい?
まぁ、包帯がところどころを隠してはいるが、ほぼ裸だろう。
その格好で座り込みながら食べて飲んでしている状態だ。

「ふむ…申し出はありがたいが、体が動くようになったら向かう場所もあるからのぅ?
それまでならば、連れていってくれるならば行ってやらんでもないぞ?」
動けるようになるのに、今の調子ならばそうはかからないだろう。
結構短い間だ、それならば場所は下手に賑わってない場所ならばどこでも大丈夫そうではある。
どちらかを求めるならば難しいところだが、あんまり動けない今のところは勝手に連れられればそれまでだ。

アシュトン > 俺は戦いそのもには、殆ど食い込んでないからな。
運がいいのか悪いのか、来たとたん終わったからな。
(肩を竦めると、小さなため息が。
まー、お陰で戦後処理に手をだして小銭を稼ぐのだが)

最初はあんだけぐったりしてたんだ、随分マシになったとは思うがな。
はは、あんまり膨れると、指でつつくぞ?
(シュッシュと、人差し指を突き出したり引いたりして)

東の国ね、余程東なのだろうな、さっぱり知らん。
大体そんなモンじゃないのか?
人か魔族か――後はミレー族とかいるけど。
特徴からすれば、ミレーにも近いんだがな。
尻尾がそんなにあるのは聞いた事がないが。
(ずりずりと地面を滑って移動して。
近づくと、頭の上へと手を伸ばしてみる。
どうやらその特徴的な耳に触ってみる心算の様だ)

そうか、なら好きにするといいさ。
俺としてはもうしばらく手元に置いておきたかったんだが、無理に誘うモノでもないだろう。
(少しとばかり考えるように顎を撫でるが、まぁいいかとばかりに割り切る)

流石に、タダでは連れていけんよ。
何かと俺にとっても便利な場所なんでな。
ホイホイ教えてちゃ、仕事にならん――が、一晩相手をしてくれるならソレで手を打とう。
(ちょいちょいと指を動かした後に、片目を閉じる)

タマモ > 「まぁ、知るにはあまりにも酷い有様じゃったからな…運は良かったんじゃと思うぞ?」
戦いに間に合ったのならば、あの地獄絵図が出迎えてくれただろう。
それを考えるならば…という感じだろう、。

「………ならばなぜまずはミレー族とやらで話を出さぬ?
もしかしたら、そういうものかも知れぬではないか。
それを、よりによって魔族と見るとは…どうなのじゃ、ん?」
ちょっとは根に持っているらしい。
そう返し、気が付けば寄っていた男性の腕をぺちぺちと叩いた。
視線は…ちら、と上に、どうやら耳に触れようとしている手を見ているっぽいか?
その手の動きが撫でるような動きならば何もせず、明らかに摘んだり引っ張ったりするようならば、ぺちんと叩くだろう。

「…なんじゃ、素直ではないのぅ?
正直に妾の体が気になるから、体を休めるついでに一晩付き合え、とでも言うたらどうじゃ?
ふふ…取引はあったにせよ、一応は恩は受けておる。
試しに言ってみるも、ありではないかのぅ?」
くすくすと小さく笑いながら、上目使いで見上げてみる。
己としては、まぁ…向かうも向かわずもどちらでも良かった。
休めば治る、誘われるならば…少しはその足しにはなるからだ。

アシュトン > お陰で、収入も減ってしまったがな。
先に情報で中の混沌具合は知ってたから――ま、運が良い方に捉えておくとするさ。
(むぅ、と少しとばかりの唸り声と。
へふっと、小さなため息と)

ミレー族ってのは、平たく言えば奴隷種族なんだよ。
タマモみたいに良い服装してる奴は、そういないのさ。
それと、尻尾の量だな、流石に多くないか。
(正確に数えてはないのだが、7か8本位ありそうだ。
ミレー族も普通の動物の特徴を人間にくっ付けたような姿が大半な為、魔族と判断した理由もその辺にあったりして)

何故叩く、何故。
(小さくと笑いつつ、そのまま耳に様子見とばかりちょっと触れて。
少しと考えた後、耳ごと頭を撫でるように、手を動かした)

……タマモがどういうタイプか、なんちょーっと分かってきた気がするなぁ。
(びみょーに似てる奴に、ちょっと前会ったよーな気がしなくもない)

一応コレでも、怪我で辛いだろうから、そっちの判断にゆだねてたんだがね。
まぁいいか。
治療して肌に触れてた時から、随分とそそられていてね。
いっそこの場で押し倒してしまいたくも、ある程だが。
一晩と、お相手を願いたい。
(ちょっと肩を竦めてから、一息おいて。
ややと細めた双眸で相手の裸体を眺めると、少しと顔を近づけつつ言葉を告げる)

タマモ > 「収入のぅ…まぁ、その辺りは触れずにおこうかのぅ?」
何をもっての収入なのか、なんとなく予想が付いたので…あえてそうしておいた。

「………そ、そうか…それでは仕方ないのじゃ」
ミレー族といえば、単に獣の特徴をつけた人間、程度しか思ってなかった。
それが、まさかそういった立場だったとは…それに気付けば、少々表情が引きつったのかもしれない。

「お主、妾の耳を何だと思うておる?
触れさせてやるのじゃ、それくらいは我慢せい」
ふふんっ、とどこか偉そうにしつつも、撫でるだけらしいので撫でさせた。

「お主な…妾は普段こんな事は言わぬのじゃ。
それを、何と比べて理解したのか…少々気になるところじゃな?」
実際に、滅多な事ではそう自分から誘うような事を異性には言わない。
さて、ならなぜだろう?…やはり、少々気が滅入っているところがあったのかもしれないか。

「………そう言われては無碍に断れはせんのぅ?
それでは、ちゃんとした場所に連れて行くのじゃ、良いな?」
目を細めその仕草を見詰めながら、答える。
さすがに道中もこれでは、と考えてか…1度視線を側に置かれた着物へと向ける。
先ほどの逆だ、その着物がゆっくりと細く解かれていき…少女の身に纏わりつくように包む。
気が付けばそれは普段の着物の形となっており、ちゃんと着付けられた形になっている。
そえを確かめてから、改めて男性へと視線を向け、両手をあげる。
言葉にはしないが、抱き上げるなり背負うなり、していってくれという意思表示だ。
…まだそこまで動いたりは出来ないのだから、仕方ないといえば仕方ない。
男性がどのようにして連れていくかは分からないが、連れていくならば大人しくついていくだろう。

ご案内:「オリアーブ島 ヤス湖」からタマモさんが去りました。<補足:名簿参照。>
アシュトン > という訳で、魔族でもミレーでもないというのなら、気を付ける事だな。
前者は人間と争ってるし、後者は今言った通りだ。
(なんでま、ヘタに街をうろつくと、ミレーか魔族として追っかけまわされる可能性は否定できない)

耳、と思ってる。
(文字通りの形で解釈している)

ま、固い事は言うな、はっはっは。
(適度に手を動かしつつ、暫し楽しむように撫でまわし)

流石に初対面で普段は知らんのだが。
まぁ光栄な事として、受けとっておこうか。
あぁいや、こっち来てすぐに、狼の魔族と会ったのだがな。
(随分と弄りまわされたのだ、だけれど。
割と似ている部分があるような気がしなくもなかった)

了解。
移動には、それほど時間はかからんだろうさ。
脱ぐのもそうだが、相変わらず便利だな。
(着つけろと言われても、此方からは手が出せない。
ならば、その辺りは相手にまかせっきりにするとして、だ)

ん?
あぁなるほど。
それじゃ少し持ち上げるが、体に障るようなら早めに言えよ。
(投げ出された両手に一瞬と目を丸くとするが、訳を察したのか頷いて。
まずは一旦、火を踏んで消してしまい。
向けられた両手の間に首を差し込むと、相手の背中と脚に腕を向けて。
そのまま、丁度お姫様抱っことでも言えばいいのだろうか。
相手が首の後ろに腕をまわせば、そのまま持ち上げてやる。
後は、周囲の様子を確かめつつ、ぶらりぶらりと。
隠れ家までの道を、歩いてゆくとしよう)

ご案内:「オリアーブ島 ヤス湖」からアシュトンさんが去りました。<補足:フード付ロングコート、フル装備>