2015/12/17 のログ
ご案内:「オリアーブ島 ヤス湖」にタマモさんが現れました。<補足:名簿参照。>
タマモ > 城内で挫折を感じつつも、少女は再びヤス湖の中央へとやってきていた。
ティルヒア城内も嫌な雰囲気はするのだけど…なんとなく、ここの方が嫌な予感が強い、気がする。
まぁ、そういう嫌な予感は外れた方がある意味助かるのだが…

「先日は邪魔が入ったが、今度こそは…」

上空から中央辺りを確認し、降りてきている、位置的にはここが怪しい…と、思う。
改めて見てみると、この大陸自体の中央がこの湖だ。
あくまでも勘ではあるが…こういう大層なものは、大体は真ん中付近というのが結構ある。
確証は当然ないが、少しでも何かが見付かれば良いと考えていた。

さてはて、何があるのやら?…何も無いのが一番良い。

タマモ > 過去で見ていたのはこの湖に飛び込むまで、その先は…調べる前に他所事で打ち切ってしまった。
再度見てみるのも良いのだけど、どうせ見れるものは同じものだ、過去は変わらない。

そっと屈み込み、水面に手を添える。
1度、2度…小さな波紋が広がり、ゆっくりと水面に変化が起こり始める。
少女の立っている位置だけ、その水が避けていくかのように広がっていく…幅としては、半径5m程とそこまでは広くない。
避ける深さがじわじわと深まり、水が広がればゆっくりと下へと降りていく。
ゆっくりと…ゆっくりと、どこまで深いのか知らないが湖の底である場所へとそうして向かっていった。

タマモ > そういえば…この湖って何かを祀っていたと言ってたか?
ふと、底へ向かいながら思い出した。
この国の歴史に興味が無かった少女は、その話をほとんど聞き流していた。
が、祀られるイコールお祭りという無駄な式が出来上がっており、そこだけ覚えてたのだ。
それが何なのかは覚えてないが、きっと何か関係があるんだろう。
あるいは…例の黒い影か?
飛び込んだ本人がそれだとは分かっていない少女は色々と思考を巡らす。
…が、その答えが見付かる訳もなかった。

まだ底は見えないが、それなりに降りたところで1度止まる。
ちらりと上を見上げる、周りの水の壁、その上にぽっかりと穴が空いているように見える。

水の広がりはそこで一旦停止、壁のようになっている湖の水に手を触れ、再び集中を始めた。
前と同じ、その範囲内に起こった過去を頭の中に映し出す能力だ。
何と言ってたっけか…サイコメトリー?呼び方なんてどうでも良いか。
ともあれ、ゆっくりと過去へと流れる映像が頭の中へと映されていく。

タマモ > 「………?」

見える映像に首を傾げる。見えていた姿が…消えた?
映像には目に映るものしか見えない、そこから起こる気配までも察知は出来ない。
消えた姿を探すように、右へ左へと視線を彷徨わせる。

「む…どういう事じゃろう…?
どこかに行くでなし、消えてしまうとは…」

口元に扇子を添え、しばし考えるような仕草を取る。