2015/12/22 のログ
ご案内:「◇“千年の女王の都”ティルヒア」にオルヴァ・フォンロークさんが現れました。<補足:狂人貴族。軽装騎士。輝く金髪の偉丈夫>
オルヴァ・フォンローク > 「は は は !!。祭りの時間だ。」
金髪の偉丈夫がティルヒア都内で楽しそうに瓦礫の上で笑う。
治安維持はお手の物という具合に火の中にティルヒア軍人の捕虜を投げ込む部隊。
ティルヒア軍人は冬を越す為の薪という体裁らしい。
「ティルヒアの民よ。暖かいスープはいかがですか。
くくっ、あはははっ、はははははーっ。」
無論、無償奉仕活動だ。
スープを暖める燃料が捕虜でなければ長蛇の列だっただろう。
部隊と薪、臭い火の匂いと旨そうなスープ。
瓦礫の上から笑い声が響く。
オルヴァ・フォンローク > 勿論、異常な事を行っている自覚はある。
しかし捕虜なんぞいても無駄だし今後の統治を考えればベターだ。
統治者は善良な方な王子らしいし、苛烈な残党狩りなんてできないだろう。
「のこのこ反乱分子でも現れれば面白いんですがね。
……おや?。」
父親が薪になるらしく、部隊に泣き叫ぶ母子の姿が見える。
少し考えて父親を足からじっくり火にくべろと指示をだすと母子に笑顔で近づく。
「ふむ。」
焼かれていく薪を見て泣き叫ぶ母子の顔を眺めている。
オルヴァ・フォンローク > 稼ぎ頭の父親が亡くなればこの母子はどうなるのでしょう。
悲しい気持ちが溢れ、口が弧を描く。
「貴女方には悪いことしましたね。
しかし、心配する事はないでしょう。
神……いえ、祝福はきっと訪れる。安心なさい。」
優しく諭すように、聖母ように声をかけ通りすぎる。――キン。
そのイカレタ言葉に母子はふりむくとズルリと首が落ちた。
遺体は放置され流れる血潮は道を濡らす。
母子は捕虜ではないからだ。
「薪がなくなりしだい、崩壊した危険区域を整地しますよ。
スープは残して置けば良いでしょう、我々がいては住民が遠慮されるかもしれません。
いやはや、戦後復興は忙しい。」
そう的外れなことを言って、スープの味見をして美味いとうなる。
しばらく無慈悲な奉仕活動をして去っていく。
きっと言葉通りの整地ではないだろう……
ご案内:「◇“千年の女王の都”ティルヒア」からオルヴァ・フォンロークさんが去りました。<補足:狂人貴族。軽装騎士。輝く金髪の偉丈夫>