2015/12/08 のログ
ご案内:「荒野アフリークの主戦場」にハスタさんが現れました。<補足:イカしてない服装の貴族風ながたいの良いおっさん。凌辱、調教がしたいっぽい。>
ハスタ > 時間は昼。天気は快晴。冬色の風は少々冷たいが、光の温もりが暖かい。
今日もおっさんは暇であった。
いやべつに、普段本気を出していないだけで無駄魔法を真面目に使えば仕事なんて割とすぐ終わるのだ。
暇な時間はやってくるものではない。自分で作るものである。不平不満を言う前に働くべきだ。
という誰も聞いていないし興味もなかろう事を心中でボヤきつつ。
「さて。どうなるぅ?」
おっさんは相変わらずブルーシートを尻に敷いて、
荒野アフリークの戦場で、一つ高めの小山の頂点で、現在の戦場の一角を見下ろしていた。
この区画は、どうなっているのだろうか。今はかなり戦乱は落ち着きを見せてはいる。
この荒野の一部だけでいうならば、王国かティルヒアのどちらかの手に落ちたのだろう。といっても、明日にはまたどちらかに取り返されている事などザラなのだが。
まあ、ここがどっちの領土になっているかとかそんな事はぶっちゃけどうでも良いのである。
「ああ…可愛い姫騎士様、おらんかねえ?」
高めの小山の天辺に居座ったのは、つまり、そういう事である。
王国でもティルヒアでもいいから、何か高潔な姫騎士様とか女騎士様とかをこう、とっつかまえて凌辱したいじゃあありませんか、
というクソみたいに懲りずロクでもない思索を巡らすおっさんは、
水晶玉を通して、魔法でこの付近の荒野の地表を見まわしたり、或いは小山から俯瞰して、
どっかに可愛い騎士な女の子いないかと、飽きもせず戦場でのうのうと、
ブルーシートの上で御弁当箱おっぴろげて、オリアーブ風のサラダが入った昼食を取っていた。
色々とツッコミどころ満載だろうが、取り敢えず可愛い女の子が目に入れば飛んでいくだろう。
今日は姫騎士をズタボロに落としたい気分だった。おっさんはそういう変態である。
ハスタ > ―――暫く。
能天気に昼時の御飯を平らげたまではよかったのだが、
結局のところは、欲しかった姫騎士やら女騎士やらの目ぼしい女を見つける事も出来ずにいた。
おっさんは好色家ではあるが、しかして可愛い女の子の方が良いに決まっている。
こうして狙う女を選り好みしたりしているうちに、どうしようかどうしようかと軈て日が暮れ夜になる。
おっさんは、結局暇を暇で塗りつぶして、寂しくブルーシートの上で一人ピクニックの苦渋を味わった後に、
自身の住まいへと帰って「今日は惨敗でしたー!」と、まるで釣りに出かけて、
一匹も魚を釣れずに帰って行った憐れな漁師の様に残念そうに、哀し気な、それでもニタリと笑みを浮かべて、
こってりと部下に絞られることになるわけだが。
ご案内:「荒野アフリークの主戦場」からハスタさんが去りました。<補足:イカしてない服装の貴族風ながたいの良いおっさん。凌辱、調教がしたいっぽい。>