2015/12/02 のログ
アルフレート > はぁ……仕方ない
今回の一件を報告して仕事はしたという事にするか
(これでも政治的影響力は皆無に近いが地位だけはある
一時帰還くらいはしても文句は付けられないだろう
腰に吊るした道具袋…中身を空間拡張させて見た目よりも容量のある魔道具から銀貨で贖うような燻製肉を取り出し一齧り
脂の固まったそれを美味いと感じてしまう自分に眉を潜めながら
すっかり血の匂いの薄れた風の中本陣に向かうのだった)
ご案内:「荒野アフリークの主戦場」からアルフレートさんが去りました。<補足:身長171cm 銀髪翠眼 切れ長のややツリ目気味 神経質そうな表情 小振りの眼鏡 黒地に銀糸のインバネス>
ご案内:「荒野アフリークの主戦場」にイーゴリさんが現れました。<補足:狼姿>
イーゴリ > 鬱蒼とした木々に覆われた谷を駆ける人影が幾つかと、其れを追いかける影が一つ。
月明かりも疎らな谷底の、道ならぬ道を進むのは人の身では大変なのだろう、木枝を渡って追尾する影をいつまでも振り払えずにいる。
乱れた呼吸は此方にまで聞こえてくるようだ。
不意、葉擦れの音に小さな悲鳴を上げる兵士達を掲げるショートボウで狙い、射る。また上がる悲鳴。今度はわざと外して射る。悲鳴が上がる。
そんな情景を表情の一つも動かさずに見遣りながら、小柄な体躯は只管に地を掛ける群れを追い立てる。
イーゴリ > 一人、また一人と影から放たれる弓矢に射られ、地面へと走る勢いその儘に転がっていく。
そうして最後の一人もまた、先に伏した者達と同じように小さな悲鳴を上げて地面へと頽れた。
其れを見留め、木枝の上で足を止める。
十数秒、息を殺し、音を殺し、気配を殺し、動きが無いのを確認すればその場から飛び降りて。
「――はぁてさて、どちらサンかのー。」
最後に仕留めた人間の傍らへと歩み寄り、足先でうつ伏せに倒れる骸を仰向けへと転がした。
如何やらティルヒア軍の人間らしい。
「ふむ。偵察帰り、ってェ所か。―――まあ、俺に目をつけられたンが運の尽きだったかね。」