2015/11/17 のログ
ベルフェゴール > 『……ミナサンドーモモウシワケアリマセンデシタ…』

(全く心が籠ってないが、一応周りの人に頭は下げた)

『…あ、本当はベルフェゴールって言うんだけどね。
発音が違う地域でバアル・ペオルって呼ばれてて。
そのペオル』

(何のために偽名を名乗ったのかわからないけど即説明を入れた)

『え~?埋めなきゃいけないのあれ?……めんどくさいな』

(と言うと、先ほど球体を飲み込んだ、ぬいぐるみのファスナーを開ける。それを正面に向ければ、人型の金属質なゴーレムが十体ほど、次々と飛び出してきて。中にはスコップや、ローラーを持った者もいる。通称「ヒトガタ」と呼んでいるお手伝いゴーレムだ)

『……やっといて…ね…』

(と、ゴーレムに言葉を投げると。ゴーレムたちは全員がビシッと親指を立ててOKサインを示してから、片付けや修復の作業に取り掛かり始めた)

ダンテ > 「嘘でももうちょっと心込めろって……。」

(まぁ、何といっても魔王。一見穏やかでも、人間などごみ屑のようにしか思っていない可能性もある。
一応でも謝罪しただけマシかと、ため息交じりにそこは諦めた。
周囲は納得しきっていないようだが。)

「って、ベルフェ……、おおう……。じゃあ、君が『怠惰』か。」

(直後の彼女の名乗りを聞けば、眼を丸くして視線をそちらに。
改めてまじまじと、彼女を見る。)

「いやまぁ、最悪お金でも……って、はい?」

(埋めるのは確かに面倒そうだ、と思ったところで、彼女がぬいぐるみから色々と呼び出し始めた。
みるみるうちに出て来るそれらを、ぽかん、と暫し見つめ。
やがてそれらが彼女の言葉を受けて、土木作業を始めるのまでを見届け。)

「―――お忍びとは……。
ああいや、まぁ、もうこの際いいか。今更だし。
あー……というわけで、彼女が責任持って元通りにするんで!それじゃあまぁ、そういう事で!」

(もう勢いで乗り切るしかない。
己同様にぽかんとしている周囲の隙をつくように、彼女の手を引いて足早に広場を離れる。
というか下手したら、村の外まで行った方がいいかも知れない。そうとう目立ったし。
ちら、と暢気な魔王様に一瞥。)

ベルフェゴール > 『精一杯込めた』

(もう、人間どころか面倒くさいときは同僚の魔王ですらゴミクズぐらいに思っているのは内緒だが。普通に親切にしてくれると誰にでも普通になつく習性)

『お金か……現金は無いけど……』

(クマのぬいぐるみをひっくりかえすとファスナー部分から色んな鉱石が零れ落ちる。金剛石からルビー等宝石の原石もちらほら。加工しなければならないがそれなりの値がつくはずと。適当に零したから取り合いになってるかもしれないが)


『…………………』

(どこの流れでそうなったかわからないが。引っ張られつつ、ウトウトしている)

ダンテ > 「あー、うん……いやいい。うん、期待しない。」

(義母もそうだが、言ったからといって素直に聞く連中ではない。感覚が違い過ぎる。
しかし、彼女がぼろぼろと何かぬいぐるみから零しだすと、「だーー!?」と慌ててそれを止めさせる。とは言え、既にこぼれてしまったものを拾う訳にもいかず。
結局、そのまま退散する事になった。
うん、明日の早朝には村を出よう。)

「……ウトウトしてるし。確かに『怠惰』って感じだな。おーい、ペオルー?起きろー?
結局お前って、どこに行きたかったんだ?」

(とりあえず適当な村はずれまでやって来て立ち止まった。
ひとまず、誰かがつけてきている気配もない。)

ベルフェゴール > 『……………お布団?……』

(寝ぼけた様子で、行きたかった場所ではなく。ナウ行きたい場所を告げる)

『じゃなくて……
とりあえず、こっちの国来て…見て回ろうかなと。
どっちが戦争に勝つかの賭け事してるんだけどね。
普通に、ボクたち魔王がぶつかったら大惨事だから。
どうやって戦況をいじくろうかな…って思ってた。』

(賭けに負けると色々と面倒くさいので一応は勝ちに行こうと思っている算段。けれど直接手を下すのはそれ以上に面倒くさいし。怠惰の軍勢を放り込むのも味気ない。ということで色々と悩んでいるわけで)

ダンテ > 「土のベッドと草のベッドならあるぞすぐそこに。」

(はっはっは、と笑いながらそんな言葉を返す。)

「ああ、なるほど。まったぞろ悪趣味な事を……。
いや待て、その賭けまさか義母さ……『色欲』も参加するのか?」

(戦争で賭け。いかにもあの連中のやりそうな事ではある。
基本的によくしてもらったし、育てられた恩もある。が、やはりその辺の感覚の違いは、こうなると痛感してしまう。
そこで苦笑いを浮かべながら応じていたが、すぐにある可能性に思い至って問いを投げた。)

ベルフェゴール > 『…………ボク、インドア派だから』

(ちなみにこうして浮いてても、紫外線とか気温とか色々シャットアウトしているのだ。どこでも快適空間なので生まれた時からずっとお部屋にいる感覚)

『なんだよ…ボクと一緒にいるのに他の女の話して~。
そうかそんなに男は大きいおっぱいが好きなのか
…同意するけど。……』

(余計なことは面倒くさがらずによくしゃべる。と言うか喋りたいことだけ喋っているのだけど)

『……アスモンの知り合い?……参加は、する…んじゃないかな?しないかもしれないけど』

(ふわふわぬいぐるみを抱いて、横になったような姿勢で浮いている。喋るのを止めたら5秒で寝ると思われる。あと、アスモンと呼んだのは今が初めてだ)

ダンテ > 「外もいいもんだぜ。」

(割といい加減な言葉を返すのだけれども。)

「あ、うん。ごめん。いや、おっぱいの問題ではないぜ?
って同意するんかい。……アスモン。」

(初めて聞いた呼び方である。少し驚いたような貌で復唱。
うん、全然しっくりこない。)

「あ、いや、まぁそんなトコ。……まぁ、あのヒトは構わず色欲満たして回ってそうだけど。
ま、いいか。
ペオルは、こっからまた移動すんだろう?どっち方面に向かうんだ?」

(もうこの村には居づらい。
別段ここを拠点にせねばならぬという決まりもない故、早朝には発つ。
彼女の答え次第によっては、途中まででも一緒にひっついて行こうと言う目論見である。)

ベルフェゴール > 『ボクは外でもインドア…』

(意味不明な言葉を言いつつふわぁと欠伸を一つ)

『ふぅん、だから似たようなにおいがするの?』

(とかあんまり深く追求しないで、と言うよりあんまり興味を示さずに、ダンテの背後に移動し、おんぶされようとする)

『寝てから考える……』

(別に特にどこに行こうと決めているわけではない。
とりあえず最優先事項はいつも寝ることだ。
このまま放っておけばダンテにしがみついてすやすやと寝てしまうはず。浮遊術は寝ていても作動しているので重さはあまり感じないだろう)

ダンテ > 「新しいな。外でインドア。」

(思わず苦笑してしまう。欠伸を漏らすのを見れば、本当に『怠惰』らしいな、と少しだけ肩を竦めた。)

「―――ん。……まぁ、そうなのかも、な。」

(特に相手がそれ以上追及してこなければ、自ら説明する事もなく。
そこで彼女が背後に回ってくれば、おっと?と肩越しに彼女を見て。
小さなリュックサック越しに彼女が体を預けて来る。実際は浮遊したままなのか、重さは感じないけれど。)

「―――りょーかい。んじゃあまぁ、朝には起こすからな。」

(苦笑。しかし、どちらと言えばほほえましい気持ちで言葉が漏れる。
戦争を賭け事にして、おまけに引っ掻き回そうとしている連中であるから、当然嫌悪感もないではないのだけれど。
ただそれでも、それがあまり強くないのは、育ちのせいなのだろう。
自身の半端さに一瞬だけ思いをはせるも、すぐに彼女の寝息が聞こえてきた。)

「……村まで来て、野宿か。」

(今日は苦笑ばかりである。
しかし、このまま宿に行く訳にもいかないし、売春宿に行く訳にはもっといかない。
結局彼女をおぶさって、適当な樹の下ででも夜を明かす事にしたのだった。
一先ずそこから先は、日が昇る頃に彼女を起こしてからである。)

ご案内:「南部小村」からベルフェゴールさんが去りました。<補足:翡翠の髪と同色の瞳。くるくる寝ぐせ。クマさん柄パジャマ。クマぬいぐるみ。>
ご案内:「南部小村」からダンテさんが去りました。<補足:黒の短髪、黒の瞳。ぱっちり眼に長い睫毛。童顔気味。>
ご案内:「◇王都南部の村」にサロメさんが現れました。<補足:氷の魔剣を携えた、灰髪金眼の女魔法剣士。第七師団副官>
サロメ > 重装馬を駆り、早駆けに村の中を走る

先日に大きな衝突があった王都南部、その周辺の村への影響を調べに来たのだが…

「ひどい状態だな…」

人に荒らされたとは思えない状態であった
恐らくは魔物による襲撃も含まれているのだろう

先日の衝突で出現したドラゴンを想起させられる

付近の詳しい調査にまで割ける人足がなく、生存者の確認もままならなかったが、これでは…

サロメ > 「!」

ふと、視界の隅に蠢くものを感じる、瓦礫の影だ

「(生き残りがいたか…?)」

気がはやるのを抑え、馬を向かわせる
一人でもいい、救うことができるならと

…が、瓦礫に寄った途端に馬が自ずと足を止めた
馬が近寄れずにいる、それが示すものはつまり……

「…残っていたか」

馬から飛び降り、長鞘からアイスブランドを抜き放つ
…馬を後ろへ下げさせると同時に、瓦礫の影から飛びかかってくる魔物───

姿を視認すればガーゴイルであることがひと目でわかるその風貌
敵方に召喚士がいたことを思い出す、そしてコイツ一匹で村を滅ぼせるとは思えない

剣で跳びかかりを打ち払い、相対する
上位の悪魔種というわけではないが…まるで今の攻防を合図としたかのように周辺からも魔物の気配が漏れ始めた

「…哨戒に部下を寄越さなくて正解だったかもしれないな」

サロメ > 辺りから現れた魔物はどれもそれなりに知性レベルのある悪魔種だ
言い換えれば人間の召喚に応じる程度の脳みそがある

報告の中に敵方の軍勢に魔族の姿を確認したというものがあったが……

「(魔族と繋がっているなら…この騒乱は一筋縄ではいかない)」

初戦を制したことで既に油断している大臣すらもいる始末だ
戦場に赴くものが気を入れねば、謀叛は文字通り傾国を為しかねないだろう

「ふっ…!」

周囲から次々に襲いかかる魔物、しかし言っても中級レベルの悪魔程度
第七師団の将軍副官を務めるサロメの剣の前に片端から斬り裂かれ、倒れ伏してゆく

軽やかな剣舞のように見えてその太刀筋は冷酷に対象の命を削ぎ落としてゆく
……出立前に受けた"アダン・フェリサからの置き土産"による、
下半身の疼きのおかげで僅かに太刀筋が鈍るも、この程度の相手ならば大きな問題にはならない

ご案内:「◇王都南部の村」にエドガーさんが現れました。<補足:黒い燕尾服、茶色の革靴、黒の杖、黒いフード付きのローブ>
エドガー > 「これはどうにも…無残なものだねぇ」

黒いローブを揺らしながら、緩やかな足取りで南部の村へと足を踏み入れる男が居た。
顔までローブに隠れているせいで一目には見えないけれど、漏れる声には落胆の色が見える。
だが、それも大きなものではなく溜息数回で済んでしまう程度のものだった。

「おや…まだやっていたのか。それとも、待ち伏せでもしていたのかな…?どれ、見学でもさせてもらおうか。」

聞こえてくる魔族の悲鳴に興味を惹かれた男は、散歩でもするかのように近づいていく。

サロメ > 10匹はいただろうか、それらの悪魔達は凍てつき、両断され、土くれのようになって消え去る

「……報告案件だな」

息一つとして乱さず、周辺を見やり、馬を落ち着かせるように撫でて、わずかに震えている様子を確かめる

「(………まだ何かいる…か?)」

エドガー > 緩やかな足取りで男が女の居る場所へと到着する頃には、既に戦闘は終わっていた。
それを見て、男は態とらしく両肩を竦めておどけるような仕草を取る。

「おや…もう終わってしまったのかね。それは残念だ…是非、見物したいと思っていたのだがね。」

一人立っている女へと何食わぬ様子で話しかける。先ほどまで襲いかかっていたのだろう魔族の死体すらもない様子に
どうやったらそうなるのだろうと興味を引かれながら、歩みを止めた。馬が怯えているのは、男のせいかもしれないし、そうではないかもしれない。

サロメ > 「………」

自分に声をかけてきた者に向き直る
明らかにこの場にはそぐわない風貌だ
警戒は解かずに、納刀もしない

「…何者です?」

エドガー > 「おぉ、怖いね…何、怪しいのは認めるが君に敵意がある者じゃあない。」

困ったような小さい笑い声を上げながら、女を宥めるように言葉を口にする。
尤も、この言葉を信じるかどうかは女次第という所ではある。
言葉を口にしながら、女の持つの剣の刀身や、その身形をローブに隠れた糸目で眺める。

「名乗る程の者じゃない。ただの通りすがりだよ。」