2015/12/11 のログ
ご案内:「◇“千年の女王の都”ティルヒア2」にカテリナ・タイクンさんが現れました。<補足:火傷顔。ボロの黒衣。片目に鉱石in>
カテリナ・タイクン > 黒い雷光が通りを焼き尽くす。人間を、建物を、殺して壊す。
地獄のような道で黒衣の女が死を振りまく。
「綺麗だな、地獄が輝いて見える。
私達は地獄でしか生きられないし、地獄にしか生きたくない。」
片目を光らせ、眉を歪ませる。
剣から雷撃が飛び、敵味方問わず焼き払う。
「ご苦労。君らは務めを果たした……先に眠れ。」
敵味方の死体らを眺め、己を掻き抱く。
――ああ、身が焦がれる。もっと、もっと焼き尽くして暖めて欲しい。
地獄と化した城への道を魔人が塞ぐ。
カテリナ・タイクン > バガン。雷光が通りに現れる王国兵にぶち当たり裂ける。
人の焼ける臭いが胸を擽る。それを嗅ぐようにゆっくりと呼吸する
「ひゅー……。ひゅー……。」
魔剣を地に刺し寄りかかり膝を着く。
眼差しは鋭く、城の方を睨む。
「救援に向かいたいが城兵には頑張って死んでもらいたい。
できるだけ長く多く、陛下に魂を捧げねばならん。」
本人も気づけないレベルで洗脳が強まっている。
もっとも洗脳があろうがなかろうが戦局は覆らない。
片目に埋めた魔術鉱石を起動し身体を起こす。
ワラワラと王国兵が集まってくる。
「……できる事なら勝ちたかった。
さあ、魔剣よ悪夢を王国に残してやろう。」
魔剣が唸りをあげて咆哮する。
雷撃が舐めるように地上を這いずり回る。
カテリナ・タイクン > 波のように迫る王国軍を焼き払う。
魔剣から迸る雷電がカテリナの腕を襲った。
「ーーッ!?。ぐッ。
ふふふ、お前はじゃじゃ馬だよ。」
自身を襲った魔剣の柄に濃厚なキスをする。
「ん?。そうか、あちらだな。
そう急くな、早いヤツは嫌われるぞ。」
魔剣と会話するように呟いて、ふらふらと去っていく。
ご案内:「◇“千年の女王の都”ティルヒア2」からカテリナ・タイクンさんが去りました。<補足:火傷顔。ボロの黒衣。片目に鉱石in>
ご案内:「◇“千年の女王の都”ティルヒア2 都から少し離れた高台」にカレンさんが現れました。<補足:王国騎士団女騎士、甲冑に長剣、マント【リミット24時、続く場合は火曜日】>
カレン > (都から少し離れた、王国軍の臨時拠点の一つ。
天幕がいくつも張られており、せわしなく兵士たちが出入りしている。
都側では兵士たちが見張りに専念しており、ティルヒア軍の動きを逐一報告している。
そんな中にカレンはいた)
最前線でないとはいえ、ついにここまで来てしまったか…
(部下100人とともに、いずれは突入する命令が下った。
仲間たちの血で築かれた安全な道を進み、
最後の決着を着けるためだけに派遣された。
もちろん、ティルヒアの首を取れるとは思っていないが、
それを狙っている騎士たちも少なからずいるであろう)
カレン > (王国軍の中でも、いわゆる貴族上がりの騎士たちはこういう役目に回されがちであった。
多くの命が失われる戦場にあっても、階級以上に身分がモノを言う。
そんな軍であった)
手柄だけ手に入れても何も嬉しくはない。
死なないようにだけしなければな。
(遠くにも近くにも見えるティルヒアの都は、
徹底抗戦の構えだと聞く。
降伏という選択肢はないのだろうか。
伝え聞くティルヒアという人物…人かどうかも怪しいが…は、
この戦を平穏に終わらせるつもりはないようであった)
ご案内:「◇“千年の女王の都”ティルヒア2 都から少し離れた高台」にイーヴィアさんが現れました。<補足:外見20代前半/180cm/110kg/ 黒長袖Tシャツ 黒革トラウザー 作業用革ブーツ 茶革手袋>
イーヴィア > (――急を要する注文、とは聞いていたが
まさか昨日の今宵で装備の支援を求められるとは思っても居なかった。
兵士100人分の装備修繕、及び新品の納入を急いで、なぞと眉を顰めたが
理由を聞けば納得は出来る――だから、此処に居る。)
―――……いやいやいや、鍛冶設備も碌に揃ってないんだから
そうほいほいと終わる訳ないだろっつーに…!
(納入場所は戦場の真っ只中だ、そんな所に完成品を輸送するとなれば
如何足掻いても其れなりの時間が掛かる
ならば、己が直接乗り込んでしまえ、と思い立った訳だが
戦いが近付き、殺気立って居る兵士達からの突き上げが中々に厳しい
つい、宥める声が、きっと外、焚かれている小さな火の傍にて聞こえるだろう)。
カレン > なんだなんだ…
(騒ぎの起きている方向へ向かう。
兵士たちが口々に大声を上げている。
曰く、装備の納入が遅いとか。
溜息をつく。
いくらいつ敵が襲ってくるかわからない状況であっても、
鍛冶屋を責めるのは筋違いというものだ)
静かに!
…すまない、部下たちが失礼したようだな。
気が立っている兵士の言うことを真に受けていては身がもたないだろう。
幸運にも茶がある。
一服していってくれ。
(イーヴィアにまくし立てていた連中を黙らせると、
ゆっくり話ができるように天幕の一つへと案内しようとする)
イーヴィア > (気が立っている理由も判る。 何せ、彼らは此れから命を賭けに行くのだ
例え其れが敷かれた舗装の上だとしても、一端の兵士で在り騎士で在るならば
其れで油断する程の阿呆は居ないだろう。
何時何が起こるか判らないのが戦場、そう言う物だ
だからこそ、己も又強く彼らと言い争う心算は無い
寧ろ、それだけ戦いに真剣な証左だろう故に。)
――――……!
……いんや大丈夫さァ、こっちこそ、設備を言い訳にしちまって悪いね
早く何とかしてやりたいのは山々なんだが、手を抜く訳にも行かないからなァ…
(一喝、と表現するのが至極正しいだろう
現れた声の主へと視線を向けては、一瞬で静まり返った周囲に一寸瞳を瞬かせる
嗚呼、成る程、彼女が長か、と其れだけで察する事が出来たなら
肩を竦め、小さく笑い飛ばしては、其の場からゆっくりと立ち上がろう
――何れにしても、もう夜の帳も落ち、火の傍での路肩作業も限界であり
素直に、今宵の作業は切り上げ様としていた所
去る前に、己と言い合っていた騎士へ、今宵最後に修繕した剣を手渡しては
其の肩を、頑張れよ、と告げると共、一度、ぽむと叩いてやり)
――……いやはや、効いたね。 さすが、隊長さんってトコか?
(直ぐに荷物を纏めては、女の後を追いかけて
天幕の中へと脚を踏み入れれば、相手の姿を探しながら、助かったと、素直に礼を告げる、か)
カレン > 貴方は良い人だな。
貴方達のような支えがあって初めて、我々も命を懸けることができる。
(部下たちの気持ちもわかる。
自分も海を渡ってからこの方、気を抜けた時間はない。
しかし、だからこそ自分が冷静でいなければという気持ちがある。
そして今のところその抑制には成功していた)
まあ、一応彼らとも付き合いが長いからな。
それにこの程度の命令も聞かないようでは戦場で指揮などできないだろう。
…かけてくれ、今茶を淹れる。
(天幕をくぐると、軽い素材のテーブルに地図が広げられている。
テーブルの回りにはこれも簡単な作りの椅子が置かれていた。
天幕の中はランプで照らされており、その隅からカレンは炎魔法で沸騰した湯を取ってくる。
地図を簡単にたたむと、ポットに湯を入れながら)
私はカレン・クラフトという。
貴方の名前は?
(と尋ねるだろう)
イーヴィア > ――…ま、状況が状況だからなァ。
魔族との小競り合いとは違う、本格侵攻を受けちまってるんだ
兵士がピリピリするのは如何しようも無いからな…。
(今はもう、鍛冶屋として落ち着いて仕舞っている身では在るが
戦いに身を置く者の心中は計り知れる、心算だ
ゆるりと首を横に振れば、大した事じゃないと言葉を返した
テーブルへと歩み寄りながら、相手から許されるまでは其の場へ佇み
許しが出れば、遠慮無く椅子へと腰掛けて)
格好良いね、女騎士長ってのは割りと最近じゃ見かけるが
やっぱりアレかい、肝が据わってるのは女の方が多いのかね?
(騎士団からの発注をも受ける身の上としては
最近責任者の名前に女が増えて来たと感じていた故に
気のせいかも知れないが、戯言として口に出す分には
一度聞いてみたかったと断った上で、女の背を見遣り)
イーヴィアだ、イーヴィア・ヴァルケス。
人前では、団長殿と呼んだ方が都合が良いかい?
(軽口向けるかに、そんな他愛の無い事を)
カレン > それは貴方の心配することではないよ。
先ほどのようなことが起きるのは、我々の至らなさだ。
申し訳ない。
(直立不動で謝罪をする。
相手の仕草から外見に似合わず人の良さが感じられた)
そんなに多いだろうか?
肝が座っているかはともかく、戦は男だけのものではないということだろう。
「敵」の大将は、見た目は年端もいかぬ幼女だとも聞くぞ。
(苦笑しながらポットを軽く揺らし、
茶を飲むには優雅さに欠けている不格好なカップを2つ用意する。
カップに茶を注ぐと、イーヴィアと自分の前に置く。
マントを撥ね退けながら自分も椅子に腰掛ける)
あまり上物の紅茶ではないが、先ほどの詫びだ。
好きなだけ飲んでくれ、イーヴィア。
…団長などという大層な身分ではない。
普段は隊長と呼ばれているよ。
(苦笑しながらカップを口に運ぶ)
イーヴィア > ククク、なぁに、兵士さんに早々簡単に死なれちまったら
俺達鍛冶屋が商売あがったりになっちまうからなァ?
そう言う事だから、こっちもやれるだけの事はやるさ
(相手の謝罪を見れば、気にしないでくれ、と笑いながら
そんな対した理由ではない、と、言う事にしておいてくれと
変に気を使われる方がやり難い故に、其処は我が儘を伝えよう)
昔は男ばっかだったけど、最近じゃサインが女だってのが多いからなァ
――嗚呼、別に女や子供だから如何って事じゃないさ
見目が子供だろうが、一国相手に戦争し掛けるようなのを
普通の子供とは言えないだろうしなァ
(其処まで深い意味は無いが、そう感じるのは確かだ
逆に言えば、才能さえ在れば重用されると言う
正しい傾向でも在るから、決して悪い事じゃない
注がれた茶に礼を向けては受け取り、一口、ず、と啜って)
――紅茶自体が上等さ、何せ水より酒の方が性に合ってる性質だからなァ?
いや、だが美味いぜ、仕事の後に紅茶なんて、贅沢なもんさ
――アンタ、好かれるだろ、団長さん?
カレン > ふっ…そういうことなら詫びは必要なかったかな。
戦争は兵士だけで行うにあらずか。
勉強になる。
(苦笑しながら相手の言い分を聞く。
一方で、税を課せられているだろう平民を思うと胸が痛むのであった)
女が敵陣に突っ込めば、その背中を裏切れないのが男という生き物なのかもしれないな。
…ああ、そうだな。
普通の子供ではないだろう。
普通の子供であればこの戦いもここまで長引くことはなかっただろうからな。
もうすぐ終わりそうではあるが…
(だからといって油断しているわけではない。
戦争は敵将を打ち取り、全てのケリを付けてからが本番なのだ。
治安は悪化するだろう。
完全には火種は消えないだろう。
他国が攻めてくるかもしれない。
権力争いが激化するかもしれない。
そういうものなのだ)
口に合ったのなら良かった。
こうして紅茶を啜っていられるということは、
それだけ戦況が傾いている証拠だよ。
…団長ではないと言っているだろう?
好かれているという自覚はないが、
特に部下が命令を聞かないということはない。
(こちらもカップを少しずつ傾けながら、
好かれているのは魔物にが主だな、
などと考える)
イーヴィア > 女が先陣切って走り出せば、付いて行かなきゃ男が廃るからなァ?
しかし、この男所帯でアンタ一人女っ気が在るってのも
其れは其れで色々大変そうだがね
(堅苦しい話も偶には悪くない…が、相手は常に緊張を強いられる身
長引かせて悩みの種を蒸し返すのも可哀想だろう
茶化すようにして今度は女を弄りに掛かっては、紅茶の香りを愉しむなんて
普段は余りしない貴重な事をば)
―――攻めてきた、確かなのは其れだけさ
理由が何で在れ、其の子供は敵に為った
子供だから甘やかす、何て事には為らないだろう?
ま、アンタは存外母性にゃ溢れてそうだがね
厳しいトコも在るんだろうが、其れだけじゃないんだろうさ
俺は今日が初対面だが、話してりゃ何と無く判る
――クク、こんな場所じゃなきゃ、口説きたい位イイ女なんだがねぇ…。
(小さく、戯言めいて笑っては。
相手が内心で何を考えているかは知らぬ儘に
まるで周囲の目でも気にするかの様なジェスチャーを見せるだろう
――口説く云々は決して嘘ではない、が。
もし此処で本当に口説いたら、流石に兵士全員が切りかかって来そうな予感はした)
カレン > そう、男のプライドを刺激するためにも女長というのは効率的なのかも知れんな。
なに、女が必要そうなら買い与えている。
もっとも、そんな機会はめったに訪れない部隊なんだがな…
(略奪陵辱は趣味に合わない。
そして部下たちもそれを承知している。
普段は訓練の傍ら、給料から娼館に行っているものがほとんどだ。
中には恋人や妻がいるものもいるが、
若い部隊であるためもっぱら性欲は金で発散するのであった)
表面上の理由はあるさ。
ただ、人が死ぬには十分な理由にはならないな。
だから甘やかすどころか、討たねばならない敵なのさ。
母性は関係ない、騎士として、国民として、当然だ。
(紅茶の僅かな香りを楽しみながら、
口説き文句と取れなくもない言葉を躱すのだった)
初対面の第一印象というのは大事だ。
私も貴方には良い印象を持っているよ、
真面目で良い腕の鍛冶屋だとな。
口説いてもいいが、自分で言うのも何だが、
自分が従う主が鍛冶屋に寝取られたら気分は良くないだろうな。
褒め言葉は素直に受け取っておくよ。
(微笑みながら紅茶を飲む。
部下たちの何人かとは関係を持ったこともある。
いかんせん時と場所が悪すぎるというものだ。
ゆえに、時と場所から開放されたら全て開放してしまうのがカレンなのだが)
イーヴィア > 成る程、ま、其の方が余程健全っちゃ健全だがね
変に溜め込まれて爆発でもされたら、其れこそ面倒だろうしな
ま、こんなトコに缶詰じゃ暫くは無縁か、そりゃ鬱憤も溜まる
(まぁ、そもそも緊張で其れ所じゃない者も居るだろうが
目の前の相手が其処まで考えて部下を統率しているというのなら
矢張り、長としての資質は優れているのかも知れない
改めて納得し、次いで感心すら覚えながら――思わず、ふ、と笑い)
其の割りきりが出来てりゃ、早々死ぬ事は無さそうだ
クク、なら、是非無事に帰ってきて貰いたいね
事後処理だの何だのは在るだろうが、カタが付いたら
其の時は遠慮無く口説きに行けるってモンだ
鍛冶屋っつー肩書きは、取り合えず置いておいて、な
――嗚呼、そうだ
今回の請求、低めに見積もって置くから
其の代わり、今度は鎧着てないアンタに会いたいね
(――一つ思いついた様に提案する
とは言え別に、金で買う様な話を持ちかける訳じゃない
欲しいのは、ただ時と場所と、機会だけだ
無論、半分位は断られると思っている故に、軽い調子で問うて見たけれど、果たして)
カレン > 男は溜まったら自分で処理すれば暫く保つだろう。
溜まった鬱憤は終わった後で存分に晴らさせてやるさ。
(何事もないように、紅茶を飲みながら
そんなことをいうのである)
直接の上官ではないが、死ぬなと命令を受けていてな。
国のために命を捨てることすらできない身なのさ。
なに、平和であれば普通の服を着てそこらじゅうを飲み歩いている。
見つけたら声をかけてくれればいい。
安い仕事は腕を下げるぞ、やめておけ。
(微笑みながら受け入れるのであった。
と、天幕の布を叩く音が聞こえる)
時間のようだ。
しばらく茶を飲んでいってくれても構わないし、
ここから離れるなら何人か護衛をつけよう。
生きてマグメールで会おう、イーヴィア・ヴァルケス。
(カップに残った紅茶を飲み干すと、
立ち上がり天幕を出て行くのであった)
イーヴィア > (――女では在る、が、まるで豪胆な男の様な思考だなと
言葉を交わす間に、そんな印象を覚えた
成る程、彼の国の騎士とは言え、決して言い印象を持たぬ輩も居るだけに
彼女の様なタイプは、寧ろ己が気象からすれば好ましい方で在り)
成る程、良い命令だなァ
なら、精々こっちも最高の仕事をさせて貰うぜ
これ異常ないくらい、良い剣と鎧もたせて往かせてやるよ
なぁに、俺ァ仕事自体が生き甲斐だからなァ
安かろうが高かろうが、請け負った仕事にゃ手は抜かないぜ
(ふと、天幕より聞こえる音
この場所では女も早々自由な時間を過ごせる訳ではないのだろう
其の僅かな休息を自分に使わせて貰った事を在り難く思いつつ
――少なくとも、仕事に対するやる気は充分に頂いた
一杯の紅茶を同じ頃に飲み干したなら、護衛は要らぬと首を横に振り)
一晩は其の辺で休ませて貰うさ
明日の朝から全力だ、本番までには仕上げてやる
生きて戻れるさ、何せ、この俺の仕上げた装備を着るんだからなァ
(女が出て行くのなら、己も長居はしない
遅れて天幕を出れば、別段野宿でも構いはしない
一晩の睡眠を勝てにして、翌朝から、鍛冶屋としての仕事を全うしに掛かる事、か――)