2015/11/21 のログ
カテリナ・F=タイクン > 「六芒星のマーク?。……まぁ、敵主力艦にそのまま突っ込ませろ。
あの派手なやつだ、新式魔導砲のチャージ開始。」
大型船を置き去りに、旗艦を高速運行させ、敵艦に接近させる。
通常船舶ではありえない速度で突っ込んでくる。水切りの石に似ている。
7隻の小型艦艇を無視し敵艦隊の射撃を開始させぬまま、体当たり攻撃を行った。
――ズッドン。
「乗り移り、陸戦隊が白兵戦をおこなえ!近衛隊は砲矢支援。
切り込み開始、幽霊船にしてやれ!。」
海母艦から海上騎兵が数機とびだし、蝿のように拘束戦術を展開する。
これだけ敵艦隊の内側にはいってしまえばまともな艦隊運動をとれないだろう
「返答などまたん。旧式と侮ったな。
――っふ、はァァァ!」
黒服の女と陸戦隊が敵艦に乗り込み白兵戦を開始する
軍刀を抜き、斬りかかる。
魔王ハスター > 『失礼しました。敵船速、異様です。接敵予定時刻より10分速い現時刻を持って
揚陸強襲からの船上戦を仕掛けてきましたが、如何なさいましょう。』
「えぇええぇぇーーー?!」
おっさんビックリ仰天である。旗艦、巡洋戦艦に乗りこまれたらしい。
しかも女の身なりと、…何だかよく分からない騎兵で。
この主力艦艇に搭乗しているのはといえば、大体がアンデッドやレブナントなどの蘇生系の魔物である。
ただし、人と見た目は殆ど変わらない作りでできている。兎に角、それらが良い感じに縛られ始めた。
切って死ぬのと言えば低位の魔物やら魔族位なもので、彼等は嫌になるほどしぶとくできている。
何しろ一度死んだ者をもう一度動かしているのだから。
「うーん…こりゃ参ったね。ただまぁ、仕掛けたのはあっち側だし。
あー…試製巡洋戦艦搭乗員に告ぐ。これからその艦艇を沈めるから、各自脱出なさい。
空母機動部隊、第一次攻撃隊の発艦を開始。」
『了解しました。…あー…では私はこの船を離脱します。』
いともたやすく旗艦を捨てた。安物だもの。
オペレーターも異論は無いようで、さっさと巡洋戦艦から転移魔法で安全圏の防空駆逐艦に脱出する始末。
随伴する航空母艦が航空戦力を開放する。風ではなく、重力によって飛び回る航空機。
故に、この悪天候であっても平然と飛び回る。
「んー…取り敢えず大型艦艇を爆撃しながら、自沈処分に勤しみましょうかねーっと。」
痛烈な空爆の魔法が、巡洋戦艦と、彼等の旗艦を襲い始めた。
勿論、船上に立ってしまったらば、敵も味方も構わず絨毯爆撃。
海上騎兵も黒服の女も…勿論、アンデッドの魔物も、皆纏めて爆撃の雨に晒される事になるだろう。
駆逐艦の山ほどある機銃や小口径の方も敵旗艦や自身の旗艦を撃ち始める。
なりふり構わない戦法。当然巡洋戦艦はもう動かないし、次第にボロボロになって大爆発でも起こすだろうか。
カテリナ・F=タイクン > 旗艦が奮戦し水上騎兵が空爆から退避するように母艦まで散っていく
「む、様子がおかしい。……ここの連中は魔族か?。
連中の考え方は読めんな、今も昔も。」
カテリナは軍刀を振り、向かってくる魔物を切り捨てる。
魔力を阻害する剣術で魔物を根から断つ。
航空機に対して近衛海兵隊の連携風魔法の防壁が展開する。
「――明言しよう。
共時性を生み発展し仕上げる。
私は現われの音で舵取りの母体を封印する。」
ふと空を睨み、降りかかる空爆の魔法をただの軍刀で両断する。退魔剣術だ。
しかし陸戦隊には不死性の魔物は厳しかろう……。
少なくない被害がではじめている。――退くか。
スルスルと船上を駆け、船首に戻る
「陸戦隊、直ちに撤収せよ、これは駄賃だ、魔族の艦隊長。
それティルヒアの雷火を見せてやろう……はなーてェェ!」
号令と共に新式魔導砲から非現実めいた御雷が放たれる。
凄まじい雷光と爆音がオリアーブ海に響き渡る。
まるで黒い鉤爪が敵艦隊を切り裂くように広がる。
魔王ハスター > 成程旧式と侮ったが間違いだった。それが正しいだろう。
幾等風魔法を使ったとして、元から風に煽られない、風の影響を受けないための重力爆撃機だ。
故に、防壁を張ったにしてもそれは全く功を成すまいて。
そして、空爆する航空機は一個や二つではない。敵方の制空戦力がないなら、
200を超える水上戦闘機が空を覆う事になろう。
ただまぁ、それでも。共に敵旗艦や敵母艦を爆撃しながらも、敵はまだ動けるみたいで。
そうして、一発彼等の駄賃とやらを頂く事になった。
巡洋戦艦が烈断され、爆発する。被害はそれにはとどまらない。
「ううーん。被害報告を。」
『軽空母中破1、小破1…旗艦大破。駆逐艦2隻大破。』
「あっちゃあ。…やっぱり安物はダメだね。」
呑気に最後方で構える特殊防空駆逐艦の中でワインでも飲みながら偵察術式レーダーの捉える様子を見る、
艦隊司令官と、オペレーター。この特殊防空駆逐艦だけは格別だ。他に水上に浮かんでいる安物艦艇とはわけが違う。
例え数万トンの神話の竜の鉄槌であろうと理論上防御出来るくらいの特注装甲を持っている。
『敵方も本気ですからね。』
大しておっさん達はといえば、司令官ごっこがしたいだけなので、
艦艇の装甲のザルさも見てわかる様に、適当艦隊の適当部隊。
勿論今の爆音と雷光で多数の搭乗員は死亡しただろう。けれど、おっさんはそんな事全く気にしなかった。
「じゃあ巡洋戦艦を適当にぶつけて自爆させちゃいましょうか。やっちゃえー!」
幽霊船、そんな形容が相応しい、黒い煙を上げ、装甲が剥げ、電探が折れた旗艦が航行して、
中の魔導燃料や機関を引火させて、周囲の艦艇やらをこれまた敵味方問わず巻き込んで、
その戦艦の巨躯に相応しい爆轟を引き起こし、鉄の粉じんを振りまきながら、海に散った。
ご案内:「南海(オリアーブ海)」にカテリナ・F=タイクンさんが現れました。<補足:侍熟女。黒服。乱入歓迎>
カテリナ・F=タイクン > 「……凄まじいなこれは。この戦争の為用意されたらしいが。
しかしティルヒア様がコレを創られたのか?。」
新式魔導砲の威力が想像以上であり、自旗艦も被害がでた。
目と耳が痛むも、放射された敵はもっと酷い事に為っているか?
険しい顔で敵船を見つめ、敵の損害を確認する。
陸戦隊には悪いことをした、魔物相手ならば近衛を乗り込ませたのだが…
しかし魔族の艦船は先史文明のものだろうか?
航空部隊などは飛行できる魔物に騎乗するのが精々と思っていた。
いくつか拾って解析したいが
「あのように高度をとられると私の剣も届かん。
連携魔法で空を凍らせても意味はない……だろうな。
とっと帰るぞ、高速形態一、ニ。」
殲滅戦でも決戦でもなし。
魔術鉱石を大量に消費して魔法防壁をかけた旗艦はまだ航行可能のようだ。
「通風、空の敵が追ってくる来るようなら護衛船…クズ船を突っ込ませろ。
なに、乗組員はあとで拾ってやる。」
風の魔法のオールが展開しバッチャン、バッチャンと水面を跳ね、後退していく。
魔王ハスター > 「…ダメみたいですねぇ。」
尚、航空機は無人飛行だ。異界の知識を持って来て作った零式水上戦闘機。
それをさらに改良した最新式の物。この世界には、恐らくないだろう代物。
「良いですとも、艦隊を退けられれば南海を越えて。
オリアーブ島の北部に揚陸強襲して拠点襲撃。」
後退する艦隊を追いかけるでもなく。ボロボロになった数隻の軽空母と小型艦艇、
それから、嫌味なくらい豪華な特殊防空駆逐艦が、停泊地、兼侵略目的地へと向かって行く。
「やれやれ。…あんな戦い方もあるんだ。おじさんビックリしちゃった。」
敵の旗艦に揚陸強襲とは斬新だが、果たして何故にそんな事をやってくるのやら。
フォンローク家とはそういうちょっとおかしい人の集まりらしいが、
おっさんはフォンロークの事も知らねば、彼女の身元も知ることもない。
ただただ、乗り上げられてヒヤリハットした海戦として、この戦いを覚えておくだろう。
ご案内:「南海(オリアーブ海)」から魔王ハスターさんが去りました。<補足:イカしてない服装の貴族風ながたいの良いおっさん。豪華な防空駆逐艦に搭乗。>
ご案内:「南海(オリアーブ海)」にカテリナ・F=タイクンさんが現れました。<補足:侍熟女。黒服。乱入歓迎>
カテリナ・F=タイクン > 「追撃はないようだな。敵の沈没艦の破片を集めろ
何かの足しにはなるだろう」
魔族の艦船はなかなか、いろいろ拙い気がする。
こちらの船もギリギリだが……
しかし我々はもてるものでやっていくしかないと考える。
「「「♪タララッタッタタ、タラララ、タララッタタララララ~♪
♪仇らを滅ぼす龍火の力は知られざき~♪然れど我らは之を知る♪
yesティルヒアnoタッチ、ルック、イェア!フゥー!」」」
なんとも頭の痛い歌だ、海兵や近衛隊ともにドン引きして眉間にしわを創る。
陸戦隊の隊歌を聞きながらオリアーブ海の巡回へ去る
ご案内:「南海(オリアーブ海)」からカテリナ・F=タイクンさんが去りました。<補足:侍熟女。黒服。乱入歓迎>
ご案内:「南海(オリアーブ海)」にカテリナ・F=タイクンさんが現れました。<補足:侍熟女。黒服。補正中。乱入歓迎>
カテリナ・F=タイクン > ティルヒア海軍の小艦隊がオリアーブ海に停泊している。
後方に大型船、水上騎兵が広く展開し海上監視。
2隻の護衛船と旗艦がマグメール艦隊を臨検している。
「敵兵を一隻に詰めたのち、他艦には自沈してもらう。
連中にはオリアーブの主戦場で干上がってもらおうか、積荷を奪って帰るぞ。」
軍刀を敵艦長の鼻先につけ。黒服の女は魔導砲の充填を開始させる。
えっちらほっちらと補給物資を略奪していく陸戦隊。
「撤収準備だ、さっさと戻れ、貴様ら。
さて艦長閣下、我々が離脱するまでおとなしくしたまえよ。
……まァ、裸でなにか出来るとも思えんが。」
陸戦隊と共に旗艦へ戻り、船首へ立つ。
新式の魔導砲がゴウン、ゴウンと不気味な音を立てる。
カテリナ・F=タイクン > そろそろと旗艦が少し離る。水上騎兵と護衛船も海母の方に戻った。
旗艦の足をとめマグメール艦隊に横っ腹を向け、魔導砲の照準を定める。
「アララララーィっ。近衛隊、風魔法を敵兵が乗った船に叩き込め。
運が良ければオリアーブの主戦場まで座礁せずにつけるだろう。
さて――魔導砲……はなーてェい。」
オリアーブ海を遍く照らす雷光、空を割ったような轟音。
マグメール艦隊を黒い異形の鉤爪が引き裂く。
ただ一隻を除き、マグメール艦隊はバラバラに引き裂かれて沈没していく。
「まったく、沈没させる手間が省ける分、いまいち使いにくい。
損傷確認後、離脱する。いそげよ」
射拡も広すぎる。戦列など組んだら味方を巻き込んでしまう。
厳しいオリアーブ海を彼女の小艦隊は進む。
カテリナ・F=タイクン > その後マグメール艦隊を数十隻を同じように強襲した。
護衛船もといクズ船が二隻とも浸水中破した為に海母艦に曳こうさせる。
新式魔導砲の砲身が熱くなっていて不安させる。
出所の怪しい連中がメンテナンスしているが、正直な所
海に叩き落したい……。
「勝ちすぎても、負けすぎてもいかん。
マグメールに本腰でこられれば、数の理は覆る。」
精々油断していろと、次の作戦目標たる堅実なる街フラ=ニス方面を睨む。
都市にこもる敵を我が艦隊で隣接砲撃せよとの事だ。
やれやれと首を振り、補給の為に海域を離脱。
軍港へ去っていった
ご案内:「南海(オリアーブ海)」からカテリナ・F=タイクンさんが去りました。<補足:侍熟女。黒服。補正中。乱入歓迎>