2015/12/10 のログ
ミトラ=ソピア > 都の城壁の上に腰掛ける少女が一人。
彼女の配下だった魔物は早すぎる天寿を全うしてお花畑になっている。
凄惨な都を眺め、レクイエムを口ずさむ。音痴気味な様だ。

「ら~~ラんら~ー。」

少女は植物系の小さな神々。生物の死体は良い苗床になる。
結界に守られる島は生態系的に魅力的だったが、こうなっては仕方がない。
まあ戦場に居れば繁殖に困ることはないだろう。

「ら~~らーーら~ー?。
……うー!らー!、うー!らー!」

ぽふり、ぽふりと頭に生える花から花粉を飛ばし、アホっぽい歌を歌いだす。

ミトラ=ソピア > 「命短し恋せよ人間!ってやつだな。うん。
物は流れるって偉い人も言ってた。
之が……物流。ふふ、ふぁーーはっははあーー!」

高らかに笑い声をあげたあと、リュックをゴソゴソと漁る。
リュックの中からラッパを取り出しブップーっと吹く。
ブー、プー、ブーと都の営みをイメージして奏でる。
もっとも、迷惑な下手さだ。

ブー!ぷゥ!、ブー!ぷゥ!。

暢気な音が響く。

ミトラ=ソピア > 一頻り演奏し終わると満足げに頭の花を揺らす。
花粉が飛び散り、少女は艶っぽくなる。

「うっふん。この辺はこんな感じだ。
元気に育てよー、お前達。」

頭の花を揺らし、盛大に花粉を撒く。
バンっと傘を広げると城壁から飛び降りる。
少女の体重はとても軽くフワリフラリと風に乗って去っていく

ご案内:「◇“千年の女王の都”ティルヒア2」からミトラ=ソピアさんが去りました。<補足:頭から金鳳花が生えてる素朴な魔族の少女の姿。貫胴衣。リュック。>