2015/12/26 のログ
ご案内:「◇“千年の女王の都”ティルヒア」にオルヴァさんが現れました。<補足:狂人貴族。軽装騎士。輝く金髪の偉丈夫>
オルヴァ > 家屋の倒壊などで、やや治安の良くない区画。
狂気の部隊が住民を検挙する為に、無情な軍靴を響かせる。

「クズの奴隷なって生きる者、または生活が苦しく犯罪にはしる者。
ああ、両者ともに悲惨な末路だ。辛い人生だ。
――全て平等に殺しなさい。」

号令と共に部隊は小さく別れ、区画整理を行う。
吊られる子供、射られ磔にされる老若男女、串刺しになる赤子やペット。
略奪を行う王国兵も、無法者も平等に区別なく、首無し死体になっている。
……もしかすると間引きというヤツかもしれない。
オルヴァは王国の他の兵隊や貴族が我々を恐れて無法行為を自粛すれば良いと考えていた。
部隊から少し離れ、独りでふらふら通りを歩く。

「ははは、今日は釣れるでしょうかね。……ふむ。」

オルヴァ > 間引き区画の入り口。
騎士が見張りの兵士に伝令を頼んでいる。

「ああ、住民は一箇所に集め、燃やすように。
死体はどうしますかね?、家屋を倒壊させて埋めますかね。
いや、王国軍兵士の格好させ目立つ場所に放置。」

部隊に指示を見張りの兵士に伝えると見張りを代わる。
兵士は青い顔をして走っていった。

「この島の大結界は魅力だが位置関係上、都合が悪い。
もう少し王都に近ければ、楽をできるのだが……。
しかし寒いな。」

夜空を仰ぎ嘆息する。白い息を吐く。

オルヴァ > ガラン、ドン、バリン。メラメラ。
祝祭に紛れ、区画から賑やかな音が響びいていた。
しばらくすると辺りに静けさがもどってきた。

「この期に乗じて富裕区画を削れたは大きい。
結界の再生や故ティルヒアを悪者に仕立てられなかったのは手痛すぎる。
しかも統治は善良者ね。
正直な所、かの王子ではティルヒアの名を越えることはできないでしょう。」

戦後は反乱、汚職の芽を摘む、稲妻のような執政が必要だ。
苛烈な執政は後の治世に効く、とオルヴァは考えている。

「さ、撤収しますか。特別報酬がウチからでますよ。」

軍靴を響かせ区画から部隊と共に去っていった。

ご案内:「◇“千年の女王の都”ティルヒア」からオルヴァさんが去りました。<補足:狂人貴族。軽装騎士。輝く金髪の偉丈夫>