2015/11/20 のログ
ご案内:「オリアーブ島南部 煉獄の宮殿」に魔王アスタルテさんが現れました。<補足:外見10歳、身長130cm。黒いワンピースを着て、悪魔の翼を生やす魔王。四天王を引き連れている。>
ご案内:「オリアーブ島南部 煉獄の宮殿」にロトさんが現れました。<補足:外見16歳/身長165cm/禍々しい角/白銀の長い髪/黄金瞳/白肌/和ゴスメイド服一式/黒ストッキング/革製ブーツ/才色兼備たる少女>
魔王アスタルテ > (ここは魔王軍オリアーブ支部の本拠地、《煉獄の宮殿》。
 オリアーブ島の南部に位置する禍々しき宮殿だ。
 宮殿の周囲には、そこそこ大きな魔族の都市が広がっており、賑わっている。
 その都市を覆うようにして、険しい山々が聳え立つ。
 オリアーブ島でも異色の場所で、魔族の国に近しい雰囲気を漂わせていた。

 宮殿内部もまた、廊下には悪魔像が多く飾られていたり、所々闇が広がっていたりで不気味である。
 もちろん、そこら辺に魔族の姿が確認できる。
 それなりに強力な魔族しか出入りしていないらしく、魔物の姿はない。
 この地域に住む下位の魔族達は、宮殿周囲の都市の方で暮らしているのだ)

「そっかぁ。
 アフリーク方面に出兵していたティルヒア陣営の部隊が撤退しちゃったんだねー。
 相変わらず、王国陣営は強いなぁー」
(魔族の宮殿の一室。赤い絨毯が敷かれたそこそこ広い部屋である。
 アスタルテは、配下の報告を聞いて笑顔で一度頷いてみせる。
 そんなアスタルテは、宙に浮く黒い翼を生やした全長二メートル程のドクロに足を組んでちょこんと座っていた。
 そのドクロには羊の角のようなものが生えており、悪魔を連想するだろう。
 この部屋には他に、魔王軍四天王の皆さんや高位魔族が十数名程いる。
 
 先程、鬼将ロトにこの前頼んだ葡萄ジュースと、後この宮殿にいる魔族達のお酒を注文したけれど、
 早ければそろそろ来るかな?)
「ロトちゃん所の葡萄ジュース、楽しみだねー♪
 というか、ロトちゃんみたいな美麗な女の子が何か届け物をしてくれるってだけで良いよね!」
(ドクロの上に座るアスタルテの翼が、わずかに動いた。
 大量に高いお酒を注文したという事で、今宵は宴会を開く。
 宴会では、オリアーブ地方の伝統料理を並べるよう宮殿のシェフにはお願いしており、現在は調理中。
 別室では既に、宴会の準備が行われている)

ロト > (…場所は…いや、此処が配達先だというこの黒い紙が示すのは
「オリアーブ島の南部、煉獄の宮殿に酒大量、リストはこの表の通りに持参すべし」だった。
場所自体は問題ない、戦乱夥しい剣の墓標と、骸が転がる戦場を
尻目にさも散策です、的な足取りで一人歩く和ゴスメイド。
魔族というか嘗て鬼だった―種族進化して鬼ではなくなったその存在は、
魔族の国の様に変わり果てたその地にふわりと着地をすれば、宮殿の入り口に居た門番に向けてー淑女の様なスカートの裾を持ち上げるお辞儀をし、
中へと入れて貰った事だろう。禍々しい雰囲気はさも慣れた様子で、通りかかる魔族にも会釈をしたり、
嘗て高位魔族だったよりも進化したそのメイドは、魔王アスタルテの居る場所へとゆっくりと移動する―)

「…何となく 入城出来ましたが。こう…アスタルテ様直近の四天王のいずれか様と出会えれば…
この宮殿 聊か大きいので迷子に為りやしないか不安で御座います。」

(時折通りかかる魔族は確かに居る、ただそれだけだ。傍から見れば丸腰に近い和ゴスメイドは、大量の酒を持っている風には
全く見られず、ただ使いに来ました的な伝令じみた存在と化して居る。ついでに言えば 配達に来たはずなのに 
宮殿内で迷子に為りかかって居る様な 気がしないでもない)

ご案内:「オリアーブ島南部 煉獄の宮殿」からロトさんが去りました。<補足:外見16歳/身長165cm/禍々しい角/白銀の長い髪/黄金瞳/白肌/和ゴスメイド服一式/黒ストッキング/革製ブーツ/才色兼備たる少女>
ご案内:「オリアーブ島南部 煉獄の宮殿」にロトさんが現れました。<補足:外見16歳/身長165cm/禍々しい角/白銀の長い髪/黄金瞳/白肌/和ゴスメイド服一式/黒ストッキング/革製ブーツ/才色兼備たる少女>
魔王アスタルテ > (宮殿の門番は、ロトがメイド服である事に少々つっこみを入れ様としていたが快くロトを招き入れる。
 ロトの会釈に対し、通りがかった魔族は会釈し返したり、メイド服に首を傾げたりで、反応はそれぞれ。
 この宮殿はあまりメイド服姿の魔族がいないからだ。

 宮殿は広いので、初めてきた者ならば迷子にもなるだろうか……。
 アスタルテ達の部屋にいる四天王の一角、スライミーは何やら思い出したかのように、魔王に告げる)
『少々、別室にいる部下に頼みたい事ができましたので、少しだけ席を外させていただきます』
(その言葉に魔王は承諾したので、変幻自在スライミーは部屋の外へ。

 廊下を歩いていたスライミーは見知った顔の、なぜかメイド服姿の彼女を発見する。
 だがその少女は、以前と比べて何かが違っていた。
 メイド服姿じゃない。
 どこかパワーアップしているのだ。
 逆に、身長などはパワーダウンしている。
 スライミーは、ロトに接近すると笑顔で話しかける)
『あなた、ロトちゃんね。
 アスタルテ様がお待ちしていたわよ』

ロト > (メイド服は…ぶっちゃけ 魔王ハスターの趣味のデザインではない、それはロトの趣味丸出しの和ゴスメイド服だった!
メイド服が決まっている以上 せめて、と魔王相手にごり押しして押し切ってしまったのもあるので、
和ゴスメイド服と言うものを纏った女が出来上がったわけだ。

ただ そのメイド、自身に向けてのツッコミや視線は気にならないらしい。
序に言えば種族進化しても 迷子率までは向上も進化もしなかったらしい)

「……ええ、辿り着きません★ …虚しい」

きらりんとどこぞの天井に向けてウィンクと直後に項垂れてため息を吐いて、とぼとぼと歩く。
そう歩いていたら、また魔族かと思ったら その姿は 面識のあるスライミー様。丸まっていた背を元に正して、
淑女…いや、普通に胸元に手を添えて会釈をして挨拶代わりに。

「ごきげんよう、ロトで御座います。聊か迷子になっておりました…。
申し訳ありません、連れてって下さい。」

メイド服を着たその存在は 御願いする様にもう一度頭を下げて、スライミーに連れられて 魔王アスタルテの居る部屋へと案内されただろうー

魔王アスタルテ > (天井に向けてウインクするロトを三人で並んで歩く魔族は見てしまった!
 三人組魔族は、そんなキュートなメイドのロトを見てナンパしたがっていたそうな。
 さっきまで通りがかった魔族も、似たような事を思って和ゴスメイドのロトに鼻の下を伸ばしていた者ももしかしたらいるかも。

 そしてロトとスライミーが鉢合わせる)
『迷子……?』
(スライミーは首を傾げる)
『門番さんには、ロトちゃんが来たらアスタルテ様がいる部屋を伝えるようお願いしたはずよ?
 ていうか、ここって全くの逆方向よね!?

 ま、まあいいわ。
 アスタルテ様は、こちらでお待ちしているわ』
(スライミーは、魔王のいる部屋までロトを案内する)


「わぁ~♪ ロトちゃん!
 すっごく可愛らしい服着ているね!
 いいなぁ、ステキだよ!」
(ロトが部屋に入ると、和ゴスメイド服を着る彼女に目を輝かせる魔王。
 アスタルテはドクロから飛び降りて、ロトに飛びついて抱きつこうとしていた。
 もの凄く人懐っこい。

 他の高位魔族達の中にも、ロトに魅了されている者もいるが、また別の反応を示す者もいる)
『あ、あれが本当に鬼将ロトか? 以前よりも何かオーラが違う』
『ああ。外見こそ変わってないがな。……いや、ちょっと小柄になったか?』
(など、種族進化したロトに驚く様子を見せる者達もいる)

ロト > 見られているとはまったく気付かなかった少女は、
ウィンクした瞬間やその後に至るまで―ていうか少女自体 キュートとは無縁だと思っている節がある。
要は自身に自信がない。注目されるとかその辺の事に疎いからこそ、誰も見てないでしょ、とウィンクをして気を紛らわせようとしたらしい。

…方向が逆。え、此処は何処ですか。
しかも門番からはそんな事を教えて貰っていない。
聞いたかもしれないが 案内が居ないとほぼ迷子になる。
だから 門番には正しくは四天王を呼ぶように、が正しい命令だったのだ。
話と娘の迷子率が高い事を熟知している上位魔族か四天王であれば問題はなかったのだ 多分。

「門番は ただ 入れてくれましたよ?…何か言っていた気が…あれはツッコミでしたか。

『なぜメイド服…」て。

ああ、助かります。」

四天王のスライミーによって、無事に案内された迷子メイド改め夜叉鬼神メイド、魔王アルタルテの元へ。

「ごきげんよう ロトで御座います。
此度は冥嶺酒造 陸文洞を御利用下さり真に恐悦至極。

…和ゴスは私の趣味ですので 御褒めに預かり光栄です」

(先程とはちょっと違う鮮麗された動きと丁寧な口調、そして胸元に添えた手、そのままの会釈。
此方に近づいた魔王アスタルテに対しても跪座はしないがー…抱き付かれたのもそのままに。

面識あるからか まごついたりはない。寧ろ抱き付かれたままでも動けるが。

ちらりと流し目で何となく 高位魔族を見たりしていた。抱き付かれて動けない間だけだったが
然し 心は読めないので 気にしなくなったようで視線は自ずと高位魔族から 魔王アスタルテや四天王へと向け)

魔王アスタルテ > (スライミーに、魔王アスタルテのいる部屋まで案内されたロト。
 アスタルテに抱きしめられても、動じる事はなかった。
 挨拶代わりに抱きついたアスタルテだが、落ち着いた頃に一度ロトから離れる)
「はろ~。
 和ゴスメイドなんて、ロトちゃんも良い趣味してるね!
 ロトちゃんに、とっても似合ってると思うよ」
(無邪気に、にこりと笑う。
 何せロトは鬼なのだから、文化的にもぴったしだよね)

「元々あたしの方から取りに行くって言ってたのに、こんな場所まで宅配させちゃってごめんね。
 態々、ありがとー。
 今はちょっと、あたしもこのオリアーブに用事があったからね」
(アスタルテは、ロトの事をじっと見る)
「それにしてもロトちゃん、ちょっと感じが変わったね。
 身体もちょっぴり小さくなっちゃってるのもあるけど、
 何かあったねー?」
(アスタルテはきょとんと首をかしげてみせる。
 周囲の高位魔族達もまた、ロトの変貌に驚く者もいる。
 そんな魔王の言葉に、ロトの隣にいるスライミーが続く)
『普通の鬼ではなくなった……という感じがするわね』

「それで最近のキルフリートの様子はどうかな?
 あたしもあまり、キルフリートには行けてないからね」
(アスタルテはまだ、ロトがハスターのメイドになっている事は知らない。
 故に、ロトの事をまだキルフリートの従者だと思っているわけである。
 無論、この前のキルフリートでの会話で、ハスターがロトを配下にしようとしている、という話は知っているが)

ロト > (抱きしめられて 凝固したりするのは 慣れていない相手からいきなりされたり、
予想だにしない相手からされた時だけだったりする。
つまり、その条件で当て嵌めると、面識があり 恐らく抱き付いたりスキンシップは激しい魔王アスタルテは対象外だったと。
解放されれば きちんと佇んだまま)

「メイド服が条件でしたら せめてデザインはごり押しします。まぁ、動きやすさを考えるとメイド服は理想…です★」

(右手でピースをし、それを額に水平に構えて ウインクとともにやってみたりする。だが今一 キュートさが足りていない)

「いえ、ちょくちょくティルヒアは赴いておりますので、近くまでは転移が出来ます。…ここはまだ赴いて居りませんでしたので、
転移は叶いませんでしたが。明確な場所がか分りませんと、転移のしようが御座いません。」

下手に転移して変な所に出たらしょうがない。
じっと見られて 此方もじっと見返してしまう。

「種族進化をしました。元は淫魔と鬼の混血でしたが、鬼の上位であります、夜叉、その上の夜叉鬼神へ。
鬼と言いますか 悪鬼の類ですので…私の場合は縮ました。
縮んだり 炎を宿したり、色々とあるようですが 私は縮んだだけです。」

(スタイルは縮んだとはいえ 背丈とスタイルのバランスは前より上。意外と背丈の割には凹凸は著しい)

「只今 キルフリートから巣立っており、今現在キルフリートの様子は存じません。
只今 この身は冥軍を率いる魔王ハスター…おじさまのメイド副長という立場です。
そして 前は爵位を持っていましたが返上して ただの領地持ちの杜氏兼族長兼メイド副長という立場でしかありません。」

まだ血の盟約が残っているので正式にキルフリートから離れていないが、ほぼ離れて 魔王アスタルテも面識のある魔王ハスターの元に居る
事を漸く この場を借りて説明できたのだ。
序に公爵の爵位は返上したとも。)

魔王アスタルテ > 「それで、代金だねー」
(注文したお酒は大量にある。
 なにせ、この宮殿にいる配下だけでも相当数が多いわけである。
 本来、一人で持ってくるのが無理な酒の量だが、ロトの能力がそれを可能としているのだろう。
 当然、ロトに支払われる料金も相応のものとなる。
 ロータスはロトに歩み寄り、大量のゴルドが入った大きな袋を彼女に手渡そうとする)
『代金だ。確認しておいてくれ』

(キュートさが足りないロトのウインクは、それはそれでアスタルテのハートを射ぬいてしまう。
 大人びた顔で、普段は礼儀正しいロトが、可愛いポーズでウインクするものだから、そのギャップがたまんないよね!)
「きゃはっ★
 ロトちゃん、すっごく愛らしい~♪
 なんか、ノリノリでメイドしちゃってるね!
 あたしも、ロトちゃんみたいなメイドちゃん欲しいなぁ」
(アスタルテはそんな感想を抱く。
 メイドといえば、ハスターおじさんがいっぱい雇っていたよね)

「オリアーブの南部だもんね。
 あんまり、来る人も少ないよねー。
 だからこそ、魔族の国のような地形にして、都市一つつくっちゃったわけなんだけどね。
 だんだん、この都市も賑わってきたところだよ」
(ティルヒアの結界が解除されたのはつい最近。
 それまでこの場所は、ただの山々だった。
 だが結界が解けると一気に魔族達が集まり、宮殿を建てて都市まで築いたわけである)

「一気に、二段進化しちゃったわけだねー。
 それは目出度い事だよ!
 おめでと~、ロトちゃん♪」
(種族進化した事に、アスタルテは祝福する。
 アスタルテが手を叩くと、四天王や高位魔族達も同じように手を叩いてロトを祝福していた)
「そっかぁ、縮んだ事情にそーいうのがあるんだね。
 わぁ~、進化して炎を宿す事もあるとか、かっこいいね!
 だけどロトちゃん、縮んだ事で背丈とスタイルのバランスが以前よりよくなったんじゃないかな?」
(そう言ってアスタルテは、ロトの横腹のラインにさり気なく右手で触れようとする)

「そっかぁ。今はキルフリートにいないんだね。
 今はハスターおじさんのメイドかぁ。
 それでロトちゃんは、メイド姿をしているんだね、納得だよー。
 この前、キルフリートでハスターおじさんが『ロトちゃんを連れ戻しに来た』って言ってたもんねー。
 爵位まで返上しちゃうなんて……凄い決断をしたものだね。
 ほんとに、それでよかったの?」
(純粋無垢な仕草で、首を傾げる魔王)
「冥軍と言えば、享楽主義の集団ではあるね。
 なんとなくだけど、ロトちゃんのイメージには合い辛いって感じるかな。
 それでロトちゃんは、この戦で冥軍の将として何かしらやったりするの?
 ハスターおじさんは、大罪の賭けでは王国陣営に賭けていたね」
(まあ、ハスターおじさんならまず間違いなく、遊び半分でちょっとだけ手を加えようとする程度だろうけどね)

ロト > 「え、ええ。」
(大量過ぎて 如何持っていこうか考えたが能力で一括して持ってきた。問題はない。ただし大量過ぎた。
支払われる代金 小切手でも良かったのだが―ある筈そんな制度。
それか魔族の国だけに流通する藩礼ならぬ魔王札とか。あってもよさそうだ。
四天王のロータスが代金が入った袋を差し出そうとするのを 受け取り、
それを能力で収納してから徐に取り出したのは 巻き物とかしたリスト。それをロータスに代わりに手渡そう。

「此方が持ってきましたリストです、お手数ですが全て読み上げて下さい。でないと、酒ではないものが出ます」

能力はメンドイが言わないと出したいものが出てこない。
言わないで違うものが出る事が多すぎる、きわどいモノから兵器まで。
ありとあらゆるものを収納し続けた結果、整理は出来ていても出し入れするのには 言わねば危険と。)

(ロータスなり誰かかしらが リストを見て読んでくれれば その都度 その場に酒入りの瓶とか樽とか大量の酒類が出てくるだろう。)

(歩く夜叉鬼神メイド。アスタルテを微妙なウィンクで射抜いているとは全く気付いていないが、
なぜそんなにテンションが高いのでしょうかと 薄々やっと気づいてきた節は…無いに等しい)

「そ、そうでしょうかっ!?
 私 只今 魔王ハスタおじさまの管轄メイドですので…お問い合わせはおじさまに言ってあげて下さい。
…メイドと言うよりやって居る事ほぼ 戦闘メイドです。ついでの副業に杜氏です。」

(そう このメイド 本来の本業は酒造り、杜氏。何が本業か最近ひっくり返ってしまった)

「結界壊さなくても壊れましたか、それは何よりです。
暫くこの地域は賑わいましょう、戦乱が終わりましたら如何致しますのです?」

(プチ魔族の国 出張版みたいな感じになって居た様な気がする。この宮殿に来るまでの間 ちゃんと様子も見てた
ただ 戦乱が終わった場合 どうなるのかと興味が一つ)

「え、ええ、まぁ。有難う御座います。
前よりはバランスは良くなったと思いますよ?炎は属性持ちではないので、闇属性のままですね。

…ひゃ! な、なにを」

(横腹を触られると何となくだがくすぐったく ひょいと横にずれようとーバランスを崩してしまい すんでて立ち直ろう)

「おじさまのメイドはほぼ露出が高いので 私だけ和ゴスです。
元々 爵位は名誉職みたいなものだったので…杜氏ですと爵位は邪魔でしかなりませんので、返上しておきました。
まぁ、立場は貴族でない代わりに 酒造り職人の頂点に近い位は杜氏ですので それで満足です。
中々 杜氏は居ないのですよ、いても蔵人位です。」

「誰か一人くらい あのはっちゃけ冥軍 止めるアンカーに為らないと仕方がないかと思います。
一応 叔父と姪ですので、せめて程々に突っ込むことを致す積りですが。
まあ、それらを取っ払ってしまった場合 叔父様のもとでなくても良くなってしまう矛盾が。
最後の質問の回答ですが、将として?
私は特にその辺 命令がありませんね…自発的に偵察めいた事はしておりますが
…王国陣営に賭けてましたか…そうでしたか。」

(全く あのおじさまは。だから 海に妙な艦隊が居たのか、と納得した顔。色々と弄るんでしょうねと どちらかも)

魔王アスタルテ > (注文した酒はあまりに多い。
 だから別の支払い法があった方が便利ではあったのだが……。
 何かしら、そのような制度をまず魔王軍領土内に取り入れてもいいかもしれない。
 タコ怪人、触手のロータスは『承知した』と言いつつロトから巻き物を受け取る)

(そしてロータスは高位魔族の一体、竜人型の魔族に巻き物を手渡す)
『おい、貴様。
 このリストを全て読み上げろ。
 正確に読み上げるのだぞ』
『かしこまりました、ロータス様!』
(竜人がリストを読み上げるたびに、樽が出現する。
 量が量だけに、大体は瓶ではなく樽だ。
 だが、アスタルテが頼んだ葡萄ジュースなど、一部は瓶で出てくる。
 この部屋は結構広いが、どんどん樽で埋め尽くされていく)
『手が空いている者に、この樽を運ばせろ』
『御意!』
(ロータスの命令に応じ、高位魔族の一体が連絡用の水晶を取り出して、宮殿内にいる者数名に指示を出していた)


「ハスターおじさんの屋敷は可愛いメイドちゃんが多いもんね!
 あははー♪ 戦闘メイドちゃんかぁ♪
 戦うメイドちゃんって、あたしもすっごく素敵だと思うよ。
 メイドって言えば、けっこー強い人も多いよね。
 この前読んだ小説が、丁度戦うメイドちゃんの物語だったかな。
 ロトちゃんの領土は酒造盛んなのに、メイドちゃんの方が本業になっちゃったんだねー」
(愉快そうに笑う魔王アスタルテ)

「結界を張ったティルヒアちゃんが随分と弱ってしまったようだからね。
 本来、魔族を敵視しているティルヒアちゃんが、その魔族を味方にしちゃってるんだからけっこー切羽詰まってるんだねー」
(まるで他人事のように語るが、完璧に他人だ)
「戦乱が終わったら?
 それは、王国陣営かティルヒア陣営のどちらが勝利するかとか、戦況で変わってくるね。
 まあ、この魔族都市を中心として、少しずつオリアーブ地方を魔族の国のように染め上げて魔族や魔物が住み心地の良い島にしちゃうのも、ありかもだね」
(当然だが、戦後どうするか一君主としてはっきりと決めておく事に越した事はない。
 再び結界が張られるような真似をされると、普通に困っちゃうけどね)

(横腹を触れると、ロトはすっごく良い反応をしてくれたよ)
「ロトちゃん……とっても愛らしい声を出すね。
 あたし……ゾクゾクしちゃったよ♥」
(そのまま横腹を右手で優しく撫でながら、その手をだんだん胸の方に近づけていく)

「ハスターおじさんの所のメイド服姿のロトちゃんも、是非見てみたくはあるね!
 もちろん、その和ゴスもすっごくステキだけどね!
 そっかぁ。やりたい事のためなら爵位を捨てちゃうのも仕方がないね。
 酒造りの世界はあまり詳しくないけど、ロトちゃんってそっちの世界でも凄いんだぁ」
(ロトの話を聞いて、にこりと笑う。
 お酒を飲まない以上、あまり酒造りについての知識もなかった)

「あー、止める良識人はいるのかもねー」
(そこでアスタルテは首を傾げる)
 いるのかなー?
 そんなので止まるハスターおじさんや冥軍の皆さんじゃないと思うよ?
 まあ、突っ込みを入れる人は大切だね。
 そっかぁ。ロトちゃんにはまだ、特にこの内乱に関しては特に指示はもらっていないんだね」
(ハスターおじさんは、艦隊を中心にして出向いているみたいだね。

 アスタルテはロトを笑顔でじっくり眺めたあと、彼女の胸に触れそうだった右手を放して、黒い翼を生やしたドクロの方に戻り、再びそこにちょこんと座る)

(そして、真剣な眼差しでロトを見つめた。
 その真紅の瞳からは、普段の子供っぽいアスタルテと打って変わり、魔王のカリスマを感じさせるだろうか。
 だがアスタルテはすぐ、元のにこりとした笑顔に戻る)
「ロトちゃん、君程の者が、ただ楽しめれば良いなんて適当な軍規の冥軍に属するなんて、なんかもったいないよね?」
(アスタルテは、ロトにそう語りかける。
 にこりと笑いながらも、先程のカリスマを感じさせる雰囲気は残っている)