2015/12/09 のログ
ご案内:「◇“千年の女王の都”ティルヒア」にヴィヴィさんが現れました。<補足:銀髪、碧眼、軽装の鎧姿>
ヴィヴィ > 宵闇の中、夜襲を警戒しての歩哨に立っていた。
戦況は厳しく、女王の姿を見ることもなく、己の心は不安に蝕まれていた。
今、一時はまるで平穏な城の様子に思えなくもないが、戦の跡があちこちに見て取れる。
槍を肩に、とん、とん、とぶつけながら、ゆったりとした歩調で進む。
閉ざされることのなくなった城門の向こう側へと視線を向けながら。
ため息が零れた。
「ティルヒア様……」
この期に及んでもまだ、己は迷っていた。
信じていながら殉じると決めきれていない己を、恥じてもいた。
だが、魔物の力までも取り込んで不利な戦争を続ける女王の姿は、かつての聡明な女王と同じものと思えなくて。
銀の髪を揺らして首を横に振ってみても、到底迷いは晴れそうになかった。
ご案内:「◇“千年の女王の都”ティルヒア」にヴィクトールさんが現れました。<補足:黒の短髪に金の瞳、黒色の戦装束に身の丈ほどあるクレイモア>
ヴィクトール > (今宵も偵察がてらに戦争くすぶる都へとやってきた。この時間帯ということもあってか、殺し合いをしているところは見当たらず、気配をたどるように門へと近づいていく)
……。
(ティルヒアの兵士らしき姿が見える。こんな夜更けにご苦労なことだと思いながらも、男は馬鹿みたいに真正面から堂々と歩き、彼女の方へと近づいていくだろう。黒尽くめに金の瞳が、月夜に輝く)
…随分ぐったりしてんな。
(様子がよく見えるぐらいまでの距離、その声を聞いたのか挨拶代わりに労う…とも言えない言葉を掛けた。にやっと笑いつつも、辺りを見渡した。他に歩兵がいないかと念の為に)
ヴィヴィ > (城門へと視線を向けていれば、視界に入る人影。驚きと、僅かな焦りに鋭く槍を構えた。周囲を見る。どうやら一人のようで、警戒しながらもすぐには攻撃を加えることはなく。)
……何者だ。所属と、用件を言え。
(余計なお世話だ、とそういう代わりに誰何した。近づかれれば笑みが見える。どこの所属の者か、果たして面識があっただろうか、考える。考えながらも、表情はどこか翳ったままだ。釣った碧眼が男を見つめる。
周囲に、他に兵の姿はない。激戦に疲労がたまっているのだろう、眠りの気配が満ちていた。)
ヴィクトール > おいおい、固いやつだな…ったく。ティルヒア軍の人間じゃねぇよ、ただの傭兵だ。
(この男以外は誰もいない。驚きは不意に現れたせいだろうと思うものの、焦りの感情が見えると訝しげに首を傾げる。浮かぬ表情に、周りには兵士もいない。それは焦りもするかと思えば、苦笑いを浮かべる)
ぶちのめして犯すつもりならとっくに剣抜いてるぜ? ただの勧誘業だ、そう構えんじゃねぇよ。
(ほら、収めろと言わんばかりに槍を指差せばそれを下へと向けて促す。それから再び近づこうと歩き、特に何もなければ互いの顔がよく見えるぐらいまでに近付くだろう)
ヴィヴィ > ……傭兵?
(近づくにつれ、本当に単独である様子が知れれば訝しげに眉根を寄せて。宵闇の中にも近づく金眼に笑いの色を見れば不愉快そうに、一層顔を顰める。)
おかっ、ふ、ふざけるな!
(犯す、という単語に過剰反応を示した。まるで経験があるかのような。恐怖心を滲ませた反応。しかし続く勧誘との言葉に、男へ向けていた槍の穂先は上を向く。槍で身を守るかのように己の前に斜めに抱いて。男の接近を許す。兵士でありながら、どこか怯えた少女のような反応だった。)
勧誘、とは。誰をだ。
(ぽつりと、鈍くも問いかけた。その場に男と己しかいないことを失念しているかのように。)
ヴィクトール > あぁ、チェーンブレイカーって傭兵組合だ。アンタらと契約してた時は、兄貴が第7師団の船の積み荷を暴いて、副官をとっ捕まえた。俺はそこの司令官をぶちのめして、王国兵を…わからんぐらいぶっ殺した。
(聞いたことねぇか?と言いたげに軽く首を傾ける。といっても一介の傭兵の仕事なんざ耳にしないかとも思っていたりはして苦笑いが溢れる)
ふざけてねぇよ、マジだ。犯すんだったらさっさとやる…まぁ、今なら乱暴なしに食えそうだけどな。
(湧き上がる恐怖、それが気配のようなものとして目に映る。怯えた少女のような仕草ににやりと笑いつつも近づけば、手を頭へと伸ばす。届けばくしゃりと髪を撫でようとするだろう)
今ならアンタだな、もうそこにいたってどうなるかぐらい分かるだろ?
(ここに来るまでの道のりは焼け野原、荒らされた村、屍鬼累々の戦場。戦い続ければ誰が見たって結果はわかるだろう。その現状にどう想うかを確かめつつ、金の瞳がまっすぐに見つめる)
ヴィヴィ > (男の言う傭兵組合の名には、聞き覚えがあった。と言っても噂を小耳にはさんだという程度だが。男の語る戦歴に、緊張していた表情は僅かに綻んだ。ふ、と呼気を吐くように笑いが浮かぶ。そうか、と一つ頷きを返して。)
なっ、やはりふざけているだろう。く、食われなど……しな、い。
(きつい口調を作って強がっていても怯えは隠しきれず、男の手が頭に伸びてくれば、槍で弾けばよかったものを、抵抗できずに身を竦めて撫でられる。銀の髪はさらさらと柔らかく指に感触を伝える。)
じ、自分は……ティルヒア様の、兵士だ。
(震える唇が紡ぐ。まっすぐに見つめてくる視線から顔を背けて、逃げた。己の中にある迷いからも目を逸らそうとするように。けれど、確かに未来への不安はあった。兵士である以上、一度忠誠を誓った女王を裏切って逃げるなどという選択肢は頭になかったが。それでも不安と迷い、そして恐れからは逃れられず。背けた顔、碧の瞳は揺れていた。)
ヴィクトール > そういう顔ができるんだったらそうしてろよ、その方がグッとくるぜ?
(こちらの経歴に笑みを浮かべるのが見えれば、それを指さしつつにやりと笑う。色気のある体つきをしているのだから余計に勿体無いものだと思うわけで)
マジだっていってんだろ、こちとら半月ぐらい女抱いてねぇんだよ。…随分臆病だな、一度犯されたか?
(怯えながらもなでられる女の姿は子供っぽく見えてしまう、ガサツであまり空気の読めない男ではあるものの、ここまで怯えをみせられれば多少なり、心を擽られる。髪を撫でる手を背中へを滑らせようとし、届けば強引なぐらいに抱き寄せようとする。それ以上はせず、静かに抱きしめるだけ)
……じゃあ、女王に死ねと言われて死ぬのか? 間違ってるって思っても死ねるか?
(この女もあのイカれ女と同じことを言うかと、思えば呆れたように溜息をこぼす。そして改めて問うのは決心の強さ。そむけた顔に小さく舌打ちすると、手を伸ばし、強引にこちらを向かせようとするだろう)
死ねるんだったらちゃんと俺を見て死んでやると言ってみろ、出来ねぇんだったら掻っ攫ってくぞ。
(強引な勧誘…というよりは、口説いているんだか脅しているんだか。この男の目には確たる意志が強く宿り、迷う様な意志であれば、視線がその決意をねじ伏せんとするだろう)
ヴィヴィ > なっ、何を!
(指摘された表情の変化、恥じらって軽く紅潮しつつもきっと眉尻を上げて怒りに似た顔を作る。女性らしい体つきは戦う際には邪魔になるものと思っている上、それを強調するような装束は他の兵士を鼓舞するためのもの。コンプレックスに刺さる言葉に戸惑う。
そして、幼げな仕草で撫でられていれば男からの言葉に、びくん、と大きく肩を震わせた。記憶の中にある、初めての、酒と薬で乱された経験が脳裏を過ぎり、ふる、と身を震わせ。
唐突な抱擁に抗えなかった。槍を間に挟むように、近く、近づいた距離に身体を強ばらせて。男がそれ以上してこないことに安堵しつつも、身を小さく竦ませている。)
…………それ、は。
(ため息と共に吐き出された問いに、言葉が詰まる。決心、そんなものが出来ていればこんなに迷ってなどいないのだ。己を恥じることもないのだ。それが、出来ないから、男の顔を見ることができない。
しかし、舌打ちが聞こえて強引に顔を合わされれば碧の瞳は僅かに潤んでいた。己で、己の行く末を決められない弱さを見透かされるようで。思わず瞼を閉ざした。それは、どこか口付けを強請るようにも見えて。
戦慄く唇が、吐息混じりに微かに告げた。)
……死にたいのに、そうと言えないんだ。……自分は、私は。
ヴィクトール > 何怒ってんだよ、いい女だって褒めてんだぜ?
(くびれがあり、男を誘惑するに十分な胸元と臀部の育ち具合。それを強調する格好が似合うのも、元の素材あってのことだろう。何故起こっているのか全くわからんと言いたげに訝しげに思うも、今は腕に包まれた脆い姿のほうが気がかり)
…良くもそんな覚悟で今日までいられたもんだ。
(命をかけて戦う、それを口にするは容易いが、目に見えて死が近づいても堂々と言うには相応の覚悟がいる。まるでそれを感じない彼女に、辛辣かもしれない言葉が溢れてしまう。だが侮蔑の表情は浮かべつ、どちらかと言えば子供の駄々に呆れたような、そんな苦笑いだ)
じゃあ死にたくねぇんだよ…。
(そういうと瞳を閉ざした瞬間に唇を奪おうと顔を近づける。ぐいっと引き寄せ、強引に重ねる様な荒々しいものだが、押し付け重ねるだけの優しいものでもある。それから唐突に片手を伸ばすと、槍を握ろうする。許されれば、それを引き剥がすように投げ捨てようとするだろう)
決めた、掻っ攫う。
(こんなふらふらしている女を放って帰ったらロクに寝れない。分かったなと言いたげに、意思の強い視線で見つめる)
ヴィヴィ > (かあ、と一層頬を赤らめて、うるさい、と言い捨ててしまう。いい女、などという褒め言葉がこそばゆく、怒りに似た顔は困ったように緩んでしまい。それでも、それ以上に今は、男の腕に包まれてしまったその姿への困惑と、まだ残る怯えとに身を震わせて。)
……じ、自分は……私は……。
(目の前に近づく死の気配、未来に対する恐れが明確になる。戦場に立てば戦うことはできた。戦いの中で死ぬ覚悟なら、兵士として叩き込まれた教えが持たせてくれていた。だが、主への不安、それを押し貫くことはできず。まるで子供の駄々に呆れたような顔も、閉じた瞳には映らない。
死にたくない、その言葉はすんなりと、まるで水が布に染み入るように納得できてしまった。そうだ、己はまだ、死にたくなかったのだ。女王への不安を抱いたまま、女王のために死ねる覚悟は、できていなかったのだ。己の未熟さが悔しくて、一滴、目尻から涙が零れた瞬間。
唇が重ねられた。荒々しいけれど、押し付けて重ねるだけの優しい唇の触れ合い。びくりと身体を硬直させて、ただそれを受け入れてしまう。受け入れるしかできずに、槍にすがっていれば、その手から武器を奪われてしまった。驚きに、碧眼を開く。)
さ、さらうなどと。できると思うのかっ!
(武器を失い、男の腕に抱き締められた姿でさえ、強がった。揺れる瞳でも、ふる、と首ははっきりと横に振った。)
他人に委ねるわけにはいかない。これは私の、自分の、決着をつけなければならないことだから……。
(弱々しく、告げた。ささやかな決意。けれど、男が本気で攫おうとするのならば、武器を失った手に抵抗力は強くはなく、連れ去ることは容易いだろう。その胸の内がどうであれ。)
ヴィクトール > 私っていえよ、それが本性だろ?
(一人称がブレる、仕事として偽った自分、奥に隠れた本当の私。そんな風に男には感じたのだろう、逃げようとすればするほど首根っこを掴んで引きずり出すかのように、逃げを許さない。キスに抗いもせず、涙をこぼす彼女の槍を投げ捨てると、叫ぶ声に一気に空気を吸い込む)
やるっていったらやるんだよ! 何があろうが攫ってやる!
(怒鳴り返し、睨みつける。強がってばかりの彼女の脆い意志を叩き崩さんと、それでも侮蔑とも憤怒とも違い、刺々しい感情は込めず、視線は熱く睨むばかり)
今のアンタにゃできねぇよ、出来るときになったらもう死ぬ手前だ。で…俺はぁ何かアンタが気に入ったから死なせたくねぇ。
(そういうと抱きしめた体を横抱きにしてしまい、門から離れていく。傍らにあったもぬけの殻となった小屋へ彼女を連れ込んだ。藁が折り重なって収まった部屋、馬の飼料を入れていた場所なのだろう。入るやいなや、今度はその鎧を引剥そうとする。そのままいければ胸部装甲、肩当て、手甲に足甲。マントも剥がして飼料の山に放るだろう)
ヴィヴィ > (弱い私、強い自分。そんな作り上げた己を、指摘される。逃げられない。男から、初めてあった男にさえ見透かされ、指摘され、逃げられない。
強がりに、激しい一喝を受けて叱られた子供のように肩を竦ませ、怯んだ。何があろうが、何故そんなにも己に執着してくるのか不思議に思いながらも、痛みは受けない。それは男の言葉に刺がないからだろう。感じるのは、まるで、憤り。己ではなく、何か他のものに対する。)
そんな、ことは……っ、あ、何を、離せ。私は、自分はっ。
(横抱きに抱えられた腕の中で、身動ぎするが、抵抗はどこか本気が入っていない。迷いが、そんな仕草に出ていた。
そうして連れ込まれた小屋の中。器用に剥がされていく鎧。それは、己を守るもの。外からも、内からも。それがなくなれば、胸元だけを覆う布とスリットの深いロングスカートを身にまとった女の姿になる。兵士ではない姿。藁の山の上に放られて、槍も手元になければ己の身体を縋るように両腕で抱きしめた。豊かな胸が押しつぶされて撓む。その格好が胸の谷間を強調するとは気づいていない。これから起こることの可能性に恐怖心を抱き、両膝を固く閉じた。)
……な、にを。
(するつもりだ、と問いかけは途中で吐息に紛れる。答えを聞くのが怖かったのかも知れない。)
ヴィクトール > 今更自分って繕うんじゃねぇよ、私っていえ。
(虚勢の一人称よりも、本性が先に出た。そこすらも遠慮無く言葉で突き刺す。迷いまみれの女…というよりは、中身は殆ど少女の様にもろく幼い印象を受ける。怯み、怯え、それでも抵抗は弱い。鎧を全て剥ぎ取ると、胸を強調するようなポーズに何時もならにやりと笑うところだが、真面目な顔をしたままずんずんと近づいていく)
これでただの女だな、それで…アンタはそうなるまでロクに抵抗しなかった。それが答えだ、駒になりきれぇ女だ。
(武器を、鎧を、剥がされる合間もろくな抵抗がなかった。それぐらい彼女の兵士という存在は偽りだったのだと、残酷なまでに現実の結果で思い知らせようとしていた。再び抱き寄せ、草のベッドに押し倒す。そのままに唇へ唇を押し付けて、強引な口吻を交わし、嗜虐的な笑みを浮かべつつ耳元へ囁く)
今日俺に抱かれて、攫われる女の名前を教えろ。俺はヴィクトールだ…。
(有無を言わさぬといった強引さ。囁く言葉も低く静かながらに、否定を許さぬ物言いだ)
ヴィヴィ > わ、たしは……。
(強い言葉で突き刺され、震える唇が何かを紡ぎかける。弱い本性が。女としての己を育ててこなかった故に、兵士としての鎧がなければ脆い少女も同然だ。儚い抵抗は、男にとっては抵抗とも言えないようなものだっただろう。近づいてくる男に、怯えたように視線を向ける。)
ちが、違う……私は、自分は……兵士、だ。それ以外に、ない。
(それは弱音だった。兵士として育てられた己以外のものを持たない、知らない故の。けれど駒にもなりきれない、弱い己を認める言葉だった。残酷な現実に碧が潤む。縋るものをなくした顔で、男に抱き寄せられた。己を抱いていた手は己を縛る拘束となって、抵抗もできず。強引な口付けを受けるしかない。嗜虐的な笑みを見上げる。)
……ヴィヴィ、トーネ……。
(戦慄く唇で名を紡ぐ。耳元へと落とされた低く静かな、けれど強制力のある言葉に逆らえなかった。抱かれる、その言葉に怯える。竦む。ふる、と首を横に振り。いや、と駄々をこねる子供のように呟いた。乱れてしまう己を想像して、それが何より恐ろしくて。ただでさえ迷いの海に溺れた己を、失ってしまいそうで。)
ヴィクトール > それでいい。
(一人称を本性に変え、引きずり出していく。そして触れれば触れるほどに脆い存在と感じれば、この男にしては庇護欲の様なものを煽られる。それはあまりに壊すのが簡単すぎるからか、にやりと笑ったままに抱きしめる)
違ぇよ、女だ。それが分からねぇなら教えてやる…。ヴィヴィか、何か頭文字が一緒っぽくていいな、縁がある。
(無遠慮な言葉と行動の嵐が涙目にさせてしまうが、それでも言葉を収めない。寧ろ開いた傷口に遠慮無く刃を突き刺す勢いだ。抱こうとすれば少しだけ抵抗を見せるも、何時もなら気に介さず犯すレベルだろう。しかし、言葉通りに気に入った男は力強く抱きしめ直す)
女を引きずり回すんだ、責任ぐらい取ってやる。あと…気に入ったっていっただろ、痛いのはしねぇよ。
(頬撫でるように掌を動かしつつも、唇を重ねる。キスの合間に「いい女だな」だの「唆る」だの「興奮する」だの、女としての彼女を貪りたいと男の欲を囁く。片手は抱擁を解きつつ胸元へ、房全体の感触を確かめるように指を沈めこませるように揉んでいき、左右交互に繰り返していく。先程よりも体を押し付けるようにして密着しながら、無遠慮に貪り始めた)
ヴィヴィ > (引きずり出される。弱い、脆い、外に出すことなどなかった己を。その内面の壊れやすさを看破され、抱きしめられる。逃げられない。否、逃げようと思えばできたはずだった。だが、そうしなかっただけ。何故か、不安と迷いと恐れの中に、一抹の疑問が浮かぶ。)
縁など……馬鹿なことを。
(涙目になりながらも、砕けた男の言葉に僅かに笑みが上る。女だ、と指摘されれば心の開いてしまった傷口に刃を突き立てたように痛んだ。しかし、力強く抱き直された時に、するりと己を抱いていた両腕が緩み、解ける。妙に、優しさを感じるのは、気のせいか。きっと、そうだと思い込もうとした。けれど、頬を撫でる掌。重なる唇。何度も囁かれる己を求める言葉に絆されてしまいそうで。)
や、ぁ……んんっ。
(否定はもう紡げなかった。恐怖に震えながらも男の手を受け入れた乳房は、たぷりと柔らかく指を沈ませれば素直に形を歪めていく。左右交互に、与えられる乳房への刺激に慣れず、戸惑いながらも一度、かつて覚えてしまった性感は確かに肌に熱を持たせて。密着する身体から、男の体温も伝わってくるようで、恐怖以外のもので、胸が早鐘を打ち始めた。)
ヴィクトール > 世の中どんな縁があるか分からねぇぜ? …やっぱそうやって笑えよ、ヴィヴィはその方が色っぽくていい。
(僅かに笑ったところを見逃さず囁く。キスを首筋へとずらしながら、何度もそこへしゃぶりつくように唇を這わせた。じゅっと吸い付く水音、その肌に赤い跡を花びらのように刻んでしまおうと、何度も何度も繰り返す)
いい声だ…ぞくっとするぜ…。
(指を飲み込み、自裁に形を歪める房の感触に酔いしれつつもその体を一度抱き起こす。後ろから抱きすくめるようにして膝の上へ座らせると、背後から腕を回して両手で双房を包み込んだ。布地越しに先端を探り、見つかれば指先を小刻みに震わせて刺激し、一層甘い声で喘がせようと責め立てていく)
ヴィヴィ > 色っぽ、そんなことは……っ
(慌て、否定の言葉を紡ぐも全て言い切らぬうちに嬌声に飲まれる。唇から首筋へと降りた男の愛撫に、ぞく、と背筋を震わせる。肌に散らされる赤い痕。ちり、とした微かな痛みに、ひぅ、と甘く啼いた。)
も、うるさ、い……んんっ、やぁ、は、あんっ。
(男の囁く甘い言葉に否定を紡いでも無意味のようで、不満げにうるさいと告げたが。体勢変えて背後から抱かれるように男の膝に座らされ、乳房へと男の両手が伸びてくる。布地越しの指にも、尖り始めていた先端はすぐに見つかり、小刻みな刺激に喘ぎが漏れる。それを慌てて塞ごうと両手で己の口を覆う。くぐもった嬌声が上がり、刺激に身を震わせた。)
ヴィクトール > (色っぽいと囁き、先端を擽る。甘い声と共に腕の中で藻掻く姿は男の煮えたぎるような欲望を煽り立てていく。その証拠に股座に座らされたことで、臀部に熱を帯び始めたイチモツが食い込むだろう)
ヴィヴィ…そうやって逃げんな…。
(口元を覆う手に気づけば、うっすらと苦笑いを浮かべて手の動きを止める。その手を捕まえれば後手に導いていく、それは臀部の傍、男の分身が彼女の尻肉へ食い込むだろう場所。身動ぎすればその手に熱くなったそれが服越しに届くはず)
喘げ…たっぷりと、他の兵が来ても逃げれると思うなよ…?お前は俺の女だ…。
(逃さないと欲望にまみれた低い声をじっくりと囁く。胸元を覆う布を上とずらし、その中へと手を滑り込ませ、直接触れていく。その先端を捕まえて、指の間ではさみ、柔らかに擦り合わせ、時に強めにひねりあげてと、緩急をつけた愛撫で快楽に沈めようと導く)
ヴィヴィ > (藻掻き、身を捩ってまだまだ慣れない性感の逃がしどころを探す。だが、どこにもそんなものはなく、下腹に熱が溜まっていくよう。臀部に男の硬く熱を持ち始めた逸物を感じれば、びく、と身体が強張る。)
だ、って……。
(弱々しい声。己の手を捕らえられ、後ろ手に導かれた男の分身にそろ、と恐る恐る指先が触れる。初めて触れた男の逸物に、恐怖が浮かぶのに、手は逃げない。服越しにも伝わる熱に驚いたように呟く。)
……熱い。こんな、もの……入らない。
(ふるふると首を横に振る、弱い否定の言葉。だが、身体は知っている。それを受け入れることができることを。下腹が疼く。)
や、ちが……馬鹿なこと、ばかり。
(俺の女、などと言われても紡ぐのは力無い否定。まだ、落ちてはいない。逃げ場はもはやないけれど、縋るものももはやないけれど。びく、と低い声の囁きに背を反らす。それは布地をずらして滑り込んできた手に胸を差し出すような動き。執拗に先端を責められれば、徐々に吐息が荒くなっていき、胸の先端はすっかり硬く立ち上がってしまう。)
や、だ、めっ……さきっぽ、ばっかりぃ……んんっ、ふぅっ。
(焦れて甘い声音が言う。それが、行為の先を強請る言葉だとは思い至らぬまま、胸の先端への刺激から逃れたくて必死に銀の髪を振り、懇願した。)
ヴィクトール > だっても何もねぇよ、すっかり女の声してるぜ? もっと貪って可愛がりたくなるな…。
(逃げずにされるがまま、入らないと頭を振れば、耳元へ「無理矢理には入れねぇよ」と鼓膜を震わせるように囁いた。入れるにしても、この熱がずるりと入るまでじっくりと溶かしてから貪るつもりでいる。無理矢理に引っ張っても、従順になればなるほど、柔らかに引っ張ろうと男も恐怖を和らげることにも気を傾けた)
俺の女だ…その証拠に……。
(すっかり固くなった先端、一度自身の指を舐めて濡らしていくと、湿った指が唾液を塗り広げる。滑りと外気にさらされることで熱を冷やす温度差、愛撫の刺激にもう一つ波を加え、喘ぎ声という証拠を突きつけようとするだろう。そして更に藁のベッドに横たえ、覆いかぶさる)
俺の女で、俺が死なせたくねぇってヴィヴィに盛ってるんだ。女らしく引きずられろよ…ポイ捨てなんざしねぇからさ。
(妖艶な体つきに生娘の様な不慣れな奥ゆかしさ、ぞくりぞくりと男の嗜虐心が煽られる。熱を帯びた瞳で見つめると、胸元の布を捲って双丘を晒させ、尖りへしゃぶりつく。じゅるっと吸い上げ、舌先で転がし、歯で甘く噛み、先端の傾く弱い角度を探る。少しでも過敏に跳ねねば、執拗にそこを責め立てて、性欲を遠慮なしに煽っていく。谷間に顔をうずめるように顔を押し付ける最中に、スカートのスリットから手を忍ばせ、股座へと触れる。ショーツがあれば、蜜を吸っているかどうか…それを軽く押しこむようにして確かめていく)
ヴィヴィ > や、違う……っ、こんなの、こんなの私じゃ……。
(乱れてしまう。己を見失ってしまう。快感に流されて、それが怖くて否定を紡ぐ。きり、と浅く逸物に爪を立てた。男は荒々しい手からは想像もつかないほどに丁寧に責めてくる。男への性交への恐怖が薄れてしまうほどに。それがまた、溺れそうで恐れを抱く。)
……ひっ、あぁっ。
(唾液に濡れた指で先端を弄られれば、滑り、外気に冷えてぞくりと背を震わせる。新たな刺激に、身体は素直に嬌声をあげた。再び藁の山へと横たえられ。男が覆いかぶさってきた。熱を帯びた金の瞳を、潤んだ碧い瞳が見つめ返す。睦言のような一瞬。)
わから、ない……。まだ、決められない。
(つ、と泣きぼくろの上を涙が伝う。女らしい身体を持て余した不慣れな精神。快感に酔いながらも怯える様が男の情欲を誘うことなど知らず。胸を外気に晒される。撓み左右に開きながらもしっかりとふくよかに谷間を作る乳房。その先端を口に含まれ、様々に愛撫をされる。吸い上げられ、甘く噛まれる度に、ひんっ、と啼いて一際大きく身体を跳ねさせる。執拗な、執拗な愛撫に、下腹の熱は疼いて、火が付いたようだった。)
な、んで……あっ、や、だめっ、そこぉっ……んんんっ。
(スカートのスリットから忍び込んだ手が股座へと触れれば、ショーツは既にじっとりと蜜を吸って、軽く押し込めばくちゅりと蕩けた水音が立つ。ただ、軽く触れただけのその刺激にきゅ、と瞼を閉じて全身を痙攣させた。軽く達してしまったのだ。それを恥じて、熱を持った頬を一層赤く染めた。)
ご案内:「◇“千年の女王の都”ティルヒア」にヴィクトールさんが現れました。<補足:黒の短髪に金の瞳、黒色の戦装束に身の丈ほどあるクレイモア>
ヴィクトール > ったく……兵士の前に女として生まれてるんだから、女を否定すんじゃねぇよ。否定したって消えねぇんだ、受け入れて認めろ。
(陰茎に掛かる爪、それにちくりとした痛みが走れば一瞬顔をしかめた。だが乱暴をすること無く、説き伏せるように性を語る。怯えて逃げたとて、それは消えないのだから)
……終わってもまだ決まらねぇなら連れて行くからな。
(少しだけの猶予を与え、蕾をぐにりと甘噛みする。乳房への愛撫だけでもこれだけ過敏な反応を返せば、下肢の具合も期待ができるというものだ。ニヤニヤしながら触れてみると…予想よりも洪水となった股座、ショーツから滲む蜜の具合に興奮は一気に高まった。布地をめくり上げ、股座がよく見えるようさせれば、下肢へと上半身をずりずりと移動し、両手をショーツの端へ添える)
ヴィヴィのグチャ濡れの牝のところ、見てやるよ…。
(ゆっくりと引き剥がすようにショーツを下ろしていく、こうやってゆっくりとすれば羞恥もじわじわと煽られるだろうから。そしてゆっくりなら蜜の糸も途切れづらい、徹底的に恥ずかしい思いをさせようと意地悪を重ね、ショーツを下ろしていく)
ヴィヴィ > 女らしい生き方、なんて……学んで、ない。
(だから己を晒すことが怖いのだと、認める。確かに、己の性から逃れることはできない。説き伏せてくる言葉に、拙い思いを打ち明けていく。そして、少しだけ与えられた猶予。首肯しようとして蕾への甘噛みに喉を反らして感じる。)
あ、ぁ、や……だめ、見ないで……っ。
(膝を閉じようとする。儚い抵抗。叶わずに下肢へと降りる男の手が、ショーツに掛かる。ゆっくりと、羞恥を煽るような仕草に、目論見通りに恥じらう。男の手を止めようと両手を男のそれに重ねるが、ぴとりと張り付いたクロッチ部分が肌から離れると、つぅっと蜜が糸を引く。くち、と微かに水音さえ鳴って、手に力が入らない。身体は知ってしまった快感を求めて、手に力を入れさせない。ふるふると、銀髪を揺らして首を横に振る。だめ、はずかしい、と初心な反応を男に返して、更に嗜虐心を煽ってしまうだろうか。)
ヴィクトール > (学んでないといわれれば、そりゃそうだと呟きながら楽しげに微笑む)
学ぶとかじゃねぇよ、寄かかりゃいい。体も心も開いて寄かかりゃ、女を満たそうとするのが男だ。ヴィヴィもこんだけ俺を満たしてるんだ、寄りかかれよ。
(兄の受け売りみたいな言葉だが、自分もそうだと今思えた。こうも弱々しく、引っ張られながらも快楽に呑まれ、満たしてくれている。十分に女として男をくすぐり、触れて満たしたいと寄りかかられることを望んでいく。安心させようと銀の髪を優しく撫でながら見つめて)
……。
(剥がれ落ちるクロッチと、スリットの間に掛かる愛蜜の橋。厭らしい水音とともにそんなものを見させられれば、男の欲望は頂点に達する。下肢のジッパーを下ろし、ベルトを説いてさらけ出すイチモツは、彼女の予想していたような太く長い。一般的な大きさよりも一回り大きいものだ)
いい顔だ…女の顔出来るじゃねぇか、十分女らしいぜ? だからこんなになっちまったけど。
(顔を近づけながらささやき、証拠の熱をスリットへ押し当てる。割れ目を亀頭でほぐすようにクレパスの間へ食い込ませ、蜜を先端へと塗りこんでいく。膣口をそのままくすぐり、無理矢理には押し込まないようにしながら、唇の開き具合を確かめるだろう)
ヴィヴィ > (男の楽しげな笑みを、見上げる。どこか惚けたような、幼げな顔で。男を満たす、寄りかかる。そんな言葉が脳内へと流れ込んで、快感に乱れた中を泳ぎ回る。そうなのか、そうしていいのか。そうなっていいのか。己の有り様を、まとまらない頭で考え。
愛蜜の糸を長く引いていく様に恥じらい、己の両手で顔を覆う。それでも耳に男の衣服を下ろす衣擦れの音に、ちらりと指の間から覗き見て。息を飲む。その太さに、長さに、大きさに。初めて目視した男の逸物に恐怖する。)
……や、むり。そんなの……入るわけ、ない。
(快感と羞恥に赤く染まった頬。囁きにも首を横に振る。しかし、男の熱が秘所へ押し当てられれば、期待に身体は蕩ける。甘い声が零れる。先端へと蜜を塗り込めていくそばから、更に蜜が溢れ出してくる。解されていないそこは、男を一度しか受け入れたことがなく、十分に濡れそぼっていてもなお、狭い。だが押し当てた先端へと膣口は吸い付いて、挿入を強請るようだ。)
ヴィクトール > 寄りかかりやすいように、俺もなるべくするからよ…?
(こんなに優しく女を抱くのは少ない方で、内心、心の成長がまだまだの彼女を傷つけないようにと、緊張するところもある。入らないと頭を振る姿も子供っぽさを感じれば、微笑みながら体を抱きしめる。彼女の顔を自身の胸板へ埋めさせて、腕の中に包むように)
かなりドロドロだから大丈夫だ、ゆっくりやる…痛かったらいえ? 我儘もいっぱい言って強請ってくれ…。
(寄りかかられることを求め、緩やかに囁く。吸い付く唇へしっかりと亀頭を宛てがえば、それを約束通りゆっくりとお仕込み始めた。粘膜を傷つけぬように、怖がらせぬように、時折優しく髪を撫でながら、ずる…ずる…と静かな侵入を始めていき、先端は奥底を目指す。無論途中で痛みを訴えればすぐに止めるだろうけれど)
ヴィヴィ > ヴィク、トール……。
(迷子の子供のように心細げに、初めて男の名を呼んだ。女の身体に、心が追いついていない。男の胸板に抱き寄せられれば、とくん、と鳴る鼓動に耳を澄ませた。)
ん、んんっ……我儘、なんて、わから、ない……。
(潤んだ瞳は不安げで、優しい男に本当に縋ってしまっていいのかと怯えているようだった。宛てがわれた亀頭が少し、押し込まれるだけで、蜜が膣内から押し出されて溢れてくる。とろとろに蕩けたそこは、狭く、きつく絡みついていく。ぴり、と微かな痛みが走るが、それ以上に大きな逸物を飲み込むことに対する圧迫感に、短く呼気を繰り返した。)
あ、ぁっ、はい、って……くるぅ……。
(信じられない、と言いたげに。男が殊更に慎重に、ゆっくりと進めているからか、痛みに喘ぐことはなく、ただ挿入される違和感と圧迫感、それからじんじんと痺れのように秘所から全身へ、脳髄へと流れ込む快感に声をあげた。)
ヴィクトール > …ヴィヴィ、いい子だ…。
(不安に満ちた声で自分を呼ぶ。大丈夫だと諭し、安心させようとこちらも名を呼びかけて、子供をあやすように囁く。興奮に先程まで激しかった鼓動は、目の前の女を大切にしたいと願うことで落ち着きを取り戻し、緩やかなリズムで力強い鼓動を響かせる)
マジかよ…ヴィヴィは優等生しすぎたかもな。欲しけりゃもっととか、痛けりゃ止めてだとか、素直にいえばいい。
(簡単だろう?なんて連ねながらニカッと笑う。怯える少女を抱きしめたまま挿入を続けていく。密着というよりはキツイほどの絡み具合を感じつつも、熱と柔らかさに脈動する陰茎からは、快楽とともに僅かな痛みが感じる)
キツイな…痛く、ないか……?
(彼女のほうが不慣れな分痛いだろうと思うと、気にかけながら腕の中の少女と化した娘を見つめる。痛まぬなら、そのまま奥へと静かに沈めていき、子宮口を亀頭でごりっと小突きあげるだろう。抱擁しつつ、銀糸を撫でて…甘く甘く食していく)
ヴィヴィ > (まるで遠い昔にも叶わなかった父に甘えるように、鼓動の音に安心していく。ただそれだけ、そのままならば眠りに落ちてしまいそうなほどに。だが、そのままではいられない。そこにいるのは親子ではなく、ましてや大人と子供でもなく、男と女だから。)
……わ、わか、った……。
(快活な笑みに戸惑ったように頷く。そうして、抱きしめられたまま、違和感を深くへ沈めていく。蜜に蕩けて滑りはよく、きつく絡みつく膣内は男の陰茎をきゅうと吸い上げて、奥へ引き込もうとするようだ。破瓜の痛みも大きな方ではなかった己が、感じやすいのだとは知らぬまま、胎内から受ける圧迫感に、は、と息を吐いて生理的に滲んだ涙に濡れた瞳を男へ向ける。)
いた、くは……な、ぁっ、んん。……も、っと?
(あまりに優しい動きに焦れて、我儘とやらを口にしてみる。怖いのに、溺れてしまいたいのだと、矛盾する思考を抱えて。奥へ、静かに沈み込み、子宮口に亀頭がぶつかれば、軽い痛みを覚えて、ひぅ、と啼く。優しい抱擁、髪を撫でられ、不思議な心地になっていく。己が溶け出してしまうような。包まれているようで、己が包み込んでいるような。不思議な、心地よさに目を細めた。そして、もう一度強請る。)
……もっと、して。
(いっそ何もかも飛んでしまうほどに激しく、溺れてしまいたい、と。願う。)
ヴィクトール > (分かったと返事があれば、再びいい子だと囁いて優しく撫でる。甘え下手で自身を奥へ隠したがる少女の本心を引き出すように。撫でながらに肉棒は奥へと滑り込んでいく)
そりゃよかった……ん?
(じっくりと奥へと押し込んでいき、とうとう奥底を小突きあげた。小さな悲鳴に楽しげに微笑み、その言葉の先を視線で求めると…簡潔な一言に男の燃えるような欲望が再燃してしまい、笑みに嗜虐的な雄らしいものが混じってしまう)
分かった…ペース、上げるぞ。
(よく強請ったというように銀糸を梳くように撫でて可愛がれば、腰をうねらせる。子袋の唇をコツ、コツと小刻みに小突きながらも速いペースでピストンし、徐々にストロークの幅を伸ばしていく。亀頭は先程より少しだけ膨れて、雁首がざり、ざりと肉襞を掻きむしるようにこすりつける。熱、滑り、柔らかさ、3つが男の欲を満たして加速の燃料となっていく)
すげぇ…気持ちいい、たまらねぇ…
(息を荒げながら感想が溢れる、もっと貪りたい。もっと刳りたいと爆ぜそうな嗜虐心を徐々に開放しながらピストンが続く)
ヴィヴィ > (優しかった男の顔に、嗜虐的な色が再び混じるのを見た。それを引き出したのがどうやら己らしいとまでは理解して。甘え下手な女が、男の背中へ怖々と両手を伸ばす。少しずつ、受け入れる体勢へと変わっていく。)
あ、あ……して。
(またしても、強請る。囁くように、ペースを上げると宣言した男へ。褒めるように髪を撫でられて照れたように視線を逸らす。が、男の腰がうねり、最奥を小突くように、速いペースで突き上げられ、徐々にストロークが大きくなれば。)
あっ、は、あぁっ、んっ、ふぁ……ぁん。
(甘い、甘い嬌声が鳴り響く。肉襞は絡みつくように蠢き、子宮口までも微かに収縮して搾り取ろうとするように。膣内は正直に快感に溺れていた。熱く潤んだ膣壁は滑りよく、男の分身を迎え入れて、柔らかく解れていく。)
あっ、も、う、おかしく、なっ、る……んんっ。
(じゅぶじゅぶと、溢れる蜜音を響かせて、思考を蕩かせて譫言のように言った。貪られて、刳られて、快感に涙を零した。ちかちか、と閉じた瞼の裏に光がちらつく。絶頂が、近かった。)
ヴィクトール > (背中に回る掌、甘え始めてくれたなと実感が強まれば同時に自身の欲を開放するキッカケにもなる。おねだりに腰を動かしながらも頷けば彼女の体を横向きに倒していき、側臥位へと変えていく)
っ…ちょうどいい感じ…だなっ
(ぐいっと足を広げさせ、股座を晒すようなはしたない格好にさせると、突き上げる位置が変わる。腹側をついていた鈴口が脇腹側を抉るのだ。正面や後ろからでは当たらぬ、刺激なれしないところを遠慮無く、ズン、ズンと突き上げ、尻肉を腰で叩いた。ほぐれた胎内のいい塩梅の締め付けが心地よく、先走りを中にこぼしながら男も上り詰めていく)
じゃあ…もっとだ…なっ
(そのまま後背位へ、ぐねりと体を動かすことで、亀頭が膣の奥底を暴れる。怖がらせないように背中に胸板を押し付けるように密着させ、抱き寄せながら女の尻を上げさせる。尻をつきだした卑猥な格好のままに、ラストスパートと小刻みに速い抽挿を繰り返す。膨れきった亀頭ががむしゃらに襞をかき混ぜ、蜜を掻き出し、濁った汁を吐き出す)
…っ…いくぞ…ヴィヴィ…!
(男も限界が近い、脈動とともに加速するピストン。最後にグリグリっと奥底抉るように腰をひねると、限界が訪れた)
っ……!
(どぐんと爆ぜる白濁は、一気に駆け上っていき子宮口の小さな隙間へと押し付けられていく。瞬間に突き抜ける快楽に背筋をぶるりとふるわせ、ぎゅうっと抱きしめる。逃がさんと種付けでもするかのような密着、射精の途中にも淡く腰を動かして小突き、余韻を深めて味わう)
ヴィヴィ > (ぐい、と男の手が己の身体を横向ける。そうして足を広げさせられれば、はしたない格好に羞恥を覚えて身を捩る。そうすることで、逆に擦れ具合がよく感じてしまうことになって、高く啼く。)
ひ、ぁ、やぁ……っ、はずか、しいっ……こんな、のぉ……っ。
(ふるふると首を振る度に銀髪がさらさらと揺れる。激しいピストンに藁の山が乾いた音を立てる。ただでさえ、行為自体に慣れていない上に、初めて感じる場所への刺激に堪えられるわけもなく。達してしまう。それでも尚、男の動きは止まらない。小刻みに痙攣している中を擦りながら、今度は両膝をついた四つん這いの体勢へと変えられる。膣壁を抉る動きに、全身を震わせた。)
あぁっ、もぅ、だめ、だめぇっ……変、に……っ。
(快感の波に攫われて、甲高い声で喘ぐ。荒い呼吸、汗が薄らと肌に浮かぶ。背中に感じる胸板の、熱い体温。小刻みの速い抽挿に、達したばかりの敏感な膣内は痙攣しながら、収縮して、吸い付いた。)
や、は、あぁぁぁぁっ!
(男の脈動に震えていた身体、奥底を抉るようにひねられた瞬間。男の限界と合わせるように、再び、脳裏を白く染めるほどの快感の波に襲われた。胎内へ感じる勢いの度に、ん、と喘いで喉を反らす。じんじんと、痺れたような余韻の中で淡く動かれれば、はぁ、と甘く熱い吐息が漏れて。快感に蕩けたことが知れるだろうか。)
ヴィクトール > (恥じらいの声に一層興奮し、快楽に呑まれていく様に独占欲を満たしていく。あんなに嫌がっていた女が、ここまで乱れてくれるなら男冥利に尽きるというもの。濃厚な粘液とかした精子を前立腺液と共に子宮内へ注ぎこみ、一滴残らずその中へと吐瀉すれば、溢れないように押し込みつつ器用に体を回して、正常位へ。向かい合わせになりながら甘い吐息をこぼす女を抱きしめ、その顔を見つめる)
気持ちよかったぜ…いい子だ
(最高の快楽だったというように褒め言葉を、そして銀糸を撫でながら唇を重ねる甘い口吻を。そのまま体を倒して肌を重ねれば、耳元に囁いていく)
…決まったか?
(意を決して女になるのか、迷いながら死ぬ兵士を選ぶのか。再度彼女の答えを求める)、
ヴィヴィ > (結局、散々に乱れてしまった。そんな己を知る。器用にぐるりと体勢を変えられ、向かい合えば、抱きしめて顔を見つめられる。金眼にまだ潤んで呆けたような碧眼を向ける。数度、瞬き。)
……ああ、私も、きもち、よかった……と思う。
(恥ずかしげに、嬌声を上げすぎたせいで少し痛む喉で、微かに微笑みながら答えた。ん、と小さく零して唇を重ねる甘い口吻を受け入れ、ばさりと藁を鳴らして倒れ、肌を密着させる。耳元へ落ちた囁きに、悲しげな決意を込めた笑みが浮かんだ。)
……決めたよ。私は、生きる。……ただし、生きる場所は自分で決める。
だから、ヴィクトール。あなたに攫われてはやれない。
ヴィクトール > (潤んで呆けた表情を見つめん柄、恥じらいの声が聞こえる。満足気に微笑みながら「そうか」と囁やけば、唇を重ねていく)
…そうか、それならいい。生きてりゃ…またあって、こんなことも出来るしな。
(ついていけないとしっかりというのであれば、残念そうに苦笑いを浮かべて受け止める。名残惜しいというように抱きしめなおして、体をすり合わせていく)
で、どう生きるんだ…?ノープラン、ってわけじゃねぇだろ。
(自分よりは賢いはずだ、行き当たりばったりに突撃するとは思えず、今の考えを問いかけながら頬を撫でていく)
ヴィヴィ > (男が浮かべた残念そうな苦笑いには、申し訳なさげに眉尻を下げて。名残を惜しむように抱きしめ直されるまま、己からも一度、そっと抱きしめて。)
……ティルヒア様は、戦線を離脱する者を赦免されている。
軍属を抜けて……そうだな。冒険者なり傭兵なり、自分の食い扶持くらいは稼げるだろう。
(兵士として生きてきた故に。戦う以外の生き方は、今更持てそうになかったから、楽観的にそんな言葉を吐く。だが、内心はぎりぎりまでティルヒアの元にいるつもりだった。この戦争の決着がついたと、納得できるまでは。ティルヒアと敵対する可能性のある場所になど行く気もなかった。)
ヴィクトール > (ここまで女らしいところに触れられた分、とても名残惜しい。表情が曇るのを見れば、今度は男して強く掻っ攫いたいと思ってしまうのを堪える)
…ははっ、意外とアバウトだな。
(軍属を抜けて戦いに携わる仕事につく。ざっくりとした答えに、予想外と目を丸くしてから楽しげに微笑み、戯れるように頬へ唇を押し付けていく。それから服のポケットに入れていた四つ折りの紙を取り出すと、白い手に握らせていく)
ング=ラネク山の麓に俺らの私有地がある、抜けた後困ったらそこに来てくれ、面倒みるからよ。
(魔導鉱石の採掘が行われているポイントの一部、山の麓なので行きやすい場所ではあるだろう。脱ぎ散らかした服を引っ張り寄せ、互いの体に被せるようにすると抱きしめたまま、藁の布団へ転がる)
もう暫くこのままでいさせてくれ…いい女過ぎてマジで手放すのが辛ぇよ。
(日が昇って、兵士達が動き出すまで長い時間はないだろう。少しでもとさみしげに呟くのを無理に笑って誤魔化し、今度は男から強請った)
ヴィヴィ > (アバウト、と言われてしまえばその通りだった。何しろティルヒアで武人の家に生まれ、兵士として育ち、暮らしてきたのだ。それ以外のものなど伝手も頼りもまったくなかった。それでも、微笑みと共に戯れに押し付けられる唇を頬に受けながら、笑い返して。)
実は、そう器用でもないんだ。……ありがとう。何かあったら、あてにさせてもらう。
(ング=ラネク山の麓、とだけ聞いて鉱山関係かと思いつつ。脱ぎ散らかした服を被って藁の布団に身を寄せ合ったまま転がる。男の胸に、そっと身を擦り寄せた。)
……私の何をそんなに気に入ったか知らないけれど、その……ありがとう。
(いい女、と何度言われただろう。くすぐったいその言葉をようやく、受け入れて淡く微笑む。男の強請るままに、まだしばらくは共に過ごすだろう。やがて日が昇り、離れなければならなくなるまでは。ちゅ、と男の首筋に、戯れに唇を押し付けた。気恥ずかしげに微笑む。)
ヴィクトール > (そう器用ではないというが、だろうなと納得した様子で頷いている。自身の生き死にすら立ち位置で縛るほど真面目過ぎたのだから、今はこうしてキスに微笑む様子に愛らしさを感じさせられるほど変わってくれている)
おぅ、別のティルヒアのやつも既にきてるからよ、遠慮なく来いよ。
(寧ろ、この男からすればきて欲しくてたまらない。少し期待に満ちた目で見つめながら、擦り寄る女を抱きしめて)
こう、構いたくなる感じと…抱いてる時の苛めたくなる感じがな…子供っぽいところもあるしよ……まぁ、色々だ、色々。
(相手を好む理由なんて、キッカケとタイミングさえ合えば何にでも化けてしまう。言葉にしきれぬ、刹那の間に生まれた思いを囁きながら、首筋のキスに「そういうところだ」何てささやき微笑む。残り少ないけれど穏やかに心地よい時間を過ごし、朝を迎えていくのだろう)
ヴィヴィ > (納得したように頷かれてしまえば、少しばかり不満げにふい、と顔を背けて。どうせ自分は不器用だ、と冗談めかして拗ねて見せて。)
……そうか。
(別のティルヒアの者と聞けば複雑そうな顔を一瞬浮かべてから、また男を見て微笑む。期待に満ちた目が居心地悪く、抱きしめられて身動ぎひとつ。)
……え、あ、いや。その、具体的に言われても……だな。
(恥じらい、困惑しながら告げられる細やかな理由に頬を紅潮させて。そうか、ともう一度頷いた。
この先の未来がどうなるのか、今はまだわからないけれど。この時をきっかけに己は生き意地を晒すこととなるのだろう。男と二人の穏やかな時を経て、やがて二人は朝日の中で別れを告げる。再会の約束はない。だが、生きていれば、また会うこともきっとあるのだろうと、そう思えた。)
ご案内:「◇“千年の女王の都”ティルヒア」からヴィヴィさんが去りました。<補足:銀髪、碧眼、軽装の鎧姿>
ご案内:「◇“千年の女王の都”ティルヒア」からヴィクトールさんが去りました。<補足:黒の短髪に金の瞳、黒色の戦装束に身の丈ほどあるクレイモア>