2015/12/13 のログ
ドルクス > 王国軍の兵士に紛れてティルヒアにまでやってきたが…当初の目的通りに街で装飾品や金目の物を探していたはずがいつの間にかこうしてティルヒア軍と剣を交えている自分が居る
「いや~…どうしてこうなったちくしょう!」
若い王国兵を攫って鎧を剥きティルヒアまで来たのはよかったが金品を荒稼ぎしようと思った矢先にティルヒア軍と遭遇
王国軍VSティルヒア軍の戦闘に巻き込まれ、王国軍と身分を偽っているので魔法も使えずこうして暑苦しい戦い方を強いられていた
「てかうざい!多い!!どこからこんなワラワラ出てきてんの!?」
文句を吐き出しながら件で応戦する、隙を見てさっさと逃げようとするが前後を厚い肉壁に挟まれ思うようにいかない
本当にどうしてこうなったと自分の不幸を恨みながらまた一人ティルヒア兵を斬り伏せる
魔王アスタルテ > 「それで、ティルヒア陣営で参戦した我が魔王軍の者達は、みんな無事に撤収してるよね?
敗北する側に、わざわざ最後まで居残る必要もないからねー」
(そんな質問を四天王ロータスに投げかけると、彼は一度頷いてみせる)
『はい。皆、うまく戦地から抜け出せているようです』
「それは結構な事だよ~」
(アスタルテはにこりと笑みを浮かべる。
その時、戦場に紛れる王国軍の兵士の男を目にする。
その男は、何やら文句を吐きながらティルヒア軍の兵を斬り伏せている。
同じく男を目にする四天王ブルートが口を開いた)
『あいつはぁ……魔族ですね。
王国軍側に付くあたり、アイオーンのしもべたるティルヒアを気にいらねぇと思っている輩でしょうか』
「あははー♪ どうもそんな風には見えないよ~」
(魔王は愉快に笑ってみせて、
そして、目下で奮戦するドルクスを眺める)
(王国軍と対峙するティルヒア兵の中にも魔族がわりと混じっているようだね。
さて、王国軍側に謎に付いているあの魔族の男はどんな活躍を見せてくれるかな?
ただ者じゃないなら、ちょっと声でもかけてみよう。
そんな風に、魔族一同は屋上から戦場を見おろしている)
ドルクス > 「マズイマズイマズイー!」
押して押されての一進一退、そう見えなくもないが現状は違う
略奪目的の殲滅戦としてここまで来た兵と祖国を踏みにじられ怒りに燃える決死兵、気概の違いがここにきて戦力に大きな差をつけ始めた
「隊長!もう無理…って、隊長?」
隊長に撤退指示を仰ごうと思ったがその隊長が居ない、周りを見れば体調が半分になって転がっていた
「うわぁ…こりゃムリだね」
それを見つけたのはまだ自分を含めて数名ほど、だが自分達の頼る相手が居なくなったと隊に知れれば戦線は一気に崩壊してしまう
「はぁ…もう良いや、全部片付けてから探そ」
あくまで王国兵として普通の手段で略奪したかったがそうも言ってられなくなってきた
人間のまねをしていて死にましたなど魔族界に笑い話として語られるのは御免だ
検先に魔力を通し、前方へ一閃
空を切った剣線が独りでに走る様に兵隊を、建物を両断する
王国、ティルヒアどちらの兵も問答無用で斬り伏せ、それをまた後方へ一閃
魔力消費は大きいがこの二閃で両国の兵隊達は物言わぬ屍となり地面に転がる
「ティルヒア軍の魔導兵器の暴走によって部隊は壊滅…そんなところかな?」
この後の筋書きも考え気分よく伸びをする
これでゆっくりとお宝探しに興じる事が出来る、そう晴れやかな気分で男は空を見上げた
魔王アスタルテ > (王国陣営の隊長と呼ばれた人物は、身体を半分にしていた。
あははー♪ 指揮官が簡単にやられてたら、いけないよー。
そこから戦線が一気に崩壊していくのは想像に難くない)
「だけど、そんなものはたった一人のジョーカーで覆される事もあるんだけどね」
(アスタルテのその言葉通り、魔王とブルートが注目していた“戦場のジョーカー”がついに動き出した。
ドルクスは剣先に魔力を通し、その一振りにより兵隊や建物を次々に両断していく。
さらに、後方にも同じように一閃を放った。
これにより、この場にいる王国軍とティルヒア軍の兵士は一気に全滅する事になる。
そう呑気にしていると、アスタルテ達がいる大きな建物も先程のドルクスの一閃で切り裂かれていた。
建物は大きな音を立てて崩れていき、そしてすぐに瓦礫になる。
アスタルテと四天王、高位魔族達は一度空に飛び立ち、そして先程まで戦場となっていた場所に着地する。
目の前にいるのは、王国兵とティルヒア兵を全滅させたドルクスだ)
「あれだけの兵を一瞬で倒してしまうなんて、見事なものだねー。
君は何者かな?」
(全長二メートルのドクロにちょこんと座るアスタルテは軽く手を叩きながら、ドルクスに話しかける。
人に名前を尋ねるのだから、自分も名乗っておこう)
「あたしは、アスタルテだよ」
(その魔王の名を口にする)
ドルクス > 「やり過ぎたかなぁ…」
上空を見上げながらポツリと漏らす
今も聞こえる建物の崩れる音、イライラをぶつけた結果少し調子に乗り過ぎた…と反省していれば目の前に妙な一団が現れた
「え?え?誰…?」
突如周りに現れた魔族達とでっかいドクロに乗った少女
何だこの前衛的すぎる乗り物はとドクロに乗った少女を見上げながら自己紹介を聞けばキリッ、と表情を作り
「初めましてお嬢さん、俺は流れ者のドルクス……よろしくね?」
どうしようか考える、周りの魔族達は…どうにかなる
少女の周りにいる4人、あれも大変そうだがまぁどうにかなる…かもしれない
そして最後、ドクロに乗ったアスタルテと名乗る少女
彼女はダメだ、逃げに徹した方が良い
闘いになったら全力で逃げようと心に決めながら自身も自己紹介
魔王アスタルテ > 「ドルクスかぁ、よろしくねー。
流れ者が戦場で大暴れして、味方ごとふっとばしてるの?」
(アスタルテは無垢な仕草できょとんと首を傾げる。
その様子から、敵意は全く見せていない。
同じく、アスタルテに忠誠を誓う四天王や周囲の高位魔族達も、ドルクスに敵意を向ける様子はない)
「まあ、味方ごと吹っ飛ばしているあたり君は単に傭兵というわけでもないねー。
あははー♪ この動乱に乗じて、戦場で暴れたいって魔族かな?」
(腕試しがしたい魔族なんてものも、けっこーいるものだからね)
ドルクス > 「うーん、予定にはなっかったんだけどうざかったからさ?」
敵だけ倒せば自分の事を色々と聞かれ鬱陶しい
味方だけ倒せば今度はどうせティルヒア軍を相手しなければならない
それなら最初から全部まとめとけばいいよね!と自信満々に語り
「暴れたいっていうよりお金が欲しかったりピンチの女性を助けてヒーローがしたいかなぁ。
そのまま色々とお礼されるかもしれないしぃ…♪」
まだ見ぬ窮地の美女を思いながらだらしなく笑う
聞けば聞くほどこの男、俗物すぎる理由でここまで来た様だ
魔王アスタルテ > 「そっかぁ。
まあ、魔族が人間から自分の力とか色々聞かれたりするのは嫌だよねー。
あははー♪ まさしく、厄介になったものを全部吹っ飛ばすのが手っ取り早いわけだよね♪」
(ドルクスの言い分に理解を示すように微笑んでみせる。
うざかったから潰した、その気持ちは同じ魔族として十分理解できるからねー)
「あー、君は戦利品が目的なわけだねー」
(アスタルテは一度、大きく頷く。
この戦乱で王国軍に混じっていれば、この都から金品を奪いたい放題である。
それを目的として兵に志願する者も決して少なくはない。
まあ、彼が志願という形で兵に紛れているかは置いといて……)
「可愛い女の子を助けて、えっちぃお礼させちゃうのはいいね!
それで、成果はあげられてる?」
(だらしなく笑うドルクスに、アスタルテはにこりと笑う。
まあ、俗物な人だなー、とは内心で思っている)
「だけど、王国兵もここ数日この都で暴れちゃってるからねー。
もう、奪うはずの金品の多くが既になくなっちゃってるかもだねー。
ピンチな女の子に関しては、王国陣営ティルヒア陣営問わず、戦場でも女騎士などが奮戦しているから、頑張って探せば見つかるかもだけどね。
というより、そもそもティルヒアちゃんが今、大ピンチだね!」
(そんな内容を愉快そうに、そして無邪気に語ってみせる魔王であった)
ドルクス > 「そうそう、それに魔族なら死ねとか言われそうだしねー」
理解が得られて良かったと一安心
そうとは思えないが人間大好き側の魔族だったらどうしようと思っていたのだがそうではなかったようで
「成果があったら…もうお持ち帰りしてるよ…」
つまりそう言う事である
宝飾品を着けている様子もない事から収穫が未だ0というのがうかがえる
「女騎士より村娘って方が好みなんだよねぇ、戦闘バリバリの人だと怖がらないし助けられても礼は言わぬ、で済まされそうじゃない?」
ティルヒアが大ピンチと聞けば軽薄そうな表情が薄れ、目元が少し鋭くなる
「いやまぁ…ピンチはピンチだけど、本当はさっさとお宝持って逃げたいんだよね。
アスタルテちゃんも変な感じはしてるんじゃない?この国…俺は何となく嫌な感じはするんだよね」
とても強力な何かの気配、あの時感じたこの国での違和感を少女に尋ねる
もし真っ向から否定してくれれば自分の勘違いだったと優雅にトレジャーハントに勤しめるのだが…
魔王アスタルテ > (アスタルテはどっぷり魔族側の思考である。
なにせ、数多の魔族や魔物を束ね導きし魔王だ)
「あははー♪ それも、すっごくある話だねー。
まあ、安易に魔族に対して『死ね』とかいっちゃう人間は、我々魔族にぶっ潰されちゃう事も多いけどねー♪」
(これまた、無邪気に語ってみせる魔王)
「それもそうだね。
まあ、思うように戦利品を手に入れられていない王国軍の傭兵も多いだろうからね。
なにかしらの成果をあげられればいいね」
(宝飾品をつけていない様子から、収穫が得られていない事は想像できる。
まあ、ドルクスみたいな事を考える人がけっこー都を荒らしちゃってるからね)
「女騎士はやっぱり、騎士としての誇りを持つ人が多いからねー。
だけど、その騎士の誇りを揺さぶって、可愛がれちゃうのがたまんないんだよ!」
(女騎士の可愛い所を語り、アスタルテは瞳をハートにさせていた)
「純粋に戦場で怯えている村娘もまた、すっごく愛おしいんだけどね!
なんだろうねー、むしろ怯えている村娘は優しくいじめちゃいたくなってくるよね!
殺されちゃうなんて、もったいないよー」
(せっかくだし、この都で逃げ回っている町娘をいじめちゃうのもいいね!
なんて思うアスタルテである)
「あたしも嫌な感じはあるよ。
君が感じている“それ”は、気のせいじゃない。
奇怪なものが、この都を包んでいる。
同時に、この地ではあたし達魔族の力は下がり、逆に人間はその力を増大している。
予感がするんだよ……“あの時代”以来の光と闇がね」
(最後の一言は、うまく聞き取れない程に小さな声だった。
アスタルテは、神代を直接知る。神代を生きた魔族である。
だからこそ、その到来を強く予感しているのだ)
ドルクス > 「それもそうだけど、一人で心細く潜入中の身としてはあんまり身バレしたくないんだよねぇ」
潰すとはまた怖いお嬢ちゃんだなぁと心の中で漏らす
成果を上げられないと言われれば思わず苦笑いを浮かべる、もっと早くここにきていればよかったと後悔が多い
もう一通り荒らされた後だよなぁ、と周囲を見回し
「だよねぇ、可愛い子をわざわざ殺して回るような奴は気が知れないよ」
うんうんと頷く、なんだかこのアスタルテという少女をは通じる部分があるんじゃないかと親近感を抱きながら
「おぅふ…」
苦虫をかみつぶした表情でそんな声を漏らす
自身が一番聞きたくない答えが聞こえてくる、思わずそんなの嘘さ♪
と歌って誤魔化したくなるがアスタルテの声音を聞けばそんな事は出来ない
「はぁ…最悪、魔王にそんな事断言されるなんて…」
魔族を従えこの場で一番強い者、彼女が魔王というのは出会って最初から分かっていたこと
その彼女がこう断言するのだから自分の感は見事に的中している…さっさとここから逃げなければ不味い事になりかねないか
魔王アスタルテ > 「人間側に潜入中の時は大人しくしなきゃだねー。
うっかり魔術や大きな力を使っちゃって、魔族である事を感づかれたりする者はやっぱりいるものだからね」
(アスタルテ率いる魔王軍には、王国やティルヒアなどで人間に紛れている者が多くいる。
中には、王都で王族に成り済ましている者までいるぐらいだ)
「可愛い女の子を殺して回るなんて、とんでもない悪党だね」
(そんな事を邪悪な魔王が言ってみせる。
ドルクスも、中々分かってるねー。
複雑な表情をするドルクス。
アスタルテの答えは、お気に召さないものだったようだ。
まあ、無理もないだろう)
「あたしの配下の魔族達も、この都から次々と脱しているところだよ。
あとは、出来る限り都で戦う魔族達を安全圏に避難させていくのも、魔王としてのあたしのお仕事かな」
ドルクス > 「それはまぁ…頑張ります、はい…」
つい先ほど派手にやらかしてしまったのえ反論もできず押し黙る
「そんな悪党ぶっ飛ばして持てるんだから、戦争様様なんだよねぇ♪」
おまけに見てても楽しいし♪と笑みを浮かべる
部下達を逃がしていると聞けば自体はかなり差し迫っているのかもしれないとつばを飲み込む
「成程…じゃ、俺もさっさと逃げないとなぁ。
また無駄足になるのは嫌だからせめてお宝か女の子どっちかは見つけて帰るけどね♪」
ここまで来てまた収穫なしなど絶対に嫌だと言ってのける、その表情は何故か自慢げだった
魔王アスタルテ > (実際、魔族は人間よりも力がある事が多いので、つい派手にやらかしてしまう事もあるだろう。
それはアスタルテとて重々理解している)
「頑張ってね~。
今回派手にやっちゃった件については、その後の筋書き通りってわけだねー」
「君は中々、ヒーローとはなんたるかを分かっているね~♪
ヒーローは、悪党がいなきゃ成り立たないからねー。
あははー♪ 存分に可愛い女の子に悪さする悪党をぶっ飛ばして、モテちゃいなよー♪」
(アスタルテは愉快気に笑う)
「どちらか見つかるといいねー。
都中探せば、もしかしたらお望みのものがまだ見つけられるかもしれないね」
(自慢げな表情をするドルクスに、軽く微笑んでみせる)
ドルクス > 「あ、あはは…まぁそうなるね、うん」
あれも聞かれていたかと少し恥ずかしく思いながら頬をかく
1人妄想を聞かれるほどつらい事は無い
「モテたいよー♪……ホントに…」
最近可愛い子と上手くいかないのを思い出しげんなりしてしまう
だがそれも今回の遠征で変えてみせる!
「だよね!?うん、俺頑張る…ありがとねアスタルテちゃん、俺…お金もかわいこちゃんも手に入れる!」
とんでもない宣言をしながら頷き、駆けだす
目指すは兵の層も厚い富裕地区、お嬢様とお宝目指して男は駆ける…うまくいくかどうかは運次第だが
魔王アスタルテ > (恥ずかしそうに頬をかくドルクスに対し、にこりと無邪気な笑顔)
「君はけっこー、美形な分類に入るのにね。
モテたりとかはしないんだね」
(まあ、容姿がよくても言動に難ありっていったところかな?
普通にやってたらモテるとか、そんなタイプなのだろう)
「ドルクスの頑張りで、可愛い女の子のハートも君にメロメロだよ♪」
(そう言ってアスタルテは手で銃をつくり、バ~ン♪ と撃つポーズをしてみせる。
そして裕福地区へと駆けていくドルクスに、手を振った)
「またね~、ドルクス♪」
ご案内:「◇“千年の女王の都”ティルヒア2」からドルクスさんが去りました。<補足:白に近い灰色の髪に赤い瞳、王国軍の装備を纏っている>
魔王アスタルテ > (ドルクスを見送った後、アスタルテは浮遊するドクロごと配下の方に向き直る)
「それじゃあ、この都でまだ戦っている魔族達の支援を軽くしつつ、既に弱っている魔族から救出して安全圏であるオリアーブ南部の魔族都市に退避させちゃおっか。
まあこの都が滅びるまで戦おうとする誇りの高い魔族まで無理に救出する事もないけどね。そこは、彼等の誇りを尊重しよう」
『『『御意!!』』』
(アスタルテの指示に、配下達は頷く。
魔王軍の者でなくても、魔族であるならば救出対象である。
アスタルテ達は人知れず、この場所から姿を消した)
ご案内:「◇“千年の女王の都”ティルヒア2」から魔王アスタルテさんが去りました。<補足:外見10歳、身長130cm。黒いワンピースを着て、悪魔の翼を生やす魔王。四天王を引き連れている。>